アーカイブ - 2009年 9月 - car

9月 24日

ハーバード大学書籍販売部、Googleのスキャンした書籍をオンデマンド販売

ハーバード大学書籍販売部は、Googleとの提携を発表したOn Demand Books社のオンデマンド印刷機“Espresso Book Machine”での書籍販売を2009年9月29日から開始すると発表しています。両社がデジタル化したパブリックドメインの書籍が対象となっています。また、機械の名前を募集するコンテストも実施されているようです。

Harvard Book Store to Print Google Books(Bostonist 2009/9/18付けの記事)
http://bostonist.com/2009/09/18/harvard_book_store_to_print_google.php

Google Library and Harvard Offer On-Demand Books(FOXNews 2009/9/22付けの記事)
http://www.foxnews.com/story/0,2933,553884,00.html

Harvard Book Store Book Machine
http://www.harvard.com/bookmachine/

Name Our Book Machine! Contest
http://www.harvard.com/bookmachinecontest/

イトーヨーカドー子ども図書館、31年の歴史に終止符

イトーヨーカドー子ども図書館が、2009年9月23日をもって全国8つの図書館を一斉に閉館とし、31年の歴史に幕を下ろしています。利用者の減少や経済的な負担が理由のようです。各図書館の利用者らが存続を求める署名活動や応援ブログの立ち上げなどを行っています。

子ども図書館:あす閉館 惜しむ利用者--イトーヨーカドー沼津と浜松宮竹店(毎日jp 2009/9/22付けの記事)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090922ddlk22040099000c.html

イトーヨーカドー沼津店からのお知らせ
http://www.ishibashi-plaza.com/itoyokado_ip.html#tosyokan

イトーヨーカドー施設のご紹介
http://www.itoyokado.co.jp/service/facilities.html#04

秋田子ども図書館がんばれブログ
http://blog.goo.ne.jp/turumama

郡山の子ども図書館応援団の部屋
http://hondaisukinokodomo.365blog.jp/

ぬまづ子ども図書館 応援ブログ
http://librarykodomo.jugem.jp/

子ども図書館応援ブログ(浜松)

ALA、公共図書館へのブロードバンドの普及を目指すプロジェクトの政策概要を公開

米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局(OITP)が、公共図書館への光ファイバーを始めとしたブロードバンドの普及を目指すプロジェクトの政策概要の第1号となる“Fiber to the Library: How Public Libraries Can Benefit”をウェブサイト上で公開しています。次号以降も近いうちに発表される予定のようです。

OITP releases official “Fiber to the Library” paper(ALAワシントンオフィスのニュースリリース)
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=3679

Googleブックス和解案の審理、さらに延期か

Googleブックスをめぐる訴訟の和解案については、2009年9月18日に米国司法省が、和解案を審理するニューヨーク連邦地裁に対し、現在の和解案を認めないよう勧告しました。こうした中、訴訟の原告である著作者団体“Authors Guild”等が、和解案の修正のため、10月7日に予定されている審理の延期を要請していると報じられています。

「Google Books」訴訟で和解当事者が審理延期を要請--和解案修正に向けて協議中(2009/9/24付けCNET Japanの記事)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20400458,00.htm

Press Review: Google Book Settlement Hearing Postponed(2009/9/22付けResourceShelfの記事:多数の英文記事へのリンクあり)
http://www.resourceshelf.com/2009/09/22/google-moves-to-postpone-hearing-on-book-settlement/

参考:
E973 - Googleブックス和解案への意見書が相次ぐ
http://current.ndl.go.jp/e973

WorldCat、フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc”のデータ900万件を追加

OCLCは2009年9月21日、フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc(Système Universitaire de documentation)”を管理するABES(Agence Bibliographique de l’Enseignement Supérieur)とWorldCatへのレコード提供で合意に至ったと発表しています。Sudoc上の1,000を超える図書館の900万件のレコードが、2010年第1四半期にWorldCatに追加される予定とのことです。

ABES to add French Sudoc records to WorldCat(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/200949.htm

ABES
http://www.abes.fr/abes/index.html

高知県立図書館、「高知県の図書館行政のあり方-提言-」を公表

高知県立図書館のウェブサイトに、「高知県の図書館行政のあり方-提言-」(2009年8月21日付け)が掲載されています。全県的な図書館行政や新しい県立図書館のあり方を提言としてまとめたものとのことで、現状と課題、これからの図書館に求められる機能、県立図書館に必要な具体的な機能、等が掲載されています。

「高知県の図書館行政のあり方-提言-」(PDFファイル)
http://www.pref.kochi.lg.jp/~lib/oshirase/toshokangyousei.pdf

「高知県の図書館行政のあり方」を提言しました(高知県立図書館ウェブサイトのお知らせ)
http://www.pref.kochi.lg.jp/~lib/oshirase/oshirase.html

