アーカイブ - 2011年 9月 29日 - car

研究者が書いた論文の引用数やブックマーク数などを一覧できるサービス“ScienceCard”

ハーバード大学のフェナー(Martin Fenner)氏が“ScienceCard”という、研究者の書いた論文が各種サービスで何回引用やブックマークされているかなどの指標(metrics)を一覧できるサービスを立ち上げたそうです。現在対象となっているサービスは、CiteULike、Mendeley、PLoS、PubMed、Microsoft Academic Searchのようです。ログインにはTwitter IDを使用し、論文のリストはMicrosoft Academic Searchから取得しているとのことです。また、PLoSのOpen Source Article-Level Metrics APIを利用しており、Mendeley/PLoS Binary Battleコンテストへ応募したとされています。

ScienceCard
http://sciencecard.org/

Announcing ScienceCard (PLoS Blog 2011/9/28付け記事)
http://blogs.plos.org/mfenner/2011/09/28/announcing-sciencecard/

参考:
PLoSとMendeleyによる科学・学術情報系アプリ開発コンテスト アイデアのみの参加も可能

Amazon社、タブレット型を含むKindleの新モデルを発表

米国Amazon社は、2011年9月28日に、同社の電子書籍リーダーKindleの新型モデルとして、カラー液晶のタブレット型端末や、タッチスクリーンを採用した白黒モデル等を発表しています。

Introducing the All-New Kindle Family: Four New Kindles, Four Amazing Price Points(Amazon社 2011/9/28付けのプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1610968&highlight=

「国境なき図書館」、ハイチ国家大学の学生や研究者のための電子図書館を開設

2011年9月30日に、フランスのNGO組織「国境なき図書館」(Bibliothèques Sans Frontières)が、ハイチ国家大学(L'Université d'État d'Haïti:UEH)とともに建設した、同大学で初となる電子図書館を公開するようです。今回新しく建設された電子図書館には、インターネットに接続している60の利用者用端末が備えられ、15,000名のUEHの学生や研究者に対して、オンラインリソースが提供されるようです。なお、UEHは、2010年に起きたハイチ大地震により、11ある大学図書館のうち9つが甚大な被害を受けたとのことです。

September 30th, Official opening of the digital library of the State University of Haïti (Bibliothèques Sans Frontières 2011/9/20付けの記事)
http://www.librarieswithoutborders.org/?p=615

Une bibliothèque numérique ouvre ses portes à Haïti (2011/9/21付けの記事)

オープンソースの機関リポジトリ用システム“IR+”のバージョン2.1が公開 MARC21形式のインポート・エクスポートが可能に

eXtensible Catalog(XC)の開発などで知られる米国のロチェスター大学が、オープンソースの機関リポジトリ用ソフトウェアのバージョン2.1を公開しました。今回のバージョンアップによって、MARC21形式のファイルのインポート・エクスポートなどの新機能が追加されたようです。

IR+
http://code.google.com/p/irplus/

IR+ 2.1 released (Library Technology Guide 2011/9/28付けニュース)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16086

参考:
オープンソースの機関リポジトリ用システム“IR+”のバージョン2が公開
http://current.ndl.go.jp/node/17037

Schema.orgに関する初めてのワークショップが開催、発表スライドが公開される

2011年9月21日に米国で開催されたschema.orgに関する初めてのワークショップの報告や発表スライドが公開されています。ワークショップには、W3CやCreative Commonsなどの関係団体、Baiduなどの検索エンジン会社、ニューヨークタイムズやディズニーなどのコンテンツ企業から75名の参加があったそうです。Google社のゴエル(Kavi Goel)氏による発表“Implementation Intro”でschema.orgの概要などが説明されています。

Schema.org Workshop
http://schemaorg.cloudapp.net/2011Workshop/

Schema.org Workshop Wrap-Up (schema blog 2011/9/28付け記事)
http://blog.schema.org/2011/09/schemaorg-workshop-wrap-up.html

中央大学図書館、館内への飲料持込・摂取を認める措置を継続へ

中央大学図書館は、夏の電力不足による暑さ対策のため、2011年6月30日から9月30日までの間、利用者に対して図書館内での飲料摂取を認める措置を取っていましたが、10月1日以降もこの措置を継続すると9月29日に発表しています。

