アーカイブ - 2010年 - car

12月 9日

日本医学図書館協会、「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書(PDF版)を公開

2010年12月9日、日本医学図書館協会が、PDF版で2010年5月28日付けの「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書を同協会のホームページで公開しています。

「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/pro/hokoku2010.pdf

「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書 (2010/12/9付け 日本医学図書館協会のお知らせ)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/index.html

米国議会図書館、Wikileaksへのアクセスをブロック

米国議会図書館(LC)が、機密情報を公開しているWikileaksへの同館からのアクセスを2010年12月3日からブロックしているとのことです。LCのブログにはその理由について、法律により連邦機関は機密情報を保護する必要があり、不認可の暴露行為によって機密状態が変化させられてはならないため、と記載されています。また、Library Journalで紹介されている、LCの対応に対する図書館関係者の反応には、知る権利を侵害している、検閲になっている、といった否定的なものが多いようです。

Why the Library of Congress Is Blocking Wikileaks(Library of Congress Blog 2010/12/3付けの記事)
http://blogs.loc.gov/loc/2010/12/why-the-library-of-congress-is-blocking-wikileaks/

Library of Congress Blocks WikiLeaks Site Access(Library Journal 2010/12/8付けの記事)

米国ミシガン州立大学、鳥の鳴き声等のデータベースを公開

2010年12月7日付けの米国ミシガン州立大学のニュースによると、同大学の鳥類音声センター(Avian Vocalizations Center:AVoCet)が、世界中の鳥類の鳴き声等を収録したデータベースを公開したとのことです。AVoCetは、世界45か国3,190種を超す鳥類から10,200件以上の鳴き声を収録したとのことで、データベースでは、鳴き声の他にも、その鳴き声を視覚的にグラフ化した「ソノグラム」や、鳥の写真、鳴き声を収録した場所等の情報が公開されているようです。

Avian Vocalizations Center
http://avocet.zoology.msu.edu/

Bird call database nests on public website (2010/12/7付け Michigan State Universityのニュース)
http://news.msu.edu/story/8678/

オーデュボンの『アメリカの鳥類』が印刷された書籍としては史上最高額で落札される

2010年12月8日付けの47Newsほか各紙によると、12月7日に英国ロンドンのサザビーズで行われた競売で、19世紀初頭に米国の画家・鳥類研究家のオーデュボン(John James Audubon)氏が出版した『アメリカの鳥類』(Birds of America)が、印刷された書籍としては史上最高額の732万1,250ポンド(約9億6,500万円)で落札されたとのことです。

世界最高値、書籍が9億円で落札 「アメリカの鳥類」 (2010/12/8付け 47Newsの記事)
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120801000378.html

12月 8日

研究者にとって重要な情報のタイプとは? 英国出版研究コンソーシアムがレポートを公表

2010年12月7日付けのKnowledge Speakの記事によると、英国の出版研究コンソーシアム(Publishing Research Consortium:PRC)が、研究者にとって重要な情報のタイプは何かについてまとめたレポートを公開したようです。これは、世界3,800人以上の研究者からの回答を基に作成されたもので、それによると、すべての研究分野において最も重要と考えられているのが学術雑誌であったとのことです。また、回答者の93%が、それら学術雑誌へのアクセスが「大変容易である」「やや容易である」と回答したのに対して、データセット等は、重要な情報のタイプとみなされながらも、アクセスが難しいと考えられていることが明らかになったようです。

Access to Journal Articles - Global Results Published (2010/12付け PRCのプレスリリース)
http://www.publishingresearch.net/documents/PRCPressReleaseAccessImportanceDec2010.doc

Amazon社、ブラウザで電子書籍が読めるサービス“Kindle for the Web”を開始

Amazon.com社が、PCなどのブラウザで電子書籍が購入・閲覧できるサービス“Kindle for the Web”を開始したとのことです。ソフトのインストールなどは必要なく、ブラウザのみで、Amazon.comのサイトで販売されている書籍を購入して読むことができるようになるとのことです。

アマゾン、「Kindle for the Web」を拡充へ--電子書籍の購入と閲覧が可能に(2010/12/8付けCNET Japanの記事)
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20423845,00.htm

Amazon、Webブラウザから電子書籍の購入と全文閲覧を可能に(2010/12/8付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/08/news023.html

英国国立・大学図書館協会、「図書館デザイン賞」2010年の受賞館を発表

英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、「図書館デザイン賞」(SCONUL Library Design Award)の2010年の受賞館を発表しています。3000平方メートル以上の大規模図書館部門ではレスター大学(Leicester University )の“David Wilson Library”が、3000平方メートル以下の小規模図書館部門ではカーディフ大学(Cardiff University)の“Trevithick Library”がそれぞれ受賞しています。両館は共に2008年に開館したとのことです。

Library Design Awards show future of provision(SCONULのニュースリリース)
http://www.sconul.ac.uk/news/designaward2010

