アーカイブ - 2010年 1月 - car

1月 14日

テネシー大学が行う大学図書館の価値研究にIMLSが助成

米国テネシー大学ノックスビル校がイリノイ大学と北米研究図書館協会(ARL)と共に行う大学図書館の価値研究に対して、博物館・図書館サービス機構(IMLS)が100万ドルの助成を行うようです。研究成果は、大学図書館が構成員や資金提供者らに対してその価値や投資対効果(ROI)をいかに提供しているかを示すための手助けになるとのことです。

ARL Partners in Grant to Study Value of Academic Libraries(ARLのプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/ROI-grant-12jan10.shtml

横浜市都筑図書館、キャラクター投票を実施中

横浜市都筑図書館が、開館15周年記念イベントとして、図書館キャラクターを決定する投票をトーナメント方式で実施しています。4つの候補はいずれも図書館員が考案したもので、2010年2月26日に決定する優勝キャラクターの名前は公募するとのことです。

図書館キャラクター投票が接戦(タウンニュース 2010/1/14付けの記事)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/01_tsuz/2010_1/01_14/tsuz_top1.html

つづきとしょかんキャラクター決定トーナメント!!
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/toshokan/gazo/kyara.pdf

1月 13日

Kuali-OLEプロジェクトを主導するインディアナ大学にアンドリュー・メロン財団が助成

Kuali-OLE(Open Library Environment)プロジェクトを主導する米国インディアナ大学に、アンドリュー・メロン財団がおよそ238万ドルを助成すると報じられています。Kuali-OLEプロジェクトは、アンドリュー・メロン財団の助成の下で2009年に完了したOLEプロジェクトの後継となるプロジェクトで、2009年から2011年にかけて次世代図書館システムの開発や構築が行われる予定です。

IU awarded $2.38 million grant from The Andrew W. Mellon Foundation to develop library software(インディアナ大学のニュースリリース)
http://newsinfo.iu.edu/news/page/normal/12849.html

IU awarded grant to improve library storage software(Indiana Daily Student 2010/1/11付けの記事)
http://www.idsnews.com/news/story.aspx?id=72850

Kuali-OLE
http://www.kuali.org/ole

参考:

バーンズ&ノーブル社、大学生向けに教科書のオンライン貸出を開始

米国の書店大手のバーンズ&ノーブル社(Barnes & Noble)が、大学生向けに教科書のオンライン貸出プログラムを開始しています。オンライン貸出では印刷された教科書を購入するよりも50%以上の低価格で入手することができ、全米の大学生で換算すると数百万ドルの節約になるとのことです。オハイオ州立大学やメリーランド大学など米国の25大学で導入されており、大学の書店の電子取引サイトにアクセスするか、キャンパス内のバーンズ&ノーブルの書店から利用できるようです。

Barnes & Noble First to Offer Multi-Channel Textbook Rental Program(バーンズ&ノーブルのプレスリリース)
http://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/2010_jan_11_textbook_rental.html

「第13回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果発表

図書館の学校と日本児童教育振興財団が主催する「第13回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の受賞作品が発表されています。前回よりも5,000点以上多い15,153点の応募があったとのことです。

図書館を使った調べる学習賞コンクール
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/index.html

第13回 受賞作品紹介
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/sakuhin1.html

参考:
「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/11884

イリノイ大学、他国の図書館員を対象にしたトレーニングプログラムを発表

米国イリノイ大学が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援の下で、他国の公共図書館員をトレーニングするプログラムのサポートを発表しています。同大学の国際的な図書館プログラム“Mortenson Center for International Library Programs”の一環で、トレーニングは図書館の指導者を対象に、米国で3週間、現地で1週間行われる予定となっており、図書館環境を電子ツールやサービスに対応したものに変えることに焦点を当てているとのことです。

Mortenson Center Training Program(イリノイ大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.illinois.edu/news/training_program.html

国内の電子書籍出版社21社が法人を設立し規格やビジネスモデルを検討へ

朝日新聞で、「日本電子書籍出版社協会」(仮称)が2010年2月に発足すると報じられています。講談社、小学館、新潮社など国内の出版社21社が社団法人「日本電子書籍出版社協会」(仮称)を設立し、デジタル化に向けた規格づくりや著作者・販売サイトとの契約方法のモデル作りなどを進めるとのことです。

電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い(1/2)(2010/1/13付けasahi.comの記事)
http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503.html

電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い(2/2)(2010/1/13付けasahi.comの記事)
http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503_01.html

フランス文化相、デジタル化方針についての報告書を受けて3月にGoogleと交渉へ

2010年1月12日に、元フランステレビ社長のTessier氏によりまとめられた、フランスにおける資料デジタル化に関する報告書がミッテラン文化・コミュニケーション相に提出されました。報告書では、今後の選択肢として、フランス国立図書館(BNF)の電子図書館“Gallica”の刷新、Google社との官民パートナーシップの構築、EUの電子図書館プロジェクト“Europeana”の強化、の3つが示されているようです。これを受けて、ミッテラン大臣は2010年3月に渡米し、Google社と交渉を行う予定とのことです。Googleとのパートナーシップ提携の交渉では、独占的でないデジタルファイルの共有などが想定されているようです。

