アーカイブ - 2011年 5月 - car

5月 18日

カリフォルニア大学図書館、予算削減に対する戦略を検討した中間報告書を公開

米国のカリフォルニア大学図書館が、今後想定される予算削減に対して図書館が取るべき戦略を検討した中間報告書を発表しています。報告書では、同図書館の2016~2017年における年間予算は、2009~2010年のそれに比べて21%(5,200万ドル相当)削減されると見積もられており、それに対して実行すべき方策が優先順位やタイムスケジュールとともに検討されています。

Interim Report and accompanying transmittal letters (カリフォルニア大学図書館 2011/5)
http://libraries.universityofcalifornia.edu/planning/taskforce/interim_report_package_2011-05-09.pdf

デンマークの大学で試験中のインターネットへのアクセスを許可(記事紹介)

2011年5月12日のTimes Higher Educationに、“The Danish gambit: online access, even during exams”と題した記事が掲載されています。記事は、南デンマーク大学がカンニング対策として試験中に学生がインターネットへアクセスすることを許可する方針を採用したことを紹介しています。この方針を採用した背景には、2012年1月までに原則として同大学の全ての試験を、手書きの試験からデジタルプラットフォームへ移行させていることがあるようです。記事では、同大学のeラーニングプロジェクトを担当するLise Petersen氏の言葉として、「テストで見たいのは、学生の問題解決と分析能力であり、ある特定のトピックについて考え議論する能力である。」「試験でインターネットを利用することで、インターネット上の巨大な情報源から、関連する情報とそうでない情報を峻別し、関連する情報を文脈に載せるスキルが学生には求められることになる」という意見を紹介しているようです。また、Petersen氏はカンニング問題に関して、「(試験中に)コミュニケーションをとったりディスカッションをしたり、あるいは検索したりすることが許されるのであれば、誰もカンニングをしなくなるだろう。なぜならもはやそれはカンニングではなくなるからだ。

福井県立図書館、TwitterとFacebookでの情報発信を開始

福井県立図書館が、2011年5月18日から、TwitterとFacebookでの情報発信を開始しています。Twitterでは主にティーンズ向けのイベントの情報、本の情報のほかさまざまな情報を、Facebookでは主にティーンズ向けの情報を発信していくとのことです。

福井県立図書館Twitter、Facebookのご案内(福井県立図書館 2011/5/18付けのお知らせ)
http://www.library.pref.fukui.jp/guide/twitter_facebook.html

福井県立図書館(Twitter)(@Fukui_Pref_Lib)
https://twitter.com/#!/Fukui_Pref_Lib

5月 17日

米国のLibrary Copyright Alliance、著作権法改正に関する声明を発表

2011年5月16日、米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の各団体からなる“Library Copyright Alliance”が、著作権法改正に関する声明を発表しています。声明文では、Googleブックス訴訟における修正和解案を米国連邦地裁が認めないと判断を下したことを契機に、図書館に関わる著作権問題への関心が寄せられていると前置きし、書籍の大規模デジタル化や孤児作品の利用、そして米国著作権法第108条に関わるそれぞれの問題に対して、団体としての考えや著作権法の修正案等を提示しているようです。

Library Copyright Alliance Statement on Copyright Reform
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lca_copyrightreformstatement_16may11.pdf

Library Copyright Alliance
http://www.librarycopyrightalliance.org/index.shtml

Library Copyright Alliance Statement on Copyright Reform (ACRL 2011/5/16付けの記事)

IFLA、「全国書誌における主題アクセスのガイドライン」の草案を公開

IFLA(国際図書館協会)の分類索引分科会が、2011年5月15日付けで、「全国書誌における主題アクセスのガイドライン」(Guidelines for Subject Access in National Bibliographies)の草案(draft)を、レビューのために公開しています。このガイドラインは、2009年に出された「デジタル時代の全国書誌」(National Bibliographies in the Digital Age: Guidance and New Directions)を補完するという位置づけのようです。

Guidelines for Subject Access in National Bibliographies(Draft May 2011 for Worldwide Review)
http://www.ifla.org/en/news/worldwide-review-of-the-guidelines-for-subject-access-in-national-bibliographies