ダヴィンチの手稿資料がフランス・ナントの公共図書館で発見される

2010年12月7日付け、Reutersの記事によると、フランス・ナントの公共図書館で、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿資料が発見されたようです。フランスの収集家Pierre-Antoine Labouchere氏が1872年にナント市へ寄贈した5,000点のコレクションに含まれていたとのことです。

Leonardo da Vinci manuscript fragment unearthed in France (2010/12/6付け Guardianの記事)
http://www.guardian.co.uk/artanddesign/2010/dec/06/leonardo-da-vinci-manuscript-france

電子書籍購入者のための電子書籍プライバシーガイド2010

米国のNPOであるElectric Frontier Foundationの2010年12月6日付けの記事に、「電子書籍購入者のための電子書籍プライバシーガイド2010」(2010: E-Book Buyer's Guide to E-Book Privacy)が掲載されています。これは、グーグルやアマゾン等が、利用者による書籍検索の動きを知ることができるかどうか、利用者が読んでいる書籍をモニターできるかどうか等についてまとめたもののようです。前回の2010年1月6日のバージョンと比較して、Internet ArchiveやiPad、Adobe Content Serverの項目等が追加されたようです。

2010: E-Book Buyer's Guide to E-Book Privacy (2010/12/6付け Electric Frontier Foundationの記事)
http://www.eff.org/deeplinks/2010/12/2010-e-book-buyers-guide-e-book-privacy

国立公文書館、研修計画の改定を発表

2010年12月8日付けの国立公文書館のニュースによると、同館は「公文書等の管理に関する法律」の施行に伴い、これまで同館が実施してきた研修を、2011年度(平成23年度)から「公文書管理研修」と「アーカイブズ研修」の二つの体系に分けて実施するとのことです。

国立公文書館が実施する研修計画の改定について (2010/12/8付け 国立公文書館のニュース)
http://www.archives.go.jp/news/101208_01.html

カナダ国立図書館・文書館、家族の歴史を調べるためのデータベースを公開

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、家族の歴史(family history)を調べるためのデータベース“Canadian Families”を公開しています。LACで保管されている、洗礼・結婚・葬儀などについての教会の記録を基にしたものとのことです。

Launch of Canadian Families database(2010/12/2付けLACの発表)
http://collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-500-e.html

※修正(2011-06-23)
タイトルの「カナダ国立図書館・公文書館」を「カナダ国立図書館・文書館」と修正しました。

OECDの学習到達度調査(PISA)の2009年調査の結果が発表される

経済協力開発機構(OECD)は、2010年12月7日に、2009年の学習到達度調査(PISA)の結果を発表しています。世界の65の国・地域の15歳を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について調査が行われたもので、読解力が上位の国・地域は、上海(中国)、韓国、フィンランド、香港(中国)、シンガポール、カナダ、ニュージーランド、日本、の順となっています。

日本、読解力改善 理数持ち直す 初参加、上海が1位独占(2010/12/8付け毎日jpの記事)
http://mainichi.jp/life/edu/exam/pisa/news/20101208ddm001100002000c.html

読解力、15位から8位に回復=OECD国際調査、数学9位、科学5位(2010/12/7付け時事ドットコムの記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010120700848

OECD生徒の学習到達度調査(PISA2009)について[髙木文部科学大臣コメント] (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1299985.htm

2010年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)

Carnegie Corporation of New YorkとNew York Timesの資金援助の下で米国図書館協会(ALA)が運営している、“I Love My Librarian Award”の2010年の受賞者10名が発表されています。この賞では、利用者による推薦と選考委員会による審査によって受賞者が決定されます。2010年は、公共図書館から4名、学校図書館から3名、大学図書館から3名という内訳になっているようです。

Carnegie Corporation of New York/New York Times I Love My Librarian Award winners announced(Visibility @ your library 2010/12/7付けの記事)
http://www.pio.ala.org/visibility/?p=2354

2010 I Love My Librarian Award Winners
http://www.ilovelibraries.org/lovemylibrarian/2010/10winners.cfm

参考:
2009年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/15432

大日本印刷、NTTドコモ、CHIグループがハイブリッド型書店の共同事業会社を設立へ

大日本印刷とNTTドコモ、大日本印刷の子会社であるCHIグループの3社が、紙と電子の書籍を販売するハイブリッド型書店を運営するための共同事業会社を設立することで合意したと発表されています。新会社は2010年12月21日付けで設立される予定で、会社名は「トゥ・ディファクト(2Dfacto)」とのことです。

大日本印刷 NTTドコモ CHIグループ ハイブリッド型総合書店の共同事業会社設立で合意(大日本印刷のプレスリリース)
http://www.dnp.co.jp/news/1225597_2482.html

大日本印刷 NTTドコモ CHIグループ ハイブリッド型総合書店の共同事業会社設立で合意(NTTドコモの報道発表資料)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/12/07_00.html

