アーカイブ - 2011年 6月 - car

6月 20日

【イベント】人文情報学推進協議会設立記念国際シンポジウム(9/13-14・大阪)

東日本大震災のため延期されていた、人文情報学推進協議会設立記念国際シンポジウム(Inaugural Symposium of Japanese Association for Digital Humanities)が、2011年9月13日と14日に、大阪大学言語文化研究科で開催されるようです。なお、9月12日は、プレ・カンファレンス・ワークショップが開催予定のようです。

Osaka Symposium on Digital Humanities 2011 (Re-scheduled) (Osaka Symposium on Digital Humanities 2011のウェブサイト)
http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~osdh2011/

内田洋行、学校向け教育用コンテンツ配信サービス“EduMall”で小学校指導者用デジタル教科書を配信

2011年6月15日、株式会社内田洋行が、同社の運営する学校向け教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」において、大手教科書会社4社が提供する小学校指導者用デジタル教科書を配信すると発表しました。EduMallは買取りではなく年間契約型のサービスで、毎年発生するようなコンテンツの修正・変更にも対応しやすいとしています。対象となるのは、三省堂、教育出版、帝国書院、新興出版社啓林館の4社で、国語、社会、算数、理科の指導者用デジタル教科書が提供されるそうです。また、教育委員会向けの「デジタル教科書自治体一括導入パック」も提供されるとのことです。

内田洋行、指導者用「デジタル教科書」の配信サービスを開始~教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」にて、大手教科書会社4社と協力~(内田洋行 2011/6/15付けプレスリリース)
http://www.uchida.co.jp/company/news/press/110615.html

江戸川区立東部図書館で「東北6県 観光ポスター、パンフレット展」が開催中

2011年6月15日から7月31日まで、東京都の江戸川区立東部図書館で「東北6県 観光ポスター、パンフレット展」が開催中のようです。同館では、関係機関の協力を得てあわせて50種以上の「観光ポスター、パンフレット」を展示しているとのことで、希望のパンフレットは3種まで持ち帰ることができるようです。

※2011-07-28追記
「東北6県 観光ポスター、パンフレット展」は、開催期間を2011年8月31日まで延長するようです。

「みんなと共に がんばろう!東北」東北6県 観光ポスター、パンフレット展 (江戸川区立図書館のウェブサイト)
https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/toshow/event_guide/html/toubu.html#tohoku

LibLime社、「大学図書館員による大学図書館員のための」図書館システム“LibLime Academic Koha”を発表

2011年6月16日に、オープンソースの図書館システム“Koha”の商用サービスを手がけるLibLime社が、大学図書館に特化した“LibLime Academic Koha”を発表しています。この“LibLime Academic Koha”の開発には、ウェストチェスター大学図書館長機構(Westchester Academic Library Directors Organization)が協力しており、大学図書館員によってデザインされテストされた、いわゆる「大学図書館員による、大学図書館員のための」システムとのことです。

イタリアもWorld Digital Librayに参加へ

2011年6月14日のCultura Italiaのニュースによると、イタリアの文化遺産・文化活動省(Ministro per i Beni e le Attività Culturali)と米国議会図書館(LC)との間で合意に達したことで、今後イタリア国内の図書館が、LCがユネスコと協同で進めている“World Digital Library”プロジェクトに参加するようです。第一段として参加予定の図書館は、フィレンツェ国立中央図書館、ナポリ大学図書館、パドヴァ大学図書館等の6館のようです。

The World Digital Library and Italy’s contribution to the project (Cultura Italia 2011/6/14付けのニュース)
http://www.culturaitalia.it/pico/modules/event/en/event_2892.html?T=1308034193249

Cultura: anche l'Italia nella World Digital Library (Adnkronos CyberNews 2011/6/15付けの記事)

米国議会図書館(LC)等によるRDA導入テストについての報告書の全文が公開

米国の議会図書館(LC)、国立医学図書館(NLM)、国立農学図書館(NAL)の3つの国立図書館等により実施されていた、目録規則RDA(Resource Description and Access)の導入テストについて、RDAテスト調整委員会による報告・勧告(Report and Recommendations)の全文が、LCのサイトに掲載されています。2011年5月9日に作成され、6月20日付けで公開されたようです。

Report and Recommendations of the U.S. RDA Test Coordinating Committee(報告書、PDF192ページ)
http://www.loc.gov/bibliographic-future/rda/rdatesting-finalreport-20june2011.pdf

