アーカイブ - 2011年 8月 - car

8月 25日

Internet Archive、9.11テロに関する20チャンネル・3000時間分のニュース映像アーカイブ“Understanding 9/11”を公開

米国のInternet Archiveが9.11テロに関するニュース映像のアーカイブ“Understanding 9/11”を公開しました。2001年9月11日から17日までの1週間に世界各国の20チャンネル(日本のNHKを含む)で放送された3,000時間分ニュース映像を見ることができるようです。

Understanding 9/11
http://www.archive.org/details/911

Understanding 9/11: A Television News Archive (Internet Archive Blogs 2011/8/24付け記事)
http://blog.archive.org/2011/08/24/understanding-911/

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)の配付資料が公開

2011年8月23日に総務省で開催された総務省主催の「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)」の配付資料が、同省のウェブサイトで公開されています。また、7月21日に開催された「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第4回)」の配付資料についても公開されています。

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)配付資料 (総務省のウェブサイト)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/02ryutsu02_03000069.html

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第4回)配付資料 (総務省のウェブサイト)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu02_03000066.html

「ローマは一日にしてデジタル化されず」 図書館情報資源振興財団が古典研究におけるデジタル技術の活用状況をまとめたレポートを公開

2011年8月18日、米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources: CLIR)が、“‘Rome Wasn't Digitized in a Day’: Building a Cyberinfrastructure for Digital Classicists”と題するレポートを公開しています。このレポートでは、おおよそ600年頃までのギリシア・ローマ古典や古代中近東の古典の研究における、デジタル技術活用の現状についてまとめたもののようです。レポートでは、どのようなプロジェクトがあり、それらのプロジェクトでどのようにデジタル技術が使われているか、また古典研究に限らずより広く人文学全体に視野を広げ、いわゆるデジタル人文学領域において、どのようなサイバーインフラが作られているか等をまとめているようです。

“Rome Wasn't Digitized in a Day”: Building a Cyberinfrastructure for Digital Classicists (PDF)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub150/pub150.pdf

米東海岸を襲った地震による影響:メリーランド大学マッケルディン図書館

2011年8月23日に米国東海岸を襲った地震によって、メリーランド大学マッケルディン図書館(東アジアコレクションを所蔵)で1万3,000冊の図書が書架から落下するなどの被害が出たようです。その様子を撮影した写真がFlickrに掲載されています。

Earthquake (Flickr)
http://www.flickr.com/photos/umd_libraries/sets/72157627383474133/

倒壊した書架の写真(Flickr)
http://www.flickr.com/photos/umd_libraries/6076450462/in/set-72157627383474133

8月 24日

「ミュージアムキャラクターアワード2011」の結果が発表される

全国の美術館・博物館に関する情報を紹介するサイト「インターネットミュージアム」が実施していた「ミュージアムキャラクターアワード2011」の結果が発表されました。1位は出雲弥生の森博物館の「よすみちゃん」、2位は小杉放菴記念日光美術館 の「ジンジャくん」、3位は佐川美術館の「さがわん3兄弟」だったようです。

ミュージアム キャラクター アワード 2011 結果発表
http://www.museum.or.jp/museum-chara/2011/

参考:
美術館・博物館キャラの日本一を決める「ミュージアムキャラクターアワード2011」
http://current.ndl.go.jp/node/18667

「日露戦争始まる」「バルチック艦隊全滅」など、明治・大正期の号外を読むことができるiPadアプリ「毎日新聞 号外」がリリース

毎日新聞社が、明治・大正時代に発行された毎日新聞の号外紙面や写真を見ることができるiPad用アプリ「毎日新聞 号外」をリリースしました。アプリのダウンロード及び大正時代のコンテンツは無料、明治時代のコンテンツは有料(1,200円)とのことです。

「毎日新聞 号外」アプリ - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/etc/gogai/

[iPad] 毎日新聞 号外: 明治時代と大正時代に発行された号外が読める歴史資料アプリ。無料。(AppBank 2011/8/24付け記事)
http://www.appbank.net/2011/08/24/ipad/291470.php

