アーカイブ - 2011年 6月 - car

6月 27日

シンガポール国立図書館委員会(NLB)、読書推進キャンペーン用の無料のiPhoneアプリを公開

2011年6月23日付けのシンガポール国立図書館委員会(National Library Board)のニュースによると、NLBは、同国の読書推進キャンペーン“READ! Singapore 2011”の開催にあわせて、無料のiPhoneアプリ“MobileRead”を公開したようです。“MobileRead”では、“READ! Singapore 2011”および過去6年間のキャンペーンのために編まれた短編を、英語や中国語、マレー語等の多言語で読むことができるようです。

READ! Singapore 2011 Offers Mobile Application for People On the Go (National Library Board 2011/6/23付けのプレスリリース)

静岡県立図書館、県内市立図書館3館との協力による「電子図書館体験プロジェクト」を実施

静岡新聞社のニュースサイト「@S」の2011年6月26日付けの記事によると、静岡県立図書館が県内公立図書館での電子書籍閲覧の普及を目的とした「電子図書館体験プロジェクト」を実施するそうです。同プロジェクトは7月22日から10月30日にかけて、静岡県立図書館、沼津市立図書館、磐田市立中央図書館、浜松市立はまゆう図書館で実施され、各館において、著作権が切れた国内小説、昆虫図鑑、郷土資料などの電子書籍約130冊が閲覧できるようになるとのことです。

県内公立図書館電子化へ一歩 県立中央、市立3館も(@S 2011/6/26付けニュース)
http://www.at-s.com/news/detail/100040327.html

HathiTrust、2011年前半の活動をまとめたレポートを公開

米国の大学図書館・研究図書館等による共同デジタルリポジトリHathiTrustが、2011年前半の活動をまとめたレポートを公表しています。WorldCat localを用いた検索システムのプロトタイプの公開、リサーチセンターの開設、著作権者不明の孤児作品(orphan works)の特定作業などの活動とともに、下記のような数字が紹介されています。
・2011年6月時点で参加機関数は58
・2011年1月から6月までの間に90万点以上の資料が追加され、総計は880万点以上に
・そのうち約250万点が、著作権保護期間が終了しているパブリックドメインの資料

SPECIAL EDITION - 2011 MID-YEAR REVIEW(HathiTrust 2011/6/24付け)
http://www.hathitrust.org/documents/hathitrust-updates-mid-year2011.pdf

参考:
ミシガン大学、HathiTrust収録のデジタル化された孤児作品の利用を開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/18508

ミシガン大学図書館、HathiTrustに含まれる孤児作品を特定するプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/18190

東京都荒川区、図書館など公共施設を活用した節電対策「あらかわ街なか避暑地」を実施

東京都荒川区が、2011年6月21日から9月30日まで、公共施設を活用した節電対策「あらかわ街なか避暑地」を実施すると発表しています。区全体としての節電効果の向上と熱中症対策を図るため、同区施設のロビー・集会室・情報コーナーなど施設の一部に冷房を使用して開放し、家庭での冷房を止めて公共施設に集まってもらうという取組だそうです。図書館では、南千住図書館、荒川図書館、尾久図書館、町屋図書館、日暮里図書館が対象になっています。

あらかわ街なか避暑地(荒川区公式ホームページ 2011/6/22付け情報)
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/touhokujisinkeika/keikakuteiden/matinakahisyoti.html

図書館流通センター(TRC)のポータルサイト“TOOLi”がリニューアル 図書を「大きさ」や「価格」から検索することが可能に

2011年6月15日付けのニュースによると、図書館流通センター(TRC)が提供する図書館専用ポータルサイト“TOOLi”がリニューアルしたそうです。子どもたちの学習・読書を支援する「学習件名検索」、「教科書単元検索」、「読み物キーワード検索」といった新機能や、図書を「大きさ」や「価格」から検索する機能などが追加されたそうです。

大きな本、高い本(TRCデータ部ログ 2011/6/24付け記事)
http://datablog.trc.co.jp/2011/06/24133351.html

TOOLiリニューアルのお知らせ(TRC 2011/6/15付けニュース)
http://www.trc.co.jp/information/110615_tooli.html

途上国におけるデジタル情報へのアクセスを推進する国際NPO団体“EIFL”、2010年の年次報告書を刊行

途上国において図書館を通じてデジタル情報へのアクセスを推進する、欧州の国際的なNPO団体であるEIFLが、2010年の年次報告書を刊行しています。

EIFL 2010 annual report
http://www.eifl.net/eifl-2010-annual-report

EIFL 2010 annual report is online (EIFL 2011/6/6付けの記事)
http://www.eifl.net/news/eifl-2010-annual-report-online

琉球大学附属図書館、沖縄に関する論文・雑誌記事を検索できる「沖縄文献情報データベース」を公開

2011年6月24日、琉球大学附属図書館が「沖縄文献情報データベース」を公開したと発表しました。沖縄に関する資料は同県内の狭い範囲で流通していてCiNiiなどの既存の文献データベースでは検索が困難なものが多いそうです。沖縄文献情報データベースはそれらの文献を網羅的に収録するために構築されたそうです。

