アーカイブ - 2011年 2月 9日 - car

米国の西部地域の大学図書館が紙の雑誌の共同保管プロジェクトを実施へ

カリフォルニア大学が中心となり、米国西部の大学図書館が参加する、紙の雑誌の共同保管プロジェクトを実施するとのことです。Andrew W. Mellon財団からの資金によるプロジェクトで、スタンフォード大学、アリゾナ州立大学など20の大学図書館やコンソーシアムが参加し、さらに60以上の別の大学図書館も参加する可能性があるとのことです。プロジェクト参加館の中で重複所有している資料を整理することで、書庫スペース問題の改善を目的とするもののようです。

UC libraries get grant to implement storage trust(2011/1/31付けカリフォルニア大学のニュース)
http://www.universityofcalifornia.edu/news/article/24890

Building a Large-Scale Print-Journal Repository(2011/2/8付けThe Chronicle of Higher Educationの記事)
http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/building-a-large-scale-print-journal-repository/29558

参考:

テキサス大学図書館、1877年から1922年までのテキサス州とメキシコの地図のデジタル化プロジェクトを完了

米国テキサス大学図書館が、1877年から1922年までのテキサス州とメキシコの地図のデジタル化に関する3年半のプロジェクトを完了したと発表しています。米国の保険会社サンボーン(Sanborn)社が作成した1万件以上の火災保険地図を同館や米国議会図書館(LC)でスキャンしたとのことです。

Libraries Complete Fire Maps Scanning Project(テキサス大学のニュースリリース)
http://www.utexas.edu/news/2011/02/08/sanborn_maps/

参考:
プリンストン大学図書館、ニュージャージー州の古地図のデジタル化を完了
http://current.ndl.go.jp/node/16125

ハーバード大学図書館とマサチューセッツ工科大学図書館、長期的な共同活動に合意

米国のハーバード大学図書館とマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、長期的な共同活動に合意したようです。利用者が両館の蔵書2,000万冊を一つのコレクションとして利用できるようにすることや、オープンアクセスに関するプログラムやリポジトリを通してデジタル保存を推進していくこと、遠隔地に共同保存書庫を設置すること等を目指すようです。2011年末までにこれらの項目についてアクションプランを作成する予定とのことです。

Harvard and MIT Libraries Explore Far-Reaching Alliance(MIT Libraries News 2011/2/4付けの記事)
http://news-libraries.mit.edu/blog/harvard-libraries/4669/

Kindleの電子書籍に紙版の書籍と同じページ番号が付与されることに

文字の拡大・縮小などが自由な電子書籍では紙版の書籍のような固定されたページ番号がないことが利用者の不満の一つとなっていましたが、Amazon社の電子書籍リーダーKindleでの機能アップデートとして、紙版の書籍のページ番号と同じページ番号が付与されるようになるとのことです。

Early Preview of Free Software Update for Kindle(2011/2/7付けKindle Daily Postの記事)
http://www.kindlepost.com/2011/02/early-preview-of-free-software-update-for-kindle-.html

国立教育政策研究所、教育委員会向けにキャリア教育支援資料を作成・配布

2011年2月8日付けの国立教育政策研究所の報道資料によると、同研究所の生徒指導研究センターが、教育委員会におけるキャリア教育の更なる充実に資することを目的として、「キャリア教育の更なる充実のために-期待される教育委員会の役割-」という資料を作成し、全国の教育委員会に配付するようです。

教育委員会向けキャリア教育支援資料 「キャリア教育の更なる充実のために-期待される教育委員会の役割-」(国立教育政策研究所の資料公開ページ)
http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/kyouiku_career/yakuwari.htm

EDUCAUSE、「ホライズン・レポート2011」を公開

米国EDUCAUSEのウェブサイトで、米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)とEDUCAUSEによる「ホライズン・レポート」(“Horizon Report”)の2011年版が公開されています。これは、今後5年間に大学などの高等教育機関での研究・教育活動に影響を与えると考えられるテクノロジーについて解説しているもので、主流となるまでの期間別に、下記の6つのテクノロジーがあげられています。
1年以内:「電子書籍」「モバイル端末」
2年から3年:「拡張現実」「ゲームベイスラーニング」
4年から5年:「ジェスチャーベースコンピューティング」「学習分析」

Horizon Report 2011 Edition
http://net.educause.edu/ir/library/pdf/HR2011.pdf

2011 Horizon Report on Emerging Technologies Published (2011/2/8付け EDUCAUSEのニュース)
http://www.educause.edu/blog/pkurkowski/2011HorizonReportonEmergingTec/223161

参考:
今後の研究・教育活動におけるテクノロジー活用に関する「ホライズン・レポート2010」の日本語版

OCRによって作成されたテキストの修正作業をゲームで行うプロジェクト(フィンランド)

フィンランド国立図書館が、“Digitalkoot”という資料デジタル化事業支援のプログラムを公開したようです。この“Digitalkoot”は、デジタル資料から「光学式文字読取装置」(Optical Character Reader:OCR)によって作成されたテキストの誤りを修正する作業を手分けして行うことを目的としたもので、“Digitalkoot”では、モグラたたき等のゲームを通じて、その作業を幅広い利用者が行えるようになっているようです。

Digitalkoot
http://www.digitalkoot.fi/en/splash