アーカイブ - 2011年 6月 - car

6月 24日

Data Archiving and Networked Services、2011-2015年の戦略計画を発表(オランダ)

2011年6月23日に、オランダの学術データの収集と提供を行うData Archiving and Networked Services(DANS)が、2011-2015年の戦略計画を発表しています。戦略計画には、人文・社会科学領域外へのサービス提供やデジタル情報への永続的アクセスに関する研究推進等が挙げられているようです。

Sustained access to digital research data: Summary of the DANS Strategy Policy 2011-2015 (PDF)
http://www.dans.knaw.nl/sites/default/files/file/Uitgaven/Strategie/Samenvatting%20strategienota_UK_DEF.pdf

6月 23日

EBSCO社、ウェブスケールディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”の検索対象にElsevier社のScienceDirectを追加へ

2011年6月22日、EBSCO社が提供するディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service(EDS)”の検索対象に、Elsevier社のフルテキストデータベース“SciVerse ScienceDirect”が追加されると発表されました。これによって、EDSを通じてScience Directに収録された2,000タイトルの査読付き雑誌と20,000冊の書籍のコンテンツ(1,050万の文献・章に相当)が全文検索可能となるそうです。EDSの検索対象には、その他、Wiley Blackwell社、Springer社、LexisNexis、Web of Science、JSTOR、などが含まれているそうです。

EBSCO Publishing and Elsevier Reach Agreement to Provide Full-Text Searching of All SciVerse ScienceDirect Journals & eBooks for EBSCO Discovery Service Customers (EBSCO 2011/6/22付けプレスリリース)
http://www2.ebsco.com/EN-US/NEWSCENTER/Pages/ViewArticle.aspx?QSID=468

参考:

CrossRefの書誌・参照データをPorticoで保存へ

電子学術情報アーカイブのPorticoが、2011年6月20日付けで、論文のリンキングサービスを提供するCrossRefの書誌データや参照データをPorticoで保存することになったと発表しています。2010年11月に原則合意されていたものです。

CrossRef to preserve bibliographic and reference metadata with Portico(Portico 2011/6/20付けのプレスリリース)
http://www.portico.org/digital-preservation/news-events/news/general-news/crossref-preserves-bibliographic-and-reference-metadata-with-portico/

国際交流基金関西国際センター、海外図書館向けに日本語資料の収集・整理に役立つ情報ページを公開

2011年6月13日に、独立行政法人国際交流基金関西国際センターが、海外の図書館向けに日本語資料の収集、整理(目録、分類)に必要な情報をまとめたページを公開しています。

海外図書館のみなさまへ (国際交流基金関西国際センターのウェブサイト)
http://www.jfkc.jp/ja/library/overseas/index.html

独立行政法人国際交流基金関西国際センター (2011/6/13付けのニュースに上記へのリンクがあります。)
http://www.jfkc.jp/

アイルランド国立図書館のショップが閉店

2011年6月21日のLibray.ie...の記事によると、アイルランド国立図書館のショップが7月15日で閉店するようです。ショップでは閉店に向けてセールを行っているようです。

Shop (National Library of Irelandのウェブサイト)
http://www.nli.ie/xestorefrontweb/default.aspx

NLI’s closing down sale (Library.ie... 2011/6/21付けの記事)
http://www.library.ie/2011/06/21/nlis-closing-down-sale/

情報処理推進機構(IPA)、「東日本大震災に際して提供されたクラウドサービスの事例集」などを公開

2011年6月20日、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が「東日本大震災に際して提供されたクラウドサービスの事例集」、「クラウドサービス安全利用のすすめ」、「震災からの復旧・復興における情報システムの再構築にクラウドサービスが活用される可能性について」の3本の資料を公開しました。「東日本大震災に際して提供されたクラウドサービスの事例集」に関しては、76件の事例が、情報共有・流通基盤(P2P)、被災者救援活動の情報インフラ、行政情報提供サイトの拡張、被災企業等の緊急情報発信・業務処理、といったカテゴリーに分けて紹介されているようです。

