アーカイブ - 2011年 6月 10日 - car

国際STM出版社協会が発表した、デジタル環境下におけるSTM文献のドキュメントデリバリーに対する5つのガイドライン

2011年6月8日、国際STM出版社協会が“STM statement on Document Delivery”という文書を発表しました。デジタル環境下におけるSTM(科学・技術・医学)文献のドキュメントデリバリーについて以下の5つのガイドラインを提出し、議論の材料としたいとのことです。

・図書館における文献提供も含めて、著作権の制限に関して議論する際には、ベルヌ条約の3ステップテストが適用されなければならない。
・図書館等によって国際的なドキュメントデリバリーが行われるときは、出版社・代理人と直接取り決められた協定が適用されるべきである。
・利用者に対する直接的・電子的なドキュメントデリバリーの可否は、権利者によって制御・調整されるべきである。
・ドキュメントデリバリー提供者は、文献の利用が私的・非商用なものであることを保証する努力をするべきである。
・機関内の非商用利用者に対して行われる印刷物によるドキュメントデリバリーは、著作権者との良い妥協点である。

文字情報だけでなく音声情報も合わせて検索する科学情報検索システム(米国)

米国エネルギー省の科学技術情報局(OSTI)が、文字情報だけでなく音声情報も合わせて検索する科学情報検索ツールを発表しています。2011年2月に発表された、プレゼンテーションのビデオ等から検索対象語を拾いその場面を再生できる“ScienceCinema”という検索システムが、統合検索システム“WorldWideScience.org”に組み込まれたということのようです。

A First in Combining Science Discovery Technologies: Federated Search and Speech-Indexed Multimedia(OSTI 2011/6/8付けのプレスリリース)
http://www.osti.gov/news/pressreleases/2011/june/multimedia.shtml

ScienceCinema
http://www.osti.gov/sciencecinema/

EuropeanaのAPIやLinked Dataを使ったハッカソンイベント“Hack4Europe”が開催

欧州の資料デジタル化プロジェクト“Europeana Libraries”が、2011年6月に“Hack4Europe”と題した「ハッカソン」を開催するそうです。ハッカソンはプログラマが集まってあるテーマに関するソフトウェア開発を短期間で行うイベントで、Hack4Europeの参加者は、電子図書館“Europeana”の検索APIや、300万件のデータが含まれる“Europeana Linked Open Data Pilot datasets”を使って開発を行うとのことです。ポーランド(6月7~8日)スペイン(6月8~9日)、英国(6月9日)、スウェーデン(6月10~11日)の4か所で開催され、各回の優勝者は6月16~17日にベルギーのブリュッセルで開催される“Digital Agenda Assembly”に招待、そこで授賞式が行われるそうです。参加は事前登録制で、参加者には旅費・宿泊費などが支給されるそうです。

Hack4Europe! - Europeana hackathon roadshow, June 2011 (Europeana Libraries)
http://www.europeana-libraries.eu/web/api/hackathons

Digital Agenda Assembly

6月11日は「学校図書館の日」

社団法人全国学校図書館協議会は、6月11日を「学校図書館の日」と定めています。これは、1997年6月11日に「学校図書館法の一部を改正する法律」が施行され、12学級以上の全ての学校に司書教諭の配置が義務化、11学級以下の学校にはできるだけ配置するようになったことにちなんだものだそうです。

6月11日は「学校図書館の日」(全国学校図書館協議会)
http://www.j-sla.or.jp/material/sla/611.html

学校図書館法の一部を改正する法律等の施行について(通知)(文部科学省 1997/6/11付け)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/dokusyo/hourei/cont_001/012.htm

国立国会図書館調査局、「被災者生活支援に関する制度」と「被災地における医療・介護」についてのリポートを公開

国立国会図書館の調査及び立法考査局は、2011年6月2日付けで、立法調査資料『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.712とNo.713として、「被災者生活支援に関する制度の現状と課題―東日本大震災における対応と課題―」と「被災地における医療・介護―東日本大震災後の現状と課題―」を刊行し、ウェブサイトで公開しています。

被災者生活支援に関する制度の現状と課題―東日本大震災における対応と課題―
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0712.pdf

被災地における医療・介護―東日本大震災後の現状と課題―
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0713.pdf

メタデータ典拠記述スキーマ(MADS)のバージョン2.0が公開

米国議会図書館(LC)が管理する、メタデータ典拠記述スキーマ(Metadata Authority Description Schema :MADS)のバージョン2.0が、2011年6月2日付けで公開されています。