Testing Resource Description and Access (RDA)(LCのウェブサイト)
http://www.loc.gov/bibliographic-future/rda/

(※2012-01-16追記)
2012年1月16日現在、上記の報告書のURLではアクセスできないようです。以下のURLでアクセスできるようです。

6月 17日

国立国会図書館、「全文テキスト化実証実験報告書」を公表

国立国会図書館は、2010年10月~2011年3月の期間に実施していた、全文テキスト化実証実験の報告書をホームページに掲載しました。「テキストデータ作成に関する実証実験」「全文テキストデータの検索・表示に関する実証実験」等についてまとめたものです。

全文テキスト化実証実験報告書の掲載について
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization_fulltextreport.html

参考:
国立国会図書館、全文テキスト化実証実験を出版社等と共同で実施
http://current.ndl.go.jp/node/16534

国立情報学研究所(NII)、2011年度後半にWebcatの後継サービスとしてCiNii「図書・雑誌検索」をリリース Webcatは2012年度末でサービス終了

国立情報学研究所(NII)が、2011年度後半から、CiNiiに「図書・雑誌検索(Books)」というメニューを追加する予定だと発表しました。これは、2012年度末に終了が予定されているWebcatの後継サービスとして位置づけられるそうです。同サービスでは、NACSIS-CATのデータ(書誌情報・所蔵情報・著者名典拠情報・参加組織情報)を提供するウェブAPIを公開する予定とのことです。また、Webcat Plusは今後も継続提供されるそうです。

Webcat終了予定および後継の検索サービスについて(NII 2011/6/17付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2011/06/webcat_1.html

南北戦争期の日記資料をクラウドソーシングでテキスト化するプロジェクト“Civil War Diaries Transcription Project”

米国・アイオワ大学図書館が、南北戦争期に書かれた日記資料をクラウドソーシングでテキスト化する“Civil War Diaries Transcription Project”というプロジェクトを実施しているようです。2011年6月14日付けのChronicle of Higher Educationによると、このプロジェクトは、デジタル化された同大学文書館所蔵の3,000ページ以上の日記資料をテキストにおこす作業について、広く利用者の協力を得て行おうというもののようです。記事では、同大学の特殊コレクション担当のGreg Prickman氏のコメントとして、「クラウドソーシングの背景にあるのは、少しだけでも手伝ってくれる人がたくさんいれば、作業を大いにすすめられるという考えだ」との言葉を紹介しています。

Civil War Diaries Transcription Project
http://digital.lib.uiowa.edu/cwd/transcripts.html

Civil War Project Shows Pros and Cons of Crowdsourcing (Chronicle of Higher Education 2011/6/14付けの記事)

モバイルマーケティング・ジャパン、「「震災時のメディア利用」に関する意識調査」の結果を発表

株式会社モバイルマーケティング・ジャパンがインターネット上で「「震災時のメディア利用」に関する意識調査」を実施し、2011年6月16日にその結果を発表しました。同調査は2011年4月30~5月2日に実施されたそうです。回答数は278で、年齢層は10代7.2%、20代29.9%、 30代30.9%、40代24.1%、50代以上7.9%、性別は女性68.7%、男性31.3%、だったそうです。調査結果によれば、東日本大震災時にもっとも役立った情報源について、71.9%がテレビ番組、5.0%がSNSと回答し、震災後にTwitterを始めた人は8.6%、Facebookを始めた人は1.5%だったそうです。また、必要と感じた情報については、上位から、震災の実態、被災地の状況、余震情報、交通情報、自分のいる場所への震災の影響、だったそうです。

Wikipedia編集者たちの素顔、その動機 Wikimedia財団が2011年国際アンケート調査の結果を公開開始

Wikimedia財団は、2011年4月に世界中のWikipedia編集者を対象としたアンケート調査を行ったそうです。目的は、Wikipediaの記事を編集しているのはどんな人たちで、どういった動機で行っているのか、そして、編集は彼らにとってどんな経験で、いったい何を求めているのか、について調べることだそうです。5,000人以上の回答が得られたこのアンケート調査の結果がWikimedia財団のブログで公開され始めました。今後2か月かけてこの調査の結果について報告していくとのことです。6月10日付けのブログ記事では、回答者のプロフィールと編集の動機について紹介されています。編集者の年齢層は40歳以上が28%、22-29歳が26%、30-39歳が19%と続き、学歴は学部卒が35%、高卒が30%、修士・博士卒が26%、性別は男性が90%だったそうです。また、Wikipediaを編集する理由の上位5位は、「ボランティアで知の共有に関わるというアイディアが気にいったから」、「情報はあらゆる人に無料で提供されるべきだから」、「自分が専門とする分野で貢献するのが好きだから」、「楽しいから」、「オープンとコラボレーションというWikipediaの哲学が好きだから」、というものだったそうです。

