アーカイブ - 2011年 11月 - car

11月 18日

愛知県図書館、貴重和本デジタルライブラリーを公開

愛知県図書館が、所蔵する近世及び近代初期の貴重和本を提供する「貴重和本デジタルライブラリー」を公開しました。「随筆」「神道」など15のジャンルに分類された、約50タイトルの和本がPDF形式で公開されているようです。また、公開を記念して、展示「貴重和本をみてみよう」、体験イベント「電子書籍端末でデジタルライブラリーを体験しよう」、図書館講座「愛知県図書館『貴重和本デジタルライブラリー』のご紹介」が開催されるようです。

貴重和本デジタルライブラリー(愛知県図書館)
http://www.aichi-pref-library.jp/wahon/index.html

体験してみよう貴重和本デジタルライブラリー(PDF:2ページ)
http://www.aichi-pref-library.jp/event/chirashi/wahon.pdf

11月 17日

総務省、2020年頃のICTサービス・システム等に関する意見募集を開始

2011年11月17日、総務省が、「知識情報社会の実現に向けた情報通信政策の在り方」に係る2020年頃のICTサービス・システム等に関する意見募集を開始しました。募集期間は12月16日までです。ICTの進展を含む2020年頃までの社会像や、今後取り組むべき課題及びICTサービス・システム等について意見が求められています。

「知識情報社会の実現に向けた情報通信政策の在り方」に係る2020年頃のICTサービス・システム等に関する意見募集(総務省 2011/11/17付け報道資料)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000023.html

意見募集要項(Wordファイル)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000135738.doc

オーストラリア国立図書館の情報探索システムTroveの機能拡張作業についての記事

オーストラリア国立図書館の情報探索システムTroveの機能拡張作業についての記事が、D-Lib Magazineの2011年11/12月号に掲載されています。2011年5月に実施されたバージョン4.0へのバージョンアップについてのもので、この時に、1億2千万件の電子ジャーナルの記事等が検索対象として追加されたのことです。なお、2011年11月15日にTroveはバージョン4.4になり、ロゴも新しくなったとのことです。

Extending the Scope of Trove: Addition of E-resources Subscribed to By Australian Libraries(D-Lib Magazine Volume 17, Number 11/12)
http://www.dlib.org/dlib/november11/holley/11holley.html

Trove
http://trove.nla.gov.au/

Site news(バージョンアップについての情報)
http://trove.nla.gov.au/general/completedlist

参考:
オーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”が政府のICT優秀賞を受賞

Google Scholar、“Citations”機能を一般公開

2011年7月にGoogle Scholarに追加された新機能“Citations”は、当初は一部の研究者のみに限定されていましたが、2011年11月16日に一般公開されたようです。利用申請をすることで、自身のプロフィールページが与えられ、被引用数などの各種指標を確認できるようになるようです。

Google Scholar Citations Open To All (Google Scholar Blog 2011/11/16付け記事)
http://googlescholar.blogspot.com/2011/11/google-scholar-citations-open-to-all.html

利用登録ページ
http://scholar.google.com/citations?view_op=new_profile&hl=en

Googleがデジタル化した「5百万冊の本から学んだこと」

TED(Technology Entertainment Design)のウェブサイトで、2011年7月に行われた「5百万冊の本から学んだこと」(What we learned from 5 million books)という講演の動画が公開されています。TEDは、TEDカンファレンスと呼ばれるイベントを主催し、そこで多様な分野の専門家が行った講演の動画をウェブ上で公開しています。ここで、「5百万冊の本」は、Googleがデジタル化した図書の一部を指しています。講演では、5百万冊の図書のなかで特定の単語や文章がどのように登場するかを調べられる“Google Books Ngram Viewer”というツールを使って分かった様々なことが紹介されています。

5百万冊の本から学んだこと(日本語字幕付き)
http://www.ted.com/talks/lang/ja/what_we_learned_from_5_million_books.html

