アーカイブ - 2010年 11月 - car

11月 26日

英国国立公文書館(TNA)、英国における宗教関係アーカイブズの調査結果を公表

英国国立公文書館(TNA)が、“Archives and Records Association ”と“Religious Archives Group”と共同で行なった、英国における宗教関係アーカイブズの調査結果を“Religious Archives Survey 2010”として公表しています。なお、同様の調査は2007年にも実施しているようです。

Religious Archives Survey 2010
http://www.nationalarchives.gov.uk/documents/tna-ras-web-17-nov.pdf

Read the Appendices to the Religious Archives Survey 2010
http://www.nationalarchives.gov.uk/documents/appendices-22-11-10.pdf

Religious Archives Survey
http://www.nationalarchives.gov.uk/religiousarchives/default.htm

Religious Archives Survey (UK) (2010/11/25付け Peter Scott's Library Blogの記事)

ハーバード大学図書館長ダーントン氏、Googleに対して米国デジタル公共図書館への協力を期待

2010年11月23日付けのNew York Review of Booksのブログに、ハーバード大学図書館長のダーントン(Robert Darnton)氏が“How Google Can Save America’s Books”と題した記事を掲載しています。記事では、米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)の設立に向けた展望が語られています。(なお、カレントアウェアネス-E181号に掲載しました「E1105 - ハーバード大学図書館長,「全米デジタル図書館」を語る」では、「全米デジタル図書館」(National Digital Library)と表記しています。)ダーントン氏は、諸外国でも国立のデジタル図書館が進展していること、米国では資金面よりも法的な問題がDPLA実現の障害となっているが、学術書の著者である研究者らは、自分たちの著作がデジタル化されることで広く利用されるならば、著作権に関する補償は受け取らないかもしれないということ、Googleに対してはDPLAへの協力を求めること等を述べているようです。

How Google Can Save America’s Books (2010/11/23付け New York Review of Booksのブログ記事)

MADS/RDF語彙記述のドラフト版についてパブリックコメントを募集中

米国議会図書館(LC)で検討されている、MADS/RDF(Metadata Authority Description Schema in RDF)のドラフト版が公開され、2011年1月14日までパブリックコメントを募集しています。MADSは典拠・語彙データを扱うメタデータスキーマであり、今回のRDF版は、ウェブオントロジー言語OWLによるデータ表現を行っているものです。

MADS/RDF Vocabulary Description
http://www.loc.gov/standards/mads/rdf/

MADS/RDF Ontology for Review (2010/11/19付け Catalogblogのニュース)
http://catalogablog.blogspot.com/2010/11/madsrdf-ontology-for-review.html

2010年の日本の“Library of the Year”の大賞は「カーリル」に

NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が毎年授与している“Library of the Year”の2010年の最終選考が、2010年11月26日に、第12回図書館総合展において開催されました。先に優秀賞として発表されていた「京都国際マンガミュージアム」「神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ事業」「カーリル」の中から、大賞として、「カーリル」が選出されました。また、特別賞が「置戸町生涯学習情報センター」に贈られました。

IRI_LoY(Library of the Year2010のTwitterアカウント)
http://twitter.com/IRI_LoY

Library of the Year 2010
http://www.iri-net.org/loy/

カーリル
http://calil.jp/

参考:
E1035 - 「カーリルの中の人」が語る「カーリル」の裏側
http://current.ndl.go.jp/e1035

日本の“Library of the year 2010”、大賞候補となる優秀賞3機関が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/16791

Library of the Year 2009が発表される(日本)

文化・芸術がオンラインでどのように利用されているかを調査した報告書が公開される(英国)

2010年11月24日付け英国のイングランド芸術評議会(Arts Council England)のニュース、および11月25日付けの博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)のニュースによると、一般市民がオンラインでどのように文化や芸術を利用しているか等を調査した、“Digital audiences: engagement with arts and culture online”と題した調査報告書が公表されたようです。主な調査結果として、回答者の53%はオンラインで文化・芸術に触れており、この比率は若者で高いこと、デジタルメディアを通じての文化・芸術の利用は、主に生の経験を補完するためであって、その代わりとしてではないこと等が挙げられているようです。

Digital audiences: engagement with arts and culture online
http://www.artscouncil.org.uk/media/uploads/doc/Digital_audiences.pdf

クイズ「文学作品の中の図書館」

2010年11月23日付けのguardian.co.ukが、「文学作品の中の図書館」(Libraries in literature)と題して、図書館に関するクイズを10題掲載しています。

Libraries in literature (2010/11/23付け guardian.co.ukの記事)
http://www.guardian.co.uk/books/quiz/2010/nov/23/libraries-in-literature-book-quiz

