Project Information Literacyが、2012年10月16日付けで、“Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace”と題したレポートを公表しました。大学を卒業して就職したばかりの人々の情報探索行動をテーマにしたもので、米国の23の雇用者へのインタビューや、最近大学を卒業して就職したばかりの33人に対するフォーカスグループインタビューが行われています。レポートの概要では、現代の学生はオンラインで素早く答えを探しだすスキルを備えているが、雇用者側は彼らに対してオンラインで情報を検索するだけではなく、紙のレポートを繰ったり、電話をかけたり、調査結果についてチームの仲間と話し合ったりといった従来の方法をも組み合わせることを求めている、というようにまとめられています。
コネティカット州図書館の諮問委員会(ACLPD:Advisory Council for Library Planning and Development)では、電子書籍に関するタスクフォースを立ち上げ、州規模での電子書籍の協力等について調査を進めています。このタスクフォースより5ページのペーパーが公表されています。
2012年10月16日、世界中の研究者に対して一意な識別子を与えることを目指す国際的組織“ORCID”(Open Researcher and Contributor ID)が、研究者情報データベース“Registry”の稼働開始を発表しました。登録申請の受け付けが始まっています。IDを取得するとウェブ上で自身の詳しい情報を登録することができるようです。
電子書籍のPatron-Driven Acquisitions(PDA)による大学出版への影響を調査していた研究グループが最終報告書“PDA and the University Press”を公表しました。グループのひとりであるエスポジト(Joseph Esposito)氏がブログScholarly Kitchenでその概要を紹介しています。