Salem Press社、米国の図書館関係の助成金情報を提供するウェブサイト“The Library Grants Center”を公開

Salem Press社が、米国の図書館関係の助成金情報を提供するウェブサイト“The Library Grants Center”を公開しました。助成の種類や対象となる館種を限定しているものが多い既存の情報源とは異なり、汎用的なツールを作ることを目的としているようです。このウェブサイトでは、国レベルの助成をまとめた“National Library Grants”、州レベルの助成をまとめた“State Library Grants”、助成に関する情報源をまとめた“Library Grants: How-To”という3種類のコンテンツが掲載されているようです。

The Library Grants Center
http://salempress.com/store/grants/grants.htm

米ロチェスター大学、オープンソースのディスカバリインタフェース“eXtensible Catalog”に関する書籍のPDF版を公開

米ロチェスター大学の機関リポジトリで、オープンソースのディスカバリインタフェース“eXtensible Catalog”(XC)に関する書籍“Scholarly Practice, Participatory Design and the eXtensible Catalog”のPDF版が公開されているようです。同書は、同大学がXCを開発する過程で実施した研究者の行動調査の結果などをまとめたものです。

Scholarly Practice, Participatory Design and the eXtensible Catalog (UR Research)
http://hdl.handle.net/1802/12375

参考:
研究者はいかに学術情報を利用しているか? “eXtensible Catalog”プロジェクトに関する書籍が出版
http://current.ndl.go.jp/node/18168

オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”のバージョン0.3がリリース

2011年11月16日、Kuali財団が、オープンソース次世代図書館システム“Kuali OLE”(Open Library Environment)バージョン0.3のリリースを発表しました。デモサイトも公開されています。開発のロードマップによると、バージョン0.3ではコア技術部分の実装が終わったという段階のようで、今後バージョンアップを重ねていき、2012年12月にバージョン1.0がリリースされる予定のようです。

Kuali Announces Release of Kuali OLE 0.3 (Kuali Foundation 2011/11/16付けプレスリリース)
http://kuali.org/news/kuali-announces-release-kuali-ole-03

Kuali-OLE開発ロードマップ
http://kuali.org/OLE/Timeline

Test Drive (デモサイト)
http://demo.ole.kuali.org/ole-demo/portal.jsp

OLE 0.3 Drivers Manual (マニュアル)

米国議会図書館(LC)が電子書籍の探し方についてまとめたウェブページ“Finding E-books: A Guide”

米国議会図書館(LC)のデジタルレファレンス担当部署が、電子書籍に関する情報をまとめた“Finding E-books: A Guide”というウェブページを公開しているようです。LC内外の電子書籍の探し方、電子書籍リーダーやフォーマットの一覧、著作権の問題、(視覚障害者向け)オーディオブックの入手先などの情報が紹介されています。

Finding E-books: A Guide (LC)
http://www.loc.gov/rr/program/bib/ebooks/

Virtual Programs and Services, Digital Reference Section (LC)
http://www.loc.gov/rr/program/

11月 16日

米国大学図書館のFacebookページに寄せられたコメントや「いいね!」の分析(文献紹介)

D-Lib Magazineの2011年11-12月号に、Michalis Gerolimos氏の“Academic Libraries on Facebook: An Analysis of Users' Comments”という論文が掲載されています。同論文では、米国の20の大学図書館のFacebookページにユーザが書きこんだコメントや「いいね!」の件数などが分析されているそうです。図書館によるFacebookページへの3,513件の投稿に対してユーザから477件のコメントが寄せられたそうです。アブストラクトでは、91%の投稿はコメントが得られず、ユーザのFacebookページへの関わり合いは82%以上が「いいね!」によるもので、また、コメントのほとんどは学生や教員などの利用者ではなく図書館・大学の職員や卒業生によるものだったとされています。

Academic Libraries on Facebook: An Analysis of Users' Comments (D-Lib Magazine)
http://www.dlib.org/dlib/november11/gerolimos/11gerolimos.html

