アーカイブ - 2012年 4月 2日 - car

紙の本と電子書籍をまとめて検索できるサービス「e読書.jp」ベータ版が公開

現在入手可能な100万冊以上の本の中から紙/電子という形態を問わずに探すことができる統合検索サービス「e読書.jp」のベータ版が公開されています。出版デジタル機構、hon.jp、国立情報学研究所(NII)の協力を得て、NPO連想出版が構築・運営しているものです。

e読書.jp
http://edokusho.jp/

参考:
国立情報学研究所(NII)、「e読書ラボ」を正式オープン
http://current.ndl.go.jp/node/19209

国立国会図書館の長尾真館長が退任、大滝則忠新館長が就任

国立国会図書館の長尾真館長が2012年3月31日付けで退任し、2012年4月1日付けで大滝則忠(おおたき・のりただ)新館長が15代目の館長に就任しました。

館長に大滝則忠が就任(国立国会図書館 2012/4/2付けのお知らせ)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1194294_1827.html

米国政府が2億ドル以上を投じるビッグデータ研究開発イニシアティブを発表、LC・NLM・NARA関連のプログラムも

2012年3月29日に米国政府がビッグデータ関連の総額2億ドル以上を投じた研究開発イニシアティブの概要を発表しました。このイニシアティブでは、米国科学技術政策局(OSTP)・米国国防総省(DoD)・米国国立衛生研究所(NIH)・米国国立科学財団(NSF)・米国エネルギー省(DoE)、米国地質調査所(USGS)の6つの政府機関が主導して、巨大なデジタルデータの組織化やそこからの知識抽出等を行うための技術やツールの開発を行うとされています。あわせて公表されたファクトシートには、米国議会図書館(LC)での用途も想定されている“The High Performance Storage System”や、米国国立公文書館(NARA)による“The Cyberinfrastructure for a Billion Electronic Records”、米国国立医学図書館(NLM)による“Informatics for Integrating Biology and the Bedside”といったプログラムも紹介されています。

Fact Sheet: Big Data Across the Federal Government(PDF:14ページ)

フランスで20世紀の絶版書籍のデジタル利用を促進する法律が成立

米国議会図書館(LC)のサイトで、2012年3月にフランスで成立した、20世紀に出版されて絶版となっている書籍のデジタル利用を促進する法律についての解説記事が掲載されています。それによると、この法律により、2001年1月1日より前にフランスで出版され、商業的に入手不可能で現時点で紙でもデジタルでも出版されていない書籍は、フランス国立図書館が管理するデータベースに登録され、登録から6か月の間に異議がなかったものについては、出版者がデジタル化して利用できるようになるものとのことです。

France: Law on Digital Exploitation of Unavailable Books(LC 2011/3/26付けの記事)
http://www.loc.gov/lawweb/servlet/lloc_news?disp3_l205403052_text

LOI n° 2012-287 du 1er mars 2012 relative à l'exploitation numérique des livres indisponibles du xxe siècle (1) (フランス政府の法情報サイトLegifrance)

Amazon.comに在庫のある図書を年代別にグラフ化すると...(記事紹介)

2012年3月30日付けのAtlanticで、イリノイ大学のPaul Heald教授が3月16日にカンタベリー大学で行なった研究報告が紹介されています。記事によると、Heald教授が学生にAmazon.comに在庫のあるフィクション2,500タイトルを抽出させ、その刊行年代順にグラフ化したところ、2000年から2010年という最近刊行された図書は多くあるものの、それ以前の1990年代から1930年代までの図書の数は大きく落ち込み、そして1920年代以前の図書が再び多く登場するという結果が得られたようです。この理由について、米国では1923年以前の図書がパブリックドメインとなっているからとしているようです。なお、Heald教授の報告はその動画がYouTubeで公開されています。

Do Bad Things Happen When Works Fall into the Public Domain: The Market for Audiobooks (YouTube 2012/3/17付けの動画)
http://www.youtube.com/watch?v=-DpfZcftI00

英国国立公文書館、文書館等の職員を対象とした情報提供サイト“Archives Sector”を開設

英国国立公文書館(TNA)が文書館やその関連組織の職員向けの情報提供サイト“Archives Sector”を開設しました。国家政策・戦略、助成金情報、統計、優良事例、標準、取り組み等、様々な情報がまとめられています。

Archives Sector
http://www.nationalarchives.gov.uk/archives-sector/

New website for the archives sector launched(The National Archives 2012/3/30付けニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/689.htm

