アーカイブ - 2012年 2月 - car

2月 27日

公共図書館における電子書籍貸出に関する外国の大手出版社等の方針まとめ記事

2012年2月24日に、Digital Shiftが、公共図書館による電子書籍貸出に関連した出版社の方針等の情報をまとめた記事を掲載しています。ランダムハウスやハーパー・コリンズ等が取り上げられています。

A Guide to Publishers in the Library Ebook Market (The Digital Shift 2012/2/24付けの記事)
http://www.thedigitalshift.com/2012/02/ebooks/a-guide-to-publishers-in-the-library-ebook-market/

「空を飛ぶ本たち」を描いた短編アニメーションがアカデミー賞を受賞

2012年2月26日に授賞式が開催された第84回アカデミー賞の短編映画(アニメーション)部門で、空を飛ぶ本たちとある男性の交流を描いた作品“The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore”が最優秀作品に選ばれました。

Oscars 2012: 'Fantastic Flying Books' wins for animated short film(LIS News 2012/2/27付けの記事。作品の動画へのリンクあり。)
http://lisnews.org/oscars_2012_fantastic_flying_books_wins_for_animated_short_film

Oscars 2012: 'Fantastic Flying Books' wins for animated short film(LAtimes 2012/2/26付けの記事)
http://latimesblogs.latimes.com/movies/2012/02/oscars-2012-animated-short-film.html

OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”で検索可能なコンテンツが9.2億件に 今後も増加予定

2012年2月24日、OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”に新規データが追加され、検索可能なデータの総件数が9億2,200万件(そのうち論文数は6億5,000万件)に達したと発表されました。発表によると、Berkley Electronic Press、CAB eBooks、CAB Reviews等のデータが追加されたようです。また、新たにいくつかの出版社とのデータ提供契約についても発表されており、Elsevier、IOP Publishing、Royal Society of Chemistry、Taylor & Francis Group等の名前が挙げられています。

OCLC announces new agreements with publishers around the world, adds more content and collections to WorldCat Local (OCLC 2012/2/24付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201214.htm

参考:
OCLCのディスカバリインタフェース“WorldCat Local”でElsevier社の電子ジャーナル・電子書籍の全文検索が可能に

【イベント】文化財レスキュー事業の今後を考える(3/24・東京)

2012年3月24日、文化庁と国立文化財機構の主催によるシンポジウム「文化財レスキュー事業の今後を考える」が文部科学省で開催されるそうです。このシンポジウムは、文化庁が2011年4月から実施している「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業」(文化財レスキュー事業)の活動を振り返り、今後の大規模災害に備えた事業の在り方を考えるもので、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、凸版印刷からの活動報告の後、パネルディスカッションが行われるようです。

文化財レスキュー事業の今後を考える(PDF文書:2ページ)
http://www.bunka.go.jp/oshirase_event/2012/pdf/bunkazai_rescue120227.pdf

シンポジウム「文化財レスキュー事業の今後を考える」の開催について(文化庁 2012/2/27付けお知らせ)
http://www.bunka.go.jp/oshirase_event/2012/bunkazai_rescue.html

参考:
文化庁、東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)の実施へ
http://current.ndl.go.jp/node/17900

E1187 - 被災文化財等のレスキュー事業における水損資料の乾燥作業

カーリル、国立国会図書館のレファレンス協同データベースへの連携を開始

2012年2月27日、カーリルが国立国会図書館(NDL)のレファレンス協同データベースへの連携を開始したそうです。各図書館の詳細情報に「レファレンス事例を見る」として、レファレンス協同データベースへのリンクが貼られています。

例:秋田県立図書館(カーリル)
http://calil.jp/library/100237/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

カーリルからレファレンス共同データベースへの連携を開始しました!(カーリルのTwitterアカウント 2012/2/27付け)
https://twitter.com/caliljp/statuses/174024272610721792

シンポジウム「電子書籍の組版を考える~新たな組版ルールを求めて」での発表内容が公開

2011年8月に開催されたシンポジウム「電子書籍の組版を考える~新たな組版ルールを求めて」での発表内容が、「文字の学校」のサイトで2012年2月26日から公開されています。高瀬拓史氏、本間淳氏、前田年昭氏、村上真雄氏による発表や全体討議の内容等が掲載されています。

