アーカイブ - 2011年 3月 - car

3月 25日

スペイン国立図書館、Flickrで写真資料等の公開を開始

2011年2月から、スペイン国立図書館(Biblioteca Nacional de España)が、Flickrで、同館所蔵の写真資料や、パンフレット・チラシ等の資料の公開を始めたようです。

Biblioteca Nacional de España's photostream
http://www.flickr.com/photos/bibliotecabne/

Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始

2011年3月24日に欧州デジタル図書館“Europeana”が、ドイツ国立図書館や英国のオックスフォード大学とともに、“Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten”(The First World War in everyday documents)と題するプロジェクトを立ち上げたようです。これは、各家庭に残されている、第一次世界大戦期(1914-1918年)のドイツあるいはドイツ国民に関連する写真資料や書簡資料等の私文書をEuropeanaに登録してもらうことで、第一次世界大戦のデジタルアーカイブを構築しようというプロジェクトのようです。なお、同種の取組みはすでに英国において、オックスフォード大学を中心に“Great War Archive”として行われているようです。

Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten (英語ページ)
http://www.europeana1914-1918.eu/en

Project Launch: “Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten”. The First World War in everyday documents (Europeana 2011/3/24付けのプレスリリース)

スタンフォード大学の図書館員、Googleブックス訴訟の和解案を認めなかった裁判所の決定に失望

米国スタンフォード大学のウェブサイトに、同大学の図書館員がGoogleブックス訴訟の和解案を認めなかった2011年3月22日の裁判所の決定に対して失望している、というニュース記事が掲載されています。図書館員の一人は、どのようにしてユニバーサルな図書館を作ればよいのか、どの程度の期間図書は著作権で保護されるべきなのか、どのようにして孤児作品(orphan works)にアクセスすればよいのか、といった難しい問題が残されたままであると指摘しています。Googleは既に同大学の図書館の蔵書約200万冊をスキャンしており、同大学は資料デジタル化のプロジェクトを継続していくとのことです。

Stanford librarians disappointed with ruling in Google case, but university plans to continue digitizing books(スタンフォード大学 2011/3/23付けのニュースリリース)
http://news.stanford.edu/news/2011/march/google-book-ruling-032311.html

参考:
Googleブックス訴訟、連邦地方裁判所は和解案を認めず
http://current.ndl.go.jp/node/17822

横浜市立図書館、2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定

横浜市立図書館が2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定したようです。これは、2011年1月に策定された「横浜市立図書館アクションプラン」において重点取組事項とされている、横浜市立図書館全体の蔵書再構成を実現するために策定されたものとのことです。同計画は、「蔵書再構成5か年計画策定の背景と目的」、「横浜市立図書館の蔵書構成の現状と課題」、「蔵書再構成5か年計画の基本的考え方」、「これからの横浜市立図書館の蔵書」「蔵書再構成5か年計画の取組内容」、そして「蔵書の評価方法」から構成されています。

蔵書再構成5か年計画 (本文PDF版)
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/unei/zoshosaikosei.pdf

千葉県立中央図書館、レファレンスに利用している基本資料をまとめた『ビギナーのための地域行政資料入門』を公開

千葉県立中央図書館が、同館千葉県資料室でのレファレンスで利用している基本資料をまとめた『ビギナーのための地域行政資料入門』を公開しています。資料の構成は、1. 目録・書誌と2. 主題別資料紹介となっており、主題別資料紹介の項目の中は、日本十進分類法の分類順となっているとのことです。

ビギナーのための地域行政資料入門
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/02reference/beginner20110324.pdf

中央図書館 『ビギナーのための地域行政資料入門』を掲載しました (千葉県立図書館トップページ)
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/

3月 24日

トムソン・ロイター、被災地の研究者向けにWeb of Scienceを無償公開

トムソン・ロイターは、東北地方太平洋沖地震による被災地の研究者向けに、学術文献データベースWeb of Scienceの無償公開を実施すると発表しています。公開は、東京大学附属図書館及び情報基盤センター、京都大学付属図書館を通じて実施されるとのことです。

