アーカイブ - 2009年 6月 - car

6月 5日

シュワルツネッガー知事、デジタルテキストブックの開発を指示

米カリフォルニア州のシュワルツネッガー知事は、高校の数学・科学の教科書について、2009年秋学期までに、オープンアクセスのデジタルテキストブックを開発するよう、教育長官に指示を出しました。

Gov. Schwarzenegger Launches First-in-Nation Initiative to Develop Free Digital Textbooks for High School Students
http://gov.ca.gov/press-release/12225/

NDL公開講演会「英国図書館におけるビジネス支援サービス」の講演資料

国立国会図書館は、2008年12月に開催した公開講演会「英国図書館におけるビジネス支援サービス」の公演資料を公開しました。

公開講演会「英国図書館におけるビジネス支援サービス」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/1186915_1368.html

父の日のプレゼント代わりに本への寄付はいかが?-BLが企画

英国図書館(BL)が父の日を前に、修復が必要な貴重書について資料単位で寄付を募る試み“Adopt a Book”(本を養子に)を企画しています。「プレゼントの靴下の代わりに」BLがセレクトしたお父さんにぴったりの貴重書に対して、25ポンド、75ポンド、150ポンド、250ポンド、500ポンドの金額を選び、寄付するよう呼びかけています。

Adopt a Book for Father's Day
http://adoptabook.bl.uk/

What's said in the Scrum stays in the Scrum...? – The search for the perfect Father's Day gift is over!
http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20090603b.html

英国RIN、2008年の年次報告書を刊行

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、2008年度の活動内容等をまとめた年次報告書(annual review)を公開しています。

Communicating research in the digital age - RIN annual review 2008
http://www.rin.ac.uk/RIN-annual-review-2008

(本文)
http://www.rin.ac.uk/files/RIN_Annual_Review_FINAL.pdf

カリフォルニア大学図書館、予算削減の現状を訴えるオープンレターを公開

カリフォルニア大学図書館(University of California)が、電子ジャーナル出版社などに向けて、予算削減の現状を訴えるオープンレターを公開しています。

OPEN LETTER TO LICENSED CONTENT PROVIDERS - California Digital Library
http://www.cdlib.org/news/pdf/UC_Libraries_Open_Letter_to_Vendors.pdf

参考:
E926 - 経済危機の影響により予算削減を迫られる大学図書館(米国)
http://current.ndl.go.jp/e926
ARL、世界規模の経済危機と図書館の窮状を踏まえ出版社・ベンダーに要望
http://current.ndl.go.jp/node/11911

6月 4日

図書館組織の風土と多様性を評価する“ClimateQUAL”の解説資料

北米研究図書館協会(ARL)がメリーランド大学産業/組織心理学プログラムと協同で開発している、図書館組織の風土(climate)と多様性(diversity)を質的に評価するツール“ClimateQUAL”の解説資料(米国大学・研究図書館協会(ACRL)全国会議(2009年3月12~15日)資料)が、ARLから公開されています。

ClimateQUAL™: Organizational Climate and Diversity Assessment
http://www.climatequal.org/bm~doc/kyrillidou_climatediversityassessment.pdf

ヴィジュアル・アートのための機関リポジトリを構築する試み(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の助成のもと、芸術系の大学で成果として作成されるヴィジュアル・アートを収録できる機関リポジトリを作る試み“Kultur”が、2009年6月3日に終了しました。これは、サウザンプトン大学が開発したリポジトリ用ソフト“EPrints”を使って、絵画、写真、フィルム、グラフィックデザインなどのデジタルコンテンツを収録する機関リポジトリを構築するというもので、3つの芸術系大学がパイロットプログラムを行いました。報告書やプレゼンテーション資料、利用者の評価結果などが、ウェブサイトで公開されています。

Kultur
http://kultur.eprints.org/

ECS - EPrints helps create world's first repository for the visual arts
http://www.ecs.soton.ac.uk/about/news/2553

「図書館が所在する自治体外の利用者でも、館外からDBを利用できるサービス」をめぐり論争(米国)