震災時の緊急支援に役立てられたクラウドサービスの事例と、復旧・復興に向けたクラウドサービス安全利用に関する資料の公開(IPA 2011/6/20付けプレスリリース)
http://www.ipa.go.jp/security/cloud/cloud_sinsai_R1.html

米ジョージ・メイソン大学、学術コミュニケーションの刷新を目指した新プロジェクト“PressForward”を発表

これまで“Omeka”や“Zotero”等を開発してきた、米国ジョージ・メイソン大学のロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター(CHNM)が、2011年6月22日に新たなプロジェクト“PressFoward”を発表しました。この“PressForward”は、研究成果の発信がブログ等のオンラインで発表されるようになってきているにもかかわらず、学術コミュニケーションの在り方が従前の学術出版モデルに依存し、研究成果のオンライン化に対応していないとして、以下の事項に取り組むようです。
・ブログやデジタルプロジェクト等、ウェブ上で公開されている優れた学術成果を集め、スクリーニングし、注目することのできる効果的な方法を開発すること。
・新たな形での学術出版を通じて、学術成果のオープンアクセス化を推進すること。
・上記の学術出版を容易に行えるようにするための新たなプラットフォームを開発し、学術機関や学協会、学術出版へ広めること。

PressForward
http://pressforward.org/

Introducing PressForward (Dan Cohen's Digital Humanities Blog 2011/6/22付けの記事)

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、運営状況等に関する2011-2012年の報告を公表

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、同館の運営状況等に関する2011-2012年の報告を公表しています。カナダの各政府機関が公表する“Reports on Plans and Priorities”として公表されたものです。

Library and Archives Canada - Report
http://www.tbs-sct.gc.ca/rpp/2011-2012/inst/bal/baltb-eng.asp

カンザス州の図書館コンソーシアム、電子書籍ベンダーの変更にあたりコンテンツの所有権を主張(米国)

Library Journal誌の記事によると、米国カンザス州の図書館コンソーシアムが、電子書籍ベンダーOverDrive社との契約を終了し他のベンダーに移行するにあたり、OverDrive社から提供されていた電子書籍コンテンツはライセンスによる利用ではなく購入であるとしてその所有権を主張し、それらのコンテンツを新たな電子書籍サービス提供者に移行するよう求めているとのことです。カンザス州のコンソーシアムは、OverDrive社と2011年12月までの契約をしていますが、その後の契約について料金引き上げや契約内容の変更等を示されたため、新たなクラウド型サービスを開始する3M社のサービスに変更する予定とのことです。現行の契約では、契約終了時にOverDrive社は、コンソーシアムが同社から購入したデジタル製品及びコンテンツの他のサービス提供者への移行に協力する、と規定されており、「購入」(purchase)という言葉が使われていることから、所有権を主張しているとのことです。

Kansas State Librarian Argues Consortium Owns, Not Licenses, Content from OverDrive(Library Journal 2011/6/20付けの記事)

貸出・ILLデータをやり取りするプロトコル“NCIP”の実装によるILL業務のコスト削減

2011年6月22日、米国の図書館システムベンダAuto-Graphics社が、“Determining Staff Cost Savings Using the NCIP Calculator”と題したペーパーを公開しました。同社のサイトからPDFファイルをダウンロード可能です。NCIP(NISO Circulation Interchange Protocol;Z39.83)は、ANSI/NISOが定める共通プロトコルで、図書館システムなどの間で貸出・ILLに関するデータをやり取りすることを目的としています。このペーパーはNCIPによるコスト削減をテーマにしており、NCIPの概要の紹介と、貸出・ILLシステムがNCIPを実装することによって可能となるスタッフコストの削減やワークフローの合理化などについて記されています。レポートの結論部分では、ニュージャージー州の図書館の25%がNCIPを実装した場合、13%のコストが削減できると述べられています。また、レポートの終わりにはNCIPの導入によってILL業務がどのように変わるかを示したワークフロー図も掲載されています。