岩手県立図書館、震災関連資料コーナーを本オープン

岩手県立図書館は、2011年10月にプレオープンしていた「震災関連資料コーナー」を、2012年4月1日に本オープンしています。資料点数の増加(プレオープン時の691点から約1,600点に)とともに、14のテーマ別に検索できるようになったこと、写真資料をコーナーに設置されたタブレット端末(iPad)で閲覧できるようになったこと、が変更点としてあげられています。また、同館のホームページでは、同館による震災対応状況の情報も更新されています。

震災関連資料コーナーの本オープンについて(岩手県立図書館 2012/4/1付けのお知らせ)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/info/info_20120401.html

震災関連資料コーナーのご案内
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/shinsailib/index.html

テーマ別検索(岩手県立図書館)
https://www.library.pref.iwate.jp/opac/wopc/pc/pages/ThemeSearch.jsp?srv=

当館の震災対応状況(岩手県立図書館)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/shien/index.html

社団法人日本複写権センターが公益社団法人日本複製権センターへ移行

2012年4月1日、社団法人日本複写権センターが、公益法人制度改革に伴い公益社団法人日本複製権センター(Japan Reproduction Rights Center:JRRC)へ移行しました。日本複写権センターは、書籍・学術文献等の著作物をコピーする際の手続きを簡素化することを目的として1991年に設立された著作権集中管理団体です。

日本複写権センター、社団から公益会社団に移行(MSN産経ニュース 2012/3/30付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120330/biz12033017270047-n1.htm

公益法人「複製権センター」発足へ=新聞などのコピー権を集中管理(時事ドットコム 2012/3/30付け記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012033000617

公益社団法人日本複製権センター(旧名:社団法人日本複写権センター)
http://www.jrrc.or.jp/

4月1日より公益社団法人として新たなスタート(日本複製権センター 2012/4/1付けお知らせ)
http://www.jrrc.or.jp/notices/detail_0081.html

参考:

東京外国語大学に大学文書館が発足

2012年4月から東京外国語大学に大学文書館が発足するようです。3月30日付けの同大学の記事によると、大学文書館では、大学の教育・研究活動に関わる資料を継続的に収集・整理・保存し、学内外の方が資料を利用できる環境を整備するとのことで、現在、大学文書館では大学史編纂事業の際に収集された資料の整理作業に着手しているとのことです。また、同大学附属図書館一階ギャラリーでは2012年3月22日から6月末日まで「史料に見る東京外国語大学」と題した企画展示を開催しているようです。

東京外国語大学 大学文書館の発足のお知らせ (東京外国語大学 2012/3/30付けの記事)
http://www.tufs.ac.jp/topics/post_251.html

文化庁の『月刊文化財』2012年4月号が「東日本大震災から1年を経過して」特集

文化庁が刊行している『月刊文化財』の2012年4月号(No.583)で「東日本大震災から1年を経過して」という特集が組まれています。「巻頭言」「総論」「被災状況と復旧対策」に続いて、伝統文化課、美術学芸課、記念物課、参事官(建造物担当)それぞれの取り組みについて紹介されているようです。

月刊文化財平成24年4月号(No.583)目次(PDF:1ページ)
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkazai/pdf/1204_mokuji.pdf

月刊文化財 今月号のご紹介(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkazai/kongetsu.html

慶應義塾図書館がグーテンベルク聖書を特別展示 聖書の黄金装飾をCG化したiPad展示も

慶應義塾図書館が開館100周年にあたり、アジアで唯一同館が所蔵しているグーテンベルク聖書を特別展示するようです。「グーテンベルク聖書―世界初の印刷聖書―」と題した展示会では、2012年4月5日から4月28日までの全期間でグーテンベルク聖書のファクシミリ版5点とその他聖書を展示し、4月25日から28日までの期間限定でグーテンベルク聖書の原本を特別展示するとのことです。また、同大学のデジタルメディア・コンテンツ統合研究センターの協力を得て作成された、グーテンベルク聖書の黄金装飾のCGをiPadで閲覧する展示も行なうようです。なお、同展示会は、一般の方(高校生以上)も入場無料で見学できるようです。

図書館展示室 展示情報
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/archives/exhibit/