米国のサンフランシスコ公共図書館、ボストン公共図書館はともに、所在する自治体(市)を含む州内の住民すべてに対し、館外からでも有償データベース等の電子情報資源を利用できるサービスを実施していました。このサービスの利用には、館内で発行する図書館利用者カード、または、電子的に発行される「eカード」が必要ですが、このeカードの発行を受けて有償データベースを利用しようとする自治体外の住民が増えたことから、大手データベースベンダーEBSCO社などが、両館に契約の見直しを求める事態となりました。公共図書館が支払うデータベースの利用料金は通常、国勢調査に基づく自治体の人口(population served)に基づいて決められることになっていますが、契約条項には「図書館が承認した利用者(authorized user)」の数に基づくと記載されており、後者が増えた現在、実態に合わせて利用料金の見直しが必要であるという理由からです。なお、サンフランシスコ公共図書館の場合、他の自治体の学校図書館や大学図書館のライブラリアンが、eカードを発行するよう学生に勧めたことにより、eカード発行が増加したと目されています。これらのライブラリアンの中に、自館のデータベースサービスの契約の縮小の可能性に言及した人がいたことから、データベースベンダーが警戒感を抱いたことが、このような事態を招いたとされています。

日本漫画家協会、Googleブック検索和解案を拒否へ

社団法人日本漫画協会が、Googleブック検索の和解案を拒否する声明を発表しました。

事務局からのお知らせ:声明文(社団法人日本漫画協会のブログ)
http://mankyo5.seesaa.net/article/120364919.html

日本漫画家協会もGoogleブック検索の和解案を拒否
- CNET Japan 2009/6/4付けの記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20394356,00.htm

Serials Solutions社、SUSHIクライアントをオープンソースで公開

電子リソースへのアクセス、電子リソースの管理のためのソフトウェアを開発・提供しているSerials Solutions社が2009年5月21日、“SUSHI(Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative)”プロトコルを用いて、SUSHIサーバからデータを収集(ハーベスティング)できるSUSHIクライアントソフトをオープンソースで公開しました。SUSHIは、電子ジャーナル等の利用統計データ(COUNTER準拠)をやり取りするプロトコルで、ANSI/NISO Z39.93:2007として規格化されています。今回公開されたオープンソースのSUSHIクライアントは、さしあたりProQuest、CSA、Chadwyck-Healeyの3社のSUSHIサーバからデータを取得できるようになっています。

sushicounterclient - Google Code
http://code.google.com/p/sushicounterclient/

Serials Solutions Releases Open-Source Code for SUSHI Client
http://www.serialssolutions.com/press/press05-21-09.html

大学におけるオープンアクセス義務化方針の採択、英国が依然として世界をリードも...

英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)が2009年6月3日、大学単位でのオープンアクセス方針を採択し、すべての研究成果を機関リポジトリに登録し一般公開するよう、刊行物委員会を立ち上げたことを発表しました。

英国サウザンプトン大学電子・コンピュータ科学校(ECS)は同日のプレスリリースで、同校の調査によればUCLは英国で22番目、世界で84番目のオープンアクセス義務化方針採択校となり、依然として英国が世界の潮流をリードしている存在であるとしています。なお、同校のハーナッド(Stevan Harnad)教授は「これは我々が待ち望んでいたことであるが、世界が追いつきつつあり、英国のリードが失われつつある」として、世界の潮流を歓迎しています。

ECS - UK still leads in Open Access, reports ECS, but not for long
http://www.ecs.soton.ac.uk/about/news/2558

ROARMAP (Registry of Open Access Repository Material Archiving Policies)
http://www.eprints.org/openaccess/policysignup/

IFLA「公共図書館を機能させる10の方法」

国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトに、「公共図書館を機能させる10の方法」(
“10 ways to make a public library work / Update your libraries”)という文書が掲載されています。これは、1994年の「ユネスコ公共図書館宣言」を補足するもので、近年のインターネット等の技術の発展をふまえたものとのことです。文書中では、関連するガイドライン等へのリンクも掲載されています。

“10 ways to make a public library work / Update your libraries”
http://www.ifla.org/files/public-libraries/publications/10-ways-to-make-a-public-library-work.pdf

NII、「Yahoo!知恵袋」のデータ提供範囲を拡大

国立情報学研究所(NII)は、ヤフー株式会社の知識検索サービス「Yahoo!知恵袋」のデータを研究者に対し提供していますが、2009年6月3日に、その範囲を拡大すると発表しました。2004年4月から2009年4月までのデータが提供されることとなり、質問数が300万件から2600万件に、回答数が1300万件から7300万件に増加するとのことです。

「Yahoo!知恵袋」のデータを学術コミュニティに無償提供 ~ 携帯からの投稿データも加わり、さらに膨大な生きた情報素材に ~(2009年6月3日付けNIIのニュース)
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=888

