アーカイブ - 2012年 2月 - car

2月 21日

Europeana Librariesのアグリゲーションインフラの仕組み等を解説したデータ提供館向けハンドブック

2012年2月20日付けのLIBERの記事によると、欧州の大学図書館・研究図書館19館からなる資料デジタル化プロジェクトEuropeana Librariesが、データ提供館向けに、デジタル化資料が“Europeana”や“The European Library”のポータルサイトで利用できるようになる仕組み等について解説したハンドブック“European Library Standards handbook”を公開しているようです。ハンドブックには、データ提供館の役割、データ送信手順やそのために必要な技術的・組織的・財政的な条件、データ提供館にとって有用なリソース等がまとめられているようです。

The European Library Standards Handbook (PDF)
http://www.europeana-libraries.eu/documents/868553/50dd6233-7780-42fa-8e36-9678a0ee03cd

Now Launched: the European Library Standards Handbook (Ligue des Bibliotheques Europeennes de Recherche 2012/2/20付けの記事)

【イベント】第42回ディジタル図書館ワークショップ(3月・東京)

2012年3月13日に、筑波大学東京キャンパスで、第42回ディジタル図書館ワークショップが開催されます。一般講演に加えて、「メタデータスキーマを作ってみよう!」と題したワークショップが開催され、2010年度の総務省・新ICT利活用サービス創出支援事業で開発されたメタデータスキーマレジストリ“Meta Bridge”を使い、参加者が実際に手を動かしながら、メタデータスキーマの検索や新たなメタデータスキーマの作成を演習形式で体験できるとのことです。

第42回ディジタル図書館ワークショップ参加募集
http://www.dl.slis.tsukuba.ac.jp/DLworkshop/DLW-program.html

参考:
メタデータレジストリ“Meta Bridge”のアカウント登録受付が開始
http://current.ndl.go.jp/node/19926

東芝、音声読み上げに対応した電子書籍リーダー“BookPlace”を発売

2012年2月10日、東芝が電子書籍リーダー“BookPlace DB50”を発売開始したそうです。同リーダーには音声合成機能“TOSHIBA Speech Synthesis”を用いたコンテンツの音声読み上げ機能を備えており、読み上げに対応した電子書籍を音声で再生することができるようです。

東芝、電子書籍専用端末「BookPlace DB50」リリースの理由(ITmedia 2012/1/26付け記事)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1201/26/news101.html

東芝、電子書籍リーダー「BookPlace DB50」発表会(PCWatch 2012/1/26付け記事)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120126_507531.html?ref=garank

BookPlace
http://dynabook.com/pc/bookplace/

参考:
E894 - “Kindle2”が引き起こした,電子書籍と音声読み上げ機能の問題
http://current.ndl.go.jp/e894

Kindle2による、テキストデータの音声読み上げの品質は?

図書館は電子書籍にどう対応するのか、愛知県安城市長による米国東部図書館視察レポート

愛知県安城市の神谷学市長による米国図書館視察のレポートが同市のウェブサイトに掲載されています。2012年1月22日から29日にかけて米国東部の3都市を巡り、ニューヨーク公共図書館、フィラデルフィア公共図書館、ペンシルバニア大学図書館、テンプル大学図書館等を見学したそうです。現在、同市では新しい市立図書館を計画中で、IT化や電子書籍時代の図書館の在り方を調査することが視察の目的のようです。また、同館では新図書館について検討する市民参加型の「新図書館整備水準策定ワークショップ」も開催してきています。

海外行政視察報告「米国東部における図書館の現状」(安城市 2012/2/20付け情報)
http://www.city.anjo.aichi.jp/mayor/message/index.html

安城新図書館:電子書籍対応へ 市長、きょうから米視察 /愛知(毎日jp 2012/1/22付けニュース)
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20120122ddlk23010120000c.html

「安城市新図書館基本計画」を策定しました
http://www.library.city.anjo.aichi.jp/html/129135276574600000/pubcom4.html

新図書館整備水準策定ワークショップ

英国図書館(BL)、音楽資料・録音資料・環境音等を提供するウェブサイト“British Library Sounds”を公開

2012年2月20日、英国図書館(BL)が音楽資料や録音資料、環境音等5万点を提供するウェブサイト“British Library Sounds”を公開しました。これは、2007年に英国の大学等が“Archival Sound Recordings”として始めたサービスを引き継いだもののようです。ライセンスを取得している英国の大学に所属している構成員であれば研究目的でダウンロードすることも可能のようです。

