アーカイブ - 2011年 6月 8日 - car

クリエイティブコモンズと全米教育出版協会の共同プロジェクト「教育資源メタデータイニシアティブ」が発表

2011年6月7日、クリエイティブコモンズ(Creative Commons)と全米教育出版協会(AEP)が、教育資源メタデータイニシアティブ(the Learning Resource Metadata Initiative)というプロジェクトを共同で進めていくと発表しました。同プロジェクトは、ウェブ上の教育資源の検索・発見を改善することを目的として、それらの資源を組織化するためのメタデータスキーマを策定するというものだそうです。クリエイティブコモンズによる「LRMIに関するFAQ」というページには、プロジェクトの詳しい内容や、6月2日にGoogle、Bing、Yahoo!の3社が共同で立ち上げたプロジェクト“schema.org”との関係などが書かれています。スケジュールでは、2011年11月1日までにドラフト初版の作成とschema.orgで定められたスキーマへのマッピングを行い、2012年2月1日までに仕様が決定される予定とのことです。

Creative Commons & the Association of Educational Publishers to establish a common learning resources framework (Creative Commons 2011/6/7付けニュース)

2011年の米国の“Library of the Year”が発表される

Library Journal誌とGale社が選ぶ米国の“Library of the Year”の2011年の受賞館として、ワシントン州イサカのキング郡図書館システム(King County Library System)が選ばれています。130万人の住民に対し46の図書館でサービスを提供しており、年間で延べ1000万人以上の来館、2000万点以上の資料貸出があるとのことです。

Library of the Year 2011: King County Library System, WA | The People's Library(Library Journal 2011/6/15号の記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/890760-264/library_of_the_year_2011.html.csp

Gale and Library Journal Name King County Library System 2011 Library of the Year(Gale 2011/6/7付けのニュースリリース)

図書館システムのAPIを使って開発された、資料の除籍作業を手助けするウェブアプリケーション(記事紹介)

米Library Journal誌の記事で、デュリュー大学(Drew University)図書館のシステムズライブラリアンであるドブソン(Dobson)氏が開発した“Paperless Online Weeding”(POW)というシステムが紹介されています。これは、資料の除籍作業を手助けするWebベースのアプリケーションで、スマートフォンやタブレット端末でも動作するため書架で作業をしながら使用することも可能というものです。POWは、SirsiDynix社製の図書館システムUnicornのAPIを使って開発され、同大学でも2010年4月から実際に使用されているようです。POWの概要、主な機能は以下の通りです。
・ウェブブラウザでPOWにアクセスしてログインする。
・図書館名、請求記号、日付を入力すると、それに合致した資料のリストが表示される。
・ここで、指定した日付以後に一度も貸出されてない資料は赤色、現在貸出中の資料は緑色、その他の資料は青色で表示される。
・リストには、資料の登録日、総貸出回数、学内の他図書館での所蔵、などが表示される。
・リストでは、資料を除籍処理、紛失本にチェックを入れる、請求記号を修正・訂正する、その資料に関する延滞料金を確認する、などが可能である。

米国図書館協会(ALA)、2009-2010年の年報を公開

米国図書館協会(ALA)が、2009-2010年の年報を公開しています。主な出来事として、2010年6月のワシントンでのアドボカシー活動、地震のあったハイチやチリへの支援、米国議会図書館(LC)へのTwitterのツイートの寄贈、ALA出版物の電子化、などがあげられています。

ALA Annual Report 2009–2010
http://www.ala.org/ala/aboutala/governance/annualreport/annualreport/20092010contents.cfm

愛媛県内の大学等による共同機関リポジトリ“IYOKAN”が公開

2011年4月1日から愛媛県内の大学等による共同の機関リポジトリ“IYOKAN”が正式に運用を開始したようです。

愛媛地区共同リポジトリ(IYOKAN)
http://iyokan.lib.ehime-u.ac.jp/dspace/

愛媛大学図書館 (2011/4/15付けのお知らせに上記へのリンクがあります)
http://www.lib.ehime-u.ac.jp/

Internet Archiveの「物理的なアーカイブ」についてのケール氏による紹介記事

Internet Archiveによる、紙の書籍などを保存する物理的なアーカイブ(Physical Archive)について、ケール(Brewster Kahle)氏による記事が、Internet Archiveのブログに掲載されています。デジタル資料だけでなく物理的な資料を保存する理由として、将来にオリジナル資料を確認する必要が発生した時に参照資料として使用できるようにということを挙げ、その役割を、植物の種子を保存するシードバンクになぞらえています。通常の利用はデジタル媒体を用いて行い、保存された紙資料へのアクセスはごくたまにしか行わないという想定のようです。資料は貨物用コンテナを改修したものに保存され、一つのコンテナに4万冊程度収蔵できるとのことです。1000万冊規模を目指しているとのことです。

Why Preserve Books? The New Physical Archive of the Internet Archive(Internet Archiveのブログ 2011/6/6付けの記事)
http://blog.archive.org/2011/06/06/why-preserve-books-the-new-physical-archive-of-the-internet-archive/

参考:

英国図書館(BL)、同館所蔵の19世紀の資料を閲覧できるiPad用アプリを公開

2011年6月7日に英国図書館(BL)が、同館の所蔵する19世紀発行の資料を閲覧できるiPad専用アプリ“British Library 19th Century Historical Collection”を公開したようです。現在のところ、アプリを通じて利用できる資料は数千点程度とのことですが、2011年夏には60,000点を超す資料が追加され閲覧できるようになるとのことです。資料はすべてパブリックドメインとなったものであり、旅行記や自然史、哲学等の幅広いジャンルから提供され、中には、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』やチャールズ・ディケンズの『オリバー・ツイスト』等も含まれているようです。