12月 7日

理数系学会が「「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望」を文部科学省に提出

情報処理学会や日本数学会などの理数系の8学会が、文部科学省に対し、「「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望」を提出しています。「手を動かして実験や観察を行う時間の縮減につながらないこと」「虚構の映像を視聴させることのみで科学的事項の学習とすることが無いこと」などの9項目が示されてます。

「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望(情報処理学会のサイトの情報)
http://www.ipsj.or.jp/03somu/teigen/digital_demand.html

「デジタル教科書」に理数系学会が提案と要望 「授業のプレゼン化」に注意(2010/12/7付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/07/news065.html

ジャパン・クラウド・コンソーシアムが設立

2010年12月3日付け、ジャパン・クラウド・コンソーシアムのプレスリリースによると、ジャパン・クラウド・コンソーシアムが設立され、12月22日に第1回総会が開催されるようです。同コンソーシアムは、企業、団体、業種の枠を超え、産学官が連携して総合力を発揮しつつ、クラウド関連サービスの普及・発展を推進することを目的としており、クラウド関連サービスに関する次の事業を行うとのことです。
1. クラウド関連サービスの推進方策に関する政策提言
2. 関係団体における活動内容の情報共有
3. 我が国におけるクラウド関連サービス展開等に関する情報発信
4. クラウド関連サービスに関する普及・利用の促進

ジャパン・クラウド・コンソーシアム
http://www.japan-cloud.org/

「ジャパン・クラウド・コンソーシアム」設立について (2010/12/3付け ジャパン・クラウド・コンソーシアムのプレスリリース)
http://www.japan-cloud.org/consortium/press.html

新設立のクラウドの新協議会、ユーザー企業/団体にも参加を呼びかけ (2010/12/6付け ITproの記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101206/354932/

英国ヴィクトリア朝期の「心」をデータから分析する(記事紹介)

2010年12月3日付けのNew York Times紙に、“Analyzing Literature by Words and Numbers”と題されたデジタル人文学に関する記事が掲載されています。この記事は、カレントアウェアネス-E184号に掲載の記事「E1123 - 「イズム」から「データ」へ デジタル人文学の進展」で紹介した、同紙のシリーズ記事の続きにあたるもののようです。記事では、米国のジョージ・メイソン大学のコーエン(Dan Cohen)氏とギブス(Fred Gibbs)氏による“Victorian Books”プロジェクトを中心に紹介しているようです。この“Victorian Books”は、フランス革命(1789年)から第一次世界大戦勃発(1914年)までの間に、英国で出版された図書のタイトルに、“God”や“love”等といったキーワードがどのように表われているかを分析し、当時の心性を明らかにしたものとのことです。また記事では、このようなデジタル人文学の研究手法に対する他の研究者からの期待とともに、データ分析が研究の主流となってしまうことに対する研究者からの危惧も記されており、そのほか、“Victorian Books”にも援助をした、Googleによるデジタル人文学プロジェクトへの助成に関する賛否等も掲載されています。

三省堂書店のオンデマンド印刷・製本サービスが12月15日から開始へ

三省堂書店が、東京都の神保町本店でのオンデマンド印刷・製本サービスを2010年12月15日から開始するとのことです。店頭で注文してから10分程度で印刷・製本されるというもので、サービス開始時には、和書2,000タイトル、洋書300万点以上が用意されているとのことです。長期品切れ本や大活字本の印刷にも対応しているとのことです。

できたて、あなたの本があったかい。12/15(水) 三省堂書店 オンデマンド サービス開始!(三省堂書店のイベント情報)
http://www.books-sanseido.co.jp/event/promo_20101206.html

書籍を店頭で印刷・製本「三省堂書店オンデマンド」12月15日スタート(2010/12/6付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/06/news092.html

高麗大学民族文化研究所に国際敦煌プロジェクトソウルセンターが発足

2010年12月2日付け英国図書館(BL)のプレスリリースによると、高麗大学民族文化研究所は、2009年に英国図書館が中心となって進めている「国際敦煌プロジェクト」(Intertational Dunhuang Project:IDP)と提携を結び、2010年12月2日にIDPソウルセンターを発足したようです。

国際敦煌プロジェクト: シルクロード オンライン(日本語のページ)
http://idp.afc.ryukoku.ac.jp/idp.a4d

국제둔황프로젝트 서울센터 IDP SEOUL 출범식 (2010/11/29付け 고려대학교 민족문화연구원の記事)
https://riks.korea.ac.kr/root/?pg=P_b84c7f3bbe&wr_id=13

小学校教員と公共図書館員が作る、児童向け史跡紹介動画(アイルランド)

2010年11月23日付けLibrary Services for Young Peopleの記事によると、アイルランドのダブリンの古い建造物や史跡について紹介する“Dublin Buildings”という動画が公開されているようです。これは、小学校の児童等のために、市内の公共図書館員と小学校教員が協力して作成したものので、これまでに64件の動画が作成されているようです。

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