12月11日に大学ICT推進協議会設立総会・記念講演が開催

2010年12月11日に、ICTを利用した高等教育・学術研究の教育・研究・経営の飛躍的強化を目指す「大学ICT推進協議会」の設立総会が京都で開催されるようです。また、同協議会設立記念として、米国のNPOであるEDUCAUSEの役員会・会長トッド(Ted Dodds)氏による講演も行われるとのことです。

設立総会・記念講演 (2010/11/24付け 大学ICT推進協議会(仮称)設立準備委員会のページ)
http://www.ipe.media.kyoto-u.ac.jp/axies-prep/?%C0%DF%CE%A9%C1%ED%B2%F1

英国のOpenBibプロジェクト、「英国全国書誌」のデータ300万件を公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が支援するプロジェクト「OpenBibプロジェクト」は、書誌データをLinked Open Dataとして公開することを目的としていますが、2010年11月17日から、英国図書館(BL)の「英国全国書誌」(British National Bibliography)の1950年以降の全データ約300万件を公開しています。これは、2010年8月から開始された英国図書館による書誌レコードの無償提供を受けて実施されたもので、今後も英国図書館のデータを追加していくとのことです。

JISC OpenBibliography: British Library data release(2010/11/17付けOpen Biblio (graphic) Projectsのブログの記事)
http://openbiblio.net/2010/11/17/jisc-openbibliography-british-library-data-release/

Milestone for Open Bibliographic Data: British Library Release 3 Million Records(2010/11/23付けOpen Knowledge Foundation Blogの記事)

“Academia.edu”、研究分野の雑誌の「フォロー」が可能に

2010年11月25日付けのTechCrunchに、研究者のためのソーシャルネットワーク“Academia.edu”に関する記事が掲載されています。それによると、Academia.eduには、12,500種の専門誌について、例えば「生物学」といった研究分野別のディレクトリが構築されており、利用者はその分野の雑誌を「フォロー」することができるとのことです。

Academia.edu
http://www.academia.edu/

12500種の学術専門誌のソーシャルな目録を作ったAcademia.edu, ユーザは愛読誌を’フォロー’できる (2010/11/25付け TechCrunchの記事)
http://jp.techcrunch.com/archives/20101124academia-edu-launches-a-directory-of-12500-academic-journals/

国立国会図書館PORTAの検索対象に「e国宝 - 国立博物館所蔵 国宝・重要文化財」を追加

国立国会図書館のデジタルアーカイブポータル「PORTA」の検索対象に、国立文化財機構の「e国宝 - 国立博物館所蔵 国宝・重要文化財」が加わりました。「e国宝」は、国立文化財機構の4つの国立博物館が所蔵する国宝・重要文化財の高精細画像を、多言語(日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語)による解説とともに、閲覧することができるサイトです。

国立文化財機構の「e国宝 - 国立博物館所蔵 国宝・重要文化財 」を追加(2010/11/22付けPORTAのお知らせ)
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=83

11月 25日

欧州委員会(EC)、欧州での社会科学・人文科学の研究動向を伝えるポータルサイト“METRIS”を公開

2010年11月24日、欧州委員会(EC)が、欧州における社会科学・人文科学(SSH)の研究動向を伝えるポータルサイト“Monitoring Emerging Trends on Social Sciences and Humanities in Europe”(METRIS)を公開しています。これは、SSHに関する欧州研究領域(ERA)の支援を目的としたものとのことです。また、この目的は、SSHに関する国際的な研究協力を支援することだけでなく、欧州全体の文脈の中で、EU内の国レベルでの研究推進の決定をサポートすることにもあるようです。同ウェブサイトでは、今後、各国のSSHの体制に関する情報や、SSHに関するニュースサービス、年次報告書、参考となるレポートやウェブサイトへのリンク等を提供するとのことです。

METRIS
http://www.metrisnet.eu/metris/

iPhoneアプリ「ライブラリアン」が「Yahoo! Japan インターネットクリエイティブアワード」で優秀賞を受賞

Artisan Forceが制作したiPhoneアプリ「ライブラリアン」が、「Yahoo! Japan インターネットクリエイティブアワード2010」で「一般の部:スマートフォン部門:優秀賞」を受賞しています。「ライブラリアン」は、日本国内の図書館情報の検索や、書籍情報、図書館の蔵書検索、貸出予約などができるというもので、無料で提供されています。

2010年度受賞作品:一般の部:スマートフォン部門:優秀賞 iPhoneアプリ「ライブラリアン」
http://creative-award.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=465

ソニーが電子書籍リーダー“Reader”の日本での発売を発表

ソニーが、電子ペーパーを採用した電子書籍リーダー“Reader”(リーダー)を、2010年12月10日より日本国内で発売すると発表しています。また。リーダー向けのオンラインブックストア“Reader Store”(リーダーストア)も同日より開始され、サービス開始時には2万冊以上の書籍が準備されるとのことです。