BiblioLabs and the British Library Announce British Library 19th Century Historical Collection App for iPad (British Library 2011/6/7付けのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/content/Detail.aspx?ReleaseID=1270&NewsAreaID=2

British Library drags iPad into the 1800s (CNET 2011/6/7付けの記事)

西日本新聞、世界中の新聞の一面が見られる“Today's Front Pages”に参加

西日本新聞社が、2011年6月7日から、世界中の新聞の一面が見られる“Today's Front Pages”に参加したそうです。これは、米国の報道博物館“Newseum”が提供するウェブページで、現在、92か国の894紙が参加しているものです。国内発行紙では、朝日新聞、西日本新聞、The Japan Times、Stars and Stripesの4紙が参加しているようです。

Today's Front Pages (Newseum)
http://www.newseum.org/todaysfrontpages/default.asp

財団法人日本ナショナルトラスト、「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」を実施

自然景観や文化財の保全・継承を目的とした財団法人日本ナショナルトラストが、2011年5月20日付けで「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」の実施を発表しています。同プロジェクトでは、被災した自然・文化遺産の所有者・管理者が行う、有形文化財(建造物)の修理など、記念物(遺跡・名勝地・天然記念物)の復旧など、被災により継承が困難になった民俗文化財や無形文化財の修理・復旧など、に対する助成を実施するそうです。国・地方の文化財指定等の有無を問わないものの、原則として国による補助の対象となる復旧事業は対象としない、とのことです。

東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト(日本ナショナルトラスト)
http://www.national-trust.or.jp/shinsaishien.html

京都精華大学、2012年4月に大学院マンガ研究科博士後期課程を開設予定

京都精華大学が2012年4月に大学院マンガ研究科に博士後期課程(マンガ専攻)を開設予定だと発表しました。現在、文部科学省に申請中で、認可されれば日本の高等教育機関では初のマンガ研究科博士後期課程になるとのことです。

大学院マンガ研究科博士後期課程を開設(2012年4月)(京都精華大学 2011/6/7付けニュース)
http://info.kyoto-seika.ac.jp/info/topics/2011/06/20124.php

世界初「マンガ博士」へ 京都精華大、文科省に申請(京都新聞 2011/6/7付けニュース)
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20110607000062

公立大学協会図書館協議会、東日本大震災被災地への図書の寄贈を決定

2011年6月6日付けの神戸新聞の記事によると、公立大学協会図書館協議会が東日本大震災の被災地に約100万円の予算で図書を寄贈することを決定したそうです。購入図書や受入先施設などを調整した後、7月ごろに岩手県、宮城県、福島県の被災地に図書が渡されるとのことです。

被災地に本を寄贈 公立大協会図書館協議会(神戸新聞News 2011/6/6付けニュース)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/0004144087.shtml

公立大学協会図書館協議会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/

欧州委員会情報社会・メディア総局主催のデジタル保存に関する国際ワークショップの会議録が公開

2011年5月4-5日に、欧州委員会(EC)の情報社会・メディア総局(Information Society and Media Directorate General)の主催で、デジタル資源の保存に関する国際ワークショップ“The Future of the Past -- Shaping new visions for EU-research in digital preservation”がルクセンブルグで開催されました。欧米17か国の研究機関や文化施設から、デジタル保存に関する専門家61名を招いて行われたこのワークショップは、デジタル保存に関する今後の研究について意見を求めることを目的としていたようです。ワークショップでは、ECの「ICTプログラム」の支援を受けて行われたデジタル保存に関する成果報告や、デジタル保存の現状と今後をテーマとしたグループセッションも行われたようです。このワークショップの報告資料がECのウェブサイトで公開されています。また6月半ばには、“Research on Digital Preservation within projects co-funded by the European Union in the ICT programme”と題する報告書も、同ウェブサイトで公開される予定のようです。

ポット出版、有料メールマガジンから「HELP TOSHOKAN─日本図書館協会被災地図書館支援隊始動!」の全文PDFを公開

ポット出版が有料メールマガジン『ず・ぼん17』の第3号として配信した、「HELP TOSHOKAN─日本図書館協会被災地図書館支援隊始動!」という記事の全文をPDFで公開しました。これは、日本図書館協会(JLA)による東日本大震災被災地支援の取組“HELP-TOSHOKAN”について、同協会の西野一夫理事にインタビューしたものだそうです。

ず・ぼんメルマガ配信インタビュー●ず・ぼん17-3「HELP TOSHOKAN」を全文公開しました(ポット出版ニュース 2011/6/7付け記事)
http://www.pot.co.jp/news/20110607_203637493924276.html

被災地レポート(JLA)
http://www.jla.or.jp/earthquake/report.html

ふくしま歴史資料保存ネットワーク、ホームページを開設

2011年6月6日に、ふくしま歴史資料保存ネットワークがホームページを開設しています。

ふくしま歴史資料保存ネットワーク
http://www.geocities.jp/f_shiryounet/

ホームページの開設 (ふくしま歴史資料保存ネットワーク 2011/6/6付けのブログ記事)
http://blog.ap.teacup.com/fukushimanet/