Worldwide Review of the Guidelines for Subject Access in National Bibliographies(IFLA 2011/5/15付けの情報)

「新ICT利活用サービス創出支援事業」各プロジェクト報告書のリンク集

総務省が2010年度に実施した「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)に採択されたプロジェクトの成果報告書が公開されています。それらへのリンクを下記にまとめました。

新ICT利活用サービス創出支援事業(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/shinict.html

電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト(代表機関:日本電子書籍出版社協会)
http://ebformat.jp/dl.html

次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備(代表機関:日本書籍出版協会)
http://www.jbpa.or.jp/ict/ict-index.html

メタデータ情報基盤構築事業(代表機関:筑波大学)
http://www.meta-proj.jp/project.html

次世代電子出版コンテンツID推進プロジェクト(代表機関:日本雑誌協会)
http://www.j-magazine.or.jp/information_008.html

アクセシビリティを考慮した電子出版サービスの実現(代表機関:電子出版政策・流通協議会)
http://aebs.or.jp/itc/itc01.html

コードは不要、アイディア募集 Elsevierが“Apps for Library Idea Challenge”コンテストを開始

2011年5月16日、Elsevier社は“Apps for Library Idea Challenge”と題したアイディアコンテストを開始すると発表しました。同社の検索プラットフォーム“Sciverse”上で動作するアプリケーションのアイディアを募集するものです。5月13日から9月2日までエントリーが受け付けられています。参加資格は21歳以上であることのみだそうです。また、同社は現在“Apps for Science Challenge”と題したプログラミングコンテストも開催中です。

Apps for Librarian Idea Challenge (Elsevier)
http://www.appsforlibrary.com/

Elsevier Launches Apps for Library Idea Challenge (Elsevier 2011/5/16付けプレスリリース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01953

Apps for Science Challenge (Elsevier)
http://appsforscience.com/

参考:

最新の研究情報へのアクセスと中小企業のイノベーションとの密接な関係(デンマーク)

デンマークの科学技術イノベーション省(Danish Agency for Science, Technology and Innovation)とデンマーク電子研究図書館(Danmarks Elektroniske Fag- og Forskningsbibliotek)が、“Access to Research and Technical Information in Denmark”と題したレポートを刊行しています。レポートは、デンマークの研究ベースの中小企業における、科学・技術情報のニーズとその活用について調査したもののようです。調査の結果、中小企業が持つイノベーションと最新の研究成果へのアクセスとの間には密接な関係が認められるとして、現状では中小企業が研究文献や規格等の科学・技術情報へアクセスすることは難しいこと、その情報入手の遅れが企業のコスト増加や開発の遅れにつながること等が明らかになったとのことです。また、レポートは、文献や特許情報、法情報や規格、市場情報等に対して、より簡単により早く、そしてより安価にアクセスしたいという、中小企業のニーズがあると指摘しているようです。

Access to Research and Technical Information in Denmark

ミシガン大学図書館、HathiTrustに含まれる孤児作品を特定するプロジェクトを開始

2011年5月16日、米国のミシガン大学図書館の著作権事務所は、HathiTrustに含まれる孤児作品(著作権者不明の資料)を特定するためのプロジェクトを開始すると発表しました。発表文によると、HathiTrustのコンテンツは73%が著作権保護期間内だそうですが、そのなかで孤児作品が占める割合は分かっていないそうです。同プロジェクトでは、まず、1923~1963年に米国で出版された作品のうち、ミシガン大学の著作権調査管理システム(Copyright Review Management System)によって著作権保護期間内と判明したものを対象にしていくそうです。

MLibrary launches project to identify orphan works (ミシガン大学 2011/5/16付けプレスリリース)
http://www.lib.umich.edu/marketing-and-communications/news/mlibrary-launches-project-identify-orphan-works

Copyright Review Management System (ミシガン大学図書館)
http://www.lib.umich.edu/imls-national-leadership-grant-crms

参考:

英国図書館(BL)でSF小説をテーマにした展示“Out of this World”