ブックオフオンライン株式会社、「いわてを走る移動図書館プロジェクト」に対する書籍提供などの支援を発表

2011年8月23日、ブックオフオンライン株式会社が、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が実施している被災地復興活動「いわてを走る移動図書館プロジェクト」への支援を発表しました。「いわてを走る移動図書館プロジェクト」では、岩手県の陸前高田市を中心に、図書を積んだ自動車で仮設住宅を巡回して貸出を行うという活動を行っています。同社は、ECサイト「ブックオフオンライン」の在庫から、コミックや文庫本を中心に、毎月約1,000冊の書籍を無償提供するとのことです。合わせて、インターネット買取サービス「宅本便」を通じた寄付も行うそうです。

ブックオフオンライン、シャンティ国際ボランティア会による被災地復興活動 「いわてを走る移動図書館プロジェクト」の支援プログラムを実施(BOOK・OFFグループ 2011/8/23付けプレスリリース)
http://www.bookoff.co.jp/news/release/20110823/pdf/20110823_idoutoshosien.pdf

いわてを走る移動図書館プロジェクト
http://iwate.sva.or.jp/

参考:
ブックオフ、買取った本の数量に応じた寄付金でスリランカに図書館を開設
http://current.ndl.go.jp/node/14387

岐阜県図書館、Googleマップを利用した「地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー」を公開

岐阜県図書館が、GoogleマップとPicasaウェブアルバムを活用した「地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー」というサービスを公開したようです。地図上のマーカーをクリックすると吹き出しが表示され、その中のサムネイル画像をクリックするとPicasaウェブアルバムに掲載された絵葉書の画像を見ることができます。

地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=201390983651997280552.0004aa1e8b4f88646e54b&msa=0

地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリーについて
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/digitallib/ehagaki/ehagaki_map.htm

公共施設などに本を配達する別府市立図書館の「貸し出し文庫」

大分合同新聞の2011年8月24日付けの記事で、大分県別府市立図書館が7月から開始した「貸し出し文庫」というサービスが紹介されていました。要望のあった市内の公共施設などに本を配達して、その利用者に読んでもらうというサービスのようです。まずは3か所の市立児童館に絵本・児童書や保護者向けの本など200冊を設置し、将来的には民間施設へも広げていきたいとのことです。

別府市立図書館“出張サービス”に力(大分合同新聞 2011/8/24付けニュース)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131414808794.html

別府市立図書館
http://www.city.beppu.oita.jp/tosho/

米国図書館協会(ALA)、1998年から2008年の10年間における大学図書館のトレンドをまとめたレポート

2011年8月23日、米国図書館協会(ALA)が“Trends in Academic Libraries, 1998 to 2008”というレポートを公開しました。国立教育統計センター(NCES)が実施している大学図書館を対象にした隔年調査(1998、2000、2002、2004、2006、2008年)のデータを用いて、図書館数、貸出・予約、ILL・商用ドキュメントデリバリーサービス、開館時間、蔵書数、職員数、予算、電子的サービス、情報リテラシー活動、といった項目のトレンドをまとめているようです。

Trends in Academic Libraries, 1998 to 2008 (PDF文書:46ページ)
http://www.ala.org/ala/research/librarystats/academic/ALS%209808%20comparison.pdf

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)の戦略計画2011-2014と、その5つの戦略目標

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、2011年から2014年の3年間における戦略計画“The Power of Knowledge, Phase 2”を公開しました。16ページの文書に、RLUKのビジョン、ミッション、価値、以下の5つの戦略目標、RLUKが提供しているArchives HubやCopacなどのサービス、などについて書かれています。

1. 研究図書館のモデルを再定義する
2. コスト削減と質の向上を目指したコラボレーション
3. 倫理的かつ効果的な学術出版を実現する
4. ユニークで特有な図書館コレクションを宣伝する
5. 研究データ管理における図書館の役割を組み立てる

The Power of Knowledge, Phase 2 - RLUK Strategic Plan 2011 - 2014 (PDF文書:16ページ)
http://www.rluk.ac.uk/files/RLUK%20Strategic%20Plan-%202011%20-%202014.pdf

RLUK Strategic Plan: The Power of Knowledge, Phase Two, 2011 - 2014 (RLUKのニュース)