沖縄文献情報データベース
http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/bidoms/

貴重資料デジタルアーカイブ及び沖縄文献情報データベース公開について(琉球大学附属図書館 2011/6/24付けニュース)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=6398

世界各国でのオープンアクセスの動向を知るための“Open Access Map”(ベータ版)

世界各国で進められているオープンアクセス(OA)の動向を地図上にマッピングした、“Open Access Map”(ベータ版)が公開されています。作成者はオープンアクセスの推進者として著名なAlma Swan氏のようで、この“Open Access Map”には、OAのリポジトリやジャーナル、OAのための資金調達のポリシー等、OAに関する様々なイニシアティブが掲載されているようです。

Open Access Map
http://www.openaccessmap.org/

The Open Access Map (OASIS 2011/6/5付けの記事)
http://www.openoasis.org/index.php?option=com_content&view=article&id=614&Itemid=414

長崎県立長崎図書館、創立100周年に向けて同館に関する思い出の写真・エピソードを募集

長崎県立長崎図書館が2012年6月1日に創立100周年を迎えるのを記念して、2011年7月1日から12月25日までの間、同館が写っている写真などの映像資料や同館にまつわるエピソードなどを募集すると発表しています。同館では、集められた資料をもとに、展示や記念誌作成を行うようです。

長崎県立長崎図書館創立100周年記念事業 「思い出の写真・エピソード」募集 (長崎県立長崎図書館 2011/6/26付けの情報)
http://www.lib.pref.nagasaki.jp/news/pdf/pref/bosyuu100.pdf

長崎県立長崎図書館 (2011/6/26付けのニュースに上記へのリンクがあります。)
http://www.lib.pref.nagasaki.jp/

6月 24日

ダーウィンの蔵書がデジタル化され公開、本人による書き込みもテキスト化

ケンブリッジ大学図書館の所蔵する、19世紀の博物学者チャールズ・ダーウィンの蔵書をデジタル化した“Charles Darwin's Library”が、生物多様性遺産図書館(Biodiversity Heritage Library)のウェブサイトで公開されています。蔵書1480冊のうち730冊にはダーウィン本人の書き込みがあり、まず第1期として、そのうち書き込みの量の多い330冊が公開されたとのことです。蔵書の画像の隣に、そのページの書き込みの文章やアンダーラインの場所等がテキストで表示されるようになっており、それらは検索も可能なようです。書き込み部分のテキストは、ダーウィン研究者により作成されたものが使用されているとのことです。ケンブリッジ大学図書館と生物多様性遺産図書館のほか、米国自然史博物館、英国自然史博物館等によるプロジェクトです。

Charles Darwin's Library
http://www.biodiversitylibrary.org/collection/darwinlibrary

Darwin’s personal library put online(ケンブリッジ大学図書館 2011/6/23付けのニュース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/detail.php?news=274

米国図書館協会、公共図書館でのインターネットサービス等についての調査の2010-2011年版を公表

米国図書館協会(ALA)が毎年公表している、公共図書館でのコンピュータやインターネットサービス等についての調査“Libraries Connect Communities: Public Library Funding & Technology Access Study”の2010-2011年版が公表されています。ALAのプレスリリースでは、職探しや電子政府のサービス、さらには電子書籍のダウンロードにおいて、公共図書館は地域のテクノロジーセンターとして活用されているが、予算削減により、国中の図書館が、サービス縮小を余儀なくされている、としています。

Libraries Connect Communities: Public Library Funding & Technology Access Study 2010-2011
http://www.ala.org/ala/research/initiatives/plftas/2010_2011/index.cfm

New library study: demand up for technology, budget cuts limit access(ALA 2011/6/21付けのプレスリリース)
http://ala.org/ala/newspresscenter/news/pr.cfm?id=7447

ミシガン大学、HathiTrust収録のデジタル化された孤児作品の利用を開始へ

ミシガン大学は、共同デジタルリポジトリHathiTrustに収録されている、著作権者不明のいわゆる「孤児作品」(orphan works)のデジタル資料について、同大学から利用できるようにするとのことです。ただし、対象はミシガン大学で印刷版資料を所蔵している資料で、ミシガン大学から認められた利用者がミシガン大学の図書館で利用する場合に限られるとのことです。同大学の図書館長のCourant氏は、対象となるのは商業出版物ではなく学術出版物であり、これらの孤児作品の利用により誰かに経済的損失を与えることはない、とコメントしています。

U-M Library to share HathiTrust orphan works(ミシガン大学 2011/6/23付けの情報)
http://www.ur.umich.edu/update/archives/110623/orphanworks

Orphan Works Wager: University of Michigan Giving Scholars On-Campus Access (Library Journal 2011/6/22付けの記事)