9月 18日

米国5州の司法長官、Googleブックス和解案に異議

米国のコネチカット州、ミズーリ州、マサチューセッツ州、ペンシルバニア州、ワシントン州の5州の司法長官が、Googleブックス和解案に異議を唱えています。5州の法律では市民を代表して州が受け取ることになっている、所在不明な著作権者への分配金が、和解案では版権レジストリが保持することになっている点に反対しているようです。

State AGs on Google Books settlement: We object(CNET News 2009/9/17付けの記事)
http://news.cnet.com/8301-30684_3-10356034-265.html

米国5州の司法長官、「Google Books」和解案に反対を表明(CNET Japan 2009/9/18付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20400338,00.htm

JISC、SHERPA DP2プロジェクトの最終報告書を公開

英国情報システム合同委員会(JISC)は、同委員会が助成する、機関リポジトリのコンテンツ保存に関するプロジェクト“SHERPA DP2”の最終報告レポートをウェブサイト上で公開しています。プロジェクトは、ロンドン大学キングスカレッジの電子調査センターの主導の下で、2007年3月1日から2009年3月31日までの2年間行われました。

Developing Services for Archiving and Preservation in a Distributed Environment (SHERPA DP2) Final Report
http://ie-repository.jisc.ac.uk/395/

Sherpa DP2
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/preservation/sherpadp2.aspx

米国議会図書館の野球に関するコレクションを集めた書籍が出版

米国議会図書館(LC)は、同館の野球に関するコレクション等をまとめた書籍“Baseball Americana: Treasures from the Library of Congress”が出版されると発表しています。またそれにあわせて、元選手や関係者などが出席するシンポジウムを開催するとのことです。選手のカードや写真等のコレクションの展示もあるそうです。

Baseball is Subject of New Library of Congress Publication
http://www.loc.gov/today/pr/2009/09-160.html

Symposium 2009
http://www.loc.gov/folklife/Symposia/Baseball/index.html

オンデマンド印刷機“Espresso Book Machine”で、Googleブックスのパブリックドメイン資料が利用可に

米国On Demand Books社のオンデマンド印刷機“Espresso Book Machine”で、Googleブックスのうち著作権のないパブリックドメインの資料が利用可になると報じられています。Googleブックスのパブリックドメイン資料の数は約200万タイトルとのことです。“Espresso Book Machine”は300ページの本を約4分で印刷・製本できるとのことで、On Demand Books社のウェブサイトにはその動画が掲載されています。

「Google Books」のタイトルがオンデマンド電子書籍プリンタで利用可能に(2009/9/17付けCNET Japanの記事)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20400225,00.htm

Near-instant book printer adds Google Books titles(2009/9/16付けCNET Newsの記事)
http://news.cnet.com/8301-30684_3-10355318-265.html

On Demand Books(“Espresso Book Machine”の動画)
http://www.ondemandbooks.com/video2.htm

9月 17日

公共図書館とGoogleとの適切な関係とは?(論文紹介)

オープンアクセス誌“First Monday”の2009年9月7日号に、Googleと公共図書館との関わりについて考察した論文が掲載されています。結論部分で著者は、Googleの検索結果に表示されないものにも重要な人類の知識・文化が含まれており、それらに注意を払うことが図書館の役割の一つであるとし、Googleとの間に適切な境界線を引くことが「健全な関係」であるとしています。

The relationship between public libraries and Google: Too much information
by Vivienne Waller.
First Monday, Volume 14, Number 9 7 September 2009
http://firstmonday.org/htbin/cgiwrap/bin/ojs/index.php/fm/article/viewArticle/2477/2279

Google社、CAPTCHA技術を提供するreCAPTCHA社の買収を発表

Google社は、スパムメール送信などの悪質利用を防ぐためのCAPTCHAと呼ばれる技術を提供するreCAPTCHA社を買収すると発表しています。セキュリティの強化と共に、reCAPTCHA社のOCR技術をGoogleブックスやGoogleニュースといったスキャニングを伴うプロジェクトに活用するようです。

Teaching computers to read: Google acquires reCAPTCHA(Official Google Blog 2009/9/16付けの記事)
http://googleblog.blogspot.com/2009/09/teaching-computers-to-read-google.html

グーグル、reCAPTCHAを買収--書籍スキャンにも活用へ(CNET JAPAN 2009/9/17付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20400207,00.htm

Google、OCR技術のreCAPTCHA買収(ITmedia 2009/9/17付けの記事)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0909/17/news026.html

IFLA、電子図書館の将来についての会議報告を公開

国際図書館連盟(IFLA)は、2009年8月25日にイタリアのミラノ大学でイタリア政府との共催で行った、電子図書館の将来に関する会議の資料をウェブサイト上で公開しています。会議には239名が参加し、利用者の視点と機関的戦略をテーマに9つの発表が行われ、技術の不十分さ、利用者の協力の必要性、文化機関の協同および出版社などとの連携の必要性、という3つの主要な結論が示されたようです。