○英語記事
France accepts Google role in book scanning(2010/1/12付けFrance24の記事(AFP))
http://www.france24.com/en/20100112-france-accepts-google-role-book-scanning

France plans its own rival to Google Books(2010/1/12付けNew York Timesの記事(AP))

1月 12日

LibraryThing、現在地の近くの図書館・書店を調べられるiPhoneアプリを公開

バーチャル本棚を作成・共有できるソーシャルブックサイト“LibraryThing”が、図書館・書店を検索できるiPhone用アプリ“Local Books”を公開しています。iPhoneの位置機能により現在地の近くの図書館・書店が調べられるほか、地名を入力して検索することもでき、地図とイベント情報、ウェブサイトへのリンク等が表示されます。全世界の5万件以上が収録されており、日本の図書館・書店も含まれているようです。LibaryThingのブログでは、開発の動機として、物理的な本の世界を大切にしたいとの思いがつづられています。

Local Books iPhone application! (2010/1/6付けThe LibraryThing Blogの記事)
http://www.librarything.com/blog/2010/01/local-books-iphone-application.php

Cool! LibraryThing Releases Free iPhone App Named “Local Books”(2010/1/6付けResourceShelfの記事)

学術図書館をテーマにした新しいOA誌登場(米)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、学術図書館や、学術図書館で働くライブラリアンをテーマにした、新しいオープンアクセス誌“Codex”の刊行を開始しました。なお、この雑誌は査読誌となっています。

Codex
http://journal.acrlla.org/index.php/codex/index

New Peer-Reviewed, Open Access Journal About Academic Librarianship Debuts - Resource Shelf 2010/1/9付けの記事
http://www.resourceshelf.com/2010/01/09/new-peer-reviewed-open-access-journal-about-academic-librarianship-debuts/

米国学校図書館員協会、2009年の学校図書館全国調査の結果を発表

米国学校図書館員協会(AASL)はこのほど、2007年から実施している学校図書館メディアプログラムについての長期的な調査“School Libraries Count!”の2009年の結果を発表しました。前年の調査結果と比べて情報リソースへの支出が減少するなど、経済不況の影響が明らかになりました。

AASL releases results of 2009 School Libraries Count survey(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2010/january2010/librariescount_aasl.cfm?persistent=0&expy_dt=

青森県読書推進運動協議会、「冬の読書週間」を制定

青森県内の図書館等で組織する青森県読書推進運動協議会が、2010年が国民読書年に当たることを機に、1月5日から25日までの3週間を「あおもり冬の読書週間」に制定しています。期間中、青森県内の各図書館で展示やおはなし会などの催しが開かれるとのことです。

あおもり冬の読書週間(青森県立図書館)
http://www.plib.net.pref.aomori.jp/top/info/2009/fuyu-dokusyo/fuyu-dokusyo_week.html

「冬の読書週間」制定/県推進協(47NEWS 2010/1/11付けの記事)
http://www.47news.jp/localnews/aomori/2010/01/post_20100111184616.html

ルイビル公共図書館長が2010年のLibrarian of the Yearに(米国)

米国Library Journal誌が、2010年の“Librarian of the Year”としてルイビル公共図書館長のButhod氏を選んでいます。2007年11月に同館の管理体制を変革すべく示した税政案が住民投票で否決されたり、2009年8月に中央図書館が未曾有の洪水被害にあったにもかかわらず、域内の各図書館の刷新や分館の設置、サービスの改善などに前向きに取り組んだことが評価されたようです。

Louisville's Craig Buthod is LJ's 2010 Librarian of the Year(Library Journal 2010/1/11付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6714330.html

参考:
洪水被害と立ち向かった図書館員チームが2009年Librarian of the Yearを受賞(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/11476

米国議会図書館の立法情報システム“THOMAS”が15周年にあわせて機能改良

米国議会図書館(LC)による、立法情報提供システム“THOMAS”が2010年1月で15周年を迎えたとのことです。これにあわせて、ソーシャルブックマーク機能の追加、「よく検索された法案」の表示、PDF表示の改善、タイムアウト時間の延長などの改良が行われたとのことです。

Enhancements to THOMAS Public Legislative Information System Mark System’s 15th Anniversary
(2010/1/6付けLCのニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2010/10-003.html

「2009年の単語」は“tweet”、「00年代の単語」は“google”(米国)

米国方言学会(American Dialect Society)が毎年発表しており今回が第20回目となる「今年の単語(the word of the year)」に、2009年は“tweet”が選ばれたとのことです。また、「この10年間の単語(the word of the decade)」には、“google”が選ばれています。ちなみに、“tweet”は、「【名詞】Twitter.comサービスにより発信される短いメッセージ【動詞】そのメッセージを送ること」、 “google”は、「“Google”が一般化したもので、インターネットを検索すること」と定義されています。

