米国アイオワ州の系図協会図書館(Iowa Genealogical Society Library)の入っている建物の屋根が、2009年末頃に解けた雪と雨が原因で崩落したと報じられています。同館が所蔵する系図関連の図書を守るために、ボランティアの協力の下シートをかぶせたようです。状況が悪化しなければ2010年1月4日に再開する予定とのことです。
インドのプネ市にある大学研究機関“Deccan College Post-Graduate and Research Institute”が、世界最大規模のサンスクリット-英語辞典のデジタル化に着手すると報じられています。1948年から続けられている辞典作成プロジェクトは、今回着手するデジタル化の作業を含め、2011年6月に完遂する見込みであるとのことです。
CNN.comの記事で、電子書籍の海賊版に関する記事が掲載されています。2009年に発売された人気作家Dan Brownの“The Lost Symbol”の場合、電子版の発売後数日でネットに出回った海賊版が10万回以上ダウンロードされたとのことです。記事では、現状と音楽業界での経緯などが紹介されたあと、関係者の意見が紹介されています。電子版の発売を紙版よりも遅らせるなどの対応策も取る出版社もある一方で、海賊版の脅威が強調されすぎているという見解もあり、様々な意見があるようです。ある出版関係者は、罰則も大事だが合法的な利用法を促進することが重要だとコメントしています。
米国議会図書館(LC)が、文化的・歴史的・美学的に意義のある映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に追加する2009年分の映画25作品を発表しています。映画「怪傑ゾロ」(1940年)や音楽ビデオの「スリラー」(1983年)などが含まれています。
Michael Jackson, the Muppets and Early Cinema Tapped for Preservation in 2009 Library of Congress National Film Registry(LCのニュースリリース) http://www.loc.gov/today/pr/2009/09-250.html
New York Timesの記事で、子どもによる検索エンジンでの検索についての研究が紹介されています。Google社がスポンサーとなり、メリーランド大学などが実施したもので、子どもと大人との検索方法の違いや、子どもにとっての障壁などを明らかにすることが目的とのことです。改善手法として、関連する検索結果を表示する、画像を表示する、質問に回答する形にする、などの例が紹介されています。