アーカイブ - 2011年 2月 - car

2月 21日

欧州規模で生物多様性とエコシステムに関する研究データ等の共通電子インフラの整備へ

スペイン、オランダ、イタリアを中心とした、欧州等の19か国からなる、生物多様性とエコシステムに関する研究データの共通電子インフラ整備が始まるようです。2011年1月19日に、ハンガリー、イタリア、オランダ、ルーマニア、スペインの各国から代表者が集まり、電子インフラ構築への早期着手について覚書が交わされたとのことです。“LifeWatch”と名付けられたこのプロジェクトでは、生物多様性とエコシステムに関する研究データの生成とデータ処理の機能や、研究機関のネットワーク、そしてデータ分析・モデル化のツール等が利用できる電子インフラが構築されるとのことで、生物多様性等に関する研究データに到達するための「ポータルサイト」が目指されているようです。

LifeWatch
http://www.lifewatch.eu/

LifeWatch research infrastructure starts construction in 2011 (2011/2/16付け LifeWatchのニュース)

2009年7月から2010年6月までに英国の公共図書館で最も貸出された書籍と著者

英国の公共貸与権に係る組織“Public Lending Right”が、2009年7月から2010年6月までの1年間に英国の公共図書館で最も貸出された書籍や著者を発表しています。最も貸出された書籍は“Swimsuit”、最も貸出された著者は“Swimsuit”の著者の一人でもあるJames Patterson氏だとのことです。

UK Children's Writers Dominate PLR's Most Borrowed Authors List(Public Lending Rightのニュースリリース)
http://www.plr.uk.com/mediaCentre/mediaReleases/feb2011%281%29.pdf

2月 18日

【イベント】国立国会図書館でInternet Archiveの創設者ケール氏による講演会を開催(3/24)

国立国会図書館は、2011年3月24日に、Internet Archiveの創設者ブリュースター・ケール(Brewster Kahle)氏の講演会を開催します。「あらゆる知識へのユニバーサルアクセス―誰もが自由に情報アクセスできることを目指して」と題するケール氏による講演に引き続き、ケール氏、時実象一愛知大学教授、長尾真国立国会図書館長による鼎談を予定しています。会場は国立国会図書館東京本館で参加費は無料、募集人数は300名(先着順)です。

講演会「あらゆる知識へのユニバーサルアクセス―誰もが自由に情報アクセスできることを目指して」(開催概要と申し込みフォームへのリンクあり)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20110324lecture.html

米国“Triangle Research Libraries Network”、知的財産権保護対象の、非刊行特殊資料のデジタル化対応方針を公表

2011年2月15日に、米国デューク大学(Duke University)やノースカロライナ中央大学(North Carolina Central University)等の5大学が抱える図書館計10館によって構成されているネットワーク“Triangle Research Libraries Network”(TRLN)が、“The Triangle Research Libraries Network’s Intellectual Property Rights Strategy for Digitization of Modern Manuscript Collections and Archival Record Groups”と題する文書を公開しています。これは、各機関が抱える印刷資料ではない様々な特殊資料(書簡、メモ、日誌、スクラップブック、写真等の個人や機関の資料)をデジタル化するにあたって、それらの資料も知的財産権の対象であることから、どのようにデジタル化に臨むのか、その方針をまとめたもののようです。

鳥取県立図書館、「ガイナーレ鳥取」の試合を核とした鳥取県の観光情報発信へ

2011年2月18日に鳥取県立図書館は、サッカーのクラブチーム「ガイナーレ鳥取」がJ2のリーグ戦等で他地域のチームと戦うことを機会に、対戦相手の地元の図書館と連携して、それぞれのチームや観光の魅力を紹介する展示を相互に実施すると発表しています。この取組みには、徳島県立図書館、岐阜県図書館および岐阜市立図書館分館、宇都宮市立東図書館、佐賀県立図書館と鳥栖市立図書館、草津町立図書館、そして津山市立図書館が協力するようです。なお、2月18日から徳島県立図書館と交換展示を始めたとのことです。

