アーカイブ - 2010年 5月 - car

5月 31日

ユネスコ、小冊子『著作権のABC』の第3版を刊行

ユネスコが、著作権という複雑なテーマを、専門用語ではなく、誰でも理解できるような言葉で説明することを第一の目的とする小冊子“The ABC of Copyright”(『著作権のABC』)の第3版を刊行しました。なお初版は1981年となっています。

The ABC of Copyright
http://portal.unesco.org/culture/en/ev.php-URL_ID=40820&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

地理空間データの長期保存に関する情報センター(米国)

米国議会図書館(LC)とコロンビア大学の提携の下、デジタル地図や衛星画像等の地理空間データの長期保存に関するウェブベースの情報センターが作られることになりました。LCの全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)が資金提供し、コロンビア大学の国際地球科学情報ネットワークセンター(CIESIN)が開発を担当します。CIESINは2010年の後半にベータバージョンを公開する予定だということです。

Library of Congress and Columbia University Agree to Develop Geospatial Data-Preservation Clearinghouse
http://www.loc.gov/today/pr/2010/10-133.html

図書館のための「緊急事態への備えと災害からの復興」ガイド(米国)

米国大学・研究図書館協会(ACRL)はこのほど、“Comprehensive Guide to Emergency and Disaster Preparedness and Recovery”(緊急事態・災害への備えと復興に関する総合ガイド)を刊行しました。本書は、地震、火事、洪水、ハリケーンなどの災害から復興した実際の事例を引きながら、災害計画の立案、緊急事態への対応、災害からの復興といったトピックについて、実践的なアドバイスを行っています。

Comprehensive Guide to Emergency and Disaster Preparedness and Recovery
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=3003

Barnes & Noble社のiPad向け電子書籍アプリは貸出機能付き

米国の書店大手Barnes & Noble社は2010年5月27日、Apple社のiPad向け電子書籍アプリのApp Storeでの提供を開始しました。これにより、Barnes & Noble社のオンライン書籍ストアで販売している100万点以上のコンテンツをiPadでも閲覧できます。このアプリには“LendMe”という機能があり、友人や知人に、自分の電子書籍を14日間無料で貸し出すことができるそうです。

Barnes & Noble、「iPad」向け電子書籍アプリをリリース
- CNET Japan 2010/5/28付けの記事
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20414199,00.htm

Barnes & NobleのiPad向け電子書籍リーダーがApp Storeに登場
- ITmedia News 2010/5/28付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/28/news077.html

BN eReader for iPad(Barnes & Noble社によるアプリの紹介)
http://www.barnesandnoble.com/u/BN-eReader-for-iPad/379002216/

参考:

Amazon、“Kindle for iPad App”を日本でも提供開始

Amazon社が、iPadでKindle向けのコンテンツを利用するためのアプリ“Kindle for iPad App”を、iPadが発売されている全ての国で提供を開始したと発表しています。この中には、2010年5月28日に発売が開始された日本も含まれているとのことです。

米Amazon、「Kindle for iPad」無料公開~洋書を購入可能(INTERNET Watch 2010/5/31付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100531_371138.html

「電子文庫パブリ」がiPhone、iPadに対応へ

日本電子書籍出版社協会は、同協会が運営する電子書籍販売サイト「電子文庫パブリ」のコンテンツをiPhone/iPod touchで読むためのアプリを、2010年6月に無料でリリースするとのことです。2010年秋にはiPad用アプリも投入予定とのことです。

電書協、iPhoneアプリ『電子文庫パブリ』公開へ - XMDF/ドットブック対応(2010/5/30付けマイコミジャーナルの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/30/001/?rt=na

電子書籍:アプリを無料提供(2010/5/29付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100529ddm041040061000c.html

5月 28日

DAISYコンソーシアム、オープンソースのマルチメディアDAISY作成ツール“Tobi 1.0”をリリース

DAISYコンソーシアムは、オープンソースのマルチメディアDAISY作成ツール“Tobi version 1.0”をリリースしました。Tobi version 1.0の最大の特徴は、テキストとナレーションの音声録音を同期させられる点にあり、フルテキスト、フルオーディオのデジタル録音図書をDAISY3フォーマットで作ることができます。

Tobi Version 1.0 - the DAISY Consortium's Open Source Multimedia Production Tool, Has Been Released(DAISYコンソーシアムのニュースリリース)
http://www.daisy.org/news-detail/755

