アーカイブ - 2011年 3月 - car

3月 22日

日本図書館協会、「東日本大震災への当面の対応」を発表

日本図書館協会は、2011年3月19日に、「東日本大震災への当面の対応」を発表しています。図書館の被災状況の情報収集と伝達、義援金の募集、被災地の図書館への支援などの「当面の取組み」と、「政府、自治体等図書館の設立母体に対する働きかけ」の2つの部分からなっています。

東日本大震災への当面の対応(日本図書館協会ウェブサイト)
http://www.jla.or.jp/earthquake/torikumi.html

山梨県立図書館、被災地域の住民に対し全分野でのメールレファレンスサービスを提供

山梨県立図書館は、東北地方太平洋沖地震の被災地への支援として、メールによるレファレンス(調査相談)の受付範囲を山梨県以外の地域(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県)にも拡大し、全分野に関する調査依頼を受け付けるとのことです。また、山梨県内へ避難した方に、山梨県民と同様のサービス(資料の貸出等)も提供しているとのことです。

被災地支援のためのメールでの調査相談受付の拡大について(山梨県立図書館のウェブサイトの情報)
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/cgi-bin/sirase/info.cgi?n=00000289

山梨県立図書館
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/tosyokan/

「パートナーシップは成功への鍵」、英国図書館(BL)ブリンドリー館長のインタビュー記事紹介

2011年3月10日付けで、英国情報システム合同委員会(JISC)が、2011年春版として、ウェブマガジン“JISC inform 30”を刊行しており、そこに英国図書館(BL)のブリンドリー(Dame Lynne Brindley)館長のインタビュー記事“Partnership is key to success”が掲載されています。記事では、オンライン学習が普及すれば、資料デジタル化を進めている図書館は、大学や機関によって学生やスタッフに対して提供されるサービスではなく、教育コンテンツの配信を手がけるキープレイヤーと成りうるだろう、と述べられているようです。さらに、厳しい財政事情の中でBLが資料のデジタル化を展開するためには、JISCやBBC等の国内機関だけでなく、カタールやインド等の外国の機関とのパートナーシップが不可欠であるとの認識も示されているようです。なお、“JISC inform 30”には、ブリンドリー館長のほかに、研究者にして、Guardian紙の技術関係のライターでもあるクロトスキ(Aleks Krotoski)氏のインタビュー等も掲載されているようです。

JISC inform 30
http://www.jisc.ac.uk/inform/inform30/default.aspx

映画保存協会、被災した映画フィルム等の処置についての相談窓口を開設

映画保存協会が、被災した映画フィルム等の視聴覚メディアの処置についての相談窓口を開設しています。映画フィルムのほか、磁気テープ、SPレコード等、オリジナルの視聴覚記録媒体の処置(洗浄作業など)に関して、専門会社の協力により、相談を受け付けるとのことです。同協会のサイトには、「洪水や津波の被害を受けた《視聴覚メディア》の応急処置」「防災と災害復旧対策」「水害を受けたフィルムについてのFAQ」「ホームムービーの被害にどう対処するか」という情報も掲載されています。

映画フィルム救済・ご相談窓口(映画保存協会 2011/3/14付けの情報)
http://www.filmpres.org/archives/939

Galeのデータベースが被災大学の教職員・学生向けに無料提供

センゲージラーニング株式会社は、東北地方太平洋沖地震による被害を受けた大学の教職員・学生を対象に、2011年5月1日までの間、同社の図書館部門Galeの14のデータベースを無料で公開すると発表しています。

東北地方太平洋沖地震被災大学教職員・学生へデータベースを無料提供致します。(センゲージラーニング社のウェブサイトの情報)
http://cengage.jp/gale/

参考:
iPhoneアプリ「家庭の医学」やメディカ出版の医療情報が、震災への支援のため、期間限定で無料に
http://current.ndl.go.jp/node/17770

北米研究図書館協会(ARL)、保存のためのデジタルキュレーションに関するレポートを公開

2011年3月17日に、北米研究図書館協会(ARL)が“New Roles for New Times: Digital Curation for Preservation”と題するレポートを公開しています。このレポートは、保存のためのデジタルキュレーションの分野において、図書館がどのような役割を果たし、どのようにサービスを提供するべきかを論じたものとのことで、HathiTrust等、複数機関による協同のデジタル資料保存の取り組みの紹介や、研究図書館がデジタル資料の保存に取り組むにあたっての提言等がまとめられているようです。

New Roles for New Times: Digital Curation for Preservation
http://www.arl.org/bm~doc/nrnt_digital_curation17mar11.pdf