8月 23日

スイスの公共・大学図書館等が所蔵するスイス中近世の貴重書デジタルアーカイブポータル“e-rara.ch”、公開点数5,000点を突破

スイスのジュネーブ図書館やバーゼル大学図書館、チューリヒ中央図書館等が中心となって、特に16世紀にスイスで出版された書籍をデジタル化して公開する“e-rara.ch”というポータルサイトがあるようです。このプロジェクトに参加しているETH-Bibliothekの記事によると、“e-rara.ch”で公開されている資料がこのたび5,000タイトルを突破したようです。

e-rara.ch
http://www.e-rara.ch/

More than 5,000 titles in e-rara.ch (Wissensportal ETH-Bibliothek 2011/8/22付けの記事)
http://www.library.ethz.ch/en/About-us/News/More-than-5-000-titles-in-e-rara.ch

米国議会図書館、オープンソースのデジタルコンテンツ用プラットフォーム“Recollection”を公開

米国議会図書館(LC)は、全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム」(NDIIPP)で開発した、オープンソースのデジタルコンテンツ用プラットフォーム“Recollection”を公開しています。デジタル化された図書館資料等のコンテンツを、地図や年表を使ったナビゲーションで表示することが容易にできるもののようです。

Recollection
http://recollection.zepheira.com/

Full Open Source Release of Recollection Platform(LCのデジタル保存のブログ 2011/8/22付けの記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2011/08/full-open-source-release-of-recollection-platform/

Exploring Cultural Heritage Collections With Recollection(LCのデジタル保存のブログ 2011/7/5付けの記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2011/07/exploring-cultural-heritage-collections-with-recollection/

参考:

株式会社ビープラウド、TwitterやFacebookを利用した完全招待制の書籍共有ソーシャルサイト「liblar」の提供を開始

2011年8月22日に、株式会社ビープラウドは、完全招待制の書籍共有ソーシャルサイト「liblar」(リブラー)の提供を開始したようです。「liblar」は、FacebookやTwitter上で普段つながりのある人たち同士で本を紹介しあったり、自分の読み終わった本を登録したり、感想や引用を書き留めて管理することで、自分が今まで出会えなかった書籍との出会いを支援するサイトとなっているようです。

liblar
http://liblar.com/

今まで出会えなかった素晴らしい本との出会いが可能になる: 書籍共有ソーシャルサイト「liblar.com」、利用料無料で提供開始!~あなたが信頼している知り合いや専門家の感想を見て、本を選べる~ (@Press 2011/8/22付けの株式会社ピープラウドのプレスリリース)
http://www.atpress.ne.jp/view/22160

FacebookやTwitter上の友人と本の情報を共有できる「liblar」 (CNET Japan 2011/8/22付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/service/35006318/

完全招待制の書籍共有ソーシャルサイト「liblar.com」オープン (eBook USER 2011/8/22付けの記事)

電子書籍時代のILLはいずこへ?(記事紹介)

Collaborative Librarianship誌に、同誌の編集者でもある米デンバー大学図書館のクラーク氏による“Whither ILL? Wither ILL: The Changing Nature of Resource Sharing for E-Books”という論説が掲載されています。

論説の中で、クラーク氏は電子書籍の図書館間貸出(ILL)について疑問を呈しているようです。彼は、ILLは図書館間協力における偉大な成果であり、電子書籍のILL利用を認めるよう図書館が出版社に対して要求することは理解できるものの、「利用者にできるだけ安く・早く資料を提供する」という最終的な目標を考えると、電子書籍について紙の書籍と同様のILLサービスを行うのは疑問であるとしています。

その代わりに、図書館で契約していない電子書籍を一時的に借りることのできる「短期間リース」(short-time lease)を可能とするよう出版社に働きかけるべきだと提案しています。電子書籍については、利用者・図書館員の双方に対してコストがかかる従来のILLプロセスを見なおすことができ、実際、図書館員が出版社のサイトから直接借りた電子書籍へのリンクを利用者に知らせるだけ、あるいは、理想的には図書館員を介さず利用者が自ら短期間リースするだけで済む可能性もあるとのことです。

ベルリン中央・地域図書館、ナチスが没収した図書約70点を持ち主に返却へ

2011年8月31日に、ベルリン中央・地域図書館は、ナチス政権下に没収された図書約70点を正当な持ち主に返却するようです。この中には、かつてフリードリヒ・エンゲルスの蔵書であったと考えられている、1883年に出版された英訳版の『共産党宣言』が含まれており、その持ち主であるドイツ社会民主党に返却されるようです。