被災地への救済活動として、義援金とデータベースの無償開放を開始(トムソン・ロイター 2011/3/23付けのプレスリリース)
http://science.thomsonreuters.jp/press/release/2011/japan_csr/

2011年の日本の“Library of the Year”の候補の推薦の募集開始

図書館総合展運営員会が主催、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が企画・運営する“Library of the Year”の2011年の候補の推薦の募集が開始されています。募集期限は2011年5月10日とのことです。

Library of the Year 2011 候補推薦ページ
http://www.iri-net.org/loy/loy11recommend.html

参考:
2010年の日本の“Library of the Year”の大賞は「カーリル」に
http://current.ndl.go.jp/node/17174

フランス国立図書館(BNF)、デジタル化に伴う費用の寄付を資料単位で受付

フランス国立図書館(BNF)が、個人あるいは企業から資料のデジタル化に伴う費用の一部を資料単位で寄付してもらう“Adoptez un livre”という取組みを始めています。“Association des amis de la Bibliothèque nationale de France”(BNF友の会)のウェブサイトで、「女性」(Les femmes)、「19世紀のパノラマ」(Panorama du XIXème siècle)等、4つのテーマに分類された対象資料のリストが公開されています。デジタル化されたコンテンツはBNFの電子図書館Gallicaに掲載され、コンテンツの横には寄付者の名前が10年間表示されるとのことです。

Adoptez un livre(BNF 2011/3/21付けのプレスリリース)
http://www.bnf.fr/documents/cp_adoptez_livre.pdf

集英社、東北地方太平洋沖地震による配送の遅れへの対応として『週刊少年ジャンプ』をYahoo! JAPANで無料配信

集英社は、東北地方太平洋沖地震により同社の週刊誌『週刊少年ジャンプ』の配送が大幅に遅れていることへの対応として、2011年3月14日に発売された第15号をYahoo! JAPANのウェブサイトで無料配信する措置を行っています。配信は4月27日までの期間限定で、配信されるコンテンツは無料で提供されているビューワーで見ることができるとのことです。

週刊少年ジャンプ 特別無料配信について(Yahoo! JAPAN)
http://event.yahoo.co.jp/shonenjump/special/index.html

集英社とYahoo! JAPANが「週刊少年ジャンプ」最新号を電子書籍で無料公開、大震災による配送延滞に対応(hon.jp 2011/3/23付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2233/

大阪市立図書館、同館の現状についてまとめた「大阪市立図書館のサービス展開~知識創造型図書館をめざして~」を公開

2011年3月23日に大阪市立図書館が、同館の現状についてまとめた「大阪市立図書館のサービス展開~知識創造型図書館をめざして~」と題する文書を公開しています。同文書によると、知識創造型図書館とは「いつでも・どこでも・だれもが、課題解決に必要な情報にアクセス可能な、創造都市の知識・情報基盤」とのことです。同文書は、「図書館改革」、「サービス概況(平成21年度)」、蔵書数やレファレンス件数等の比較を行った「指定都市比較(5大都市)」、「商用データベース利用統計(平成21年度)」、「地域読書活動推進」、「経年変化」、「内部評価」、そして「外部からの評価」の8項目に分けて説明されています。

大阪市立図書館のサービス展開~知識創造型図書館をめざして~
http://www.oml.city.osaka.jp/topics/service2011.pdf

3月 23日

英国での地方自治体の法的義務の見直し、公共図書館サービス提供義務も対象に

英国では、公共図書館・博物館法により、地方自治体に公共図書館サービス提供の義務が課されていますが、現在行われている、地方自治体の法的義務(statutory duties)の見直し作業において、イングランドの公共図書館サービスの提供なども対象に含まれているとのことです。図書館・情報専門家協会(CILIP)では、図書館の重要性をアピールするよう関係者に呼びかけるプレスリリースを出しています。

