アーカイブ - 2012年 10月 - car

10月 24日

17世紀半ばから現代までの学術論文執筆者のうち、女性が占める割合は?(記事紹介)

2012年10月22日付けのChronicle of Higher Educationが“Scholarly Publishing's Gender Gap”という記事を掲載しています。記事は、米国ワシントン大学のJevin West氏とJennifer Jacquet氏による“Eigenfactor Project”の成果を紹介したものです。

このプロジェクトでは、JSTORを利用して、1665年から2010年までの学術論文を集め、それらを自然科学から人文・社会科学までの1,800近くの研究分野に分類し、各研究分野の論文における女性の割合を算出したとのことです。その結果、調査対象の345年間全体で、全著者のうち女性が占める割合は22%とのことですが、女性が筆頭著者となっているのは約19%となり、女性は第3、第4、第5著者として登場しているようです。また、データによると最近では女性の割合が全体的に上昇しており、1990年から2010年までは女性の割合は27%となっているとのことです。

Gender composition of scholarly publications (1665 - 2011) (Eigenfactor Projectのウェブサイト)
http://www.eigenfactor.org/gender/

ドイツの“Library of the Year 2012”が授与される

2012年10月24日にドイツ図書館協会(DBV)とツァイト財団(ZEIT-Stiftung Ebelin und Gerd Bucerius)から、ヴィルダウ工科大学(Technische Hochschule Wildau)図書館に対し、第13回目となる2012年のドイツ版“Library of the Year”が授与されました。同館のRFID技術や多言語マルチメディアガイドといった、利用者のための最新の技術が授賞の理由とされています。

Moderne Technik zum Vorteil der Besucher: "Bibliothek des Jahres 2012" in Wildau (ekz 2012/10/13付けの記事)
http://www.ekz.de/index.php?id=5735

"Zukunftstechnologien fu"r die Nutzer“: Bibliothek der Technischen Hochschule Wildau (FH) ist "Bibliothek des Jahres 2012“(dbv 2012/6/19付けの記事)

Amazon.co.jpが日本向け「Kindleストア」を10月25日にオープン、Kindleの国内予約販売も開始

Amazon.co.jpが、2012年10月25日に日本向けの「Kindleストア」をオープンし、5万冊の日本語タイトルを含めた電子書籍の販売を開始すると発表しました。併せて、Kindle Paperwhite、Kindle Paperwhite 3G、Kindle Fire、Kindle Fire HDの4機種の国内予約販売も開始しています。

Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/

Amazon「Kindle」を日本でも11月発売、「Kindleストア」は10月25日オープン(INTERNET Watch 2012/10/24付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121024_568193.html

地域発展の“種”としての図書館を目指し、ペルー国立図書館が大規模キャンペーンを開始

2012年10月22日、ペルー国立図書館が、国内の自治体の協力のもと、“Semillas para el Desarrollo”(発展の種)というキャンペーンを開始しました。これは、ペルー国内の貧しい地域に図書館を設置すること、また、既存の図書館を地域の技術革新の中心に、あるいは学習や仕事、社会発展や社会的包摂の場に変えるべく、図書館員のサービス強化を行うことが目的とされています。

Afirma ministro de Cultura, Luis Peirano:Sin municipios no hay política cultural posible BNP con apoyo de AMPE lanza Campaña “Semillas para el Desarrollo”(Biblioteca Nacional del Perú 2012/10/23付けの記事)
http://www.bnp.gob.pe/portalbnp/index.php?option=com_content&view=article&id=2207:sin-municipios-no-hay-politica-cultural-posible&catid=328:noticias-octubre-2012&Itemid=816

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)、2012年度上半期の活動報告を公開

2012年10月24日、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)が、2012年(平成24年)度上半期のJUSTICEの活動状況をまとめた「活動報告(中間報告)」を作成し、公開しました。

平成24年度JUSTICE活動報告(中間報告)を掲載しました (JUSTICE 2012/10/24付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2012/1024134412.php

米調査機関Pew Research Center、若者の読書や図書館利用についての調査報告書を公表

2012年10月23日、米国の調査機関Pew Research Centerが、同国の若者の読書や図書館利用に関する習慣について調査した結果をまとめた報告書“Younger Americans' Reading and Library Habits”を公表しました。この調査は、2011年11月16日から12月21日にかけて、16歳から29歳までの2,986人を対象に電話によって行われたものです。調査結果の一部として、回答者の8割以上が昨年1年間で1冊以上の本を読んでおり、6割が地元の公共図書館を利用していたことや、特に高校生(~17歳)や大学生(~24歳)という層においては読書・図書館利用の傾向が強かったことが紹介されています。また、報告書には、図書館で電子書籍を借りたことのある若者を集めて2012年春にオンラインで行われたパネルディスカッションでの意見なども収録されています。

