アーカイブ - 2012年 2月 - car

2月 17日

米国政府機関の提供するモバイル機器用アプリが100点に

米国政府機関によるモバイル機器用アプリが100点になったそうです。米国政府のポータルサイトusa.govに一覧(ダウンロードへのリンクあり)が掲載されています。行政機関だけでなく文化機関によるものも含まれており、米国議会図書館のバーチャルツアーのアプリ等も含まれています。

Mobile Apps(usa.gov)
http://apps.usa.gov/

Milestones: 100 Mobile Apps Now Listed in U.S. Government Directory(INFOdocket 2012/2/16付けの記事)
http://infodocket.com/2012/02/16/milestones-100-mobile-apps-now-listed-in-u-s-government-directory/

リニューアル開館する山口県立図書館に「マルチメディアデイジー室」が新設

2012年3月1日にリニューアル開館する山口県立図書館に、マルチメディアデイジー(DAISY)図書の専用施設「マルチメディアデイジー室」が新設されるとのことです。閲覧・貸出のほか、マルチメディアデイジー図書を活用した研修も行うことができるとのことです。マルチメディアデイジー図書とは、本文の文字・画像が音声に同期して表示される電子図書で、障害等により読書に困難がある人にも利用できるよう作成されているもので、同図書館では、現時点では120タイトルが用意されているようです。また、リニューアル記念イベントの一つとして、マルチメディアデイジー図書体験等も開催されるようです。

県立図書館リニューアル開館についてのお知らせ(山口県 2012/2/10付けの発表)
http://www.pref.yamaguchi.jp/press/201202/020978.html

神奈川県平塚市が電子書籍版広報紙をiTunesで配信、全国の自治体で初

2012年2月14日、神奈川県平塚市が、同市の広報紙である『広報ひらつか』の電子書籍版について、iTuneからポッドキャストで配信を開始すると発表しています。配信は2月15日から始められており、同市によると電子書籍版の広報紙をiTunesから配信するのは全国の自治体で初めての試みとのことです。なお、電子書籍版での公開自体については2011年3月から行なわれていたようです。

全国の自治体で初 iTunesから電子書籍版広報紙を配信 (神奈川県平塚市 2012/2/14付けの記事)
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pres20110375.htm

広報ひらつか電子書籍版のページ
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kouhou/ebooks.htm

ニューヨーク公共図書館(NYPL)、改革計画に対する利用者からの意見募集を開始

2012年2月15日にニューヨーク公共図書館(NYPL)の評議会が、NYPLの分館の拡大計画にとって重要なパイロットプロジェクトの計画と実施、および中央館にあたるスティーブン・A・シュワルツマン図書館の改装計画の開始について了承したようです。これを受け、NYPLは、2月16日に特設サイトを公開し、分館を含めNYPL全体の改革計画と今後のあり方について、研究者から市民、図書館スタッフにいたるまで様々な利用者から意見の募集を始めたようです。

Reimagining the Library for the Future (NYPLの改革計画のウェブサイト)
http://www.nypl.org/yourlibrary

Ex Libris社のリンクリゾルバSFXが電子ジャーナルアーカイビングLOCKSSと連携

2012年2月16日、Ex Libris社のリンクリゾルバ“SFX”と、米国スタンフォード大学が開発した電子ジャーナルアーカイビング“LOCKSS”(Lots of Copies Keep Stuff Safe)との連携が発表されました。連携の結果、SFX導入機関はそのターゲットとしてLOCKSSを追加することで、出版社のサイトで電子ジャーナルが利用できなくなった場合には、SFXの画面から各LOCKSS導入機関のアーカイブ(LOCKSS Box)へリンクされ、スムーズに該当ジャーナルへアクセスできるようになるとされています。

The LOCKSS program and Ex Libris SFX provide access to archived electronic resources (Ex Libris 2012/2/16付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/de/files/Germany/PressRelease/2012/LOCKSS_SFX_Provide_Access_to_Archived_Electronic_Resources.pdf

Accessing LOCKSS Content Through SFX (LOCKSS 2010/11/11付け文書)

