博物館・美術館の所蔵作品や館内の様子をウェブサイトで公開するGoogle Art Projectに参加した東京国立博物館が、Googleによる館内撮影の様子等の舞台裏をブログで紹介しています。2011年10月に5日間かけて同館本館と法隆寺宝物館の展示室が「トロリー」を使って撮影され、同館所蔵の国宝「観楓図屏風」(狩野秀頼筆)は70億画素という高解像度でデジタル化されたそうです。今回は、同館の他に、国立西洋美術館、サントリー美術館、ブリヂストン美術館、足立美術館、大原美術館の5館がGoogle Art Projectに参加しています。
米国カリフォルニア大学バークレー校の「バークレー電子図書館著作権プロジェクト」(Berkeley Digital Library Copyright Project)が、シリーズ刊行している白書の第3弾として“Orphan Works: Causes of the Problem”を公開しました。このたび公開された白書では、孤児著作物問題(Orpahn Works Problem)の原因について検証しています。
David R. Hansen, Orphan Works: Causes of the Problem (Berkeley Digital Library Copyright Project, White Paper No. 3, 2012) http://ssrn.com/abstract=2038068
New from Berkeley Digital Library Copyright Project: Third White Paper on Causes of the Orphan Works Problem (INFOdocekt 2012/4/11付けの記事)
2012年4月1日に、金沢大学資料館のVirtual Museum Projectが、第四高等学校およびその前身校で授業に使われていた掛図110点をデジタルアーカイブで公開しました。この資料群「第四高等学校教育掛図」は、総数739点(印刷図329点・手描図410点)で、今回公開された資料は、手描図のうち、植物・地史に分類される図です。なお、印刷図250点は、京都大学電子図書館のウェブサイトで「金沢大学所蔵近代教育掛図 印刷図編」として公開されています。
2012年4月6日にComplexが“The Top 10 Museums on Pinterest”と題する記事を掲載しています。記事では、米国のメトロポリタン美術館やスミソニアン博物館、ドイツのメルセデス・ベンツミュージアム等の博物館や美術館で、オンラインコルクボードサービスの“Pinterest”を活用している10の事例を紹介しています。