京極夏彦氏が電子書籍収入によって被災地における文化財レスキュー事業を継続支援へ

作家の京極夏彦氏が、自身の著作の電子書籍版の販売によって得られた収入の一部を文化財保護・芸術研究助成財団に寄付していくことによって、文化庁等による被災地における文化財レスキュー事業を継続的に支援することを発表しました。対象となるのは、京極氏のデビュー作『姑獲鳥の夏』を含めた「電子百鬼夜行シリーズ」で、その寄付金は「京極ファンド」として、古文書を中心とした紙の文化財の修復・保存に使われる予定とのことです。プレスリリースでは「『電子』が生み出したお金を『紙』の救援に役立てることで、「紙」の書籍と電子が共存共栄するというメッセージを出版界から次世代へ向けて発信したい」とされています。

「電子」が生んだお金を「紙」の救援に! 「京極ファンド」設立(株式会社講談社 2012/3/30付けプレスリリース)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000001719.html

京極夏彦がファンド設立 「被災文化財レスキュー事業」を継続支援(ORICON STYLE 2012/3/30付け記事)
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/2009433/full/

京極夏彦さんが被災文化財を救援 電子書籍収入を寄付(47NEWS 2012/3/30付け記事)

九州大学附属図書館の“Cute.Catalog”がレスポンシブウェブデザインによるスマートフォン対応

九州大学附属図書館のディスカバリインタフェース“Cute.Catalog”がスマートフォン表示に対応したそうです。レスポンシブウェブデザイン(responsive web design)という手法を採用しており、URLはPC版と同一ですが、スマートフォンでアクセスした際のように表示画面が小さい場合には自動的に最適化されたデザインで表示されるようになっているようです。スマートフォンやタブレット端末の普及に伴いレスポンシブウェブデザインを採用するウェブサイトは増加しているようで、検索サービスでは例えばYahoo!検索でも採用されています。

Cute.Catalog
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/

Cute.Catalogがスマートフォン表示に対応、他所在一覧の表示順改善(Cute.dev: ディスカバリサービス開発日誌 2012/3/30付け記事)
http://d.hatena.ne.jp/Cute_dev/20120330/1333109610

スマホ対応の新潮流「レスポンシブWebデザイン」とは?(ASCII.jp 2011/6/17付け記事)
http://ascii.jp/elem/000/000/613/613028/

神戸市立図書館、「貴重資料デジタルアーカイブズ」を公開

2012年3月31日、神戸市立図書館が「貴重資料デジタルアーカイブズ」を公開しました。同館が所蔵する、航路図、錦絵、絵葉書、写真、居留地関係資料等の572点が掲載されているそうです。また、同館では2011年に100周年を迎えたことを記念して『神戸市立図書館100年史』を発行しており、その第4章は「阪神・淡路大震災の被害と復興」となっています。

貴重資料デジタルアーカイブズ
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/arc/index.html

例)明治初期神戸写真帳
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/arc/items/107.html

例)神戸市大水害写真
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/arc/items/071.html?list=3&block=ka

『神戸市立図書館100年史』の発行について

信州大学附属図書館、『信州大学附属図書館研究』を創刊

信州大学附属図書館が『信州大学附属図書館研究』を創刊しました。第1号では、同館が約3万点の関係資料を所蔵している画家・彫刻家の石井鶴三が特集されており、その他、同館と慶尚大学の間の図書館交流に関する記事も掲載されています。

信州大学附属図書館研究(第一号)
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/publication/journal01.html

「附属図書館研究」1号を刊行しましたお知らせ(信州大学附属図書館 2012/3/30付けお知らせ)
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/information/2012/03/post-18.html

お茶の水女子大学附属図書館、ディスカバリインタフェース“Ochanomizu Search”のベータ版を公開

2012年3月30日、お茶の水女子大学附属図書館が“Ochanomizu Search”ベータ版を公開しました。Serials Solutions社のディスカバリインタフェース“Summon”を用いたサービスのようです。日本国内では、他に九州大学や佛教大学がSummonを導入しています。また、同日付けで電子ジャーナル・電子ブックリストをリニューアルしたそうです。

Ochanomizu Search
http://ocha.summon.serialssolutions.com/

電子ジャーナル・電子ブックリスト
http://yc6au9sr3t.search.serialssolutions.com/

お茶の水女子大学附属図書館(What's Newに2012/03/30付けで「「Ochanomizu Search β版」を公開しました」とあり)
http://www.lib.ocha.ac.jp/

参考:
北京大学図書館、中国で初めてSerials Solutions社のディスカバリインタフェース“Summon”を導入
http://current.ndl.go.jp/node/19582

九州大学附属図書館、ディスカバリ・サービス“Cute.Search”と蔵書検索“Cute.Catalog”のベータ版を公開