アーカイブ - 2011年 5月 20日 - car

紙媒体の雑誌の保管状況のデータベース“Print Archives Preservation Registry”が設立へ

北米の研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、カリフォルニア電子図書館(California Digital Library)と共同で、紙媒体の雑誌の保管状況のデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)を設立するとのことです。PAPRは、世界規模での、紙媒体の雑誌のアーカイビングの取組み等についての情報のデータベースで、それぞれの取組みについて、保有期間、設備・環境、デジタルリポジトリの利用の可否等の特徴を調べることができるものとのことです。2012年前半から利用開始が予定されているようです。

Print Archives Preservation Registry
http://www.crl.edu/archiving-preservation/print-archives/papr

英国知的財産局(UK-IPO)、大学向けに知的財産マネジメントガイドを公開

2011年5月19日に英国知的財産局(UK-IPO)が、“Intellectual Asset Management for Universities”と題するレポートを公開しました。大学関係者向けのこのレポートでは、大学が自組織の生み出した知的財産を効果的に活用する方法について解説されているようです。

Intellectual Asset Management for Universities
http://www.ipo.gov.uk/ipasset-management.pdf

フランスで電子書籍の再販制を定める法律が成立

フランスで電子書籍の再販制を規定する法案が2011年5月17日に上院を通過し、法律として成立したとのことです。フランス国外の出版社による電子書籍も対象となるとのことです。

仏議会で電子書籍再販制法が成立、他の欧州諸国と対立の懸念(hon.jp 2011/5/20付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2396/

E-book price-fixing law passed in France(bookseller.com 2011/5/18付けの記事)
http://www.thebookseller.com/news/e-book-price-fixing-law-passed-france.html

Proposition de loi relative au prix du livre numérique(法案に関する情報)(フランス上院のサイト)
http://www.senat.fr/dossier-legislatif/ppl09-695.html

Prix du livre numérique: feu vert(Le Figaro 2011/5/18付けの記事)

Googleブックス、16-17世紀に出版された一部の書籍をフルカラーで公開

2011年5月17日にGoogleは、Googleブックスでデジタル化した16-17世紀の書籍の一部について、Googleブックスでフルカラーで公開したと発表しています。記事では、フルカラーで提供されている書籍(例えばフランス・リヨン市立図書館所蔵のノストラダムスの預言書や、ガリレオ・ガリレイの『天文対話』等)へのリンクが掲載されています。なお、5月17日のGoogleブックスの公式ブログの記事によると、Googleブックスはこれまでに16-17世紀の図書約15万冊のスキャニングが終了しているとのことです。

Books from 16th and 17th centuries now in full-color view (Inside Google Books 2011/5/17付けの記事)
http://booksearch.blogspot.com/2011/05/books-from-16th-and-17th-centuries-now.html

オランダ王立図書館、2010年の年報を公開

オランダ王立図書館(KB)が2010年の年報を公開しています。

Jaarverslag Koninklijke Bibliotheek 2010
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2010/index.html

Jaarverslag 2010 (KB 2011/5/19付けのニュース)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/jaarverslag2010.html

※2011-07-21追記
(英語版)
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2010/eng/kbannualreport2010.pdf

京都府図書館等連絡協議会、福島県内の公立図書館等へ児童書・一般書約10,000冊を寄贈

2011年5月20日に京都府図書館等連絡協議会は、東日本大震災で被害を受けた福島県内の公立図書館等を支援するため、同協議会加盟の図書館(室)から児童書・一般書約10,000冊を寄贈すると発表しています。

福島県内図書館への図書の寄贈について (京都府図書館等連絡協議会 2011/5/20付けの情報)
http://www.library.pref.kyoto.jp/renkyo/koho.pdf

京都府図書館等連絡協議会
http://www.library.pref.kyoto.jp/renkyo/renkyo.html

大学のあちこちに「図書館」を 米国ドレクセル大学図書館の“Library Learning Terrace”という試み

米国ペンシルバニア州のドレクセル大学図書館は、2011年5月、学内に“Library Learning Terrace”というスペースを開設する予定だそうです。これは、レジデンスホール(学生寮)の中に設置されたスペースで、個人学習に加え、テーブルやパーティションを組み合わせてグループ作業もできるようになっているそうです。この試みは、大学のあちこちに「図書館」を埋め込んでいくための第一歩とのことで、将来的にはこういった場所を増やして、2010年秋にスタートした“Personal Librarian Program”(新入生に対して担当の図書館員が1名割り当てられる)と組み合わせていく可能性についても述べられています。同図書館のウェブサイトでは、Library Learning Terraceのコンセプト、イメージ写真、図面、什器などを紹介するプレゼンテーション動画が公開されています。

Library Learning Terrace (ドレクセル大学図書館)
http://www.library.drexel.edu/about/learning-terrace

The Personal Librarian Program (ドレクセル大学図書館)
http://www.library.drexel.edu/about/programs