Public libraries’ legal protection under threat(CILIPのウェブサイト 2011/3/14付けの記事)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news110314.aspx

国際子ども図書館、「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の2010年度のフィードバックミーティングの内容をまとめた資料を公開

国立国会図書館の国際子ども図書館は、「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の2010年度のフィードバックミーティングを2011年2月26日に開催し、その内容をまとめた資料を3月23日に公開しました。このミーティングは、2010年度のプロジェクトに参加した研究者、教員、学校司書、公共図書館(国際子ども図書館)がそれぞれの立場からブックリスト作成の作業を振り返るとともに、選書基準や授業支援のポイントなどについて話し合ったものです。2010年度のプロジェクトの成果報告は2011年5月頃に公開予定です。

平成22年度学校図書館との連携による学習支援プロジェクト(速報版)
http://www.kodomo.go.jp/images/school/project/pdf/20110323.pdf

学校図書館との連携による学習支援プロジェクト(国際子ども図書館のウェブサイトの情報)
http://www.kodomo.go.jp/school/project/index.html

(2011/5/16追記)URLが変更となっています。
平成22年度学校図書館との連携による学習支援プロジェクト(速報版)
http://www.kodomo.go.jp/promote/school/pdf/20110323.pdf

医学書院、被災地域の医療従事者向けに『今日の診療 WEB版』を無料で提供

医学書院は、震災被災地域への支援として、被災地域の医療従事者向けに、『今日の診療 WEB版 法人サービス』を、2011年4月30日までの間、無料で開放すると発表しています。

『今日の診療 WEB版 法人サービス』 無料開放のご案内(医学書院のウェブサイト 2011/3/21付けの情報)
http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/311care_kon.html

歴史資料ネットワーク、被災地域での歴史資料保全についてのお願いを発表

歴史資料ネットワーク(史料ネット)は、東北地方太平洋沖地震による被災地域での歴史資料保全についてのお願いを発表しています。

東北地方太平洋沖地震被災地域の皆さまへ 歴史資料保全についてのお願い(歴史資料ネットワークのブログ 2011/3/17付けの記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/34373323.html

参考:
国立国会図書館、図書館・文書館資料等の復旧に関する情報をまとめたページを作成
http://current.ndl.go.jp/node/17798

オーストラリアの政府機関のデータを公開するサイト“data.gov.au”

オーストラリアの政府機関(中央及び地方)のデータを公開するサイト“data.gov.au”が開設されています。人口、気象、天然資源、保健衛生・福祉、交通、学校など、様々な分野のデータが提供されているようです。サイトの説明では、「このサイトの主目的は、政府データを使いやすいフォーマットでオープンライセンスで提供することで、公衆による政府データへのアクセスと再利用を促すことである」とされています。

data.gov.au
http://data.gov.au/

参考:
欧州9か国における政府機関のデータの公開状況についての調査報告書
http://current.ndl.go.jp/node/17478

米国政府、政府機関のデータをワンストップで入手できるサイト“DATA.gov”を開設
http://current.ndl.go.jp/node/12896

Googleブックス訴訟、連邦地方裁判所は和解案を認めず

Googleブックス(Googleブック検索)をめぐる訴訟の和解案については、2010年2月にニューヨーク南地区連邦地方裁判所で公聴会が開催された後、判事の判断が示されていませんでしたが、2011年3月22日に、判事が和解案を認めないという判断を示した模様です。裁判所の文書では、「書籍のデジタル化とユニバーサルなデジタル図書館の創設は多くの人に恩恵をもたらすであろうが、この和解案では行き過ぎとなるであろう」とされています。

Google Book Search和解問題ついに裁判所判断が出る、Chin判事「和解はフェアではなく、認めない」(hon.jp 2011/3/23付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2228/

(ニューヨーク南地区連邦地方裁判所による文書)
http://www.nysd.uscourts.gov/cases/show.php?db=special&id=115

