アーカイブ - 2011年 6月 3日 - car

世界中の無料公開の電子図書館へのリンクをまとめたサイト“free literature”

世界中の無料公開されている電子図書館へのリンクをまとめた“free literature”というサイトが公開されています。Project Gutenberg、Internet Archive、Europeanaなどの大規模な取組みから小規模なものまで、あわせて600以上のサイトへのリンクが掲載されています。英国及び米国、欧州、アジア、ラテンアメリカ、オセアニア、アフリカなどの地域・国別と、詩、技術、芸術などの分野別に分かれています。

free literature
http://www.freeliterature.org/index.html

Freeliterature Website(ResourceBlog 2011/6/2付けの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/64413

フランスのポンピドゥー・センターがバーチャルミュージアムを設立へ

フランス・パリにある、国立近代美術館等を含む複合施設ポンピドゥー・センターによる、バーチャルミュージアムの設立に向けた動きが報じられています。単なるオンラインギャラリーではなく、コレクションについての情報を提供するリソースセンターを目指すものとのことです。2011年5月26日に、ポンピドゥー・センターで設立に向けた会合が開かれ、Googleやテートギャラリー等からも参加者があったとのことです。

仏Centre Pompidou、近代・現代の美術品をデジタル化、オンライン提供による収益増も(hon.jp DayWatch 2011/6/2付けの記事)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2435

Le Centre Pompidou se propulse dans le «virtuel»(Le Figaro 2011/5/20付けの記事)
http://www.lefigaro.fr/medias/2011/05/19/04002-20110519ARTFIG00596-alain-seban-invite-du-buzz-media-orange-le-figaro.php

通信大学の授業でiPadを試行的に導入した結果とその分析(スペイン)

2011年5月30日にスペインのマドリード通信大学(Universidad a Distacia de Madrid/Madrid Open University)が、2010年度に実施した、授業における学生へのiPad導入実験の結果を報告しています。実験は、2010年の10月から開始し、1セメスターを通じて行われ、50人の学生が参加したとのことです。主な結果は次の通りです。
・90%がiPadの操作が「簡単」あるいは「とても簡単」と回答
・91%がタブレット端末は通信教育に役立つと思うと回答
・96%がタブレット端末のディスプレー上で資料を読むのに何も問題なかったと回答
・57%が紙の教材で勉強していたことを認めた
・アンケートでは17%が紙の教材の送付を希望した
・62%がレポートや課題を作成する段階になって困難を感じたと回答
結論として、iPadは学習とネットサーフィンには有効なツールであるが、現状では紙の教材とコンピュータに完全に代わるものではないこと、参加した学生はiPadを公開討論やネットサーフィン、電子メールの確認、資料の疑問点の確認等のためのツールとみなしていること等が指摘されているようです。

被災地の図書館に代わり図書館員がボランティアでレファレンスサービスを行う 「だれでも・どこでも Q&A図書館」プロジェクト

東日本大震災で被災した図書館を支援するために、図書館員がボランティアで
レファレンスサービスを代行するという「だれでも・どこでも Q&A図書館」
プロジェクトが、国立国会図書館レファレンス協同データベースのサポーター有志によって立ち上げられています。ウェブフォームで質問を受付け、「回答団」がメールで回答するシステムになっており、図書館からの質問受付けを開始しています。あわせて、回答団メンバーや事務局員も募集しています。

だれでも・どこでも Q&A図書館(プロジェクトの概要、質問受付けフォームなど。saveMLAKのサイト)
http://savemlak.jp/wiki/daredoko

Twitterのアーカイブを収集する米国議会図書館(LC)の取組み(記事紹介)

2011年6月2日付けのO'Reilly Raderの記事で、Twitterのツイートのアーカイブの寄贈を受ける米国議会図書館(LC)の取組みが紹介されています。Twitterの1日あたりのツイート数は、寄贈が発表された2010年4月時点の5000万から2011年3月時点では1億4000万に増加しており、また、それぞれのツイートは、ツイートの本文だけでなく、日時やフォロワー数等のメタデータも含んだJSONファイルとなっているとのことです。ツイートに含まれる短縮URLの扱いについては、短縮URLサービス提供業者や、URLをマッピングする“301works”プロジェクトを実施しているInternet Archiveと協議しているとのことです。アーカイブの管理や検索のためのシステムについては、様々なオープンソースの技術について検討中とのことです。

