アーカイブ - 2010年 11月 - car

11月 5日

公立図書館のウェブサイトのアクセシビリティに関する実態調査

アライド・ブレインズ株式会社が実施した、公立図書館のウェブサイトの調査の結果が公表されています。アクセシビリティ、ユーザビリティの観点からサイトの品質を評価したもので、調査対象は、都道府県、政令指定都市、中核市、東京都内市区町村の中央図書館のウェブサイトのうち独自ドメインを有する139サイトで、うち128サイトについて調査結果が公表されています。 調査は、画像代替・構造化などの「基本レベル評価」と、ナビゲーションやリンクなどの「配慮レベル評価」から構成されています。各地域の自治体公式ウェブサイトよりも到達レベルが低い団体が多い結果となったとのことです。

A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 図書館編第1回
http://www.aao.ne.jp/research/cronos2/2010_library/index.html

国立国会図書館の「雑誌記事索引」の記事件数が1000万件を突破

国立国会図書館が1949年から提供している「雑誌記事索引」の収録記事件数の合計が、2010年11月4日に、1000万件を突破しました。現在の採録対象は約1万誌となっています。

「雑誌記事索引」の記事件数が1,000 万件を突破しました(2010/11/4付け国立国会図書館のニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190235_1531.html
(プレスリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/__icsFiles/afieldfile/2010/11/04/pr20101105.pdf

雑誌記事索引採録誌一覧
http://www.ndl.go.jp/jp/data/sakuin/sakuin_index.html

国会図書館、「雑誌記事索引」の収録記事件数が1000万件を突破(2010/10/5付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101105_404591.html

国立国会図書館の「雑誌記事索引」、収録記事件数1,000万件を突破(2010/10/5付けマイコミジャーナルの記事)

11月 4日

OCLCとEBSCO社、データベースの連携強化により情報探索サービスを向上

OCLCは、EBSCO社との提携を拡大し、WorldCatとEBSCO社のデータベースの連携を強化する発表しています。これにより、WorldCat Localのユーザーは新たな認証なしにEBSCO社のデータベースのメタデータを検索することができるようになるほか、OCLCのメンバー館は“EBSCO Discovery Service”を通して、WorldCatのデータへのアクセスや図書館相互貸借(ILL)の処理などを行うことができるようになるとのことです。

OCLC and EBSCO to enhance discovery services through data exchange(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2010/201054.htm

米国会計検査院(GAO)による米国国立公文書館(NARA)の業務評価

米国会計検査院(GAO)による、米国国立公文書館(NARA)の業務評価が2010年10月5日付けで公開されています。NARAによる政府文書管理の取組みの成果の例としては、80%近くの政府機関において文書の不適切な廃棄のリスクがあることが明らかになったことがあげられています。一方、NARAの業務の課題としては、処理待ちの滞貨が大量にあることや、電子記録の保存システムがまだ本格稼働していないことなどが挙げられています。

National Archives and Records Administration: Oversight and Management Improvements Initiated, but More Action Needed(GAO-11-15)(2010/10/5付けGAOの資料)
http://gao.gov/products/GAO-11-15

ニューヨーク公共図書館、ディナーイベント“Library Lions”を実施

米国のニューヨーク公共図書館(NYPL)が、2010年11月1日にディナーイベント“Library Lions”を実施したようです。このイベントは1年に1回行われているもので、作家やセレブ、政治家など数百人が参加したようです。NYPLの閲覧室“Rose Main Reading Room”をディナー用に装飾し準備を進めている様子がウェブで公開されています。

Library Lions Gala(NYPLのイベント情報)
http://www.nypl.org/events/programs/2010/11/01/library-lions-gala

Library Lions
http://www.nypl.org/help/about-nypl/awards/library-lions

国立大学図書館協会と公私立大学図書館コンソーシアムがCLOCKSSに参加

学術情報資源の協同保存プロジェクト“CLOCKSS”のサイトで、日本の国立大学図書館協会(JANUL)と公私立大学図書館コンソーシアム(PULC)がCLOCKSSに参加したと発表されています。

Japanese Library Consortia Join CLOCKSS(2010/10/28付けCLOCKSSのNews)
http://www.clockss.org/clockss/News

参考:
E1065 - 国立情報学研究所オープンハウス2010<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1065

11月 2日

電子書籍を無料で利用し、その共有を目指すプラットフォーム“24symbols”