電子書籍の組版を考える~新たな組版ルールを求めて(文字の学校)
http://moji.gr.jp/gakkou/kouza/ebook-typo/

英国政府、IT調達の透明性向上やコスト削減を狙いとするクラウドサービスのオンラインカタログ“CloudStore”をリリース

英国政府が公的セクタにおけるIT調達の簡便性や透明性の向上や、コスト削減を目的として、IT製品やクラウドサービスのオンラインカタログ“CloudStore”を公開しました。CloudStoreには、IaaS、PaaS、SaaS、専門クラウドサービスの4種類に分類された、1,700点以上のサービスが登録されており、各機関のニーズを満たすものを選択できるとされています。図書館関係のサービスとしては、オープンソースの図書館システム“Koha”が登録されているようです。CloudStoreは、政府によるICT活用を促進させる“G-Cloud”という取り組みの一部とのことです。

CloudStore
http://www.govstore.net/

Bramble.cc_PTFS - Koha Library Management System (CloudStore)
http://www.govstore.net/Catalogue/ViewService/53

「IT部門を持つ政府」から「デジタル政府」へ 英政府のアプリストア(クラウドウォッチ 2012/2/27付け記事)
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/20120227_514865.html

ARLや大学等90機関がResearch Works Actに反対する意見書を連邦議会の委員会に提出(米国)

2012年2月24日付けで、北米研究図書館協会(ARL)や米国の主要大学等の90機関が連名で、米国議会下院に提出されている法案Research Works Act(法案番号HR3699)へ反対する意見書を、同法案を審議する監視・政府改革委員会に提出しています。意見書では、同法案が成立すると、米国国立衛生研究所(NIH)による情報提供をはじめとする、政府助成研究の成果への国民のアクセスが妨げられることになる、としています。

Research Works Act(ARLのサイト)
http://www.arl.org/pp/access/accessfunded/rwa.shtml

意見書(PDF)
http://www.arl.org/bm~doc/lt_opresearchworksact_24feb12.pdf

慶應義塾大学の資料検索システム“KOSMOS”に論文検索や目次検索等の新機能が追加

2012年2月27日から慶應義塾大学メディアセンターの資料検索システム“KOSMOS”の画面デザインが新しくなり、以下の機能が追加されたそうです。

・論文検索(CiNii Articlesによる)
・目次検索(2000年以降出版の日本語図書の一部)
・タイトルの前方一致検索
・全文データへのリンク(Googleブックスライブラリープロジェクトで電子化した同大学の蔵書(著作権保護期間が終了した和書約10万冊)の全文)

KOSMOS
http://kosmos.lib.keio.ac.jp/

KOSMOSに新機能が加わりました(PDF文書:1ページ)
http://kosmos-ext.lib.keio.ac.jp/V3/20120227_KOSMOS_redesigned.pdf

KOSMOSに新機能が加わりました(慶應義塾大学メディアセンター 2012/2/27付けニュース)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/info/index.php#331

参考:
慶應義塾大学の図書館システムKOSMOS III導入後の現状と課題
http://current.ndl.go.jp/node/20006

CA1727 - 動向レビュー:ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望 / 片岡 真

埼玉県高校図書館フェスティバル2012が開催

2012年2月26日、埼玉県で「埼玉県高校図書館フェスティバル2012」が開催されたそうです。学校司書の必要性と高校図書館の楽しさを伝えることが目的とされており、基調講演に続いて、「ひと目でわかる高校司書の一日」という寸劇や、2本の実践報告がなされ、その様子はTwitterとUSTREAMで中継されたそうです。同フェスティバルの実行委員会では、県内の高校司書から「高校生に勧めたいイチオシ本」を募集し、書店や公共図書館を巻き込んだフェアも開催しているそうです。朝日新聞デジタルに2月26日付けで同県の学校図書館の取り組みを紹介する記事が掲載されています。

埼玉県高校図書館フェスティバル
http://shelf2011.net/

県内高校司書が薦める2011年イチオシ本
http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=90

2月 24日

フランスで開催された「マンガ、イラストレーション、カリカチュア保存美術館と図書館の国際シンポジウム」の参加報告(記事紹介)

2012年1月26日と27日にフランスのアングレームで「マンガ、イラストレーション、カリカチュア保存美術館と図書館の国際シンポジウム」が開催されたそうです。その参加報告がマンガやゲーム等のアーカイブに関する情報サイト「メディア芸術カレントコンテンツ」に掲載されています。それによると、日本からも、京都国際マンガミュージアムや、高知横山隆一記念まんが館の紹介が行われたようです。アングレームでは1974年から「アングレーム国際漫画祭」が行われており、同シンポジウムはその期間中に開催されたようです。