How the Library of Congress is building the Twitter archive(O'Reilly Rader 2011/6/2付けの記事)
http://radar.oreilly.com/2011/06/library-of-congress-twitter-archive.html

参考:
E1042 - 米国議会図書館,Twitterの全公開ツイートを保存へ

インターネットを通じて美術館内をリアルタイムでガイドをしてくれるサービス(ベルギー)

ベルギーのアントワープに新しく開館した美術館“Museum Aan de Stroom”が、インターネットを通じてリアルタイムで美術館の館内を案内してくれるサービスを2011年6月7日まで提供しているようです。これは、カメラとPDA(携帯情報端末)を持った現地のスタッフが館内を移動し、利用者は自分のPC端末に表示される映像を見るというもので、利用者が画面上で見たい方向を指示すれば、スタッフの持つPDAにその内容が表示され、スタッフはその指示に従って動いてくれるとのことです。

Discover the MAS Live
http://livetour.mas.be/uk/

Museum Aan de Stroom
http://www.mas.be/MAS-EN/Publicatiekanalen/Stad/Musea/Musea-MAS/MAS-EN/Startpagina-MAS-EN.html

図書館のFacebookページを作ってみる(記事紹介)

米American Libraries誌が、2011年5月27日付けの記事“Facebook for Libraries”で、図書館のFacebookページ作成方法や、実際にページを運用している図書館から寄せられたコツについて紹介しています。

・まずは自分のプライベートなFacebookアカウントを取得し、次に図書館のFacebookページを作成する。
・Facebookページに25人の「ファン」が集まるとページのURLを自由につけられるようになる。
・Facebookページの更新やユーザからの質問に回答する担当者・頻度などを考える。複数人のFacebookチームを作るのが良い。
・1年間の目標(ファン数、更新数など)を決め、それに向かって何をするかを考える。
・Facebookページには、図書館ブログのRSSやTwitterのつぶやきを流すこともできるし、イベントの写真・動画を掲載する場合はFlickrやYouTubeのアカウントと連携させることも可能。
・ユーザと、何を共有して、何を共有しないかを決めるのが難しい。
・ユーザは、図書館がFacebookページに投稿したコンテンツを、自分の友達と「シェア」できる。ある統計によればユーザには平均130人の友達がいるため、5人のファンがシェアした場合、650人に投稿が広がっていく。

Springer社、大腸菌関連文献を無料公開 欧州での病原性大腸菌の感染拡大を受けて

2011年6月1日、学術出版大手のSpringer社が、同社のフルテキストデータベース“SpringerLink”で、大腸菌(E. coli bacteria)に関する全ての文献を無料公開したと発表しました。現在、欧州で病原性大腸菌の感染が拡大している問題を支援することが目的だそうです。無料公開されている文献は雑誌論文・図書の章を合わせて400点以上で、公開期間は2011年9月1日までだそうです。

Springer offers free access to research articles on E. coli bacteria (Springer 2011/6/1付けプレスリリース)
http://www.springer.com/biomed/ehec?SGWID=0-1728613-0-0-0

無料公開されている文献リスト (SpringerLink)
http://www.springerlink.com/content/?k=Enterohaemorrhagic+AND+Escherichia+AND+coli

欧州の大腸菌感染、ロシアはEUからの野菜を全面禁輸 (ロイター 2011/6/2付けニュース)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21501220110602

OCLC、ウェブスケール図書館業務管理システムを7月に一般公開へ

OCLCが、2009年に発表して以降、米国の32館の図書館とともに開発を続けてきたウェブスケール図書館業務管理システム(“Web-scale Management Services”)を、2011年7月1日に一般公開する予定だと発表しました。同システムは、メタデータ管理、受入業務、閲覧業務、ライセンス管理、ワークフロー改善、を行うことができるクラウドベースのシステムです。これら32館と、ノルウェーの図書館コンソーシアムBIBSYS(100館以上を含む)が同システムを採用することを決定しているそうです。

32 libraries lead the way to Web-scale innovation—OCLC Web-scale Management Services on target for July 1 general release (OCLC 2011/6/2付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201128.htm

Web-scale Management Services (OCLC)
http://www.oclc.org/webscale/default.htm

Web-scale Management Servicesに関するプレゼン資料など (OCLC)