ALA TechSourceに、2012年1月10日付けで、ブリーディング(Marshall Breeding)氏による“What's In Store for the Library Automation Industry in 2012?”という記事が掲載されています。この記事は、2012年の図書館システム市場の動向予測が記されたもので、2012年は大手の図書館システムベンダのクラウド型図書館システムが出そろって「分岐点」となる年(watershed year)だと述べられています。その他、Kuali OLE等のオープンソースソフトウェア、ベンダの買収、SkyRiverとOCLCの訴訟の行方、モバイル、近距離無線通信(NFC)、クラウド、電子書籍等のトピックスについて触れられています。
2012年1月11日付けのAdverTimesの記事で、2007年1月に開館した国立新美術館の展覧会カタログコレクションについて紹介されていました。記事では、同館のカタログ所蔵数は約8万点と日本一の所蔵数を誇り、今後は、カタログ以外にもDM、目録、写真等の収集・公開にも力を入れていく予定だとされています。同館では、日本で開催された展覧会のカタログを海外の日本美術研究機関に寄贈する「JAC(Japan Art Catalog)プロジェクト」を行っており、その寄贈先から返礼として、海外で刊行された日本美術に関する展覧会カタログが送られているそうです。同館のアートライブラリーのページによると、2011年5月末で、日本で刊行されたカタログが69,649点、海外で刊行されたものが8,172点、合計77,811点所蔵されているようです。