Tobi: a software tool to author DAISY multimedia
http://www.daisy.org/tobi

OCLC、MARCレコードを扱うためのソフトウェアをオープンソースで提供開始

OCLCは、個々のMARCレコード等を表示するための使い勝手のよいインターフェースを提供するソフトウェア“MARCView”と、書誌レコードをMARC21、UNIMARC、MARCXMLなどに変換すること等が可能なソフトウェア“MARConvert”の、オープンソースでの提供を開始しました。MARCViewとMARConvertはともに、米国のSystems Planning社が開発したソフトウェアで、ライブラリアン等によって広く用いられてきましたが、このほどOCLCに寄付され、Apache 2.0ライセンスの下で公開されることになりました。

OCLC releases MARCView and MARConvert as open source software
- OCLC DEVELOPER NETWORK BLOG 2010/5/21付けの記事
http://www.worldcat.org/devnet/blog/2010/05/oclc_releases_marcview_and_mar.html

デジタル教科書の普及を目指す「デジタル教科書教材協議会」が設立へ

全ての小中学生がデジタル教科書を持つ環境の実現を目的とするコンソーシアム「デジタル教科書教材協議会」の設立に向けた準備会が、2010年5月27日に開催されました。7月に設立予定の同協議会では、課題整理、政策提言、ハード・ソフト開発、実証実験及び普及啓発を進めるとのことです。

デジタル教科書教材協議会
http://ditt.jp/

デジタル教科書教材協議会の設立について(設立趣意書)
http://ditt.jp/files/2010/05/ditt_join_100517.pdf

すべての小中学生にデジタル教科書を - MS樋口社長らが協議会発足へ(2010/5/28付けマイコミジャーナルの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/28/015/?rt=na

ウェールズのカーディフ中央図書館、建築系の2つの賞を受賞

英国ウェールズ地方のカーディフ中央図書館が、王立公認測量士協会(Royal Institute of Chartered Surveyors)の賞と、王立英国建築家協会(Royal Institute of British Architects)の賞という2つの賞を受賞したと報じられています。同館は、英国の建築系企業BDP社がデザインし、建物屋上の緑化などで注目を集めていました。

More Awards for Cardiff Central Library(Designing Libraries 2010/5/27付けの記事)
http://www.designinglibraries.org.uk/news/story.php?subaction=showfull&id=1274957624

Cardiff Central library receives top design awards(Cardiff Councilのプレスリリース)
http://www.cardiff.gov.uk/content.asp?nav=2874&id=10384

Cardiff Central Library(BDP)
http://www.bdp.com/Projects/By-Name/A-E/Cardiff-Central-Library/

参考:

カリフォルニア大学スクリップス海洋研究所図書館、Googleの協力により資料をデジタル化

米国カリフォルニア大学サンディエゴ校のスクリップス海洋研究所図書館(Scripps Institution of Oceanography Library)が、Googleの協力の下でコレクションの一部をデジタル化すると発表しています。同館は世界最大級の海洋学系図書館で、海洋学に関する資料22万点を所蔵しているとのことです。コレクションのおよそ半分に当たる資料10万点がデジタル化され、GoogleブックスやHathiTrustで提供されるようです。

World's Largest Oceanography Library Goes Digital(カリフォルニア大学サンディエゴ校のニュースリリース)
http://ucsdnews.ucsd.edu/newsrel/general/05-20OceanographyLibrary.asp

アルゼンチンサッカー協会、20世紀初頭からの文書をデジタル化して公開

アルゼンチンのサッカー協会が、20世紀初頭からの規則や年間成績などの文書をデジタル化し、同協会のサイトの「アルゼンチンサッカー図書館」(Biblioteca del Fútbol Argentino)のページで公開しています。

Los libros - Biblioteca del Fútbol Argentino(デジタル化された文書の一覧ページ)
http://biblioteca.afa.org.ar/libros.html

Junto con el Bicentenario la AFA estrena su Biblioteca Digital(2010/5/21付けアルゼンチンサッカー協会のサイトの情報)
http://www.afa.org.ar/index.php?option=com_content&view=article&id=11830

欧州委員会、デジタル時代における経済的・社会的利益の増大のためのアジェンダを公表

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(European Commission)が、デジタル時代において経済的・社会的利益を増大させるための方策や活動についての概要をまとめた、“Digital Agenda: Commission outlines action plan to boost Europe's prosperity and well-being”と題するアジェンダを公表しています。「デジタルの単一市場」「相互運用性」「インターネットの信頼性とセキュリティ」「インターネットアクセス速度」「研究と開発」「デジタルリテラシーの向上」「情報通信技術の適用」という7つの項目に分けてまとめられています。

Digital Agenda: Commission outlines action plan to boost Europe's prosperity and well-being(プレスリリース)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/10/581

Europe's Digital Agenda
http://ec.europa.eu/information_society/digital-agenda/index_en.htm

