公共図書館の価値を地域の人々に知ってもらうための全米的なキャンペーン“Geek the library”(図書館に夢中)に対して、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から約192万ドルの資金を獲得したと発表されました。OCLCが2009年から実施しているものです。これにより、2015年6月までに更に1,000館の参加を目指していくとされています。このキャンペーンに参加した公共図書館には、アドヴォカシー用のポスターなどの様々な資料の提供といったサポートを無料で受けられるということです。
2012年9月17日、英国のJISC Observatoryが“Preparing for Data-driven Infrastructure”というレポートを刊行しました。これは、高等研究機関向けに、研究データ管理のコンセプトやアプローチ、そして戦略・技術課題に対処する際に役立つツール等について、それらの概要を説明するものです。特に、「データ中心的」という言葉をキーワードとしており、そのアーキテクチャの解説、現状の研究組織がどのようにデータ共有を行っているのか、その事例の説明、データ管理の新たなモデルとデータ中心的なアーキテクチャを支援するツールや技術の紹介、今後の方向性についてまとめたものとなっています。
デンマーク書誌センター(DBC:Danish Bibliography Center)が、デンマーク全国書誌(Danish National Bibliography)をLinked Open Dataとして公開しています。今回公開されたのは、2010年以降の書籍の書誌データ及びそれに対応する典拠のデータで、今後、動画や音楽などの別の資料群にも広げ、対象年を2000年以降に広げる予定とのことです。
米国図書館協会(ALA)が、利用者志向の図書館デザインに関する大学図書館向けの書籍“Universal Design: A Practical Guide to Creating and Re-creating Interiors of Academic Libraries for Teaching, Learning, and Research”が刊行されたことについて、プレスリリースをだしています。