1,000万ページ以上のデジタル化新聞をEuropeanaを通じて提供する“European Newspapers”プロジェクトが開始

2012年2月1日から、欧州の文化遺産ポータルEuropeanaを通じて、今後3年間で1,000万ページ以上のデジタル化新聞を提供する“European Newspapers”プロジェクトがスタートしました。同プロジェクトの目的は、デジタル化した新聞のデータを集約及び改良することで、OCR・OLR・固有表現抽出(NER)等の方法の改善や、各機関が提供するメタデータのEuropeana Data Modelへの変換を行うとされています。プロジェクトには、欧州研究図書館協会(LIBER)やリーダー機関のベルリン国立図書館をはじめとする欧州の17機関が参加しており、欧州委員会(EC)からの助成を受けているようです。

A Gateway to European Newspapers (LIBER 2012/2/16付けプレスリリース)
http://www.libereurope.eu/news/a-gateway-to-european-newspapers

参考:
CA1750 - 英国とオランダの国立図書館にみる新聞資料デジタル化プロジェクト / 佐々木美穂
http://current.ndl.go.jp/ca1750

E1230 - Europeana,デジタル文化資源のメタデータを自由利用へ

インプレスR&Dと大日本印刷が「オープン本棚」のWindows用ソフトを公開しユーザーテストを開始

2012年2月16日に、株式会社インプレスR&Dと大日本印刷株式会社が、共同で開発を進めている異なる電子書籍販売サイトで購入した電子書籍を一元管理するソフトウェア「オープン本棚」のWindows用ソフトを無償公開し、ユーザーテストを開始しました。これまでアンドロイド用アプリが公開されていましたが、今回の公開でWindowsとアンドロイドの2つのOSに対応したとのことです。

インプレスR&Dと大日本印刷 「オープン本棚」のWindows用ソフトを無償公開 Android搭載端末とWindows搭載パソコンとの併用で利便性が大幅に向上 (インプレスR&D 2012/2/16付けのプレスリリース)
http://www.impressrd.jp/news/120216/openbookshelf

中国の大学図書館コンソーシアムCALISが50万件の書誌レコードをOCLCのWorldCatへ投入

2012年2月16日、中国の大学図書館ネットワーク“CALIS”(China Academic Library and Information System)の書誌レコード50万件が、OCLCの総合目録WorldCatへ投入されたと発表されました。1987年から2001年までの出版物が対象とされています。OCLCとCALISはこのプロジェクトに関して2011年10月25日に協定を結んでいました。今回の投入をもってプロジェクトの第一フェーズを終了し、1年後に必要なコストやILLへの効果等を含めた評価を行う予定とのことです。

OCLC adds 500,000 records to WorldCat from China Academic Library and Information System (OCLC 2012/2/16付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201213.htm

CALIS
http://project.calis.edu.cn/

CALIS Union Catalog Center
http://project.calis.edu.cn/calis/lhml/

参考:
中国国家図書館がWorldCatに書誌レコードを提供

人文学研究のデジタル化に対応 CLIRとNITLEが新たなデジタル出版モデル“Anvil Academic”を発表

2012年2月13日、米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources:CLIR)と米国立技術・教養教育研究所(National Institute for Technology and Liberal Education:NITLE)が、新たな人文学のデジタル出版モデルとして“Anvil Academic”を発表しました。これは人文学研究が大規模なデータセットに基づいて行なわれるようになってきていることを受けて、これまでの伝統的な研究論文では表現できなかった、デジタル技術を反映させた新たな形式での学術出版を目的としているようです。Anvil Academicで出版される学術書は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供され、モバイル端末等でも利用できるものとなるようです。また、Anvil Academicを通じて刊行される学術書全てを、「米国デジタル公共図書館」(DPLA)で採用される標準やプロトコルに対応させるとともに、Anvil AcademicはEuropeanaの技術要件や、人文・社会科学の学術図書のオープンアクセスを推進するコンソーシアム“Open Access Publishing in European Networks”(OAPEN)のガイドラインに沿ったものとなるようです。

2月 16日

国立国会図書館、総務省「知のデジタルアーカイブに関する研究会」実証実験との連携を開始

2012年2月16日、国立国会図書館は、国立国会図書館サーチと総務省「知のデジタルアーカイブに関する研究会」実証実験との連携を開始しました。この度の連携により、秋田県公文書館、秋田県立近代美術館、秋田県立博物館、あきた文学資料館の一部データについて、国立国会図書館サーチで検索可能になりました。