「マンガ保存館の国際会議」報告(メディア芸術カレントコンテンツ 2012/2/24付け記事)
http://mediag.jp/news/cat/post-87.html

マンガ、イラストレーション、カリカチュア保存美術館と図書館の国際シンポジウム(メディア芸術カレントコンテンツ 2011/10/7付け記事)
http://mediag.jp/news/cat/post-7.html

symposium international des musées et bibliothèques de conservation de la bande dessinée, de l’illustration et de la caricature(2ページ目が英語版)

国際基督教大学図書館が1991年以降のデータをまとめた貸出冊数ランキングを発表

国際基督教大学(ICU)図書館が、1991年以降の総貸出回数をまとめた貸出冊数ランキングを発表しました。第1位は貸出回数275回の“China, Korea and Japan : the rise of civilization in East Asia”とのことです。

ICU図書館貸出冊数ランキング(2012年2月24日)
http://www-lib.icu.ac.jp/Column/20120224.htm

国立国会図書館、「東日本大震災アーカイブ」構築の取組について発表

国立国会図書館では、東日本大震災に関するさまざまな記録を収集し永く保存するとともに、科学的分析や一般の利用等での活用によりその教訓を次世代に伝承していくため、「東日本大震災アーカイブ」を構築します。従来からの震災に関する記録の収集に加え、 許諾を得た上での民間のウェブサイト等の収集や、さまざまな機関と協力したポータルサイトの構築等を行います。取組の詳細については、2012年3月に開設を予定している「東日本大震災アーカイブ構築プロジェクトのページ」でお知らせします。

東日本大震災アーカイブ構築の取組について(国立国会図書館 2012/2/23付け報道発表資料)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/__icsFiles/afieldfile/2012/02/24/pr201200223.pdf

国会図書館が「東日本大震災アーカイブ」を構築、震災関連サイトなども収集(INTERNET Watch 2012/2/23付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120223_514087.html

ブログや動画、国会図書館が収集へ 「震災の記録、次世代に伝承」(MSN産経ニュース 20122/2/23付けの記事)

コロンビア大学図書館とコーネル大学図書館による、電子ジャーナル保存についての調査

Library Journal誌のウェブサイトdigitalshiftで、米国のコロンビア大学図書館とコーネル大学図書館が2010-2011年に実施した、電子ジャーナルの保存状況に関する調査報告についての記事が掲載されています。調査では、2大学の電子ジャーナルコレクションについて、電子資料保存の取組みであるLOCKSSやPorticoでの保存状況等が調査された結果、そこで保存されていない電子ジャーナルも多くあり、それらの保存が課題であるということが示されている模様です。コロンビア大学の担当者は、「PorticoやLOCKSSは主要ジャーナルの大部分のコンテンツを保存するという点で成功しているが、それらは図書館で収集している電子ジャーナル全体の一部に過ぎず、残りの部分の保存はより困難で複雑である」とコメントしています。

Potential Crisis May Be Brewing in Preservation of E-Journals(digitalshift 2012/2/23付けの記事)
http://www.thedigitalshift.com/2012/02/preservation/potential-crisis-may-be-brewing-in-preservation-of-e-journals/

愛知教育大学附属図書館、俳諧一枚摺デジタルアーカイブを公開

愛知教育大学附属図書館が、2012年2月24付けで、「俳諧一枚摺デジタルアーカイブ」を公開しました。俳諧一枚摺は、江戸自体頃に流行した句や絵を摺り込んだ一枚もので、同館が所蔵している81点の俳諧一枚摺がデジタル化して公開されています。同様のデータベースを早稲田大学も公開しているようです。

俳諧一枚摺デジタルアーカイブ(愛知教育大学)
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/ichimaizuri/index.html

更新情報(2012/2/24付けで「「俳諧一枚摺デジタルアーカイブ」を公開しまた。」とあり)
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/osirase/renew.html

国立国会図書館調査局の『レファレンス』誌に図書館・博物館の指定管理者制度に関する記事が掲載

国立国会図書館(NDL)調査及び立法考査局が刊行している『レファレンス』のNo.733(2012年2月号)に、「社会教育施設への指定管理者制度導入に関わる問題点と今後の課題―図書館および博物館を事例として―」という記事が掲載されています。