米国国立衛生研究所(NIH)図書館、モバイル用ウェブサイトのベータ版を公開

米国国立衛生研究所(NIH)の図書館が、スマートフォンに対応したモバイル用ウェブサイトのベータ版を公開しています。ただし、医学文献データベースPubMed(モバイル用)へのリンクは、古いバージョンのPubMed(モバイル用)へのリンクとなっているようです。

NIH Library Mobile Beta
http://nihlibrary.ors.nih.gov/mobile/index.htm

The NIH Library Releases a Mobile Version (Beta) of Their Web Site(INFOdocket 2011/6/21付けの記事)
http://infodocket.com/2011/06/21/the-nih-library-releases-a-mobile-version-beta-of-their-web-site/

Serials Solutions社、ウェブスケール図書館管理システムの開発を発表 2012年中にリリース開始の予定

2011年6月22日、米国のSerials Solutions社が、ウェブスケール図書館業務管理システムの開発を発表しました。このシステムは、図書館が持つ紙媒体のコレクションと電子コンテンツを統合して管理できるもので、選書、受入、目録、貸出、評価・レポートなどの機能を備えるほか、同社が提供するSummonや他社のウェブスケールディスカバリサービスとの密な統合も計画されているそうです。また、出版社やコンテンツプロバイダのシステムとシームレスにつながり、図書館は受入から目録までのワークフローをスムーズに再構築することができるとも述べられています。このシステムは2012年末までにリリースが開始され、年間契約ベースで提供される予定とのことです。

Serials Solutions® Announces Development of New Web-Scale Management Solution to Improve the Efficiency of Library Operations (Serials Solutions 2011/6/22付けプレスリリース)

全米人文科学基金(NEH)がデジタル人文学に関する新たな助成プログラムを発表、助成終了後のプロジェクト達成に向けた計画提出を義務付け

2011年6月22日に、全米人文科学基金(NEH)のデジタル人文学事務局(Office of Digital Humanities:ODH)が、スタンフォード大学で開催中のDigital Humanities 2011のカンファレンスの場で、新たな助成プログラムを開始すると発表しました。“Digital Humanities Implementation Grants”というのがそれで、これまでODHが実施してきたスタートアップ・グラントに続くものとして、スタートアップの時期を過ぎたプロジェクトへの助成を行うようです。なお、この助成プログラムでは、全応募者に対して助成終了後もプロジェクトの目標を達成できるかどうか等について説明した、事業継続計画等の提出が義務付けられているとのことです。

Announcing a New Grant Program: Digital Humanities Implementation Grants (Office of Digital Humanities 2011/6/22付けの記事)

2011年米国図書館協会(ALA)年次大会が開催(6/23~28)

米国図書館協会(ALA)が主催する2011年のALA年次大会が、2011年6月23日から28日にかけて、ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されます。Twitterではハッシュタグ“#ala11”でその様子を追うことができます。

ALA Annual
http://www.alaannual.org/

2011年ALA年次大会:セッション一覧
http://connect.ala.org/conference/136064/sessions

2011年ALA年次大会:出展企業一覧
http://iebms.heiexpo.com/iebms/oep/oep_p1_exhibitors.aspx?oc=15&ct=OEP&eventid=5029

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、ナイトレートフィルム保存センターを開設

2011年6月21日に、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、ナイトレートフィルム保存センター(Nitrate Film Preservation Centre)をオープンしたようです。ナイトレートフィルムとは、1950年代頃まで使われていた強い可燃性をもつ映画フィルム等を指すようです。この保存センターには、フィルム保存のための最新設備が導入されており、1912年以降のフィルム5,575点、写真のネガ約60万点が収蔵されるようです。また、LACのFlickrページでは、保存センターの写真が公開されています。

Library and Archives Canada Marks the Opening of the New Nitrate Film Preservation Centre (Library and Archives Canada 2011/6/21付けのニュース)
http://www.collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-528-e.html

Opening of the New Nitrate Film Preservation Centre (Library and Archives CanadaのFlickrページ)