総務省「知のデジタルアーカイブに関する研究会」実証実験との連携開始 (国立国会図書館サーチ 2012/2/16付けの記事)
http://iss.ndl.go.jp/information/2012/02/16_release-2/

歴史研究者への研究支援サービスの現状と課題とは何か ITHAKA S+Rが研究支援関係者へのインタビュー調査をまとめた中間報告書を公開

2012年2月14日に、米国の非営利団体ITHAKAの戦略・研究部門であるITHAKA S+Rが実施している調査プログラム“Research Support Services for Scholars”(RSS4S)が、歴史学研究の支援に携わる関係者のインタビュー調査結果をまとめた中間報告書を発表しています。この研究は、デジタル人文学等の登場によって、米国の歴史研究者の情報支援のニーズや研究環境がどのように変化しているのかを明らかにし、それをもとに研究者支援に役立ようというもののようです。この度公開された資料は、第1フェーズとして、歴史研究者の支援を担当している図書館や学協会、高等教育機関等の職員14名に対して行なわれたインタビュー結果がまとめているとのことです。RSS4Sは、この調査結果をもとに図書館員やアーキビスト、歴史研究者等のコミュニティでの議論に役立ててほしいとし、RSS4Sへのフィードバックも求めているようです。

Interim Report: Interviews with Research Support Professionals (PDF)

シンポジウム「東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~」の講演録が公開

2011年10月8日に開催されたシンポジウム「東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~」の議事録が公開されました。当日の講演やディスカッションでの発言が文字に起こされています。

議事録を公開いたしました。(311まるごとアーカイブス 2012/2/15付け)
http://311archives.jp/?module=blog&eid=16960&blk_id=14202

参考:
シンポジウム「東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~」の動画が公開
http://current.ndl.go.jp/node/19722

追手門大学附属図書館、「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」を公開

追手門大学附属図書館オーストラリア・ライブラリーが2012年2月16日に「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」を公開しました。オーストラリア外務貿易省・豪日交流基金の助成を受けているとされています。同サイトは2011年12月10日に試験公開されていたようです。

オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト(追手門大学)
http://www.oullib.otemon.ac.jp/aus/reference_site/index.php

オーストラリア・ライブラリー(追手門大学)
http://www.oullib.otemon.ac.jp/aus/aus_index.html

オーストラリア研究所(追手門大学)
http://www.otemon.ac.jp/cas/

OCLC、小規模図書館を対象に所蔵検索・貸出・予約も可能なウェブサイトを簡単に作れるクラウドサービスを開始

OCLCが、所蔵数2万点以下の小規模図書館を対象とした“Website for Small Libraries”というサービスのベータ版を開始したそうです。同サービスの導入館は、用意されたテンプレート等を利用して簡単に自館のウェブサイト(モバイル機器やタブレット端末にも対応)を作成することができ、所蔵資料や利用者のデータをインポートすることで所蔵検索、貸出、更新、予約、延滞料管理等を行うことも可能とされています。同サービスでは、統合図書館システムを導入していない、職員が1~2人しかいないような図書館等をターゲットとしているようです。利用料金は年間500ドルで、90日間のトライアルが可能とのことです。

OCLC WSSL: Website for Small Libraries
http://beta.worldcat.org/lib/

デモサイト(Loremville Public Library)
http://beta.worldcat.org/lib/n/us.tn.loremville-public-library/

オランダのライデン大学とBrill社が共同で中東写本資料11万ページをデジタル化へ

オランダの学術出版社Brillが、ライデン大学図書館と共同で、同館の所蔵する中東の写本資料をデジタル化すると発表しています。デジタル化の対象となるのは、267点の写本、合計109,517ページで、ほとんどがアラビア語(他にはオスマン語やペルシア語)のものとされています。

Leiden University Libraries and Brill digitize 110,000 Pages of Middle Eastern Manuscripts (Brill 2012/2/15付けプレスリリース)
http://www.brill.nl/news/leiden-university-libraries-and-brill-digitize-110000-pages-middle-eastern-manuscripts

