アーカイブ - 2011年 6月 24日 - car

ダーウィンの蔵書がデジタル化され公開、本人による書き込みもテキスト化

ケンブリッジ大学図書館の所蔵する、19世紀の博物学者チャールズ・ダーウィンの蔵書をデジタル化した“Charles Darwin's Library”が、生物多様性遺産図書館(Biodiversity Heritage Library)のウェブサイトで公開されています。蔵書1480冊のうち730冊にはダーウィン本人の書き込みがあり、まず第1期として、そのうち書き込みの量の多い330冊が公開されたとのことです。蔵書の画像の隣に、そのページの書き込みの文章やアンダーラインの場所等がテキストで表示されるようになっており、それらは検索も可能なようです。書き込み部分のテキストは、ダーウィン研究者により作成されたものが使用されているとのことです。ケンブリッジ大学図書館と生物多様性遺産図書館のほか、米国自然史博物館、英国自然史博物館等によるプロジェクトです。

Charles Darwin's Library
http://www.biodiversitylibrary.org/collection/darwinlibrary

Darwin’s personal library put online(ケンブリッジ大学図書館 2011/6/23付けのニュース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/detail.php?news=274

米国図書館協会、公共図書館でのインターネットサービス等についての調査の2010-2011年版を公表

米国図書館協会(ALA)が毎年公表している、公共図書館でのコンピュータやインターネットサービス等についての調査“Libraries Connect Communities: Public Library Funding & Technology Access Study”の2010-2011年版が公表されています。ALAのプレスリリースでは、職探しや電子政府のサービス、さらには電子書籍のダウンロードにおいて、公共図書館は地域のテクノロジーセンターとして活用されているが、予算削減により、国中の図書館が、サービス縮小を余儀なくされている、としています。

Libraries Connect Communities: Public Library Funding & Technology Access Study 2010-2011
http://www.ala.org/ala/research/initiatives/plftas/2010_2011/index.cfm

New library study: demand up for technology, budget cuts limit access(ALA 2011/6/21付けのプレスリリース)
http://ala.org/ala/newspresscenter/news/pr.cfm?id=7447

ミシガン大学、HathiTrust収録のデジタル化された孤児作品の利用を開始へ

ミシガン大学は、共同デジタルリポジトリHathiTrustに収録されている、著作権者不明のいわゆる「孤児作品」(orphan works)のデジタル資料について、同大学から利用できるようにするとのことです。ただし、対象はミシガン大学で印刷版資料を所蔵している資料で、ミシガン大学から認められた利用者がミシガン大学の図書館で利用する場合に限られるとのことです。同大学の図書館長のCourant氏は、対象となるのは商業出版物ではなく学術出版物であり、これらの孤児作品の利用により誰かに経済的損失を与えることはない、とコメントしています。

U-M Library to share HathiTrust orphan works(ミシガン大学 2011/6/23付けの情報)
http://www.ur.umich.edu/update/archives/110623/orphanworks

Orphan Works Wager: University of Michigan Giving Scholars On-Campus Access (Library Journal 2011/6/22付けの記事)

ドイツの“Library of the Year 2011”が発表される

ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes)等が選ぶ“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”の2011年受賞館に、ベルリンのリヒテンベルク区にある、Anton-Saefkow-Bibliothekが選ばれたようです。

"Unverzichtbarer Ort im Stadtteil": Anton-Saefkow-Bibliothek in Berlin-Lichtenberg ist "Bibliothek des Jahres 2011" (Deutschen Bibliotheksverbandes 2011/6/8付けの記事)

日本図書館協会、被災地図書館への支援活動として「修理ボランティア養成講座」を開催

日本図書館協会が、東日本大震災の被災地図書館への支援活動として、2011年7月13日に「修理ボランティア養成講座」を開催するとのことです。受講者は、講座終了後に、要請に基づき、被災地図書館での資料修理を2回以上行うことが条件となっています。

修理ボランティア養成講座‐<Help-Toshokan図書館支援隊>第2期支援活動‐
http://www.jla.or.jp/jlaevent.html#shuri