British Library Sounds
http://sounds.bl.uk/

神戸大学附属図書館、兵庫県遺跡資料リポジトリを公開

2012年2月21日、神戸大学附属図書館が電子化した発掘調査報告書を公開する「兵庫県遺跡資料リポジトリ」を公開しました。現在、神戸市95件と加古川市10件の遺跡資料が公開されているようです。

兵庫県遺跡資料リポジトリ
http://rar.lib.kobe-u.ac.jp/

兵庫県遺跡資料リポジトリを公開しました(神戸大学附属図書館 2012/2/21付けニュース)
http://lib.kobe-u.ac.jp/www/modules/news/index.php?page=article&storyid=452

全国遺跡資料リポジトリ・プロジェクト
http://rarcom.lib.shimane-u.ac.jp/

2012年6月から講談社が許諾の取れた全新刊書の電子版を同時刊行できる態勢へ

講談社の野間省伸社長が2012年2月20日の記者会見で、6月から、著作権者の許諾が得られた全新刊書について紙の書籍と電子書籍を同時刊行することが可能な態勢を取ることを発表したと各紙で報じられています。実際に電子版を販売するタイミングについては、販売戦略に依るとし、同時発売の場合も紙より遅らせる場合もあるとのことです。

電子版同時発売可能に=講談社(時事ドットコム 2012/2/20付けニュース)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012022000779

講談社の全新刊、6月から紙と電子で同時刊行へ(YOMIURI ONLINE 2012/2/20付けニュース)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120220-OYT1T00931.htm

2月 20日

公共図書館閉鎖についての英国議会下院の調査に対する意見書が公開、委員会での意見聴取も始まる

英国の議会下院の文化・メディア・スポーツ特別委員会により2011年11月から2012年1月まで実施されていた、公共図書館の閉鎖についての意見募集に対して提出された意見書の一覧が公表されています。図書館・情報専門家協会(CILIP)、各地の図書館支援団体、The Bookseller誌等を含め131件の意見書が提出されたようです。また、2012年2月7日からは委員会での意見聴取も開始され、2月21日にはCILIPのMauger氏が出席するようです。

Culture, Media and Sport Committee - Written Evidence(意見書の一覧)
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201012/cmselect/cmcumeds/writev/library/contents.htm

UNCORRECTED TRANSCRIPT OF ORAL EVIDENCE To be published as HC 1815-i(2012/2/7の委員会での意見聴取の記録)
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201012/cmselect/cmcumeds/uc1815-i/uc181501.htm

英国の電子情報保存連合(DPC)が電子メールアーカイブの長期保存に関するレポートを公表

英国の電子情報保存連合(Digital Preservation Coalition;DPC)が、電子メールの長期保存に関するレポート“Preserving Email”を公表しました。同レポートの内容は、電子メールアーカイブというトピックに関する入門的かつ総合的なものとなっており、具体的には、技術的・法的な問題や、考慮すべき標準、オックスフォード大学ボードリアン図書館や分子生物学研究所(MRC)の事例紹介、推奨事項等について触れられているようです。

Preserving Email (PDF文書:57ページ)
http://dx.doi.org/10.7207/twr11-01

Email tomorrow … and next year … and forever: Preserving Email report published (DPC 2012/2/16付け)
http://www.dpconline.org/newsroom/latest-news/805-email-tomorrow-and-next-year-and-forever-preserving-email-report-published

参考:
DPC、電子情報保存の標準としての“JPEG2000”に関するレポートを発表

【イベント】山形文化遺産防災ネットワーク2011年度報告会・研修会(3/11・山形)

2012年3月11日、山形県立博物館で「山形文化遺産防災ネットワーク2011年度報告会・研修会~次の1000年のために、次の1年のために~」が開催されるそうです。同会は2部構成となっており、午前中は「被災直後の保全処理の課題」「クリーニング処理後の資料保存の課題」等の文化財レスキュー活動に関する実務的な研修が、午後は「山形ネット活動の記録と報告」「東日本大震災の文化財救済活動の概要」等の報告が行われるそうです。

山形文化遺産防災ネットワーク311会合のお知らせ(山形文化遺産防災ネットのブログ 2012/2/15付け記事)
http://yamagatabunkaisan.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/311-a809.html