Younger Americans' Reading and Library Habits(PDF:57ページ)
http://libraries.pewinternet.org/files/legacy-pdf/PIP_YoungerLibraryPatrons.pdf

ALA、米国図書館に関するファクトデータ集の2012年版を公開

米国図書館協会(ALA)が“Quotable Facts about America’s Libraries”の2012年版を作成しました。英語版(解説あり・なし)およびスペイン語版のPDFファイルが無料で公開されています。これは「米国では58%の大人が公共図書館の利用カードを持っている」「米国にはマクドナルドより多くの公共図書館が存在する―分館も含めると合計16,766館」のようなファクトデータがコンパクトにまとめられているもので、図書館のアドヴォカシーツールなどとして使用されるものです。

Quotable Facts about America’s Libraries(PDF:2ページ)
http://www.ala.org/offices/sites/ala.org.offices/files/content/quotablefacts2012_FINAL.pdf

Quotable Facts about America’s Libraries(ALA)
http://www.ala.org/offices/ola/quotablefacts/quotablefacts/

EBSCO社、図書館情報学分野のフルテキストデータベース“Library & Information Science Source”を発表

2012年10月23日、EBSCO Publishing社が、図書館情報学分野のフルテキストデータベース“Library & Information Science Source”を発表しました。英語及びその他言語の、学術雑誌(430タイトル以上のフルテキスト)、会議録、パンフレット、学位論文、書籍、研究者プロフィール(約5,000人)、シソーラス(1万語以上)などが収録されています。このデータベースは、2011年にEBSCO社によって買収されたH.W. Wilson社のコレクションが基礎となっており、同コレクションの全てが単一のデータベースで提供されるのはこれが初めてということです。

Library & Information Science Source Now Available from EBSCO Publishing(EBSCO 2012/10/23付けニュース)
http://www2.ebsco.com/EN-US/NEWSCENTER/Pages/ViewArticle.aspx?QSID=616

Library & Information Science Source
http://www.ebscohost.com/academic/library-information-science-source

10月 23日

ロシア・プーシキン美術館、浮世絵コレクションのうち約600点をデジタル化して公開

2012年10月22日、ロシアのプーシキン美術館が、同館の所蔵する18~19世紀の日本の浮世絵約600点をデジタル化してウェブサイトで公開しました。ロシア語、英語、日本語のウェブサイトが用意されています。このコレクションは帝政ロシアの海軍将校で日本美術の収集家だったセルゲイ・ニコラエヴィチ・キターエフ氏に由来するもので、デジタル化には、日本たばこ産業(JT)の海外子会社JTインターナショナルが資金提供をしています。新聞報道によると、同館の浮世絵コレクションの総数は数千点に及ぶということです。

Японская гравюра XVIII - XIX вв. из собрания ГМИИ им. А.С. Пушкина
http://www.japaneseprints.ru/

プーシキン美術館所蔵浮世絵コレクション(18-19世紀)
http://www.japaneseprints.ru/?lang=ja

プーシキン美術館所蔵浮世絵コレクション(18-19世紀) | プロジェクトについて
http://www.japaneseprints.ru/about/index.php?lang=ja

浮世絵6百点をウェブ公開 ロシアのプーシキン美術館(MSN産経ニュース 2012/10/22付け記事)

米国議会図書館の“Chronicling America”で公開されている歴史的新聞が500万ページを突破

米国議会図書館(LC)は2007年に開設したウェブサイト“Chronicling America”において全米の歴史的新聞をデジタル化して公開していますが、このたび、公開されている新聞が500万ページを突破したと発表されました。同ウェブサイトでは現在、1836年~1922年までに25の州で発行された800紙が公開されています。

Chronicling America Posts 5 Millionth Page(Library of Congress 2012/10/22付けニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2012/12-198.html

Chronicling America
http://chroniclingamerica.loc.gov/

参考:
米国初の新聞から300年、どこでどれだけの新聞が発行されてきたかを可視化した地図
http://current.ndl.go.jp/node/18787

ルイジアナ州立大学図書館、州内の19世紀後半の新聞をデジタル化
http://current.ndl.go.jp/node/16117

LC、全米電子新聞プログラムの成果"Chronicling America"ベータ版を公開

米国初の“図書館看護師”(記事紹介)

