米国議会図書館(LC)、Internet Archive、カリフォルニア電子図書館が協同で、小学生、中学生、高校生の視点でウェブアーカイブを行う2年計画のプロジェクト“K-12 Web Archiving”に取り組んでいます。子ども達が自分たちの生活、世界を表すと考えるウェブサイトを「タイムカプセル」として、将来の研究リソースとするために保存するプロジェクトで、2008-2009学年度は10の学校が参加しました。2009-2010学年度はプロジェクトを拡大する予定で、現在参加校を募集中です。
米国のAmazon.com社は2009年9月1日、連邦裁判所に対し、Googleブック検索和解問題に関する法的文書を提出しました。この文書でAmazon.com社は、今回の和解案は著作権者にとって公正ではないこと、デジタル化された書籍に対するGoogleの独占を招くこと、GoogleがBooks Rights Registryという著者と出版社のカルテルを作ろうとしていること、集団訴訟の合法性に疑問があること、などを主張しています。
・Blogs: Capturing Women's Voices(女性によるブログを収集したもの)
・Constitutional Revision in Japan Research Project(日本の憲法改正論議に関する研究)
・A-Sites: Archived Harvard Web Sites (ハーバード大学ウェブサイトを収集したもの)
米国図書館協会(ALA)が発行している雑誌“Library Technology Reports”の45(6)号(2009年8月発行)に、ウェブ上での積極的な活動、各種図書館イベントでの活躍などで知られる図書館員キング(David Lee King)氏が、“Building the Digital Branch: Guideline for Transforming Your Library”(デジタル分館を建設する:あなたの図書館を変革するためのガイドライン)と題した論稿を寄せています。ここでは、図書館の基本情報、OPAC、有用な情報へのリンク集といった情報を提供するだけに留まっている従来の図書館ウェブサイトを、図書館の「分館」として、リアルな図書館で受けられるものと同質のサービスを提供し、また、利用者参加型のコンテンツも備えた「デジタル分館」へと変容させるための方法論が明らかにされています。キング氏によると、この変革は、ウェブサイトにそれほど予算を割けないような状況でも、実現可能だということです。第1章“What is a Digital Branch, Anyway?”のみ、無料で読むことができます。