岩手県立図書館、県内公共図書館等の被害状況を公開

岩手県立図書館が、東北地方太平洋沖地震による県内公共図書館等の被害状況を公開しています。公開されている情報は、同館の電話による聞き取りに基づくもので、今後、随時更新する予定とのことです。

東北地方太平洋沖地震に係る岩手県内公立図書館等の被害概況(PDFファイル)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/libs-iwate_20110318.pdf

東北地方太平洋沖地震に係る岩手県内公立図書館等の被害概況(エクセルファイル)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/libs-iwate_20110318.xls

3月 18日

国立情報学研究所(NII)、NACSIS-CAT/ILL及びコンテンツサービスのスケジュールを専用ページに掲載

国立情報学研究所(NII)が、東北地方太平洋沖地震への対応に伴い、NACSIS-CAT/ILL関連システム稼働状況とコンテンツサービスの運用カレンダーを、専用のウェブページに掲載しています。このウェブページを随時更新して今後の予定を伝えていくとのことです。

NACSIS-CAT/ILL関連システム稼働状況と,国立情報学研究所コンテンツサービス運用カレンダーについて(NACSIS-CATニュース 2011/3/18付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2011/03/nacsiscatill_7.html

NACSIS-CAT/ILL関連システム稼働状況(東京電力による計画停電への対応)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/system/jishin.html

PubMed、モバイル端末向けサービス(ベータ版)を開始

米国国立医学図書館(NLM)が、PubMedのモバイル端末向けサービスとして“PubMed Mobile”(ベータ版)の提供を開始しました。検索できるコンテンツは、PC向けのPubMedと同じとのことですが、簡易検索のみ可能となっているようです。

PubMed Mobile Beta
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed

PubMed Mobile Beta (NLM Technical Bulletin 2011/3/17付けのニュース)
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ma11/ma11_pm_mobile_beta.html

茨城県立図書館、県内公共・大学図書館等の被害状況を公表

茨城県立図書館が、県内の公共図書館、公民館、大学図書館、私立図書館、その他の機関・施設の、東北地方太平洋沖地震の被災状況を公表しています。

2011年3月11日発生の大地震における県内図書館被害状況(3月18日15時現在) (茨城県立図書館 2011/3/18付けの情報)
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/higaijyoukyou.pdf

茨城県立図書館
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/index.htm

国立大学図書館協会(JANUL)、会員館の地震被害状況を公表

国立大学図書館協会(JANUL)が、東北地方太平洋沖地震による会員館の被災状況について公表しています。今後も随時更新されるようです。

会員館の被害状況(東北地区協会)
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tohoku.pdf

会員館の被害状況(全国)
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/gakugai.pdf

被災した大学に所属する教職員、学生向けの図書館サービスのご案内
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/janul/

景気後退が公共図書館の利用に与える影響を調査したレポート(米国)

米国コロラド州立図書館とコロラド州教育省等による、図書館関連の調査研究を行うLibrary Research Service(LRS)が、「コロラド州の公共図書館の利用における経済不況の影響」“The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado”と題する調査レポートを公開しています。このレポートは、2006-2007年の景気後退前と2008-2009年の不況期における、住民一人当たりの来館率や図書貸出率、プログラム参加率、そして利用者用PCの利用率を比較したもののようです。その結果、景気後退前に比べ、不況期には公共図書館の利用が増加していることが明らかになったとのことです。LRSは、不況期とその後の経済回復期において、地域住民の集うスペースや教育・娯楽のためのリソース、就職情報等を得る上で、コロラド州住民にとって公共図書館が重要な位置を占めるものであったと指摘しています。

The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado (Closer Look Report)
http://www.lrs.org/documents/closer_look/Recession_2011_Closer_Look_Report.pdf

東京都立中央図書館、メールによるレファレンスの受付範囲を被災地域にも拡大

東京都立中央図書館は、東北地方太平洋沖地震に伴い、メールによるレファレンスの受付範囲を、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県にも拡大すると発表しています。受付期間は2011年4月30日(土)までで、それ以降の扱いについては、状況により判断するとのことです。

【都立中央図書館】東北地方太平洋沖地震に伴い、メールによるレファレンス(調査相談)の受付範囲を拡大します。(東京都立中央図書館 2011/3/17付けのお知らせ)
http://www.library.metro.tokyo.jp/info/archive/document.php?g=info&id=296

参考:
大阪府立図書館、震災の影響を受けた県の住民に対して全分野のメールレファレンスサービスを提供
http://current.ndl.go.jp/node/17777

国立大学図書館協会が東北地方太平洋沖地震対応の臨時サイトを開設し、被災大学教職員・学生へのサービス情報提供

国立大学図書館協会が東北地方太平洋沖地震対応のための臨時のウェブサイトを開設し、被災した大学に所属する教職員、学生向けの図書館サービスの情報を提供しています。なお、国立大学図書館協会の正式サイトは、計画停電のためアクセスできないことがあるとのことです。