2010年11月1日スペインのel Mundo紙に、“24symbols”という電子書籍プラットフォームに関する記事が掲載されています。記事によると、この“24symbols”は、PCや電子書籍端末を通じて電子書籍を利用し、それを共有することができるというものです。無料会員は、電子書籍を無料で利用できるものの広告が入るとのことで、そのため、月額6-9ユーロ程度もしくは本1冊の料金を支払えば、プレミアム会員として広告が入らないバージョンで利用できるようになるとのことです。これは、欧州での音楽配信サービス“Spotify”の電子書籍版のようなものを想定しているとのことです。また、利用には原則インターネット環境があればよく、プレミアム会員は、保存はされないものの小さいファイルサイズでのダウンロードも可能になるとのことです。(これは海賊版の発生や地下鉄等での利用を想定してとのことです。)このほか、iPadやiPhone、アンドロイド等への対応や、Facebookとの連携も計画しているようです。なお、このプラットフォームは現在開発中であり、公開は2011年3月を予定しているとのことです。

24symbols
http://www.24symbols.com/

英国の2009-2010年期の図書館統計(暫定版)が発表される

2010年10月29日、英国公認公共財務会計協会(CIPFA)が2009-2010年期の図書館統計(暫定版)を発表しました。それによると、最も来館者の多かった図書館は昨年の調査と同じくNorfolk and Norwich Millennium Libraryとのことです。英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が作成した、2008-2009年期の公共図書館統計との比較表によると、公共図書館の専門職員数は増加したものの職員数全体としては減少した、公共図書館への来館者数は前年と比較して1.6%減少して約2億7000万人であった、公共図書館のウェブサイトへのアクセス数は前年と比較して6.4%増加した、貸出件数は前年比0.5%減であったとのことです。

Trends from CIPFA Public Library Service(CIPFAの統計データを基にした、CILIPによる2008-2009年と2009-2010年の比較表)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2010/~/media/Files/pdf/2010/research/Trends_from_CIPFA_Public_Library_Service

国立国会図書館、「消費者のためになった広告コンクール」雑誌広告部門で銅賞を受賞

国立国会図書館(NDL)が、2010年国民読書年にあたり『国立国会図書館月報』591号(2010年6月号)に掲載した広告が「第50回消費者のためになった広告コンクール」雑誌広告部門・公共広告ブロックで銅賞を受賞した、と発表しています。受賞作品のキャッチフレーズは「想いも、歴史も、積み重なる。」です。

国民読書年広告(『国立国会図書館月報』591号掲載)が「消費者のためになった広告コンクール」で入賞しました(NDLのニュースリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190192_1531.html

第50回「消費者のためになった広告コンクール」雑誌広告部門入賞作品一覧(日本アドバタイザーズ協会)
http://www.jaa.or.jp/pdf/con/2010_zas.pdf

ランダムハウス社が、発展途上国へ電子書籍を届けるプロジェクトに電子書籍を寄贈

発展途上国へ電子書籍を届ける活動を行っているNPOの“Worldreader.org”が、2010年10月28日に、ランダムハウス社(Random House )から電子書籍の寄贈を受けたと発表しています。寄贈された書籍は、『ピーターパン』や『秘密の花園』、『ヴェニスに死す』等の他に、児童書のシリーズ「マジック・ツリー・ハウス」も含まれているようです。“Worldreader.org”は、これらの寄贈本を現在活動を行っているガーナに届けるとのことです。

ランダムハウス社よる寄贈本のリスト
http://blog.worldreader.org/wp-content/uploads/2010/10/Worldreader.org-Random-House-books.pdf

Magic Tree House comes to Worldreader (2010/10/28付け Worldreader.orgブログの記事)
http://blog.worldreader.org/2010/10/28/magic-tree-house-comes-to-worldreader/

【イベント】「日本のMLA連携の方向性を探るラウンドテーブル III」開催(11/30)

NPO法人「知的資源イニシアティブ(IRI)」が主催する「日本のMLA連携の方向性を探るラウンドテーブル」の第3回が、2010年11月30日に開催されます。博物館・図書館・文書館(MLA)の連携について、過去2回のラウンドテーブルの成果を受けて、MLAのもつ文化情報資源と公共施設としての場を国の基本的な情報・知識基盤としてどのように活用すべきか、その方向性を明確にすることにより、文化情報資源政策形成の重要性を社会的にアピールするとのことです。

日本のMLA連携の方向性を探るラウンドテーブル III
http://www.iri-net.org/forum/mlart03.html

参考:
「日本のMLA連携の方向性を探るラウンドテーブルII」開催(2010年6月・東京)
http://current.ndl.go.jp/node/16053

IFLA、2009年の年次報告を公表

国際図書館連盟(IFLA)が、2009年の年次報告を公表しています。活動報告と組織構造の2部構成となっているようです。

Out now: 2009 IFLA Annual Report(IFLAのニュースリリース)
http://www.ifla.org/en/news/out-now-2009-fla-annual-report

2009 Annual Report
http://www.ifla.org/files/hq/annual-reports/2009.pdf

参考:
IFLA、2008年の年次報告を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/13371

11月 1日

デンバー大学図書館、電子書籍と学生用スペースを重視した改修へ(米国)