Europeanaが検索結果を地図上に表示させる新機能を公開

2012年2月17日に、欧州のデジタル文化遺産ポータルサイト“Europeana”が、検索結果を地図上に表示させる新機能を公開しました。これは、検索結果の上位1,000件を、OpenStreetMap等上に表示させるもののようです。検索結果は紫色の円で表示され、大きな円ほどヒット数が多いようです。また、円をクリックすると、その検索結果リストが表示され、タイトルや場所等を確認することができるようです。なお、現在のところ全ての資料を地図上に表示させることはできないようですが、Europeanaは今後地図表示できる資料の数を増やしていくとしているようです。

New Feature: Map Search and Display (Europeana 2012/2/17付けの記事)
http://blog.europeana.eu/2012/02/new-feature-map-search-display/

米国国立公文書館の館長が挙げた、アーキビストに求める12の能力

2012年1月17日から20日にかけてテキサス州で開催された米国図書館情報学教育協会(ALISE)年次大会における、米国国立公文書館(NARA)のフェリエロ(David S. Ferriero)館長の基調講演の内容が公表されています。その中で、彼はアーキビストに求めるコンピテンシーについて触れ、以下の12点を挙げています(詳しくはスピーチ文の文末の“The ability~”の部分を参照のこと)。

(1)創造的に考え、問題を解決する能力。
(2)結果を成し遂げる能力。
(3)組織内外との関係性を構築する能力。
(4)顧客の満足するサービスを提供する能力。
(5)影響力のある情報を伝える能力。
(6)所属機関の認知度を向上させる能力。
(7)他者に影響を与え、交渉する能力。
(8)ビジネスの知識を活用して実証する能力。
(9)プロジェクトを管理する能力。
(10)研究・分析を行う能力。
(11)チームを率いる能力。
(12)絶えず学び続ける能力。

米国運輸省研究・革新技術庁(RITA)、運輸省が助成した研究情報を提供するデータベース(ベータ版)を公開

2012年2月17日に、米国運輸省研究・革新技術庁(RITA)が、米国運輸省の助成で行なわれた研究情報を一元的に提供するデータベース“U.S. DOT Research Hub”を公開しました。データベースでは、プロジェクトレベルの研究ポートフォリオや研究レポート等の研究成果物へのリンクを提供しているようです。なお、現在のところ、このデータベースはベータ版となっています。

U.S. DOT Research Hub (beta)
http://ntlsearch.bts.gov/researchhub/index.do

RITA Launches U.S. DOT Research Hub Website (RITA 2012/2/17付けの記事)
http://www.rita.dot.gov/press_room/press_releases/dot026_12/html/dot026_12.html

Transportation: RITA Launches U.S. DOT Research Hub Searchable Database (Beta) (INFOdocket 2012/2/19付けの記事)

三重県が新県立博物館についてTwitterも活用してオープンに意見を募る「みんなで作る博物館会議」を開催

2012年2月19日、三重県が同県総合文化センターで「みんなで作る博物館会議」を開催したそうです。2014年に開館予定の新県立博物館についてオープンに意見を募るのが目的で、約60名が参加し、博物館の「達人」に話を聞いたり、新博物館でやってみたいことややってほしいことを話し合う等の活動が行われたそうです。同会議は2009年から開催されており、3回目となる今回は初めてTwitter中継を行い、Twitter上のユーザからも意見を募るという試みをしたそうです。会議には三重県知事の鈴木英敬氏も参加したとされています。2011年12月18日には、「みんなでつくる博物館会議 こども会議」も開催されています。

新県立博物館:建設進む 議論に「つぶやき」反映 民意募る会議、ネット実況 /三重(毎日jp 2012/2/20付けニュース)
http://mainichi.jp/area/mie/news/20120220ddlk24010066000c.html

三重県の新県立博物館整備について
http://www.pref.mie.lg.jp/SHINHAKU/HP/

みんなでつくる博物館会議に参加しませんか(三重県 2011/12/21付けお知らせ)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011120289.htm