金沢大学附属図書館、館内カフェで「ほん和かライブ」を定期的に開催

金沢大学附属図書館が、2010年4月に中央図書館内にオープンしたカフェ「ほん和かふぇ。」において、「ほん和かライブ」と題したイベントを定期的に開催するそうです。講演・発表、コンサート、サークル発表など、附属図書館の催しとして相応しいものならばジャンルは問わないそうで、出演希望者・グループを募っているそうです。

「ほん和かライブ」出演者募集中!図書館ブックラウンジでイベントを行いませんか?(金沢大学 中央図書館&自然科学系図書館ブログ 2011/6/9付け記事)
http://ku-lib.blogspot.com/2011/06/blog-post_09.html

ブックラウンジ&ほん和かふぇ。 利用案内(金沢大学附属図書館)
http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp/kulic/BL_cafe.html

全国学校図書館協議会、学校の震災被害状況と図書寄贈希望調査(中間集計)を公表、結果をもとに図書寄贈等の支援へ

全国学校図書館協議会が、2011年5月18日以降、岩手県・宮城県・福島県の各県の協議会関係者を通じて行ってきた、東日本大震災による学校図書館の被災状況と寄贈図書の希望の有無等の調査結果(中間集計)を公表しています。なお、各学校の状況については、公表を希望しない学校が多数あることから発表を見合わせているようです。また、全国学校図書館協議会は、この調査結果をもとに図書寄贈の支援等を行うと発表しており、図書寄贈に関しては、2011年7月9日に埼玉県で開催される「第59回関東地区大会こだま大会」の事業の一つ、「塙保己一翁・夢プロジェクト」を通じて行われるようです。

岩手県・宮城県・福島県の学校における被災状況と図書寄贈希望調査(中間集計) (2011/6/13付けの情報。PDF)
http://www.j-sla.or.jp/pdfs/news/sn/shinsai-files/hisaikoutyousa-0613.pdf

学校図書館の被災状況と図書寄贈希望調査(中間集計) (全国学校図書館協議会 2011/6/15付けのお知らせ)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/hisaikoutyousa-syuukei0613.html

6月 16日

日本学術会議、提言「東日本大震災被災地域の復興に向けて-復興の目標と7つの原則-」を公表

日本学術会議が、2011年6月10日付けで、提言「東日本大震災被災地域の復興に向けて-復興の目標と7つの原則-」を公表しています。復興の目標を「いのちと希望をはぐくむ復興」とし、復興に向けての7つの原則として、「原発問題に対する国民への責任及び速やかな国際的対応推進」「日本国憲法の保障する生存権確立」「市町村と住民を主体とする計画策定」「いのちを守ることのできる安全な沿岸域再生」「産業基盤回復と再生可能エネルギー開発」「流域自然共生都市」「国民の連帯と公平な負担に基づく財源調達」が提言されています。

提言「東日本大震災被地域の復興に向けて―復興の目標と7つの原則 ―」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/shinsai/pdf/110610t-2.pdf

東京工芸大学、電子書籍に関する意識調査の結果を発表

2011年6月15日に東京工芸大学が、5月18日-23日に全国の15歳から59歳の電子書籍利用者を対象に実施した、「電子書籍に関する意識調査」の結果を公表しています。調査結果の一部は以下のとおりです。
・電子書籍利用のきっかけについて、「無料の本が読めるから」と回答したのは54.7%、「インターネット広告を見て」と回答したのが41%であった
・利用経験のある電子書籍ストアについて複数回答形式で質問したところ、「電子書店パピレス」が23.9%、「LISMO!」が20.9%、「ドコモマーケットBOOKストア」が17.1%であった
・「電子書籍化されたコンテンツに期待するもの」を複数回答形式で質問したところ、「絶版本や貴重な資料の販売」との回答が最も多く65.9%、次いで「利用履歴を記録して自分の好みに合った内容が配信される機能」が33.7%、「選択肢で物語が分岐する機能」29.3%、「場面ごとに最適な効果音やBGMの再生」26.5%、「場面ごとに最適な動画の再生」が21.9%であった