6月 22日

「カレントアウェアネス・ポータル」、正式運用開始から5周年

2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、この度、5周年を迎えました。この間、多くの方にご利用いただき、皆さまに厚く御礼申し上げます。今後もコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

2011年6月20日時点での掲載コンテンツ数は、以下の通りです。
・「カレントアウェアネス-R」(ブログ形式のニュース速報)・・・11,072本
・「カレントアウェアネス-E」(メールマガジン)の記事・・・1,187本
・「カレントアウェアネス」(冊子版)の記事・・・1,185本
・「調査研究」の報告書等・・・17点

参考:
「カレントアウェアネス・ポータル」本格運用から1周年!
http://current.ndl.go.jp/node/2379

群馬県立文書館、宮城県女川町の被災公文書救済活動の報告ページを公開

2011年6月22日に、群馬県立文書館が、東日本大震災で被災した宮城県女川町の公文書の救済活動を報告するページを公開しています。同館は、女川町の要請を受けて救済活動を実施しており、女川町から群馬県への移送も文書館が行っているとのことです。報告ページでは、同館の実施している救済手順や今後の予定作業が紹介されています。

宮城県女川町の被災公文書の救済活動! (群馬県立文書館 2011/6/22付けの記事)
http://www.archives.pref.gunma.jp/20110311-hisaibunsyo/20110311-hisaibunsyo.htm

群馬県立文書館
http://www.archives.pref.gunma.jp/

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”が立ち上がったそうです。OpenGreyの収録対象は、自然科学、社会科学、人文科学、生物医学、経済学、工学などの分野における、会議録、学位論文、レポートといった灰色文献だそうです。2011年6月22日現在、14のパートナー機関から提供された690,211件のメタデータが収録されており、そのうち253件は電子化されたフルテキストが提供されているようです。フルテキストが提供されてない文献については詳細情報画面の“Get a copy”に示された各所蔵組織へドキュメントデリバリーを依頼できるようです。ヘルプによると、検索エンジンはフランスの“Exalead”を使用しているようで、多様な検索オプションが提供されています。

OpenGrey
http://www.opengrey.eu/

GreyNet InternationalのウェブサイトでのOpenGreyの紹介(mid-2011に立ち上げられたと記述あり)
http://www.greynet.org/opengreyrepository.html

フルテキストが公開されていない文献の例
http://hdl.handle.net/10068/340362

フルテキストが公開されている文献の例(チェコ共和国の学位論文)

スペイン国立図書館、電子図書館コンテンツのオンデマンド印刷サービスの対象を地図資料にも拡大

2011年6月20日にスペイン国立図書館(BNE)は、2009年以来行っている同館の電子図書館コンテンツオンデマンド印刷サービスの対象を、地図資料にも拡大すると発表しています。このオンデマンド印刷サービスは、無料のオンライン印刷サービスのBubokと2009年に提携したことで始まったもので、今回提供される地図資料は、16世紀から18世紀までの15の資料のようです。

Impresión bajo demanda de los mapas de la BNE (Biblioteca Nacional de España 2011/6/20付けのニュース)
http://www.bne.es/es/NavegacionRecursiva/Cabecera/noticias/noticias2011/mapas.html

Los mapas de la BNE disponibles en impresión bajo demanda (Bubok 2011/6/21付けのニュース)
http://www.bubok.es/blog/2011/06/21/los-mapas-de-la-bne-disponibles-en-impresion-bajo-demanda/

参考:

「図書館のなかの科学」をテーマにした写真コンペ(英国)

英国の王立化学協会(The Royal Society of Chemistry:RSC)が、図書館写真コンペ“RSC Publishing Catalogue 2012 competition”を開催しています。RSCの出版目録などで使用する写真を募集しているそうで、2011年のテーマは「図書館のなかの科学」(“Science in the Library”)とのことです。応募締切は2011年6月24日までだそうです。

Library Photograph Competition (RSC Publishing Blog 2011/6/6付け記事)
http://blogs.rsc.org/rscpublishing/2011/06/06/library-photograph-competition/

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