米カリフォルニア大学サンタクルーズ校が図書館ウェブサイトでクリエイティブコモンズのCC BYライセンスを導入

米国のカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSC)図書館が、2012年2月から、そのウェブサイトでクリエイティブコモンズライセンスを導入し、同館作成・所有のコンテンツにCC BYライセンスを適用しています。同館では、外部から、ウェブサイトに掲載された利用者向けガイド等のコンテンツを再利用したいという声が多かったそうです。ただし、ウェブサイトに掲載されていても、契約データベースや、同館のデジタルコレクション等は対象外とされています。同じカリフォルニア大学では、ロサンゼルス校(UCLA)図書館が2008年にCC BY-NC-SAライセンスを導入しており、また、日本では、札幌市立大学附属図書館がCC BY-SAライセンスを採用しています。

Library website goes Creative Commons!(UCSC)
http://library.ucsc.edu/news/library-website-goes-creative-commons

Creative Commons(UCSC)
http://library.ucsc.edu/creative-commons

UC Santa Cruz library chooses Creative Commons(opensource.com 2012/2/6付けニュース)

Europeana、“data.europeana.eu”の240万件のメタデータをLinked Open Dataとしてパブリックドメインライセンスで公開

2012年2月17日、欧州の文化遺産ポータル“Europeana”が、“data.europeana.eu”に含まれる240万件のテキスト・画像・動画等のメタデータを、Linked Open Dataとして公開したと発表しました。クリエイティブコモンズのパブリックドメイン(CC0)ライセンスが採用されています。今公開は、2011年9月に発表されたEuropeanaと参加機関間の新たな協定に関連する動きで、同協定に署名した機関からEuropeanaに提供されるメタデータは、2012年7月以降CC0で公開されることになっています。発表文によると、現在、Europeanaに参加する全国立図書館やアムステルダム国立美術館等が協定に署名しているようです。

Europeana releases an animation to explain - and a pilot dataset (Europeana Professional 2012/2/17付けプレスリリース)

英国図書館(BL)がボストンスパの保存書庫へ700万点の資料移動を完了

英国図書館(BL)が、ロンドンから、ウェストヨークシャー州ボストンスパに2009年12月にオープンした保存書庫への資料移動プロジェクトを終えたと発表しています。このプロジェクトはPremier Moves社の協力のもと2009年1月に開始し、完了までまる36か月間を費やしたそうで、移動させた資料は合計700万点、並べると205kmで、重量は象900頭に相当するとされています。利用者はこの保存書庫から48時間以内にロンドン本館へ資料を取り寄せることが可能とのことです。なお、BLでは年間300万点以上の資料を受け入れているそうです。

200km of books successfully moved to high-tech home (BL 2012/2/14付けプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/200km-of-books-successfully-moved-to-high-tech-home-56e.aspx

Premier Moves
http://www.premiermoves.net/

参考:
E1010 - 英国図書館の新書庫が公式オープン
http://current.ndl.go.jp/e1010

BL、700万冊収蔵可能な保存用の自動書庫を新設

2月 17日

【イベント】Code4Lib 2012参加報告会(3/5・横浜)

2012年3月5日に、米国ワシントン州のシアトルで2月6日から9日にかけて開催された“Code4Lib 2012”カンファレンスに日本から参加したメンバーによる報告会が横浜で行われるそうです。報告会では、日本から5名が登壇した英語ライトニングトークの再現や、「日本と米国のICT力の差はいかほどか!?」と題したパネルディスカッションが行われ、その様子はUSTREAMでも中継される予定とのことです。

【2012年3月5日(月)13:00-17:00】Code4Lib 2012参加報告会を開催します(Code4Lib JAPAN 2012/2/14付けニュース)
http://www.code4lib.jp/2012/02/947/

参考:
E1033 - 図書館システム開発コミュニティ“Code4Lib”国際会議<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1033

レスキューされた被災文化財を集めた「震災からよみがえった東北の文化財展」が東京・岩手で開催

岩手県遠野市の遠野文化研究センター等が、東日本大震災によって被災し、その後救出された東北の文化財120点を集めた「震災からよみがえった東北の文化財展」という展示を開催すると発表しています。同展は、2012年2月26日から3月11日にかけて東京都立中央図書館で、3月16日から3月28日にかけて遠野市立博物館で開催されます。合わせて、対談「東日本大震災と文化復興」、「文化財レスキューフォーラムin遠野」、被災した博物館の「現地視察」等も催されるようです。

「震災からよみがえった東北の文化財展」の開催について(遠野市 2012/1/30付け発表資料)
http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/1,20123,c,html/20123/TonoCity_120130-Press0200.pdf

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