子ども向けの本を100冊配達する別府市立図書館の「貸し出し文庫」が対象を民間施設へも拡大

大分県別府市立図書館が2011年7月に開始した「貸し出し文庫」が、2012年4月からその対象を、公共施設だけでなく、絵本等の子ども向けの本を置きたい民間施設へも拡大すると報じられています。「貸し出し文庫」は、保育所や幼稚園等の児童書を必要としている施設に対するアウトリーチサービスで、1回につき100冊程度の本を貸し出し、3か月ごとに同館の司書が新しい本と入れ替えるというものです。

民間施設にも貸し出し文庫 別府市立図書館(大分合同新聞 2012/2/15付けニュース)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_132926741713.html

貸出文庫について(別府市立図書館)
http://www.city.beppu.oita.jp/tosho/contents/announce/topics/index.html#03

プラド美術館、電子図書館を公開

2012年2月15日、スペインのプラド美術館(Museo Nacional del Prado)が電子図書館を公開しました。この電子図書館では、第一弾として、プラド美術館が設立された1819年から1996年までの、同館の所蔵絵画コレクションカタログ36巻がデジタル化され提供されているようです。デジタル化資料は画面上で閲覧できるほか、PDFでダウンロードすることもできるようです。プラド美術館は、今後も所蔵している貴重な手稿資料のコレクションや、コレクションカタログ等をデジタル化して提供する予定とのことです。

Biblioteca Digital(Museo Nacional del Pradoのウェブサイト)
http://www.museodelprado.es/investigacion/biblioteca/biblioteca-digital

El Museo del Prado pone en marcha su Biblioteca digital (Museo Nacional del Prado 2012/2/15付けの記事)

米国で公的助成研究成果のオープンアクセス化を求める“Federal Research Public Access Act”(FRPAA)法案が再提出される

2012年2月9日、米国の上院・下院に“Federal Research Public Access Act”(FRPAA)法案が提出されました。同法案はこれまで、2006年(上院)、2009年(上院)、2010年(下院)にも提出されています。FRPAAの内容は、外部委託研究の予算が年間1億ドルを超える連邦政府機関(現時点で農務省等11機関が該当)に対して、パブリックアクセス方針を策定して、助成を受けた研究者が査読論文をオープンアクセスで公開すること等を求めるというものです。このFRPAAに対して賛同の意を示す文書が、2012年2月14日付けで、米国法学図書館協会(AALL)、米国図書館協会(ALA)、大学・研究図書館協会(ACRL)、北米研究図書館協会(ARL)、クリエイティブコモンズ、Greater Western Library Alliance、Public Knowldge、Public Library of Science(PLoS)、SPARCの以上9団体から発表されました。

ARL等9団体が発表した文書(2012/2/14付けPDF文書)
http://www.arl.org/bm~doc/oawg-senate-frpaa-14feb2012.pdf

Federal Research Public Access Act(SPARC)

2月 15日

デジタル人文学ポータルサイトDigital Humanities Nowが新雑誌“Journal of Digital Humanities”を創刊へ

デジタル人文学の研究コミュニティの最新動向を紹介するポータルサイトDigital Humanities Nowが、2012年3月に“Journal of Digital Humanities”という新たな学術雑誌を刊行すると発表しています。論文は、Digital Humanities Nowのウェブサイトの“Editors' Choice”というカテゴリーに掲載されている記事の中から選ばれており、その形式はテキストのみではなく音声や動画などを含むものも掲載されるようです。査読はオープンピアレビュー形式で行なわれ、2月29日まで創刊号である第1巻第1号の論文8本が公開されているようです。

Volume1 Issue1 (Digital Humanities Nowのウェブサイト)
http://digitalhumanitiesnow.org/journal_1-1/

チェスター・ビーティー図書館の絵巻修復事業(記事紹介)

アジアと欧州の博物館ネットワークであるASEMUSの2012年2月7日付けの記事で、アイルランドのダブリンにあるチェスター・ビーティー図書館が住友財団の助成を受けて行なっている、17世紀に作られた日本の絵巻の修復事業を紹介しています。修復作業の進捗については、修復を担当しているrestorientのブログに掲載されているようです。

restorient
http://www.restorient.com/index.php

restorient blog
http://restorient.blogspot.com/

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