公的資金に基づく研究のOA義務化、国立図書館等への科学・技術研究支援等の役割を明記した「科学・技術・イノベーション法」が可決、成立へ(スペイン)

2011年5月12日に、スペイン下院において「科学・技術・イノベーション法」(Ley de la Ciencia, la Tecnología y la Innovación)が賛成多数で可決したようです。(上院は5月4日に通過。)スペイン科学・イノベーション省の説明によると、この法律は、民間企業におけるイノベーション活動の促進、若手研究者の安定した雇用の整備等を目的としたもののようです。また、国家イノベーション機構(Agencia Estatal de Investigación)の創設や、公的資金を基に行われた研究成果はOAとして利活用すること等も条文には盛り込まれているようです。また、スペイン文化省の5月14日付けのプレスリリースによると、この法律によってスペイン文化遺産機構やスペイン国立図書館のほか、18の博物館と9つの文書館が、科学・技術研究の支援を行う「遂行機関」(agentes de ejecución)として登録されるとのことです。それらの「遂行機関」は、科学活動の促進を目的とした予算に基づく調査プロジェクトへの参加等が可能となり、また、「公共のための科学コミュニケーション」活動も担うこととなったようです。

国立国会図書館、「東日本大震災被災県の写真集リスト」を公開

国立国会図書館(NDL)は「東日本大震災被災県の写真集リスト」を公開しました。これは、東日本大震災で地震や津波などの被害を受けた青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県の震災以前の風景、街並みなどの写真を収録した資料のリストです。

東日本大震災被災県の写真集リスト(リサーチ・ナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-462.php

Kindleの電子書籍の販売冊数、Amazon.comでの紙媒体の書籍全体の総数を超える

2011年5月19日、米国のAmazon.comが、Kindleの電子書籍の販売冊数が、同社のハードカバーとペーパーバックを合わせた紙媒体の書籍全体を超えたと発表しました。Kindleの電子書籍は、2010年7月にハードカバーの、2011年1月にペーパーバックの販売冊数を超えていました。2011年4月1日以降、Kindleの電子書籍の販売冊数は紙媒体書籍と比べて1.05倍に相当しているそうです。また、英国のAmazon.co.ukでも、Kindleの電子書籍は(販売冊数が増加している)ハードカバー書籍よりも売れているとのことです。

Amazon.com Now Selling More Kindle Books Than Print Books (2011/5/19付けAmazon.comのプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1565581&highlight=

電子書籍、驚くべき急成長―AmazonのKindle eブック、紙版の売上冊数を超える(TechCrunch JAPAN 2011/5/20付け記事)

【イベント】次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム(5/30・東京、6/1・京都)

「次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会」が主催する「次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム」が2011年5月30日に東京で、6月1日に京都で開催されるそうです。どちらも入場は無料です。

次世代電子出版とWeb 表現技術フォーラム in 東京(2011/5/30開催)
http://www.w3.org/Style/Japan-2011/Tokyo.htm

次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム in 京都(2011/6/1開催)
http://www.w3.org/Style/Japan-2011/kyoto_ja.htm

OCLC、WorldCat Localにリンクリゾルバやオートサジェストなどの新機能を追加

2011年5月18日、OCLCがディスカバリ・インタフェース“WorldCat Local”にいくつかの新機能を付け加えたと発表しました。発表によると、リンクリゾルバ機能(外部からのOpenURLリクエストをWorldCatナレッジベースを用いて処理)、ローカル書誌IDなどの導入館ローカルデータを表示する機能(将来的にはそれらによる検索も可能になるとのこと)、コースリザーブ機能、“Top 5”機能(検索結果ページの上部に5件だけWorldCatの検索結果を表示)、未所蔵資料に対して所蔵する別の版を提示する機能、ポルトガル語インタフェース、検索語のオートサジェスト機能、が追加されたようです。また、WorldCat Blogの記事によると、同様のオートサジェスト機能はWorldCatにも追加されたそうです。

WorldCat Local adds inbound link resolution, visibility of local data, course reserves and more (OCLC 2011/5/18付け発表)
http://www.oclc.org/news/announcements/2011/announcement38.htm

神奈川大学日本常民文化研究所がレポート「長野県北部(栄村)震災における史料保全活動について」を公開

神奈川大学日本常民文化研究所が、2011年5月10日付けで、「長野県北部(栄村)震災における史料保全活動について」と題するレポートを公開しています。これは、同研究所の客員研究員である白水智氏による、長野県北部(栄村)震災における資料救出活動についての報告とのことです。

長野県栄村震災における史料保全活動レポート
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/topics/data/1305633758/file-1.pdf

長野県栄村震災における史料保全活動レポート(神奈川大学日本常民文化研究所 2011/5/17付けの記事)
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/cgi-bin/system/topics/index.cgi?c=zoom&pk=1305633758