Deverpost.comの記事で、米国のデンバー大学の図書館で予定されている改修について紹介されています。紙の本の多くを書庫に移し、学生用スペースを拡大するというもので、背景として、電子書籍と、学生の学習スタイルの変化が挙げられています。2000年から2004年の間に購入された12万6953冊のうち40パーセント近くは一度も使用されなかったとのことで、電子書籍にした場合には、利用希望のあるものだけを購入することができるとしてます。収集担当者は、利用があるかどうか分からない資料を推量で揃えるのではなく、本当に必要なものだけを提供でき、コストが削減できるとの利点をあげています。また、大学の教員がチームで協同するという課題を学生に出すことが多くなったことから、グループでの利用ができるスペースを増やす必要があるとのことです。

DU library turning page to digital age(2010/10/29付けDenverpost.comの記事)
http://www.denverpost.com/news/ci_16463538

Academic Libraries: University of Denver: "Turning Page to Digital Age"(2010/10/29付けResourceshelfの記事)

グアムの公共図書館システム、財政難のため4つの分館を閉館

太平洋上の島グアムの「グアム公共図書館システム」(Guam Public Library System)が、財政難のため4つの分館を、2010年11月1日をもって閉館すると発表しています。残るのは、本館と分館合わせて2館とのことです。

Press Release Reference Branch Library Closures(グアム公共図書館システムのプレスリリース)
http://gpls.guam.gov/Portals/50/GPLS%20Notices/Press%20Release%20re%20Library%20Branch%20closures.pdf

iTunes Uからオクスフォード大学等の提供する電子書籍のダウンロードが可能に

2010年10月29日付けのChronicle of Higher Educationの記事によると、Apple社のiTunes Uから、英国オクスフォード大学(Oxford University)やオープンユニバーシティ(the Open University)等の提供する電子書籍のダウンロードが可能になったとのことです。提供されているのは、オクスフォード大学から、シェイクスピアの戯曲作品集である1623年の“First Folio”、オープンユニバーシティから100タイトル、そして米国ライス大学(Rice University)のプロジェクト“Connexions”から18タイトルのようです。また、それらの電子書籍はすべてePUB形式で提供されているとのことです。

New at iTunes U: Free E-Books (2010/10/29付け Chronicle of Higher Educationの記事)
http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/new-at-itunes-u-free-e-books/27957

Shakespeare's First Folio joins iTunes U (2010/10/29付け University of Oxfordのプレスリリース)

英国図書館(BL)がカタール財団と提携を発表、アラビア湾関係の歴史資料のオンライン提供へ

2010年10月28日、英国図書館(BL)がカタール財団(Qatar Foundation)と提携を発表しました。これは、BLが所蔵している中東関係のコレクション“India Office Records”のうちの、アラビア湾(ペルシア湾)に関する18世紀半ばから1951年までの歴史資料と、中世期に科学および医学分野でイスラム世界へ影響を与えた手稿資料のデジタル化とそのオンライン提供を行う、4年間のプロジェクトのようです。

Long-term partnership aims to transform online resources for Gulf history (2010/10/28付け BLのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/Long-term-partnership-aims-to-transform-online-resources-for-Gulf-history-468.aspx

ニューヨークに公共図書館の予算削減に抗議する「ライブラリアン・ゾンビ」が出現

2010年10月31日、ハロウィンの日の米国・ニューヨークに、ライブラリアン・ゾンビが出現し、ブルックリン橋からシティホールまで練り歩いたそうです。ゾンビの目的は、ニューヨーク市の公共図書館の予算削減に対する抗議にあったようです。

Zombies March For Libraries! (2010/10/31付け Brooklyn Heights Blogの記事)
http://brooklynheightsblog.com/archives/23945

Zombies for Libraries (2010/10/22付け Save NYC Librariesの記事)
http://savenyclibraries.org/2010/10/22/zombies-for-libraries/

英国情報システム合同委員会(JISC)、デジタル化の価値に関するレポートを公開

2010年10月27日、英国情報システム合同委員会(JISC)が、“Inspiring Research, Inspiring Scholarship”と題したレポートを公開しました。これは、資料のデジタル化が重要な意義を持つ4つの領域をそれぞれ論じることで、デジタル化の価値について解説したものとなっているようです。論じられている4つの領域とは、研究(Inspiring Research, Inspiring Scholarship)、経済(Bestowing Economic Benefits)、コミュニティ(Connecting People and Communities)、そしてデジタル・ブリテン(Digital Britain)です。

Inspiring Research, Inspiring Scholarship
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/programmes/digitisation/12pagefinaldocumentbenefitssynthesis.pdf

Inspiring Research, Inspiring Scholarship (2010/10/27付け JISC Digitisation Programmeのブログ記事)

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