『ガイナーレ鳥取』の試合を核として鳥取県の観光情報を発信します (2011/2/18付け 鳥取県立図書館のお知らせ)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000000900/hpg000000853.htm

『ガイナーレ鳥取』開幕ダッシュ応援展示について (2011/2/18付け 鳥取県立図書館のお知らせ)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000000900/hpg000000850.htm

参考:
CA1729 - 図書館と観光:その融合がもたらすもの / 松本秀人
http://current.ndl.go.jp/e1122

【イベント】学術認証フェデレーションのシンポジウムが開催(3月7日)

国立情報学研究所(NII)と全国の大学等の連携による「学術認証フェデレーション」(学認:GakuNin)のシンポジウムが、2011年3月7日に東京都千代田区のNII学術総合センターで開催されます。学認の2010年度の活動報告とケーススタディの紹介を目的としているとのことです。

学術認証フェデレーションシンポジウムの開催(3月7日(月))
https://www.gakunin.jp/docs/news/upki/20110307

名古屋市、市立図書館利用状況調査結果を公表 回答者の約7割は市立図書館を年1回以上利用

愛知県名古屋市が、2011年1月14日から1月24日まで、名古屋市内に在住の18歳以上のネット・モニター500人を対象に、市立図書館の利用状況について尋ねたアンケート結果を公表しています。それによると、名古屋市立図書館を年に1回以上利用したことがある人は約7割であること、名古屋市立図書館を利用しない理由として「本は買って読む」と答えた人が約4割であったとのことです。

平成22年度第8回ネット・モニターアンケート - 名古屋市図書館利用状況調査
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/cmsfiles/contents/0000021/21490/H22_8_kekka.pdf

国立国会図書館国際子ども図書館、学校図書館との連携による学習支援プロジェクトを開始

国立国会図書館国際子ども図書館は、学校図書館支援のモデル事業として、公共図書館と学校・学校図書館とが連携して、教科学習に役立つ学習用ブックリストの作成や活用を行う新規プロジェクトを開始しました。学習用ブックリストの作成・活用・評価は、研究者、学校教員、学校司書及び国際子ども図書館職員が協働して行い、協働作業を通じて、学習用ブックリストの作成手順や授業に役立つ本の選書基準など、学習用ブックリストを効果的に作成する方法を探ります。プロジェクトの成果は、ホームページで公開予定です。

学校図書館との連携による学習支援プロジェクト(国際子ども図書館のウェブサイトの情報)
http://www.kodomo.go.jp/school/project/index.html

生物医学・臨床研究データの共有(記事紹介)

2011年2月11日のScience Careersの記事に、「生物医学・臨床研究におけるデータ共有」“Sharing Data in Biomedical and Clinical Research”と題する記事が掲載されています。記事では、「データ共有をしなくてはならないのか?」、「なぜ共有すべきなのか?」、「臨床データの共有の際に、どのように患者のプライバシーを守るのか?」、「どのようにデータを共有するのか?」という4つのキークエスチョンに答える形で、専門家からのアドバイスや提案、それに関するリソースを提供しているようです。

Sharing Data in Biomedical and Clinical Research (2011/2/11付け Science Careersの記事)
http://sciencecareers.sciencemag.org/career_magazine/previous_issues/articles/2011_02_11/caredit.a1100014

ポーランド国立図書館、2010年の読書調査結果を公表

ポーランド国立図書館が、2010年の同国の読書調査結果を公表しています。それによると、回答者の56%が2010年に全く本を読まなかったと回答し、また、1か月のうちに3行以上の長い文章を読んだと回答したのは、54%に留まったとのことです。