東京工芸大学、電子書籍に関する意識調査 (東京工芸大学 2011/6/15付けのニュースリリース)
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/images/pr110615.pdf

ウェブがどのように作られているかを記録・保存する“HTTP Archive”プロジェクトがInternet Archiveの傘下へ

2011年6月15日、ウェブがどのように作られているか(“how the Web is built”)を記録・保存するプロジェクト“HTTP Archive”が、“Internet Archive”のサブプロジェクトになったと発表されました。HTTP ArchiveはGoogle社でウェブパフォーマンスに関する仕事をしているサウダーズ(Steve Souders)氏が2010年10月にスタートしたプロジェクトで、ウェブページの容量や、そこで使用されている技術などを記録し、ウェブのトレンドを蓄積していくというものだそうです。同プロジェクトにはGoogle社、Mozilla、O'Reilly Media社などが資金援助しています。現在、HTTP Archiveは18,000件のサイトを対象としていますが、Internet Archiveはこれを100万件にまで増やしたいとしています。

HTTP Archive joins with Internet Archive (Internet Archiveのブログ 2011/6/15付け記事)
http://blog.archive.org/2011/06/15/http-archive-joins-with-internet-archive/

無料のオンラインカンファレンス“Library 2.011”の参加者が募集中

2011年11月2日から3日にかけて参加費無料のオンラインカンファレンス“Library 2.011”が開催されるそうで、現在参加者を募集しているとのことです。扱われるトピックは、図書館・図書館員の役割の変化、増加するデジタルメディアの影響や電子書籍革命、デジタルリテラシー、マルチメディアとゲーム、デジタル世代の利用者の理解、ネットワークでつながる世界におけるリーダーシップと情報専門職のキャリア、などだそうです。

2.011 Conference (Library 2.0)
http://www.library20.com/page/2011-conference

島根県の萩・石見空港に空港図書館がオープン

2011年6月1日に、島根県の萩・石見空港に空港図書館がオープンしたようです。この空港図書館を主催する「青空図書館をつくる会」の説明によると、この空港図書館は、メトロ文庫(東京の地下鉄「東京メトロ」のサービス)を参考に、空港内に本棚を設置し、空港利用者や地域住民が持ち寄った書籍をだれでも自由に読んだり借りたりできる場所を提供することを目的としているとのことです。

萩・石見空港2階、空港図書館本日オープン (青空図書館をつくる会 2011/6/1付けの記事)
http://openairlib.org/2011/06/01/1829/

萩・石見空港
http://www.iwami.or.jp/airport/

参考:
E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」
http://current.ndl.go.jp/e1094

「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」、第2回目の調査結果が公表

2011年6月14日に、米国コロラド州立図書館等による調査グループLibrary Research Service(LRS)が、図書館情報学修士号(MLIS)の価値をテーマに実施した簡易調査(60-Second Survey)の結果を発表しています。調査には、米国全土および15か国から約2,500名が参加したとのことです。調査結果の概要は以下のとおりです。
・「MLISの学位を取得するのにお金と時間を懸ける価値はありますか/ありましたか?」という質問に対して、回答者の76%が「ある」もしくは「間違いなくある」と回答。
・MLISを取得した時期で上記の回答を分類すると、16年以上前に取得した回答者は、92%の人が「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答していたのに対して、1-5年前に取得した回答者のうち、「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答したのは合わせて65%となる。また、1年以内に取得した人は、「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答したのは合わせて68%である。
・「今、MLISを取得することを勧めますか?」という問いに対しては、「強く勧める」「勧める」と回答した人の割合は63%であり、「勧めない」「止めるように説得する」という回答は合わせて24%である。

OverDrive社、図書館向けにデジタル著作権管理(DRM)フリーの電子書籍の提供等の計画を発表

2011年6月15日に、米国のOverDrive社が、電子書籍の需要に対応するため、図書館向けにデジタル著作権管理(DRM)フリーの電子書籍の提供等の計画を発表しています。OverDriveのプレスリリースによると、“OverDrive WIN”と名付けられたこの計画において、以下に挙げた事柄等について推進していくようです。
・電子書籍のファイルフォーマットによって引き起こされている図書館員や読者の混乱を解消すること
・図書館員が蔵書構築やヘルプテスク業務にかける時間を短縮できるようにすること
・2011年後半にKindleとの連携を行うこと
・DRMフリーの電子書籍を提供すること

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