ドイツの“Library of the Year 2011”が発表される

ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes)等が選ぶ“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”の2011年受賞館に、ベルリンのリヒテンベルク区にある、Anton-Saefkow-Bibliothekが選ばれたようです。

"Unverzichtbarer Ort im Stadtteil": Anton-Saefkow-Bibliothek in Berlin-Lichtenberg ist "Bibliothek des Jahres 2011" (Deutschen Bibliotheksverbandes 2011/6/8付けの記事)

日本図書館協会、被災地図書館への支援活動として「修理ボランティア養成講座」を開催

日本図書館協会が、東日本大震災の被災地図書館への支援活動として、2011年7月13日に「修理ボランティア養成講座」を開催するとのことです。受講者は、講座終了後に、要請に基づき、被災地図書館での資料修理を2回以上行うことが条件となっています。

修理ボランティア養成講座‐<Help-Toshokan図書館支援隊>第2期支援活動‐
http://www.jla.or.jp/jlaevent.html#shuri

OCLC、米国と英国での調査を踏まえた研究活動支援サービスに関するレポートを公開

OCLCは、2011年6月23日に、米国と英国での研究活動支援サービスに関するレポート"Supporting Research: Environments, Administration and Libraries"を公開しています。2010年に実施された、OCLCによる米国での調査と研究情報ネットワーク(RIN)による英国での調査の2つの調査の結果をまとめたものとのことです。主な知見として、以下の点などがあげられています。
・近年、図書館は研究者に対してポジティブな影響を与えることに苦心しているが、あまり成果はあがっていない。
・大学の組織から提供される研究活動支援サービスの多くは、大学の研究者から評価されていない。
・デジタル時代の学術アーカイブについての共通認識が求められている。

New Report: "Supporting Research: Environments, Administration and Libraries"(OCLC 2011/6/23付けのニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2011-06-23.htm

Supporting Research: Environments, Administration and Libraries(本文)

佐賀県立図書館、平成22年度図書館振興財団助成事業の実施報告書等を公開

2011年6月24日に、佐賀県立図書館が、平成22年度図書館振興財団助成事業の実施報告書と事業成果を同館のウェブサイトで公開しています。

平成22年度 助成事業実施報告書 (PDF)
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/kyoudo/shozou/H22joseijisshi1.pdf

平成22年度 事業成果(視察、報道実績)(PDF)
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/kyoudo/shozou/H23joseijisshi2.pdf

図書館振興財団、被災図書館からの支援要請受付を一時中断

2011年6月20日に、図書館振興財団は、東日本大震災で被災した図書館からの支援要請の受付を一時中断しました。これは支援のための資金が上限に達してきたためのようです。なお、支援事業のうち、保守等の継続している事業については、支援を継続するとのことです。

東日本大震災で被災された図書館からの支援要請の受付を一時中断いたします。 (図書館振興財団 2011/6/20付けの情報)
http://www.toshokanshinko.or.jp/news/kako03.htm#01

英語のアクセントや「なまり」を動画でアーカイブするプロジェクト“Visual Accent & Dialect Archive”

米国メリーランド大学で、“Visual Accent & Dialect Archive”というプロジェクトが行われているようです。これは、英語を話すときの顔の動きや声をYouTubeを使って記録し、その動画をクラウドソーシングで収集・アーカイブするプロジェクトのようです。プロジェクトでは、世界各国の英語使用者に協力を呼びかけており、これを通じて、英語のアクセントや「なまり」等の発音に関する情報の提供を目指しているようです。

Visual Accent & Dialect Archive
http://mith.umd.edu/vada/

Googleの社員による、ウェブ検索技術についての解説文書

Google社のAbhishek Das氏とAnkit Jain氏による、ウェブの検索技術等についての文書“Indexing The World Wide Web:The Journey So Far”(英語、24ページ)が公開されています。出版予定の書籍の一つの章とのことです。

Indexing The World Wide Web:The Journey So Far
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/research.google.com/en//pubs/archive/37043.pdf

韓国、著作権法改正により保護期間が著作権者の死後50年から70年に延長へ

2011年6月23日に、韓国の国会で著作権法の改正が議決され、著作権の保護期間が著作権者の死後50年から70年に延長されることになった模様です。韓国とEU(欧州連合)の間の自由貿易協定(FTA)に伴う改正で、FTA発効から2年間は延長の履行が猶予されるとのことです。

국회, 저작권법 개정안 의결..저작권 보호기간 20년 연장(아시아경제 2011/6/23付けの記事)
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?sec=sisa1&idxno=2011062316103029334

Parliament passes bills on Korea-EU free trade safeguards(YONHAP NEWS 2011/6/23付けの記事)
http://english.yonhapnews.co.kr/news/2011/06/23/35/0200000000AEN20110623009500315F.HTML

저작권법 일부개정법률안(대안)(著作権法改正案について。韓国国会のウェブサイト)
http://naph.assembly.go.kr/billDisplay.do?billId=PRC_V1T1Z0M6L0P9I1V0P5A1Y4E1V1W6C6

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