Z czytelnictwem nadal źle - raport z badań Biblioteki Narodowej (2011/2/16付け Biblioteka Narodowaのニュース)
http://www.bn.org.pl/aktualnosci/230-z-czytelnictwem-nadal-zle---raport-z-badan-biblioteki-narodowej.html

「電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト」のウェブサイトが開設

総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」における「電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト」のウェブサイトが開設されています。プロジェクトの概要やQ&A、策定中のフォーマット仕様案等が掲載されています。

電子書籍交換フォーマット標準化会議
http://ebformat.jp/

参考:
総務省、「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)の採択案件を発表
http://current.ndl.go.jp/node/17017

トムソン・ロイター、電子ツールを用いた、学術雑誌の査読の質向上と合理化に関するレポートを公開

2011年2月16日に、トムソン・ロイターのScholarOneが“Increasing the Quality and Timeliness of Scholarly Peer Review”と題するレポートを公開しています。これは、学術雑誌の出版者が、雑誌の質を損なうことなく、査読プロセスをどのようにスピードアップしうるかについて論じたもので、査読に利用する電子ツールやその実例を取り上げているとのことです。

Industry Insights (Increasing the Quality and Timeliness of Scholarly Peer Reviewのダウンロードページ)
http://scholarone.com/about/industry_insights/

Thomson Reuters Highlights Peer Review Models Designed to Increase Journal Quality While Saving Time (2011/2/16付け Thomson Reutersのプレスリリース)

国立国会図書館の職員を講師として派遣する「派遣研修」の2011年度の派遣先を募集

国立国会図書館は、2011年度の「派遣研修」の派遣先を募集しています。各図書館でレファレンス業務に関する研修を実施する際に、国立国会図書館の職員を講師として派遣するもので、講師派遣の対象となる研修は、国内の公共・大学・専門の各図書館または関連する協議会などが主催する研修です。申し込み締切は2011年3月4日です。

派遣研修(派遣先募集のご案内)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/1190834_1485.html

「米国デジタル公共図書館」のプロジェクトWikiが開設

ハーバード大学Berkman Center for Internet and Societyを中心とした、「米国デジタル公共図書館」(Digital Public Library of America)のプロジェクトのWikiページが開設されています。

Welcome to the Digital Public Library of America planning initiative wiki!
http://cyber.law.harvard.edu/dpla/Main_Page

Digital Public Library of America (harvard UniversityのBerkman Centerのウェブサイト)
http://cyber.law.harvard.edu/research/dpla

Digital Public Library of America planning initiative wiki (2011/2/17付け Peter Scott's Library Blogの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2011/02/digital-public-library-of-america.html

参考:
米国ハーバード大学、「米国デジタル公共図書館」設立に向けた活動開始

米国議会図書館(LC)と米国政府印刷局(GPO)、法令集と議会会議録のデジタル化に関する共同プロジェクトを実施へ

米国議会図書館(LC)と米国政府印刷局(GPO)が、法令集“Statutes at Large”と議会の会議録“Congressional Record”のデジタル化に関する共同プロジェクトを実施するようです。1951年から2002年までの“Statutes at Large”と、1873年から1998年までの“Congressional Record”を対象にデジタル化を行うとのことで、デジタル化されたコンテンツは、政府刊行物提供サイト“FDsys”やLCを通してオンラインで提供されるとのことです。

The Library of Congress and GPO Working Together(In Custodia Legis(LCのブログ) 2011/2/17付けの記事)
http://blogs.loc.gov/law/2011/02/loc-gpo-working-together/

GPO and the Library of Congress Collaborate to Offer Enhanced Services(FDLPのニュースリリース)
http://www.fdlp.gov/component/content/article/19-general/896-gpoloccollaborate

参考:

Springer社、電子書籍約52,000件をGoogle eBookstoreで販売開始

学術出版大手のSpringer社が、約52,000件の電子書籍を、Google社の電子書籍提供サービス“Google eBookstore”で販売すると発表しています。2006年以前に出版された書籍はスキャンした画像で、2006年以降のものはPDF形式で提供されるとのことです。また、Amazon社の電子書籍リーダー“Kindle”向けにEPUB形式で提供することも予定されているようです。