軽量・コンパクトなボディで読書が手軽に楽しめる電子書籍リーダーリーダー ポケット エディションTM、リーダー タッチ エディションTM発売(2010/11/25付けソニーのプレスリリース)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201011/10-1125/

ソニー、電子書籍端末「Reader」を日本で12月10日に発売(2010/11/25付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101125_409218.html

ソニー、「Reader」2機種を発売 電子書籍事業を日本で本格展開(2010/11/25付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/25/news042.html

英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が解散へ

2010年11月23日付け、英国の文化・メディア・スポーツ省のプレスリリースによると、2012年3月までに英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)は解散され、その重要な事業の一部は“Arts Council England (ACE)”に引き継がれることが決定したようです。

Future of the Museums, Libraries and Archives Council (2010/11/23付け Department for Culture Media and Sportのニュース)
http://www.culture.gov.uk/news/news_stories/7582.aspx

Future of MLA (2010/11/23付け MLAのニュース)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2010/mlafuture_ace

ACE takes over MLA functions (2010/11/23付け Museums Associationの記事)
http://www.museumsassociation.org/museums-journal/news/23112010-ace-takes-over-mla-functions

米国国家機密解除センター、文書機密解除に関わる優先作業計画(最終版)を公表

2010年11月23日、米国国立公文書館(NARA)のニュースによると、同機関内に設置されている米国国家機密解除センター(National Declassification Center:NDC)が、政府関係文書約4億ページの機密解除に関わる優先作業計画(最終版)を公表したとのことです。

National Declassification Center Prioritization Plan
http://www.archives.gov/declassification/final-prioritization-plan.pdf

英国国立公文書館(TNA)、サッチャー元首相関係資料をオンラインで提供開始

2011年11月18日付けの英国国立公文書館(The National Archives:TNA)のニュースによると、同館は英国のマーガレット・サッチャー元首相の関係資料をデジタル化し、オンラインで提供を開始したようです。提供される資料は、1979年5月から12月までの100を超える資料とのことです。

Records of the Prime Minister's Office
http://www.nationalarchives.gov.uk/documentsonline/prime-ministers-office.asp

Thatcher files now available online (2010/11/18付け TNAのニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/512.htm

【イベント】「国際シンポジウム メタデータ情報基盤の将来を考える」が開催(12/8)

2010年12月8日に、「国際シンポジウム メタデータ情報基盤の将来を考える」が東京都渋谷区で開催されます。これは、総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」の一つである「メタデータ情報基盤構築事業」の一環として開催されるもので、DCMI(Dublin Core Metadata Initiative)のベイカー(Thomas Baker)氏や国立情報学研究所(NII)の武田英明氏ら6名によるパネルディスカッションなどが予定されています。

総務省 新ICT利活用サービス創出支援事業 メタデータ情報基盤構築事業「国際シンポジウム メタデータ情報基盤の将来を考える」
http://www.meta-proj.jp/event.html

参考:
総務省、「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)の採択案件を発表
http://current.ndl.go.jp/node/17017

国立教育政策研究所、同研究所による2009年度の研究成果の概要をまとめたページを公開

2010年11月18日、国立教育政策研究所が、同研究所のプロジェクト研究や科学研究費補助金による研究等で、2009年度(平成21年度)に研究を終了し、その後報告書を出したもの等について、その概要をまとめた、「平成21年度研究成果ダイジェスト」のページを公開しています。同ページには、25項目も研究が挙げられており、その中には、教育課程研究センター基礎研究部総括研究官の有元秀文氏による科研費報告書『リーディング・リテラシーを育てるためのカリキュラム、学習指導・評価方法の開発』や、社会教育実践研究センター長の服部英二氏による『インターネットを活用した遠隔社会教育研修の在り方に関する調査研究』なども含まれているようです。

平成21年度研究成果ダイジェスト
http://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/seika_digest_h21.html

11月 24日

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の共同による事業準備会社が「ブックリスタ」として事業会社化

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社の共同による事業準備会社が「株式会社ブックリスタ(booklista)」として事業会社化されたようです。2010年5月の発表後に準備が進められていた、デジタルコンテンツ向けの共通配信プラットフォームの構築・運営に関する事業を担うとのことです。

電子書籍配信事業準備株式会社が株式会社ブックリスタとして事業会社化(ソニー社のニュースリリース)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201011/10-1124B/

ブックリスタ(booklista)
http://www.booklista.co.jp/

参考:
ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が電子書籍配信で新会社設立へ
http://current.ndl.go.jp/node/16283

OCLC、2009/2010年度の年報を公表

OCLCが2009/2010年度の年報を公表しています。

2009/2010 OCLC Annual Report
http://www.oclc.org/news/publications/annualreports/2010/2010.pdf

New: OCLC Releases 2009/2010 Annual Report (2010/11/24付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/62153

参考:
OCLC、2008/2009年度の年報を公表
http://current.ndl.go.jp/node/15447

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