D-Lib Magazine, Volume 17, Number 11/12

岩手県陸前高田市にNPO法人の運営する子ども図書館「ちいさいおうち」が11月26日にオープン

2011年11月26日、岩手県陸前高田市竹駒町のコミュニティセンター敷地内に、トレーラーハウスを利用した陸前高田こども図書館「ちいさいおうち」がオープンするそうです。運営は盛岡市のNPO法人「うれし野こども図書室」が行い、専任司書が1名置かれるそうです。トレーラーハウスは20畳の広さで、開館時の冊数は2,000冊、開館時間は月・木・祭日以外の午前10時から午後4時までとのことです。

陸前高田にこども図書館、26日開設(東海新報社 2011/11/11付けニュース)
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws7118

うれし野こども図書室(盛岡市ホームページ「ウェブもりおか」)
http://www.city.morioka.iwate.jp/14kyoiku/gakushu/hokago/uresino.html

参考:
岩手県陸前高田市に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープン
http://current.ndl.go.jp/node/19517

被災した陸前高田市立図書館所蔵「吉田家文書」のデジタルデータが復元される
http://current.ndl.go.jp/node/18834

ニュージーランド国立図書館、国内図書館員対象の利用調査結果2011年版を公表

2011年11月15日に、ニュージーランド国立図書館が、国内の図書館員を対象に実施した同館のサービス等に対する利用調査結果の2011年版を公表しています。調査は、マネージャー、カタロガー、ILL担当、レファレンスライブラリアン、ニュージーランドコレクション担当者の5つのグループで実施されたようです。調査結果として、総合目録とカスタマーサービスが好評であった一方で、VoyagerとVDX等のシステムに対する信頼性という点について不満であるとする回答が多かったようです。

Te Puna Annual Customer Survey 2011 (報告書ダウンロードページ)
http://www.natlib.govt.nz/catalogues/library-documents/customer-survey-2011

The Te Puna Annual Customer Survey Report is available (National Library of New Zealand 2011/11/15付けの記事)
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/15-nov-tepuna-survey-report?body_language=en

参考:

図書館員の価値に関するインフォグラフィクス

インフォグラフィクス(情報、データ、知識を視覚的に表現したもの:infographics)の投稿サイト“visual.ly”で図書館に関するものがいくつか公開されています。そのうちのひとつである“A Librarian’s Worth Around the World”では、待遇や仕事内容など図書館員に関する様々な数字がインフォグラフィクスにまとめられています。

A Librarian's Worth Around the World (visual.ly)
http://visual.ly/librarian%E2%80%99s-worth-around-world

Evolution of the Noble Librarian (visual.ly)
http://visual.ly/evolution-noble-librarian

【イベント】「デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割」(11/29・東京)

2011年11月29日に、東京大学大学院情報学環福武ホール・福武ラーニングシアターにおいて、国際シンポジウム「デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割―デジタル・ヒューマニティーズを手がかりとして―」が開催されるようです。シンポジウムの主催は、東京大学文学部次世代人文学開発センターと東京大学大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構、そして科研基盤A「国際連携による仏教学術知識基盤の形成―次世代人文学のモデル構築」のようです。

デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割―デジタル・ヒューマニティーズを手がかりとして― (東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター萌芽部門 データベース拠点・大蔵経 2011/11/15付けの記事)
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/CEH/index.php?%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88

Occupy Wall Streetの「図書館」が撤去される

米国のウォール街での抗議活動“Occupy Wall Street”に対するニューヨーク市警察の強制排除が2011年11月15日に行われ、その最中に“Occupy Wall Street”で運営されていたOccupy Wall Street Libraryも市当局によって撤去されたようです。蔵書は当局によって保管されているようですが、図書館側の関係者は資料の返却を求めているようです。

URGENT: Raid of Occupy Wall Street (Occpy Wall Street Library 2011/11/15付けの記事)
http://peopleslibrary.wordpress.com/2011/11/15/raid-of-occupy-wall-street-in-progress/

Occupy Wall Street Library Removed as NYPD Evicts Protesters [Updated] (Library Journal 2011/11/15付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/892805-264/occupy_wall_street_library_removed.html.csp