社会教育施設への指定管理者制度導入に関わる問題点と今後の課題―図書館および博物館を事例として―
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3480644_po_073304.pdf?contentNo=1

レファレンスNo.733(2012年2月)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/index.html#no733

参考:
国立国会図書館調査局、東日本大震災特集の『レファレンス』No.728を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/19128

NDL『レファレンス』誌に図書館に関連する論文2本が掲載-ブルーシールド、諸外国の児童ポルノ規制
http://current.ndl.go.jp/node/9698

総務省、通知「指定管理者制度の運用について」を発出
http://current.ndl.go.jp/node/17414

岩手・大槌町に移動図書館が寄贈される

2012年2月22日に、東日本大震災の津波で図書館が全壊した岩手県・大槌町に、移動図書館が寄贈されたとのことです。株式会社ニッセンが日本ユネスコ協会連盟を通じ寄贈したもので、3月から試験的に運行が開始されるようです。

「本の世界」帰ってきた 大槌の仮設校舎に移動図書館(岩手日報 2012/2/23付けの記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120223_P

東日本大震災復興支援プロジェクト 移動図書館『なかよし共和国』を岩手県大槌町へ寄贈(株式会社ニッセン 2012/2/17付けのプレスリリース)
http://www.nissen-hd.co.jp/ir/pdf/IR_12_02_17_1.pdf

2月 23日

オーストラリア国立保健医療研究委員会、2012年7月から助成研究成果のオープンアクセス化を義務付ける方針へ

2012年2月22日、オーストラリア国立保健医療研究委員会(National Health and Medical Research Council:NHMRC)が、7月1日以降、同委員会が助成した全ての研究に対して、その成果を公表から12か月以内に機関リポジトリで無料公開するように義務付けることを発表しました。The Register紙の記事では、NHMRCはオーストラリアの科学研究において主要な役割を担っている機関で、毎年数千の研究に対して助成を行っており、2011-2012年度の助成予算は8億オーストラリアドルとされています。

Revised Policy on Dissemination of Research Findings(NHMRC 2012/2/22付け発表)
http://www.nhmrc.gov.au/media/notices/2012/revised-policy-dissemination-research-findings

Australia to make health research open access(The Register 2012/2/21付けニュース)
http://www.theregister.co.uk/2012/02/21/nhmrc_going_open_access/

京都大学図書館機構、2004年に学内図書館で発生した浸水事故とその復旧を特集した図書館報を公開

京都大学図書館機構が、学術情報リポジトリ“KURENAI”で、同大学の人間・環境学研究科総合人間学部図書館が発行していた図書館報「バベルの図書館」の第9巻2号(2005年3月)を公開しました。この号では、2004年12月に同館で発生した水道管破裂事故を特集しており、その経過や、水損資料の修復作業に関する記事等が収録されているようです。同館の蔵書の1%に当たる図書3,575点及び掛図266種が被災したとのことです。

バベルの図書館 : 京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館報 9巻2号
http://hdl.handle.net/2433/153032

『バベルの図書館』特集:図書館の浸水事故と復旧号を公開(京都大学図書館機構 KURENAI Update 2012/2/23付け記事)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress2/index.php?p=167

仙台市民図書館、「3.11震災文庫」への資料寄贈を呼びかけ

宮城県のせんだいメディアテーク内にある仙台市民図書館が、これまで収集してきた東日本大震災に関する資料を「3.11震災文庫」と名付けたと発表し、資料の充実を図るために、民間企業や団体、個人に対して以下のような資料の寄贈を呼びかけています。

(1)記録集、写真集(CD、DVDなどの電子資料を含みます)
(2)団体・個人の手記や体験記、作文集、文芸作品
(3)ボランティアの活動記録、会報誌
(4)広報誌、ミニコミ誌、フリーペーパー、パンフレット、チラシ
(5)避難所などで配布された資料、壁新聞、おしらせ
(6)仮設住宅などで配布されている資料
(7)イベント、講演、講座などのポスターや配布資料

図書館からのお知らせ(2012/3/23付けで「『3.11震災文庫」への記録・資料の寄贈にご協力ください」というニュースが掲載)
http://lib-www.smt.city.sendai.jp/list.html

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