英国図書館(BL)で、2011年5月20日からSF小説をテーマにした展示“Out of this World: Science Fiction but not as you know it”が開催されるそうです。BLが所蔵している手稿、図書、雑誌、ファン雑誌、ラジオ放送、著者インタビューなどを展示し、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』など一般にはSFとして考えられてないような作品も紹介したいとのことです。英Guardian紙のサイトでは、一部の展示資料の写真が紹介されています。

Out of this World: Science Fiction but not as you know it (BL)
http://www.bl.uk/sciencefiction

Google、被災地の記録の写真や動画を集めて公開する「未来へのキオク」プロジェクトを開始

Googleが、東日本大震災の被災地の記録や震災の体験の記録となる写真や動画等を集めて公開する「未来へのキオク」プロジェクトの開始を発表しています。被災前の町の風景、被災地の現在の様子や復興の様子、被災当日の体験等を募集し、それらの写真や動画が、場所やテーマ別に整理されてプロジェクトのサイトに表示されるとのことです。Googleの写真/動画共有サービスからも、タグを付けることで参加できるようです。集まった写真や動画は2011年5月下旬から公開予定とのことです。

未来へのキオク
http://www.miraikioku.com/

未来へのキオク - 記憶を未来へのチカラに(Google Japan Blog 2011/5/16付けの記事)
http://googlejapan.blogspot.com/2011/05/blog-post_16.html

Google、写真と動画で紡ぐ「未来へのキオク」 復興支援で新プロジェクト(ITmediaニュース 2011/5/16付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/16/news126.html

グーグル、被災地にまつわる写真・動画の共有サイト「みらいへのキオク」開設(INTERNET Watch 2011/5/16付け記事)

5月 16日

デジタルリテラシーに関するポータルサイト“DigitalLiteracy.gov”がオープン(米国)

2011年5月13日、米国商務省の米国電気通信情報庁が他の9つの政府機関と共に、デジタルリテラシーに関するポータルサイト“DigitalLiteracy.gov”を立ち上げました。図書館、大学、学校、職業訓練センターなどに、コンピュータやインターネットのスキルについて教えるための情報やツールなどを提供することを目的としていているそうです。

DigitalLiteracy.gov
http://www.digitalliteracy.gov/

地震直後の手書きの『石巻日日新聞』、日本新聞博物館で展示中

東日本大震災の被災地宮城県の石巻日日新聞社が地震直後の6日間に手書きで作成し避難所等に貼り出されていた『石巻日日新聞』が、横浜市の日本新聞博物館で展示されているそうです。神奈川新聞社の2011年5月15日付け報道によると、同新聞は毎日6部ずつ製作されたそうですが、6日分全て揃っているのは今回展示されているものを含めて2セットのみだそうです。もう1セットは米国の報道博物館“Newseum”に寄贈されています。

石巻日日新聞の手書き壁新聞(日本新聞博物館)
http://newspark.jp/newspark/new/sinnsai.html#0514

「どんな状況でも光を」、震災伝えた石巻日日新聞社の壁新聞が日本新聞博物館で国内初展示/横浜(神奈川新聞社のニュースサイト「カナロコ」 2011/5/15付けニュース)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105150012/

Library Journalが選ぶ、優れた図書館建築ランキング“New Landmark Libraries”(米国)

2011年5月15日、米国のLibrary Journal誌が“New Landmark Libraries”と題した図書館建築ランキングを発表しました。過去6年間にオープンした米国の公共図書館から、図書館員と建築家からなる審査員によって選ばれた、優れた建築の公共図書館が20館(うち10館は選外佳作)紹介されています。第1位はイリノイ州のポプラ・クリーク公共図書館(Poplar Creek Public Library)でした。同誌は2012年に大学図書館版を実施する予定と述べています。

LJ's New Landmark Libraries (Library Journal 2011/5/15付け記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/890303-264/ljs_new_landmark_libraries.html.csp

LJ's New Landmark Library | Poplar Creek Public Library (Library Journal 第1位に選ばれた図書館の紹介)
http://www.libraryjournal.com/lj/ljinprintcurrentissue/890280-403/ljs_new_landmark_library_.html.csp

奈良文化財研究所、「木簡人名データベース」を正式公開

2011年5月13日、奈良文化財研究所が東京大学史料編纂所との共同開発した「木簡人名データベース」を正式公開しました。このデータベースは登場する人名で木簡を検索するもので、人名の同定識別が行われているため異なる表記でも検索が可能とのことです。検索結果からは同研究所の木簡画像データベースへリンクされています。

