アーカイブ - 2012年 3月 5日 - car

英国国立公文書館、沈没から100年となるタイタニック号についてのウェブページを開設

英国国立公文書館(TNA)は、1912年4月の客船タイタニック号の沈没事故から100年となるのに合わせて、タイタニック号に関する資料や情報を閲覧できるウェブページを開設しています。乗客や乗組員についてのエピソード、関連する写真・画像等が閲覧できるほか、乗客リストを基に人物名でも情報を検索できるようです。

Titanic(TNAのサイト)
http://www.nationalarchives.gov.uk/titanic/

Titanic 1912-2012: commemorating the centenary(TNA 2012/3/1付けのニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/682.htm

米国の著作者団体、HathiTrustによるデジタル化の適法性についての判断を求める文書を裁判所に提出

米国の大学図書館等によるデジタル化資料のリポジトリHathiTrust等に対して著作権侵害の訴訟を起こしている米国の著作者団体Authors Guildは、2012年2月28日付けで、裁判所に対し、HathiTrustの行為の適法性についての判断を求める文書を提出しています。文書では、HathiTrustの行為は、米国著作権法第108条で規定されている図書館での複製等が認められる場合を超えたものであり、またフェアユースにも該当しないと主張し、その行為の適法性について、一部判決(partial judgement)を求めたものです。

Plaintiffs Seek Fair Use Ruling in Mass Book Digitization Case(Authors Guildのブログ 2012/2/29付けの記事)
http://blog.authorsguild.org/2012/02/29/plaintiffs-seek-fair-use-ruling-in-mass-book-digitization-case/

図書館での書籍大量電子化はフェアユースではない~米著作者団体が申し立て(INTERNET Watch 2012/3/1付けの記事)

電子フロンティア財団、モバイルユーザのためのプライバシー権利章典を発表

2012年3月2日、電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation:EFF)が「モバイルユーザのためのプライバシー権利章典」(Mobile User Privacy Bill of Rights)を発表しました。常にネットワークに接続しており、位置情報や写真等のデータを保持しているモバイル端末はセキュリティの問題を抱えているとし、サービス等の開発者は以下の6点を尊重すべきだとしている。また、そのために推奨される技術的事項も紹介されている。

・ユーザ個人によるコントロール
・必要最小限のデータ収集
・透明性
・用途を限定したデータ使用
・セキュリティ
・説明責任

Mobile User Privacy Bill of Rights(電子フロンティア財団 2012/3/2付け)
https://www.eff.org/deeplinks/2012/03/best-practices-respect-mobile-user-bill-rights

電子フロンティア財団、モバイルユーザーのためのプライバシー権利章典を公開(CNET Japan 2012/3/5付け記事)
http://japan.cnet.com/news/society/35014775/

参考:

中国語データベース「中華語文知識庫」中国・台湾で公開

2012年2月8日に、中国語に関するデータベース「中華語文知識庫」が、中国と台湾で同時公開されたようです。「中華語文知識庫」は、台湾海峡の両岸のバージョンとして大陸版、台湾版がそれぞれ作られており、その両岸で使用されている中国語について約5,000字の漢字と3万語近くの語彙のほか、学術用語約5万語の対照表等が収録されているようです。また、随時追加や修正が可能で、一般利用者による書き込みについては専門家の審査を経てデータベースに反映されるようです。

中华语文知识库(大陸版)
http://www.zhonghuayuwen.org/

中華語文知識庫 (台湾版)
http://chinese-linguipedia.org/clk/index.do

“Chinese Language Knowledge Base”, the First Chinese Language Cloud Computing Lexicon, Goes Online Across the Strait February 8th (臺灣書院の記事)
http://taiwanacademy.tw/en/about/news_120221.jsp

馬英九総統が「中華語文知識庫」を通じた両岸の中国語相互理解促進に期待 (台湾週報 2012/2/8付けの記事)