独Springerが自社電子書籍をGoogle eBookstoreで提供開始、AmazonにはEPUBフォーマットで(hon.jp 2011/2/16付けの記事)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2132

文教大学越谷図書館、同学の授業の一環で開催された「ビブリオバトル」のノミネート作品を展示

文教大学越谷図書館が、2010年度の共通教養科目「歴史学」の一環として行われた、知的書評合戦「ビブリオバトル」のノミネート作品12点を、2011年1月18日から同館で展示しているようです。作品には、学生による紹介文も付けられているとのことです。なお、「ビブリオバトル」とは参加者一人ずつが5分程度で本を紹介し、その紹介を聞いて一番読みたくなったか本を投票するという書評会のようです。

2011年1月18日(火)~(開催中) 特別展示「ビブリオバトルin文教」ノミネート作品 (2011/1/18付け 文教大学越谷図書館のお知らせ)
http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/

2月 17日

研究者が「アドバンストICT」を利用する際に、その研究機関はどのようにサポートするべきか(英国)

2011年2月14日に、英国情報システム合同委員会(JISC)は、研究者が「アドバンストICT」(Advanced ICT)を利用する際に、その研究機関がどのように支援するかについてまとめたレポートを公表しています。「アドバンストICT」とは、研究協力やデータシェアリングのためのツール等を意味するようです。レポートでは、研究者をICTに関する熟練度等でタイプ分けするとともに、支援内容について研究機関の職制に応じた解説と提言をしているようです。

Review of models of advanced ICT support for researchers
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/researchcommunities/modelsofsupport

Supporting researchers with advanced digital technologies : an approach for institutions (2011/2付け JISCのBriefing Paper)
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/publications/briefingpaper/2011/bpsupportingresearchers.pdf

英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とイングランド芸術評議会、2011-2012年の予算計画案を発表

2011年2月4日に、英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とイングランド芸術評議会(Arts Council England)が、2011-2012年の「ルネサンス」(Renaissance)プログラムの予算案について合意に達し、その公表を行ったようです。このルネサンスプログラムは、MLAの事業で、地域の博物館の財政を支援し,地域の遺産と文化を市民に普及させるというもののようです。今後MLAは解散され、その事業の一部はイングランド芸術評議会に引き継がれるようですが、今回の発表はその事業の継続に係わるもののようです。主たる合意内容として、2011-2012年の予算決定はMLAが責任をもって行うが、長期にわたって影響力のある予算の決定には、イングランド芸術評議会も加わることとする、MLAは2011-2012年における地域の博物館への助成額を約3,500万ポンドとする、イングランド芸術評議会は、ルネサンスプログラムの長期的な計画について2011年秋には公表する、等が挙げられているようです。

Road map agreed (2011/2/4付け MLAのニュース)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2011/ace_mla_feb

ニュージーランド国立図書館、同館フォロアー等を対象としたTwitter利用調査結果を公表

ニュージーランド国立図書館のブログ“Library Tech NZ”の2011年2月17日付けの記事に、主に同館のTwitterのフォロアーを対象とした、Twitter利用者調査の結果が掲載されています。調査は、居住地、所属、同館サービスの利用経験の有無、同館のTwitterに対する意見、の4項目からなる質問で、ごく小規模のものであったようです。主な結果を挙げると、ニュージーランド在住の回答者が79.2%、図書館および文化機関の関係者からの回答が44.4%、同館利用者が62.6%、Twitterに対する意見としては、現状の1日2回のツイートが良いとする回答が62.5%であったようです。

Results of our twitter user survey (2011/2/17付け Library Tech NZの記事)
http://librarytechnz.natlib.govt.nz/2011/02/results-of-our-twitter-user-survey.html

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