2012年10月21日付けのArizona Daily Starに“Library nurses look after those in need”という記事が掲載されています。記事では、米国アリゾナ州のPima Countyにある複数の公共図書館を巡回しながら利用者の健康診断を行う、米国初の図書館看護師が紹介されています。記事によると、図書館利用者の中にはホームレスの収容施設に入れない人、健康保険に加入していない利用者、健康診断やコンピュータへのアクセスができない人等が増え続けており、Pima Countyとして看護師を雇用し、医療サービスを提供することになったとのことです。
2012年11月4日及び5日に、BioMed Central主催のイベント“Open Access Africa 2012”が、南アフリカ共和国のケープタウン大学で開催されます。アフリカにおけるオープンアクセスの現状、それに係る人材育成、アドヴォカシー、持続可能性をテーマに関するセッションが行われます。このイベントは今回で3年目で、2010年はケニアのケニヤッタ大学(Kenyatta University)で、2011年はガーナのクワメエンクルマ科学技術大学(Kwame Nkrumah University of Science and Technology)で開催されました。
2012年10月22日に、オープンアクセスや学術コミュニケーションに関するニュースや情報を紹介するウェブサイト“Open Access Now”の開設が発表されました。北米のCoalition of Open Access Policy Institutions(COAPI)のメンバーが運営しています。Open Access Nowでは、デジタル人文学に関する“Digital Humanities Now”や、米国の歴史に関する“American History Now”と同様に、ジョージメイソン大学の開発した“PressForward”というプラットフォームが用いられているということです。