2012年2月22日、オーストラリア国立保健医療研究委員会(National Health and Medical Research Council:NHMRC)が、7月1日以降、同委員会が助成した全ての研究に対して、その成果を公表から12か月以内に機関リポジトリで無料公開するように義務付けることを発表しました。The Register紙の記事では、NHMRCはオーストラリアの科学研究において主要な役割を担っている機関で、毎年数千の研究に対して助成を行っており、2011-2012年度の助成予算は8億オーストラリアドルとされています。
2012年2月20日に、米国のボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)が、同館初のオンラインでのコレクションカタログ“Paintings of the Americas”を公開しました。このオンラインカタログは、17世紀から20世紀までの絵画コレクションの中から選ばれた約400点を収録したもので、同館のアメリカ部門の展示を補うものとして作成されたものとのことです。
2012年2月22日、NECが、群馬県前橋市立図書館と神奈川県大和市立図書館が、同社のクラウド型図書館システム「GPRIME for SaaS/図書館」をそれぞれ1月5日、1月1日より導入していると発表しました。前橋市立図書館は全16館で計100万冊以上の蔵書を所蔵しており、同社は、このような大規模なクラウド活用事例は国内の図書館で初であり、同等のシステムを個別に開発・運用する場合と比べて5年間のIT経費が約25%削減できるとしています。大和市立図書館は図書館1館と学習センター設置の図書室4室で計43万冊を所蔵しているそうです。