研究用に「Yahoo!知恵袋」5年間のデータ提供、国立情報学研究所(2009年6月3日付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/03/23666.html

参考:
NII、「Yahoo!知恵袋」のデータを利用した新たな情報検索技術研究に着手
http://current.ndl.go.jp/node/5487

研究推進のため、Yahoo!が検索語データをNIIへ提供

6月 3日

Springer社、1945年以前に刊行した学術書籍・雑誌等をベルリン中央・地域図書館に寄贈

Springer社が2009年5月18日、1945年以前に刊行した学術書籍・雑誌等15,000点を、現IFLA会長でもあるルクス(Claudia Lux)氏が館長を務めるベルリン中央・地域図書館に寄贈すると発表しました。修復・保存の専門家を有する図書館に寄贈することで、将来にわたってアクセシビリティを保証することができる、とSpringer社CEOは語っています。

Springer archive donated to Central and Regional Library Berlin
http://www.springer-sbm.com/index.php?id=291&backPID=131&L=0&tx_tnc_news=5797&cHash=589ad722a1

岡山市、2008年度外部監査報告書を公開-市立図書館も対象に

岡山市が、2008年度に実施した外部監査の報告書をウェブサイトで公開しています。テーマは「岡山市の事務事業の効率化および収納事務について」で、市立図書館も監査対象になっています。

岡山市:外部監査
http://www.city.okayama.okayama.jp/soumu/gyoukaku/gaibukansa/index.html
(※平成20年度報告書の第8章が図書館となっています。)

偽造の達人が教える、文書の真偽の見分け方(米国)

米国議会図書館(LC)の資料保存部門のウェブサイトで、映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のモデルとなった元詐欺師のアバグネイル(Frank Abagnale)氏による、「盗みの技巧(偽造を見抜く)」と題する講演のウェブキャストが公開されています。アバグネイル氏は、仮釈放となって以来、FBI等の政府機関で詐欺対策等のコンサルント業務を行っているとのことです。

The Art of the Steal (Recognizing Forgeries) March 19, 2009
http://www.loc.gov/preserv/tops/abagnale/abagnale.html

マイクロソフトの新検索エンジン“Bing”、プレビュー版を提供開始

Microsoft社が、新検索エンジン“Bing”のプレビュー版の提供を開始しています。日本語版も利用可能ですが、新検索エンジンの売りである「意思決定のサポートサービス」は、米国版でのみ利用可能となっています。
また早速、GoogleとBingの検索結果を比較するサービスが登場しています。

Bing
http://www.bing.com/

Search Google & Bing at the same time and compare results
http://www.blackdog.ie/google-bing/search.php

参考:
Microsoft社、新検索エンジン「Bing」を発表
http://current.ndl.go.jp/node/12988

オランダ王立図書館と2大学図書館が共同で、1781~1800年刊行の書籍をオンラインで提供するプロジェクトを開始

オランダ王立図書館が2009年6月2日、アムステルダム大学図書館、ライデン大学図書館と共同で、1781~1800年刊行の書籍をオンラインで提供する“Dutch Prints Online”プロジェクトを開始したと発表しました。オランダ教育・文化・科学省の助成のもと、2010年中ごろまでにおよそ7,500冊、130万ページをデジタル化・全文検索可能として、無料で提供するとのことです。

Dutch Prints Online
http://www.dutchprintsonline.nl/en/index.php
(英語版サイト)

ニューズレター第1号
http://www.dutchprintsonline.nl/nieuws/nieuwsbrief_en.pdf

加賀市立図書館、「オーラルヒストリー文庫」を発刊

石川県の加賀市立図書館が、口述記録を作成・編集した「オーラルヒストリー文庫」の第1号を発行しています。同市の「オーラルヒストリー図書館プロジェクト」は、地域独自の知的資産をオーラルヒストリーとして収集することで市立図書館の振興を促進することを目的として、2006年に開始されたとのことです。第1号は、図書館員や地域のサークルのメンバー等による勉強会が、加賀市の名産「吸坂飴」の製造販売者にインタビューしたものを物語風にまとめたものとのことです。

加賀で「オーラルヒストリー文庫」発刊-地域の人々が語る歴史を冊子に(2009年6月2日付け金沢経済新聞の記事)
http://kanazawa.keizai.biz/headline/551/

加賀市立図書館
http://www.kagalib.jp/toshow/index.html

ページ