奈良文化財研究所 木簡人名データベース
http://jinmei.nabunken.go.jp/mokkan_name/

木簡人名データベース公開しました!(奈文研の木簡総合コミュニティサイト「木簡ひろば」 2011/5/13付けニュース)
http://hiroba.nabunken.go.jp/advancenews/list/19.html

国際子ども図書館、「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の2010年度の活動成果を公開

国立国会図書館の国際子ども図書館では、2010年度と2011年度で「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」を実施しています。2011年5月11日に、2010年度の活動成果を国際子ども図書館のホームページに公開しました。

学校図書館との連携による学習支援プロジェクト
http://www.kodomo.go.jp/promote/school/project.html

参考:
国際子ども図書館、「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の2010年度のフィードバックミーティングの内容をまとめた資料を公開
http://current.ndl.go.jp/node/17827

国立国会図書館国際子ども図書館、学校図書館との連携による学習支援プロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17637

国際子ども図書館、東日本大震災復興のための支援に「学校図書館セット貸出し」

国立国会図書館の国際子ども図書館では、東日本大震災で被災した地域とその周辺の学校に「学校図書館セット貸出し」を往復の送料無料で貸し出します。1学期分は、2011年5月20日(金)までの間、青森・岩手・宮城・福島・茨城・千葉6県の学校図書館とこれに準ずる施設からの申し込みを受け付けています。利用期間の目安は、6月2日(木)~7月19日(火)です。

東日本大震災 復興のための支援(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/promote/school/rent/support.html

OCLC、ILLで依頼の多い資料と謝絶理由のランキングを公開

OCLCがILL(図書館相互貸借)システム“WorldCat Resource Sharing”によるILLのランキングを2種類公開しています。1つは“Top 1,000 interlibrary loan request”というILLリクエスト件数が多かった図書・雑誌のランキングで、データ集計範囲は2009年7月1日~2010年6月30日です。2011年夏には2010年~2011年のデータに更新される予定だそうです。もう1つは“Top reasons for no”というILLリクエストの謝絶理由のランキングで、列「2010」は2009年7月~2010年6月の、列「2011」は2010年7月~2010年12月のデータです。

Top 1,000 interlibrary loan requests (OCLC)
http://www.oclc.org/us/en/resourcesharing/statistics/toprequests.htm

Top reasons for no (OCLC)
http://www.oclc.org/us/en/resourcesharing/statistics/reasonsforno.htm

WorldCat Resource Sharing facts and statistics (OCLC)

オーストラリア国立図書館による新聞デジタル化、500万ページを突破

2011年5月13日に、オーストラリア国立図書館(NLA)は、同館の行っている新聞のデジタル化が500万ページを突破したと発表したようです。デジタル化された新聞資料は、同館の情報検索システム“Trove”を通じて提供されています。なお、同館の発表によると、デジタル化した新聞資料を積み重ねるとウルル(エアーズロック)よりも2メートル高い、とのことです。

Trove > Digitised newspapers and more
http://trove.nla.gov.au/newspaper

5 million newspaper pages now available, stacked up that's 2m taller than Uluru! (Trove 2011/5/13付けのニュース)
http://trove.nla.gov.au/forum/showthread.php?438-5-million-newspaper-pages-now-available-stacked-up-that-s-2m-taller-than-Uluru!

5 Million Newspaper pages! (National Library of Australia Blog 2011/5/13付けのニュース)

5月 13日

英国データアーカイブ、研究データの管理と共有についてのガイドの新版を公開

社会科学・人文科学分野の研究データを扱う英国データアーカイブ(UK Data Archive)が、研究データの管理と共有についてのガイド“MANAGING AND SHARING DATA”の第3版を公開しています。主な内容は、「研究データ共有の理由と方法」「データ管理のプランニング」「データのドキュメンテーション」「データのフォーマット」「データの保存」「倫理と同意の問題」「著作権」「データ管理戦略」となっています。

MANAGING AND SHARING DATA
http://www.data-archive.ac.uk/media/2894/managingsharing.pdf

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