2009 Word of the Year is “tweet”; Word of the Decade is “google”
http://www.americandialect.org/index.php/amerdial/2009_word_of_the_year_is_tweet_word_of_the_decade_is_google/

American Dialect Society Votes “tweet” 2009 Word of the Year; Word of the Decade “google”(2010/1/8付けResourceShelfの記事)

オランダ王立図書館、1470年以降の全資料のデジタル化を戦略計画に盛り込む

オランダ王立図書館(KB)の2010-2013年の戦略計画(英語版)が公表されています。優先的な戦略として、下記の5点があげられています。

1.オランダで出版された、あるいはオランダについての出版物の全てについて、全ての人にアクセスを提供する。
2.全国的な情報インフラを改善する。
3.デジタル情報の長期保存を保証する。
4.コレクションの維持、提供、強化を行う。
5.KBを、挑戦する組織、魅力的な職場とする。

1.に関しては、1470年以降のオランダの書籍・新聞・雑誌の全てをデジタル化するという目標も記載されています。

Strategic Plan 2010-2013
http://www.kb.nl/bst/beleid/bp/2010/index-en.html

Dutch Royal Library Announces Plans to Digitize All Dutch Language Materials Beginning from 1470(2010/1/11付けResourceShelfの記事)

予算を節約したオープンソース使用の図書館(米国)

オープンソースのシステムを使っている図書館で予算の節約に成功した2つの事例がLISNewsで紹介されています。一つは、オープンソースの“Koha”を独自仕様に改良している米国バーモント州のグリーンマウンテン図書館コンソーシアムで、運営方法が異なっていた場合の試算と比べて2009年の1年間で参加館全体で244万ドルを節約したと発表しています。もう一つは、オープンソースのシステム“Evergreen”を自ら開発したジョージア州の公共図書館で、州内でシステムを共同化することによって、10年間で7,000万ドル超を節約したとのことです。

Open Source Saving Libraries Money(LISNews 2010/1/10付けの記事)
http://lisnews.org/open_source_saving_libraries_money

2009 Savings(グリーンマウンテン図書館コンソーシアムのニュースリリース)
http://gmlc.wordpress.com/2010/01/08/2009-savings/

Georgia’s public libraries celebrate 10 years of PINES(The Daily Citizen, Dalton, GA 2010/1/8付けの記事)

グーテンベルグプロジェクトでのデジタル化資料が35,000点を突破

著作権の切れた作品をデジタル化して公開する「グーテンベルグプロジェクト」のサイトに、同プロジェクトの2009年を振り返る数値が掲載されています。同プロジェクトによりデジタル化された作品の累計は35,000点を突破(英語作品は25,000点を突破)したとのことです。作品の言語は50以上にわたっており、英語以外で作品数の多い言語は、フランス語、ドイツ語、フィンランド語、オランダ語、中国語などとなっています。

Project Gutenberg Ends One Year And Starts Another(2010/1/9付けProject Gutenberg Newsの記事)
http://www.gutenbergnews.org/20100109/project-gutenberg-ends-one-year-and-starts-another/

Project Gutenberg Releases 2009 Statistics; Over 35,000 eBooks Released (in Many Languages)(2010/1/9付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/01/09/project-gutenberg-releases-2009-statistics/

サンフランシスコの公共図書館、ホームレス来館者への対応のためソーシャルワーカーを雇用

米国サンフランシスコ市の中央図書館は、ホームレスの来館者による問題に対応するため、市の厚生当局の協力のもと、精神医学ソーシャルワーカー(psychiatric social worker)を常駐させているとのことです。これまでの1年間に、150人以上のホームレスの来館者に対してソーシャルサービスの支援を行ったとのことです。また、問題行動への対応方法の職員研修や、元ホームレスの人々を図書館支援スタッフとして雇用する取組みの指導も行っているとのことです。

Library adds social worker to assist homeless(2010/1/11付けSFGateの記事)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/01/10/BAIT1BF6E3.DTL

San Francisco Public Library Hires Social Worker To Help with Homeless(2009/1/11付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6714375.html

Helping Homeless in the Library(2010/1/11付けLIS Newsの記事)

「ドイツデジタル図書館」のウェブサイトがスタート

ドイツ連邦政府によって設立が閣議決定されていた「ドイツデジタル図書館」のウェブサイトが開設されました。

Deutsche Digitale Biliothek
http://www.deutsche-digitale-bibliothek.de/

参考:
E897 - ドイツ連邦政府,「ドイツデジタル図書館(DDB)」の構築を表明
http://current.ndl.go.jp/e897
ドイツデジタル図書館はGoogleに対する分別ある回答―独文化相コメント
http://current.ndl.go.jp/node/15424
ドイツ連邦政府、「ドイツデジタル図書館(DDB)」の設立を閣議決定
http://current.ndl.go.jp/node/15421

ページ