Digital Library Futures Conference – and the future of digital libraries within IFLA(IFLAのニュースリリース)
http://www.ifla.org/en/news/digital-library-futures-conference-and-the-future-of-digital-libraries-within-ifla

WorldCatレコードの利用・再配布ポリシーの再検討委員会が設立される

2008年11月に発表されたもののその後撤回された、OCLCのWorldCatレコード利用・再配布に係るポリシーを再検討するための新たな委員会が立ち上げられるのことです。2010年半ば頃をめどに草案を作成するとのことです。

OCLC Board of Trustees convenes Council to study and develop new WorldCat Record Use Policy
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/200948.htm

OCLC Appoints Council to Revamp WorldCat Record Use Policy
(2009/9/15付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6697129.html

英米がつなぐダーウィンの書き込み

英国のケンブリッジ大学や米国の自然史博物館などの協同により、19世紀英国の科学者ダーウィンが個人所蔵の書籍に記した書き込みを電子的に結ぶプロジェクトが発表されています。このプロジェクトには英国情報システム合同委員会(JISC)と全米人文科学基金(NEH)の大西洋横断デジタル化共同基金が助成を行っています。

Digital libraries bridge the Atlantic(JISCのニュースリリース)
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/09/transatlanticcollaboration.aspx

Digital libraries bridge the Atlantic(NEHのニュースリリース)
http://www.neh.gov/news/archive/20090916.html

9月 16日

米国の公共図書館におけるインターネットアクセス状況調査の最新版

全米の公共図書館における、コンピュータやインターネットへのアクセス状況を調査した報告書“Libraries Connect Communities”の2008-2009年版が公開されています。ALAのサイトでは、結果の一部として、71%が地域の唯一の無料アクセスを提供していること、66%が職探し支援を行っていること、などが紹介されています。

Libraries Connect Communities: Public Library Funding & Technology Access Study 2008–2009
http://www.ala.org/ala/research/initiatives/plftas/2008_2009/index.cfm

In down economy, libraries are on frontline of connecting Americans with online government, job resources
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/september2009/plftas09release.cfm

参考:
公共図書館でのインターネットサービス隆盛の光と影

Google、ページをめくるようにニュースを閲覧できる"Fast Flip"を公開

Google社は2009年9月14日、大手メディアのオンラインニュースを雑誌のページをめくるように閲覧できるサービス"Fast Flip"の試験版をGoogle Labsで公開しています。米国のニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、英国のBBCなど39のメディアと提携しているとのことです。

Googleが提案する新たな記事リーダ『Fast Flip』 - 広告収益も還元(マイコミジャーナル 2009/9/15付けの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/09/15/037/

Google、記事の“高速閲覧”を可能にする「Fast Flip」立ち上げ(ITmedia 2009/9/15付けの記事)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0909/15/news030.html

電子書籍の認知度・利用等に関するインターネット調査の結果

楽天リサーチと楽天ブックスが協同で行った、読書・図書に関するインターネット調査の結果が公表されています。電子書籍についても調査されており、認知度は高いものの、実際に利用している人はまだ少数の模様です。

電子書籍、「パソコン」で読みたいが75.0% 日本での普及に約9割が期待 読書・図書に関する調査
http://research.rakuten.co.jp/report/20090914/

電子書籍は約7割が認知も利用意向は半数以下、普及には「3~5年」 (2009/9/14付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090914_315571.html

修正されたフランスの対違法ダウンロード法案が下院を通過

フランスでは、3度違法ダウンロードを行った者に対するインターネット接続の切断を可能とする法案が2009年5月に議会で可決されたものの憲法院で違憲と判断されましたが、その修正法案が2009年9月15日に下院を通過したとのことです。監視機関Hadopiは警告のみを行い、切断は裁判所の命令によるという内容とのことです。

「違法DLでネット切断」法、修正版が仏下院通過(2009/9/16付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0909/16/news044.html

Revised French download law passes lower house
http://www.reuters.com/article/internetNews/idUSTRE58E5DE20090915

ユネスコ、アラビア古典文学の電子図書館を公開

ユネスコが、アラビア古典文学の電子図書館“Majaliss”を公開しています。オンライン版と3枚組のCD-ROM版があり、CD-ROM版の1枚には音声ファイルを伴った北アフリカ地域の書籍が収録され視覚障害者も利用できるようになっています。

UNESCO Digital Library Majaliss opens up classical Arabic literature to public(ユネスコのニュースリリース)
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=29118&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

Majaliss(アラビア語)
http://rabat.unesco.org/majaliss/

ページ