Googleが「未来へのキオク」プロジェクトの活動レポートを公開、投稿された動画・写真のキーワード検索機能も追加

Googleが2011年5月から実施している「未来へのキオク」プロジェクトが、総投稿数等の統計や活動の足取りをまとめたレポートを公開し、合わせて、投稿された動画や写真をキーワードで検索する機能を追加したと発表しました。レポートによると、2011年2月末時点で、49,936件の写真・動画が集まっており、地域別では宮城県石巻市で撮影されたものが一番多いようです。また、もう一度見たいとリクエストされたテーマは552件で、そのうち写真・動画が集まってないテーマは「好間町にひろがっていた田畑」や「久之浜第一幼稚園の桜が咲いている頃の写真」等の375件だそうです。

未来へのキオク - レポート
http://www.miraikioku.com/report.html

「未来へのキオク」 では、「キオク」の投稿をお待ちしています。(Google Japan Blog 2012/3/5付け記事)
http://googlejapan.blogspot.com/2012/03/blog-post.html

参考:
「震災の記憶、未来へいかにつなぐか──デジタルアーカイブの挑戦」(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/19869

Google、東日本大震災被災地域のストリートビューをGoogleマップと「未来へのキオク」で提供開始

米国の大手出版社ランダムハウスが図書館向け電子書籍の販売価格を3倍に値上げ

米国の「ビッグ6」に数えられる大手出版社のランダムハウス(Random House)社が、2012年3月1日に図書館向けの電子書籍の販売価格を値上げしたと発表したようです。価格が3倍になるものもあるようで、The Digital Shift誌にはその概要と合わせて米国の図書館の声や同社のスポークスマンから寄せられた声明が取り上げられています。声明の内容は以下のようなものです。

・電子書籍の新価格は紙書籍版の刊行状況に合わせて決まり、原則として「新刊については65~85ドル」「刊行から数か月が経過した(ペーパーバックが刊行される頃)ものについては25~50ドル」「子ども向けの新刊については35~85ドル」「子ども向けの既刊やペーパーバックについては25~45ドル」というものである。
・紙書籍版の価格により、上記の範囲を上回る/下回ることもある。
・図書館向けオーディオブックについても同様である。
・この値上げは、既に購入済みの電子書籍については影響しない。

優れた准専門職図書館員を称える、2012年の“Paralibrarian of the Year”が発表される

米Library Journal誌が、優れた准専門職図書館員(=図書館情報学修士号(MLIS)を持たない)を表彰する“Paralibrarian of the Year”賞の2012年の受賞者を発表しています。選ばれたのは、フロリダ州のボルシア郡公共図書館で働いて17年になるダルキスト(Linda Dahlquist)氏です。レファレンス担当である彼女は「レファレンスカウンターにはちょっと偉そうなところがあるから」と、ノートパソコンを持って図書館の玄関付近で利用者を出迎えて、あちこちうろついてレファレンスサービスを行うというサービスを始めたそうです。上司は彼女のことを「利用者サービスにおいて、彼女ほど理想に向けて近づこうとする人はいないわ」と評しているようです。この賞は、2009年まで“Paraprofessional of the Year”という名前で実施されていましたが、2010年に、受賞者たちのプロ意識(professionalism)に敬意を表して現在の名前に変更されたそうです。

Paralibrarian of the Year 2012: Linda Dahlquist(Library Journal 2012/2/28付け記事)

国立国語研究所、『金剛頂一切如來眞實攝大乘現證大教王經』巻第一の画像を試験公開

2012年3月5日に、国立国語研究所が、同研究所が所蔵する『金剛頂一切如來眞實攝大乘現證大教王經』の巻第一の画像の試験公開を始めました。同研究所の説明によると、『金剛頂一切如來眞實攝大乘現證大教王經』は、唐の天宝12(753)年に不空が訳出した漢文テキストで、『大日経』と並ぶ密教の代表的経典とのことです。また、国立国語研究所蔵本は、平安末期写と推定される書写本とのことです。