図書館内への飲み物持込みを認める措置の継続について(中央図書館・都心キャンパス各館室) (中央大学図書館 2011/9/29付けの記事)
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html?suffix=i&mode=dpttop&topics=14949

参考:
中央大学図書館等、夏の電力不足による館内環境悪化対策として、利用者に図書館内での飲料摂取を認める
http://current.ndl.go.jp/node/18558

岡山県立図書館、県内高等学校の「図書委員会交流会」と協力した展示を開催

岡山県立図書館が、ウェブサイトで、県内高等学校9校の図書委員会の生徒らが作成した展示「としょかん☆レストラン 図書委員会交流会展示」の様子を公開しています。この図書委員会交流会は2006年度にスタートしたもので、情報交換、読書会、創作活動等を行っており、2010年度に初めて県立図書館を会場に行事を開催したそうです。

ティーンズコーナー展示「としょかん☆レストラン」(「図書委員会交流会×県立図書館2011」)(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/service/jinbun/teens/tenji/2011/tosyoiinkai/tosyoiinkai.htm

米国プリンストン大学、オープンアクセスポリシーを採択

米国のプリンストン大学が、所属研究者に対して、発表する論文の著作権を学術誌の出版社に譲渡することを原則禁止するオープンアクセスポリシーを採択したと、米国の各紙が伝えています。この採択の背景には学術雑誌の高騰があるようで、ポリシーの採択により、研究者が論文を自身のウェブサイトや大学の機関リポジトリ等で公開することを後押しすることになるようです。

At Universities, A Move Toward ‘Open Access’ (Wall Street Journal 2011/9/28付けのブログ記事 )
http://blogs.wsj.com/ideas-market/2011/09/28/at-universities-a-move-toward-open-access/?mod=google_news_blog

Princeton bans academics from handing all copyright to journal publishers (Physorg.com 2011/9/28付けの記事)
http://www.physorg.com/news/2011-09-princeton-academics-copyright-journalpublishers.html

Europeana、第一次大戦に関する資料提供を呼びかける短編ドラマのインタラクティブ版を公開

欧州のデジタル文化資源ポータルEuropeana、オックスフォード大学、ドイツ国立図書館による、第一次世界大戦に関するデジタルアーカイブプロジェクトで、一般市民からの資料提供を呼びかけるための短編ドラマのインタラクティブ版“Europeana Remix”が公開されています。ドラマのストーリーは、第一次大戦中のドイツ軍兵士と英国軍兵士の友情の印であるマッチ箱をめぐって現代のドイツ人の若者が英国を訪ねるというもので、ドラマの進展に合わせて関連する写真や動画、地図等が現れるようになっており、ユーザがコメントを付ける機能等もあるようです。HTML5の技術が使われており、視聴できるブラウザのバージョン指定があります。

Europeana Remix(インタラクティブ版の動画)
http://remix.europeana.eu/#

A First World War friendship - an interactive HTML5 video by Europeana(上記の動画の説明)
http://remix.europeana.eu/#about

Europeana Erster Weltkrieg - World War One in pictures, letters and memories(プロジェクトのページ。通常版の動画あり)

ニュージーランド国立図書館、公共図書館向け新サービス“Kōtui”を開始

2011年9月29日に、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)が、同国内の公共図書館を対象にした新サービス“Kōtui”の運用を開始したようです。“Kōtui”とは現地のマオリ語で「組み合わせる、織り交ぜる」といった意味のようです。図書館利用者は、この“Kōtui”を利用することで、同国の公共図書館が所蔵するコンテンツや資料(紙・電子を問わず)をインターネットを通じて検索できるようです。また公共図書館側にとっては、“Kōtui”を図書館システムとして利用することで、それぞれ自前で図書館システムを管理する必要がなくなるだけでなく、他の“Kōtui”加盟館とのリソースシェアリングが容易となる等の利点があるようです。

Kōtui
http://www.kotui.org.nz/

Kōtui (National Library of New ZealandのKōtuiサービス紹介ページ)
http://www.natlib.govt.nz/services/national-collaborative-services/kotui

New service opens up libraries 24/7 (National Library of New Zealand 2011/9/29付けのプレスリリース)