2012年10月21日付けのArizona Daily Starに“Library nurses look after those in need”という記事が掲載されています。記事では、米国アリゾナ州のPima Countyにある複数の公共図書館を巡回しながら利用者の健康診断を行う、米国初の図書館看護師が紹介されています。記事によると、図書館利用者の中にはホームレスの収容施設に入れない人、健康保険に加入していない利用者、健康診断やコンピュータへのアクセスができない人等が増え続けており、Pima Countyとして看護師を雇用し、医療サービスを提供することになったとのことです。

名大、中央図書館の学習用図書整備指針を改正 対象資料を院生の学習用にも拡大し児童書や受験参考書、実用書等も

2012年10月19日、名古屋大学附属図書館が中央図書館の学習用図書整備指針の改正を発表しました。これは、学生からの図書購入希望や教員からの推薦図書を受付けるかどうかを決める基準であり、図書館職員による選書基準でもあるとのことです。主な改正点として以下が挙げられています。

1. 対象資料を、学部学生が学習で必要とする資料から、学部学生と博士課程前期課程の大学院生が学習で必要とする資料に拡大する。
(収集対象の資料であれば博士課程後期課程の大学院生も購入希望を出すことができる。)

2. 収集対象外の資料を減らし、以下のものを収集可能とする。
児童書、絵本、コミック本(語学学習や漫画形式の解説書を購入するため)
各種資格又は採用試験等の受験参考書(就職支援のため)
趣味・実用書(日本文化への理解と最新技術の習得のため)

3. 以下の分野を追加する。
薬学、一般言語学、医学のうち他分野と共通する資料
同時代の作家による作品、同時代の社会現象を反映した資料、最新の技術に関する資料
大学院進学、就職活動に関する資料
生活科学、諸芸に関する資料

10/19 〔中央図書館〕 中央図書館学習用図書整備指針の改正について (名古屋大学附属図書館 2012/10/19付けの記事)

JISC Collectionsの契約データがSerials Solutions社の電子情報資源管理システムに投入、ONIX-PLを交換フォーマットとして活用

英国のJISC Collectionsによる電子リソースの契約データが、Serials Solutions社の電子情報資源管理システム(ERMS)である360 Resource Managerに投入されたと発表されました。こういった取組はJISC Collectionsでは初とされています。対象となっているのは、NESLi2というコンソーシアム契約のデータで、投入の際にはONIX-PLが交換フォーマットとして使用されました。今回の投入により、360 Resource Managerの導入館では、図書館員がこれらのデータを手動で作成する必要がなくなるということです。

なお、JISC Collectionsでは、契約データをONIX-PL形式に変換し、elcatやKnowledge Base+などで使用しています(ONIX-PL形式の契約データを1件作成するのに最大で2時間半かかるとされています)。

JISC CollectionsのCEOであるLorraine Estelle氏は、「これはONIX-PLに関する我々の活動にとって重要なマイルストーンとなる。Serials Solutions社の取組が他のシステムベンダや出版社に波及することを願っている」などと語っています。

早稲田システム開発、無料レポート「博物館におけるIT活用の最新事情」を発行

博物館・美術館向けシステムを開発している早稲田システム開発株式会社が、レポートブック「博物館におけるIT活用の最新事情」を発行しました。48ページで、巻頭特集「ITに目覚め始めた博物館」と「博物館システム一問一答」の2部構成になっています。博物館・自治体・関連機関に対しては無料で提供可能ということです。なお、2010年には「学芸現場におけるシステム活用の現状と課題」、2011年には「クラウド時代のミュージアム情報力」が発行されています。

「博物館におけるIT活用の最新事情」発行のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2012/10/22付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/98

「クラウド時代のミュージアム情報力」発行のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2011/10/18付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/69

「学芸現場におけるシステム活用の現状と課題」のお知らせ(早稲田システム開発株式会社 2010/5/27付けニュースリリース)
http://www.waseda.co.jp/news/detail/display/27

早稲田システム開発株式会社

BioMed Central、南アフリカ共和国・ケープタウン大学で“Open Access Africa 2012”を開催

2012年11月4日及び5日に、BioMed Central主催のイベント“Open Access Africa 2012”が、南アフリカ共和国のケープタウン大学で開催されます。アフリカにおけるオープンアクセスの現状、それに係る人材育成、アドヴォカシー、持続可能性をテーマに関するセッションが行われます。このイベントは今回で3年目で、2010年はケニアのケニヤッタ大学(Kenyatta University)で、2011年はガーナのクワメエンクルマ科学技術大学(Kwame Nkrumah University of Science and Technology)で開催されました。