OCLC、米国と英国での調査を踏まえた研究活動支援サービスに関するレポートを公開

OCLCは、2011年6月23日に、米国と英国での研究活動支援サービスに関するレポート"Supporting Research: Environments, Administration and Libraries"を公開しています。2010年に実施された、OCLCによる米国での調査と研究情報ネットワーク(RIN)による英国での調査の2つの調査の結果をまとめたものとのことです。主な知見として、以下の点などがあげられています。
・近年、図書館は研究者に対してポジティブな影響を与えることに苦心しているが、あまり成果はあがっていない。
・大学の組織から提供される研究活動支援サービスの多くは、大学の研究者から評価されていない。
・デジタル時代の学術アーカイブについての共通認識が求められている。

New Report: "Supporting Research: Environments, Administration and Libraries"(OCLC 2011/6/23付けのニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2011-06-23.htm

Supporting Research: Environments, Administration and Libraries(本文)

佐賀県立図書館、平成22年度図書館振興財団助成事業の実施報告書等を公開

2011年6月24日に、佐賀県立図書館が、平成22年度図書館振興財団助成事業の実施報告書と事業成果を同館のウェブサイトで公開しています。

平成22年度 助成事業実施報告書 (PDF)
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/kyoudo/shozou/H22joseijisshi1.pdf

平成22年度 事業成果(視察、報道実績)(PDF)
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/kyoudo/shozou/H23joseijisshi2.pdf

図書館振興財団、被災図書館からの支援要請受付を一時中断

2011年6月20日に、図書館振興財団は、東日本大震災で被災した図書館からの支援要請の受付を一時中断しました。これは支援のための資金が上限に達してきたためのようです。なお、支援事業のうち、保守等の継続している事業については、支援を継続するとのことです。

東日本大震災で被災された図書館からの支援要請の受付を一時中断いたします。 (図書館振興財団 2011/6/20付けの情報)
http://www.toshokanshinko.or.jp/news/kako03.htm#01

英語のアクセントや「なまり」を動画でアーカイブするプロジェクト“Visual Accent & Dialect Archive”

米国メリーランド大学で、“Visual Accent & Dialect Archive”というプロジェクトが行われているようです。これは、英語を話すときの顔の動きや声をYouTubeを使って記録し、その動画をクラウドソーシングで収集・アーカイブするプロジェクトのようです。プロジェクトでは、世界各国の英語使用者に協力を呼びかけており、これを通じて、英語のアクセントや「なまり」等の発音に関する情報の提供を目指しているようです。

Visual Accent & Dialect Archive
http://mith.umd.edu/vada/

Googleの社員による、ウェブ検索技術についての解説文書

Google社のAbhishek Das氏とAnkit Jain氏による、ウェブの検索技術等についての文書“Indexing The World Wide Web:The Journey So Far”(英語、24ページ)が公開されています。出版予定の書籍の一つの章とのことです。

Indexing The World Wide Web:The Journey So Far
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/research.google.com/en//pubs/archive/37043.pdf

韓国、著作権法改正により保護期間が著作権者の死後50年から70年に延長へ

2011年6月23日に、韓国の国会で著作権法の改正が議決され、著作権の保護期間が著作権者の死後50年から70年に延長されることになった模様です。韓国とEU(欧州連合)の間の自由貿易協定(FTA)に伴う改正で、FTA発効から2年間は延長の履行が猶予されるとのことです。

국회, 저작권법 개정안 의결..저작권 보호기간 20년 연장(아시아경제 2011/6/23付けの記事)
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?sec=sisa1&idxno=2011062316103029334

Parliament passes bills on Korea-EU free trade safeguards(YONHAP NEWS 2011/6/23付けの記事)
http://english.yonhapnews.co.kr/news/2011/06/23/35/0200000000AEN20110623009500315F.HTML

저작권법 일부개정법률안(대안)(著作権法改正案について。韓国国会のウェブサイト)
http://naph.assembly.go.kr/billDisplay.do?billId=PRC_V1T1Z0M6L0P9I1V0P5A1Y4E1V1W6C6

Data Archiving and Networked Services、2011-2015年の戦略計画を発表(オランダ)

2011年6月23日に、オランダの学術データの収集と提供を行うData Archiving and Networked Services(DANS)が、2011-2015年の戦略計画を発表しています。戦略計画には、人文・社会科学領域外へのサービス提供やデジタル情報への永続的アクセスに関する研究推進等が挙げられているようです。

Sustained access to digital research data: Summary of the DANS Strategy Policy 2011-2015 (PDF)
http://www.dans.knaw.nl/sites/default/files/file/Uitgaven/Strategie/Samenvatting%20strategienota_UK_DEF.pdf