国立国語研究所蔵 金剛頂一切如來眞實攝大乘現證大教王經 閲覧システム
http://www2.ninjal.ac.jp/kongochokyo/

早稲田大学図書館に関する疑問を学生自身が学生目線で解説するブログ「りぶろぐ!」公開

早稲田大学の在学生が新入生をサポートする大学公認のプロジェクト「こうはいナビ」が、2012年3月5日に、早稲田大学図書館を案内するブログ「りぶろぐ!」を公開したようです。この「りぶろぐ!」では、新入生、在学生の図書館に関する疑問を学生自身が、学生目線で解説するというもののようです。

りぶろぐ!~学生による図書館案内ブログ
http://blogadmin.quon.asia/yomimono/waseda/toshokan/

学生による図書館案内ブログ「りぶろぐ!」開設のお知らせ (早稲田大学図書館 2012/3/5付けの記事)
http://www.wul.waseda.ac.jp/news/news_detail.html?news_no=279&page_no=1

NIIとOpenIDファウンデーション・ジャパンが、学術認証フェデレーションと民間サービスの連携に関する研究を開始

2012年3月5日、国立情報学研究所(NII)が、一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパンと共同して、学術認証フェデレーション(学認)と民間企業の提供するサービスをつなぐ「トラストフレームワーク」に関する研究を開始すると発表しました。研究の第一弾として、学生IDのためのトラストフレームワーク“Student Identity Trust Framework”を策定し、民間企業が同フレームワークに準拠した学生向けサービスを提供することを支援するそうです。具体的なメリットとして、学生は大学が発行するIDでそのような民間サービスにログインすることが可能になり、学割等の特典サービスを受けられるようになる等と説明されています。

産学のIDをつなぐ世界初のトラストフレームワークの研究に着手 ~利用者情報の安全な流通を目指し、学生向けサービスの提供を支援~(NII 2012/3/5付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/news/2011/0305/

最新ニュース&トピックス - 「信頼フレームワーク」セミナー Vol.2 ~学生IDを活用しオンライン学割サービスを提供しよう~ を実施致します。(OpenID Japan 2012/3/5付けニュース)

東京大学附属図書館、江戸時代の捕鯨の様子を描いた「(享保八年)紀州熊野浦諸鯨之圖」をデジタル化して公開

東京大学附属図書館と同大学情報基盤センターが、2012年3月5日に、デジタル化した「(享保八年)紀州熊野浦諸鯨之圖」を公開しました。この資料は同大学総合図書館が所蔵しているもので、内容・紙質が異なる3種の捕鯨図を貼り合せて折本に仕立てた絵図とされており、種々の鯨やそれを捕えようとする人間の様子に加え、サメ、イルカ、マンボウ、エイ等のさまざまな魚の姿も描かれているようです。

紀州熊野浦諸鯨之圖
http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/kujira/

電子版『(享保八年)紀州熊野浦諸鯨之圖』の公開(東京大学附属図書館 2012/3/5付けニュース)
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/soto_12_03_05.html

福岡県宮若市の図書館キャラをリリー・フランキーさんがデザイン

福岡県宮若市で2012年5月に開館予定の図書館「宮若リコリス」のイメージキャラクターをイラストレーターで小説家のリリー・フランキー氏がデザインしたそうです。

雑記帳:図書館キャラをリリー・フランキーさんデザイン(毎日jp 2012/3/4付けニュース)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120305k0000m040057000c.html

図書室(宮若市)
http://www.city.miyawaka.lg.jp/hp/menu000004300/hpg000004253.htm

彼岸花のあれこれ(宮若市)
http://www.city.miyawaka.lg.jp/hp/page000004800/hpg000004777.htm

平成23年度宮若市臨時職員(図書司書)希望者の登録について(宮若市 2012/2/29付け情報)
http://www.city.miyawaka.lg.jp/hp/page000006100/hpg000006098.htm

参考:
ゆるいのからゆるくないのまで、図書館キャラクターいろいろ
http://current.ndl.go.jp/node/14442

「ミュージアムキャラクターアワード2011」の結果が発表される