Open Access Africa(BioMed Central)
http://www.biomedcentral.com/developingcountries/events/openaccessafrica

Open Access Africa 2010(BioMed Central)
http://www.biomedcentral.com/developingcountries/events/openaccessafrica/program2012

オープンアクセスや学術コミュニケーションを対象としたニュースサイト“Open Access Now”が誕生

2012年10月22日に、オープンアクセスや学術コミュニケーションに関するニュースや情報を紹介するウェブサイト“Open Access Now”の開設が発表されました。北米のCoalition of Open Access Policy Institutions(COAPI)のメンバーが運営しています。Open Access Nowでは、デジタル人文学に関する“Digital Humanities Now”や、米国の歴史に関する“American History Now”と同様に、ジョージメイソン大学の開発した“PressForward”というプラットフォームが用いられているということです。

Open Access Now
http://oanow.org/

Announcing Open Access Now(Open Access Now 2012/10/22付け記事)
http://oanow.org/2012/10/oanow-announcement/

参考:
オープンアクセス方針を持つ北米の22大学による連合組織COAPIが結成
http://current.ndl.go.jp/node/18855

米ジョージ・メイソン大学、学術コミュニケーションの刷新を目指した新プロジェクト“PressForward”を発表

10月 22日

研究図書館での新サービス開発における推奨事項を提示する、CLIR及びDLF助成を受けた報告書が公開

2012年10月18日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)及び電子図書館連合(DLF)の助成を受けて作成された報告書“Fit for Purpose: Developing Business Cases for New Services in Research Libraries”が公開されました。この報告書は、研究図書館において新しいサービスを開発する際の推奨事項を提示するもので、具体的なサービスの例として、図書館による研究データ管理支援や出版活動に注目しています。

DLFのディレクターであるRachel Frick氏は「今日のネットワーク環境は学問の世界に変化をもたらすとともに、なにが“図書館”サービスなのかについての我々の認識に対しても挑戦を突き付けている。この報告書は、図書館の持つ力のなかでコミュニティのニーズを十分に満たすような新しいサービスを見出し、実施し、成功させていくために役に立つ。」と話しています。

Fit for Purpose: Developing Business Cases for New Services in Research Libraries
http://mediacommons.futureofthebook.org/mcpress/businesscases/

IFLA2012サテライトミーティング「ホームレスと図書館」 プレゼン資料が公開

2012年8月10日にエストニアのタリン中央図書館において、国際図書館連盟(IFLA)の“特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会”(Library Services to People with Special Needs)が、「ホームレスと図書館:すべての人のための情報と知識の権利」をテーマとしたサテライトミーティングを開催していました。このほど、そのプレゼンテーション資料が公開されたようです。

"The Homeless and the Libraries - The Right to Information and Knowledge For All": Satellite Program Presentations
http://www.ifla.org/node/6939

Presentations From: The Homeless and the Libraries -- The Right to Information and Knowledge For All (INFOdocket 2012/10/19付けの記事)

PLOSとSPARC、OASPAがオープンアクセスの程度が分かるガイドブックを公開

2012年10月19日に、PLOS、SPARC、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)がオープンアクセスウィークに備え共同で、オープンアクセス(OA)を構成する重要な要素(例えば、読者の権利、再利用の権利、著作権等)を解説したガイドブック“How Open Is It?”を公開しました。このガイドは、論文著者に対して、ジャーナルポリシーに従いながらどのように論文を公開すればよいのか考える助けとなるものとして、財団等の組織にとっては、ポリシー等においてOAのレベルを設定する際の参考になるものとして作成されたものとのことです。

How Open Is It? (PDF)
www.plos.org/wp-content/uploads/2012/10/OAS_English_web.pdf

Open Access Spectrum (OAS)
https://www.plos.org/about/open-access/howopenisit/

HowOpenIsIt? New Guide Released (SPARC 2012/10/19付けの記事)
http://www.arl.org/sparc/media/HowOpenIsIt_Final_Guide_Released.shtml

英語圏の教育関係のTwitterハッシュタグをまとめたインフォグラフィックス

2012年10月17日に、Online Coursesのブログサイトで、英語圏の教育関係のTwitterハッシュタグをまとめたインフォグラフィックスが公開されています。これを紹介しているSchool Library Journalは、教員や管理職者に対しフォローやTwitterへの参加を提案するのに便利だとしています。

Popular Educational Twitter Hashtags (Online Courses 2012/10/17付けの記事)
http://www.onlinecollegecourses.com/2012/10/17/popular-educational-twitter-hashtags/

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