国立大学図書館協会(東北地方太平洋沖地震対応)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/janul/index.html

参考:
各地の大学図書館が被災地域の学生・教員等に対するサービス提供を発表
http://current.ndl.go.jp/node/17802

被災地域の大学在学者等に対して、九州大学附属図書館等が同大学在学者と同等のサービス提供を発表
http://current.ndl.go.jp/node/17779

3月 17日

科学技術振興機構(JST)、電力事情のためReaD等のサービスを一時停止

科学技術振興機構(JST)は、大規模停電を回避するため、2011年3月17日18時ごろから、ウェブで提供しているサービスの一時停止を行っています。「研究開発支援総合ディレクトリReaD」「Webラーニングプラザ」「失敗知識データベース」「バイオインフォマティクス推進センターBIRD(BIRD関連データベース)」については、サービスの提供を停止し、「J-GLOBAL」については、縮退運転のため、レスポンスが遅くなったり一部機能が使えなくなるとのことです。復旧は3月22日頃を予定とのことです。

大規模停電回避のためのサービス停止のご連絡 (JSTからのお知らせ)(STI Updates学術情報流通ニュース 2011/3/17付けの記事)
http://johokanri.jp/stiupdates/other/2011/03/005729.html

各地の大学図書館が被災地域の学生・教員等に対するサービス提供を発表

東北地方太平洋沖地震によって被害を受けた地域の大学の学生・教員等に対して、各地の大学図書館がそれぞれの大学の在学者等と同等のサービスを提供すると発表しています。それぞれの大学で利用できるサービス内容やサービス提供期間は異なるものの、概ね、館内閲覧のほか、図書の貸出や電子ジャーナルの利用等に対応するようです。

被災地の大学の教職員・学生の利用について (北海道大学附属図書館 2011/3/16付けのお知らせ)
http://www.lib.hokudai.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=501

被災された学生の皆さまへ (長崎大学附属図書館 2011/3/16付けのお知らせ)
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/news/detail.php?str1=1300266585

東北地方太平洋沖地震で被害にあった大学に所属する方へ (名古屋大学附属図書館 2011/3/16付けのお知らせ)
http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/news/centrallib/2010/110316/view?set_language=ja

日本図書館研究会、機関誌『図書館界』掲載の図書館の災害復興、危機管理についての文献を集めたウェブページを作成

日本図書館研究会は、機関誌『図書館界』に掲載された、図書館の災害復興、危機管理を扱った文献を集めたウェブページを作成しています。なお、日本図書館研究会のウェブサイトは、国立情報学研究所のサービス休止にともない、当面の間、臨時サイトに移設されています。

関連文献公開「図書館の危機管理」(文献レビュー)、災害関連の大会シンポジウムなど
http://space.geocities.jp/nal_backup/kikikanri.html

日本図書館研究会WWWサイト(バックアップ 3/14~)
http://space.geocities.jp/nal_backup/index.html

日本出版取次協会、東北地方太平洋沖地震により発売日までに出版物を届けることが困難と発表

社団法人日本出版取次協会は、同協会のウェブサイトで、東北地方太平洋沖地震の影響により、全国の書店に発売日までに出版物を届けることが困難な状況であることを発表しています。

社団法人日本出版取次協会
http://www.torikyo.jp/

日本出版取次協会、出版物の全国一律発売日が困難であることを発表(マイコミジャーナル 2011/3/16付けの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/03/16/051/

国立国会図書館、図書館・文書館資料等の復旧に関する情報をまとめたページを作成

国立国会図書館のウェブサイトに、図書館・文書館資料等の復旧に関する情報やリンクをまとめたページが作成されています。スマトラ沖地震・津波の際の事例についての報告や、被災資料への対応全般に関する情報等が掲載されています。

東北地方太平洋沖地震 関連情報 (図書館・文書館資料の復旧)(国立国会図書館のウェブサイト)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve110317.html

ミシガン大学図書館、東北地方太平洋沖地震に関する情報を提供するウェブページを公開

米国ミシガン大学図書館が、東北地方太平洋沖地震に関する情報を提供するためのウェブページを公開しています。このウェブページでは、ロイター社やBBC、日本の気象庁等のウェブサイトに掲載されている震災に関する情報へのリンクが提供されているほか、同館が所蔵する地震や津波に関する資料の目録へのリンクも提供されています。

Japan Disaster Information Guide(ミシガン大学図書館 2011/3/16付けのニュースリリース)
http://www.lib.umich.edu/art-architecture-engineering-library/news/japan-disaster-information-guide

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