Restitution von NS-verfolgungsbedingt entzogenem Kulturgut an die Friedrich-Ebert-Stiftung in der Zentral- und Landesbibliothek Berlin (ZLB) (PDF) (Zentral- und Landesbibliothek Berlin 2011/8/22付けの記事)
http://www.zlb.de/presse/pressemitteilungen/restitution_raubgut_friedrich-ebert-stiftung.pdf

Berlin library returning books stolen by Nazis including English copy of Communist Manifesto (Washington Post 2011/8/22付けの記事)

【イベント】米国議会図書館担当官による被災資料救済に関する講演会(東京・仙台)

国立国会図書館では、米国議会図書館資料保存課特別プロジェクト担当官のアンドリュー・ロブ氏を招き、被災資料救済に関する講演会を、東京と仙台で開催します。いずれも逐次通訳が付き、参加費は無料、先着順での受付となっています。それぞれの会場の日時と内容は、以下のとおりです。

■東京会場(国立国会図書館東京本館(関西館にもテレビ中継))
2011年9月13日(火)14時~17時
演題:「米国議会図書館における災害資料救済体制及び米国における復旧活動(仮題)」アンドリュー・ロブ氏

■仙台会場(東北大学附属図書館本館)
2011年9月14日(水)14時~17時
演題1:「宮城資料ネットの資料救済活動(仮題)」佐藤大介氏(宮城歴史資料保全ネットワーク)
演題2:「被災写真の修復(仮題)」アンドリュー・ロブ氏

被災資料の救済に関する講演会の開催について(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve28.html

「デジタルネイティブ」は現代の神話? 英国Open Universityによる調査結果から(記事紹介)

2011年8月15日付けのMerlin John Onlineに、“Open University research explodes myth of ‘digital native'”と題する記事が掲載されています。記事では、英国のOpen Universityの研究所が実施した、同大学の学生20代から60代までの約4,000名から得られた調査をもとに、世代間でのIT利用の差異は認められるものの、その差異は若い世代から高齢の世代への段階的なものであり、世代間に非連続性が認められるようなものではないとして、「デジタルネイティブ」という世代は存在しないとする結論を紹介しています。なお、この調査結果は、調査を指揮したChetz Colwell氏らによって“Older Students’ use of Digital Technologies in Distance Education”と題する論文にまとめられ、現在査読が行われているようです。

Open University research explodes myth of 'digital native' (Merlin John Online 2011/8/15付けの記事)

OCLC、図書館等の機関における統合検索の実現を目的としたレポート“Single Search: The Quest for the Holy Grail”を刊行

2011年8月22日、米国OCLCの研究部門OCLC Researchが“Single Search: The Quest for the Holy Grail”と題したレポートを刊行しました。同レポートは図書館、文書館、博物館といった各機関において資料を一か所で検索する統合検索(single search)をテーマとしています。そのような統合検索を実現している以下の9機関のメンバーから成るWGにおけるディスカッションの内容が、組織、技術、メタデータ、アクセスという4つの視点からまとめられているようです。

・ヴィクトリア&アルバート博物館
・イェール大学英国美術センター
・ミネソタ歴史協会
・イェール大学デジタル資産・基盤室
・カルガリー大学
・ゲッティ・リサーチ・インスティチュート
・ウェルカム財団
・カリフォルニア大学バークレー校
・スミソニアン学術協会

Single Search: The Quest for the Holy Grail (PDF文書:29ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-17.pdf

PLoSとMendeleyのアプリ開発コンテスト“Binary Battle”に寄せられた「こんな学術系アプリが欲しい」というアイディアの一覧

Public Library of Science(PLoS)とMendeleyがアプリ開発コンテスト“Binary Battle”のために募集したアイディアの中から、Binary Battle向きのものと、そうではないが面白いアイディアを紹介しています。

What the scientific community wants computers to do for them: The results of the PLoS and Mendeley Call for Apps (Mendeley Blog 2011/8/19付け記事)
http://www.mendeley.com/blog/developer-resources/what-the-scientific-community-wants-computers-to-do-for-them-the-results-of-the-plos-and-mendeley-call-for-apps/

Binary Battle App Ideas
https://docs.google.com/document/pub?id=1caP9axe-8MBX_MNuA5a2aSBg5hPe--ZCFn-UTij0jvM

Other Cool Scientific App Ideas

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