Metadata Authority Description Schema (MADS)
http://www.loc.gov/standards/mads/

日本科学未来館、特設ウェブサイト「科学コミュニケーターとみる東日本大震災」を公開

東京都にある日本科学未来館が、2011年5月9日から「科学コミュニケーターとみる東日本大震災」という特設ウェブサイトを公開しています。これは、3月23日から5月8日まで同館ウェブサイトに掲載された「科学コミュニケーターとみる東日本大震災(地震・原発をよみとく、未来館質問箱)」の情報を、テーマごとに分類してまとめ直したものとのことです。地震・津波、原発・エネルギー、放射能、身体・健康、情報・インフラに関する記事や図表などが掲載されています。英語版サイトも用意されています。

Case#3.11 地震≫原発≫復興 科学コミュニケーターとみる東日本大震災(日本科学未来館)
http://case311.miraikan.jst.go.jp/home

震災に関する科学コミュニケーション活動について(日本科学未来館)
http://www.miraikan.jst.go.jp/linkage/info/110531176300.html

オランダのティルブルフ大学がOCLCのウェブスケール図書館管理システムを採用 欧州におけるファーストユーザに

オランダのティルブルフ大学(Tilburg University)図書館が、OCLCのウェブスケール図書館業務システム“Web-scale Management Services”を採用したと発表されています。同システムは2011年7月に一般公開が予定されています。欧州では、既にノルウェーの図書館コンソーシアムBIBSYSが採用を決定していますが、その導入は2013年1月になるため、2012年6月1日に稼働予定のティルブルフ大学図書館が欧州におけるファーストユーザになるとのことです。また、同館は合わせてディスカバリ・インタフェースWorldCat Localも導入するそうです。

Tilburg University first European library to start with OCLC Web-scale Management Services (Library Technology Guide 2011/6/8付け記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=15771

桑名市立中央図書館、中学生・高校生を対象とした図書館サークル活動「サークル・オブ・ライブラリイ」を開始

三重県の桑名市立中央図書館が、「サークル・オブ・ライブラリイ」と題した中学生・高校生を対象とする「図書館のサークル活動」をスタートするそうです。活動内容として、図書のPOP作成・展示や、同館発行のフリーペーパー「Live!Rally」の作成などが挙げられています。同館は、図書館という「出逢いの場」で、他校の学生や図書館員、地域の人々との出会いを経験して欲しい、としています。2011年6月12日まで参加者を募集中とのことです。

図書館で出逢おう!サークル・オブ・ライブラリイ(桑名市立中央図書館スタッフブログ 2011/6/2付け記事)
http://kcl.kuwana-library.jp/blog/?p=7597

静岡県立中央図書館、お茶に関する浮世絵を使ったブックカバーを公開

静岡県立中央図書館は、お茶に関する浮世絵を使ったブックカバーを、2011年6月30日までの期間限定でウェブサイトで公開しています。5月に開催された貴重書特別展示にあわせて作成されたものとのことです。

期間限定 浮世絵ブックカバー公開(静岡県立中央図書館のお知らせ)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2011info/info2011_0530.html

参考:
横浜市立図書館が横浜開港150周年記念でオリジナルブックカバーを公開
http://current.ndl.go.jp/node/11824

大阪府箕面市、子どもたち自身が選ぶ「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を2011年も開催

大阪府箕面市が、2010年の国民読書年を契機に創設した「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を2011年も開催すると発表しました。同賞は、子どもたちの読書意欲を高め、読書活動を推進することを目的とした取組で、「子どもたちから本当に支持されている本を、子どもたち自身が選ぶ」というものだそうです。絵本賞6作品、作品賞とYA(ヤングアダルト)作品賞各8作品がノミネートされています。11月13日に子どもたちが運営する授賞式・受賞作家の記念講演が催され、その後、受賞作家等による市内小・中学校への訪問(オーサービジット)も予定されているとのことです。

「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」が今年もスタートします!(箕面市役所 2011/6/9付け報道資料)
http://www.city.minoh.lg.jp/edugakkou/akademi-syou.html

青空文庫に収録されている著作権切れの作品数が1万点に

青空文庫に収録されている著作権切れの作品数が1万点となったとのことです。

そらもよう(青空文庫のお知らせ。2011/6/8付けで「青空に積んだ公有作品1万」あり)
http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html

青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

参考:
青空文庫、収録作品数が1万点を突破
http://current.ndl.go.jp/node/17776

E715 - 青空文庫,『青空文庫 全』を全国の公共図書館等へ寄贈
http://current.ndl.go.jp/e715