Wikipediaにライブラリアン向けのFAQページが登場

Wikipediaに、ライブラリアン向けのFAQページが追加されました。このFAQを通じてWikipediaは、「全ての人が高い品質の情報に自由に、簡単にアクセスできるようにすること」というミッションを共有し、Wikipediaの記事編集に生かすことのできる高い専門知識を持つライブラリアンに、Wikipediaへの協力を求めています。

FAQ For Librarians
http://outreach.wikimedia.org/wiki/FAQ_For_Librarians

5月 27日

米国ジャクソンビル公共図書館、利用者の罰金滞納額は1,320万ドル

米国フロリダ州のジャクソンビル公共図書館(Jacksonville Public Library)では、利用者の罰金滞納額の合計が1,320万ドルに上るとのことです。同館では、滞納額ゼロを目指して、滞納がある場合は資料の貸出を認めない“Get To Zero”という取り組みを2010年7月1日に開始するとのことです。

Millions in Fines at Jacksonville Public Library(Firstcoastnews.com 2010/5/25付けの記事)
http://www.firstcoastnews.com/news/local/news-article.aspx?storyid=156533

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が電子書籍配信で新会社設立へ

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が、2010年7月をめどに電子書籍配信事業に関する事業企画会社を設立することで基本合意したとのことです。書籍・コミック・雑誌・新聞などを対象としたデジタルコンテンツ向けの共通配信プラットフォームを構築・運営する事業会社への移行と、年内のサービス開始を目指すとのことです。国内最大級の電子書籍配信プラットフォーム構築を目指し、他の企業にも参加を呼びかけるとのことです。

ソニー、KDDI、凸版印刷、朝日新聞が電子書籍配信で新会社 年内開始へ(2010/5/27付けITmediaNewsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/27/news062.html

ヴァージニア大学図書館のボーンデジタルの保存に関するプロジェクトにアンドリュー・メロン財団が助成

米国ヴァージニア大学図書館が、ボーンデジタルの保存に関する2年間の研究プロジェクト“AIMS”に対してアンドリュー・メロン財団から87万ドルの助成を得たと発表しています。プロジェクトは2009年10月から2011年10月までの2年間行われ、機関間でボーンデジタルのコレクションを管理するためのフレームワークの構築を目指すようです。プロジェクトには、米国のスタンフォード大学やイェール大学、英国のハル大学が参加しています。

U.Va. Library Receives $870,000 Mellon Foundation Grant to Preserve Unique Digital-Only Materials(ヴァージニア大学のニュースリリース)
http://www.virginia.edu/uvatoday/newsRelease.php?id=11945

ProQuest社、イタリアのフィレンツェ国立中央図書館の16-17世紀の資料をデジタル化へ

ProQuest社が、イタリアのフィレンツェ国立中央図書館の所蔵する16-17世紀の資料をデジタル化するとのことです。対象冊数は3000-4000冊で、同社の“Early European Books Online”で検索可能になるとのことです。イタリア国内の人は無料でアクセスできるということになる模様です。

ProQuest Partners with Biblioteca Nazionale Centrale di Firenze to Make Rare Early European Books Accessible Around the World(2010/5/19付けProQuest社のプレスリリース)
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/10/20100519.shtml

ProQuest partners with Biblioteca Nazionale Centrale di Firenze to make rare Early European Books accessible around the world(2010/5/24付けPeter Scott’s Library Blogの記事)

文化庁サイトにGoogleブックス訴訟和解案に関する調査報告書と和解案日本語訳が掲載

文化庁のサイトの「調査研究」のページに、骨董通り法律事務所による「米国における著作権関連訴訟文書に係る法的論点整理及び分析等」の報告書が掲載されています。Googleブックス(ブック検索)をめぐる訴訟の和解案の内容及び問題点を整理するとともに、書籍等のデジタル化に関する課題等を論じているもので、別冊として、和解案の日本語訳も掲載されています。

米国における著作権関連訴訟文書に係る法的論点整理及び分析等(平成22年3月)
(報告書概要)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/beikoku_bunseki_houkokusho_jpn.pdf
(報告書)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/beikoku_bunseki_houkokusho_itaku.pdf

5月 26日

宮崎県都城市、「学校図書館サポーター」を小学校に派遣

宮崎県都城市が、子どもの読書を推進するため「学校図書館サポーター」を雇用し、小学校の図書館に派遣すると報じられています。選ばれたサポーターは7名で、1名当たり5~6校を担当するとのことです。子どもたちの図書館利用機会の増加や読書意欲の向上などが期待されているようです。

図書館サポーター:本好きな子どもたちに読み聞かせなど読書活動--都城市 /宮崎(毎日jp 2010/5/26付けの記事)
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100526ddlk45100453000c.html

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