11月 15日

米Library Copyright Alliance、オンライン海賊行為防止法(Stop Online Piracy Act)法案に対する懸念を表明

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の各団体からなる“Library Copyright Alliance”(LCA)が、「オンライン海賊行為防止法」(Stop Online Piracy Act)法案に関して、米国下院司法委員会(House Committee on the Judiciary)に送ったレターを公開しています。その中で、LCAは、法案の第201条が図書館とその利用者に影響を与えると懸念を表明しているようです。特に、第201条(c)における“willfulness”(故意)の定義と、第201条(a)におけるストリーミングなどに対する刑事罰の拡大が問題であるとしています。2011年11月16日に、米国議会は同法案に対する公聴会を開催するようです。

Re: Stop Online Piracy Act, H.R. 3261 (PDF:3ページ)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lca-sopa-8nov11.pdf

Stop Online Piracy Act (米国議会図書館)
http://hdl.loc.gov/loc.uscongress/legislation.112hr3261

立川市図書館、石巻市図書館へ児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」プロジェクトを実施

2011年10月27日から、東京都の立川市図書館が宮城県の石巻市図書館に対して新品の児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」というプロジェクトを実施しているようです。このプロジェクトは、石巻市図書館の要請に基づき、立川市図書館が立川書籍商協同組合の協力のもとで行なっているものとのことです。同館では、プロジェクト賛同者に対して、基本図書リストの中の絵本を購入して最寄りの立川市図書館へ届けるように協力を呼び掛けています。また、立川市内にある書店の中には、購入すると立川図書館へ絵本とメッセージを届けてくれる協力書店もあるとのことです。なお、届けられた絵本の冊数等プロジェクトの状況についてはブログで公開しているようです。

絵本を届けよう!プロジェクト
http://tachikawalibrary.blog.fc2.com/

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)のウェブサイトがリニューアル

オープンアクセスの実現を支援するための国際連携組織「オープンアクセスリポジトリ連合」 (Confederation of Open Access Repositories(COAR))のウェブサイトがリニューアルされたようです。新サイトでは、オンラインディスカッションを行う“Open Access Repository Interoperability Forum”のページや、COARワーキンググループの刊行物のページ、COARメンバー等を表示したマップ、FacebookやTwitterへのリンク等が設置されているようです。

COAR
http://www.coar-repositories.org/

Launch of new COAR website (LIBER 2011/11/9付けの記事)
http://www.libereurope.eu/news/launch-of-new-coar-website

法政大学、岩手県陸前高田市議会と震災復興を目的とした包括的な連携協定を締結

2011年11月14日、法政大学が岩手県陸前高田市議会との間で包括的な連携協力のための協定を締結すると発表しました。法政大学では7月から同市議会の永年保存文書の救済・デジタル化活動を行ってきましたが、今後1年間の継続作業と、事業終了後の一定期間の連携を目的として、協定を結ぶに至ったそうです。発表文では、東日本第大震災復興に関連した大学・議会間の連携協定は初めてと思われるとされています。

東日本大震災復興支援のための陸前高田市議会と法政大学の連携協定締結について(法政大学 2011/11/14付けプレスリリース)
http://www.hosei.ac.jp/NEWS/newsrelease/111114.html

3Dプリンターを備えた作業スペースを提供する公共図書館(米国)

米国ニューヨーク州の公共図書館Fayetteville Free Libraryが、“FFL Fab Lab”という、3Dプリンターを備えた制作・作業環境を提供する新たな利用者用スペースを開設するようです。同館によるとこのような作業スペースを提供する理由は、デジタル技術の進展等の、図書館を取り巻く環境の変化に対応するためであり、また、3Dプリンターのような最新技術を地域住民に提供するような場所がほとんどないからだと説明しています。同館ではさらにレーザーカッター等の新たな機械の導入も検討しているようです。

FFL Fab Lab (Fayetteville Free Libraryのウェブサイト)
http://www.fayettevillefreelibrary.org/about-us/services/fablab.html

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