Court rejects Google Books settlement(CNET News 2011/3/22付けの記事)
http://news.cnet.com/8301-13577_3-20045967-36.html#ixzz1HMTCX6AE

参考:

3月 22日

京都大学医学研究科、コクラン・ライブラリーのエビデンスエイド等の翻訳・公開プロジェクトを開始

2011年3月18日付けの京都大学のお知らせによると、同大学の医学研究科社会健康医学系専攻は、コクラン共同計画(Cochran Collaboration)の正式許可を得て、同計画が今回の震災のために無料公開した、震災・洪水に伴う健康障害の予防・医療に関する情報を含む同計画のエビデンスエイド等の翻訳・公開プロジェクトを開始したとのことです。なお、翻訳・公開される項目は以下の4つのようです。
1. コクラン共同計画エビデンスエイドとは何か
2. コクラン共同計画エビデンスエイド:地震に関する情報リソース
3. コクラン共同計画エビデンスエイド:洪水と水の汚染に関する情報リソース
4. コクランライブラリーより災害被害者および救援者のメンタルヘルス

東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース
http://www.server-system.jp/resource/

医学研究科社会健康医学系専攻で東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース提供を開始しました。(2011年3月18日) (京都大学 2011/3/18付けのお知らせ)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2010/110318_1.htm

フランス国立図書館(BNF)、Gallicaのコンテンツのオンデマンド印刷サービスのためHachette Livre社と提携

フランス国立図書館(BNF)が、同館の電子図書館Gallicaのコンテンツのオンデマンド印刷サービスを提供するため、フランスの大手出版社Hachette Livre社と提携を結んだようです。著作権フリーの15,000件強のコンテンツが対象で、資料1冊分の価格は平均で12ユーロから15ユーロほどになる見込みとのことです。2011年9月からサービスを開始する予定とされています。

Impression à la demande : Accord BnF – Hachette Livre(BNF 2011/3/21付けのプレスリリース)
http://www.bnf.fr/documents/cp_bnf_hachette.pdf

米国議会図書館(LC)、音楽に関する資料をオンラインで提供するためのウェブサイトを開設

米国議会図書館(LC)が、デジタル化された音楽に関する印刷資料をオンラインで提供するためのウェブサイト“Music Consortium Treasures”を開設しています。LCのほか、英国図書館(BL)、ハーバード大学の図書館、ニューヨーク公共図書館等6つの機関が、コンテンツを提供しているとのことです。

Library of Congress Launches Music Consortium Website
http://www.loc.gov/today/pr/2011/11-048.html

Music Treasures Consortium
http://lcweb2.loc.gov/diglib/ihas/html/treasures/treasures-home.html

PierOnlineの災害医療関連コンテンツが期間限定で無料公開

2011年3月18日にSUNMEDIAは、国内の出版社が発行する医学・薬学・看護学を中心とした学術誌を電子ジャーナルとして提供するサイト“PierOnline”の登載論文のうち、災害医療に関連する論文を期間限定で無料提供すると発表しています。これは、東北地方太平洋沖地震に対する支援として、PierOnline参画出版者の協力を得て行われるものとのことです。なお、利用に際しては、申し込みフォームを通じて提供される、IDとパスワードが必要とのことです。公開されている雑誌と論文は次の通りです。
・「最新医学」「癌と化学療法」「メディカ出版各誌」「医学のあゆみ」 に掲載された災害関連の論文を公開しています。
※フリーアクセス論文は、必要に応じて追加されます。
※公開期限は、当面は4月末までとさせていただきます。
・「最新医学」「癌と化学療法」につきましては、災害関連以外の全論文も無料公開しています。
※公開期限は、当面は3月末までとさせていただきます。

PierOnline 東日本大震災エイド 復興支援フリーアクセス論文
http://www.sunmedia.co.jp/pieronline/emergency/all.html

ページ