アーカイブ - 2010年 6月 21日 - car

イェール大学図書館、2008年から2009年にかけての活動をまとめた年報を公開

イェール大学図書館が、2008年から2009年にかけての、同館及び同館の図書館員の活動をまとめた年報を公開しています。年報は“Connecting the Dots”と題されており、資料のデジタル化や情報資源の提供等の計画に大きな動きがあった期間のようです。

Annual Report of the Librarian Now Available(イェール大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2010/06/annual_report_of_the_librarian_1.html

Nota Bene: News from the Yale Library
http://www.library.yale.edu/notabene/

NISOのナレッジベースに関する推奨案を米国物理学協会、OCLC等が公式に承認

英国逐次刊行物グループ(UKSG)と米国情報標準化機構(NISO)による、OpneURLサプライチェーン内でのデータに関する問題を検討するワーキンググループKnowledge Base And Related Tools (KBART)は2010年1月、推奨案をRecommended Practice (NISO RP-9-2010)としてまとめ、公表しました。このほど、米国物理学協会(American Institute of Physics)、Ex Libris社、Serials Solution社、OCLCが、この案を初めて公式に承認したということです。

KBART Recommended Practice endorsed
- UKSG Serials eNews 2010/5/28付けの記事
http://www.ringgold.com/UKSG/si_pd.cfm?AC=0498&Pid=10&Zid=5431&issueno=221

OCLC、米国における研究活動の情報支援に関するレポートを刊行

OCLCはこのほど、米国において研究活動を支援している情報サービスは何かを調査したレポート“A Slice of Research Life: Information Support for Research in the United States”を刊行しました。米国の4つの有名研究大学の研究者、大学院生等にインタビューを行い、研究の過程でどのように情報を利用しているか、自分にとって最も有益なツールやサービスは何か、ニーズが満たされないと感じるのはどんなところか等を尋ねています。英国の研究情報ネットワーク(RIN)も同様の調査を英国で実施しており、英米の比較を行えるようになっています。なお、RINによるレポートは間もなく刊行される予定です。

New Report: "A Slice of Research Life: Information Support for Research in the United States"(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/research/news/2010-06-16.htm

現在の目録の問題点とこれからの目録に求められるものとは(文献)

国際図書館連盟(IFLA)のサイトに、英国のヴィクトリア&アルバート博物館の情報サービス部門のMartin Flynn氏による、現在の図書館の目録に関する論考が掲載されています。論考は、2010年8月のIFLA大会の発表用資料で、米国議会図書館、OCLC、オーストラリア国立図書館、研究情報ネットワーク(RIN)から2006-2009年に出された4つのリポートを基に現在の目録の問題点を指摘したものです。次のような点が指摘されています。
・目録の中身がサーチエンジンの検索対象となっていない
・利用者にとって目録は難しく、使いこなせていない
・目録作成には多くの重複作業が発生している
・デジタル資料に十分対応していない
・関連性順の表示等の機能は図書館目録ではなくサーチエンジンで実現されている
・図書館間貸出や文献複写サービスが活用されていない
・図書館システムは利用者よりも図書館員のためのカスタマイズに費用がかかっている

From Dominance to Decline? The Future of Bibliographic Discovery, Access and Delivery
http://www.ifla.org/files/hq/papers/ifla76/71-flynn-en.pdf