アーカイブ - 2009年 6月 - car

6月 26日

カナダ図書館協会全国大会の発表資料、報告記事

カナダ図書館協会の第64回全国大会が2009年5月28日~6月1日、モントリオールで開催されました。その発表資料が公式サイトに、報告記事がLibrary Journal誌に掲載されています。

この大会では国立研究評議会(NRC)に対する政府の十分な助成と、国立図書館・文書館(LAC)の館長・運営委員会人事に関する憂慮・要望が決議されました。後者は、LACのキャロン(Daniel J. Caron)新館長が専門職ライブラリアン/アーキビストのいずれでもないこと、LACの運営委員会唯一の専門職ライブラリアンであった次期IFLA会長のペアレント(Ingrid Parent)氏が6月末をもって退職することを憂慮し、専門職ライブラリアン/アーキビストを運営委員会に加えるよう強く要望するものです。

CLA 2009 National Conference: Budget Impacts and Federal Focus - 6/24/2009 - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6667264.html

64th National Conference and Tradeshow
http://www.cla.ca/conference/2009/postcon.htm

フランス国立図書館におけるウェブアーカイブの取り組みの紹介記事

フランス国立図書館(BnF)が公式ブログで、1996年から現在までの同館におけるフランスのウェブアーカイブの取り組みに関する状況を紹介する記事を掲載しています。2006年8月から同館がフランスのドメインのインターネットサイトを納本制度として収集していることなどが紹介されています。

Les Archives de l’Internet français à la BnF, de 1996 à aujourd’hui !
http://blog.bnf.fr/lecteurs/index.php/2009/06/23/les-archives-de-l-internet-francais-a-la-bnf-de-1996-a-aujourd-hui/

メリーランド大学の研究成果オープンアクセス化ポリシー否決から学ぶ教訓

メリーランド大学では2009年4月23日、評議会を開催し、研究成果のオープンアクセス化ポリシーに関する投票を行いましたが、37対24でオープンアクセス化が否決されました。同種の投票では初めて、オープンアクセス化が否決されたこの事例から学んだ教訓を整理した論考を、Open Access Newsのズーバー(Peter Suber)氏がSPARC Open Access Newsletter誌に掲載しています。

Lessons from Maryland (SPARC)
http://www.arl.org/sparc/publications/articles/lfmd_news.shtml

6月 25日

フランス国立図書館のデジタル化プロジェクト紹介記事-選択から長期保存、共有まで

フランス国立図書館(BnF)が公式ブログで、同館が実施している大規模デジタル化プロジェクトについて、選書から長期保存(SPARプロジェクト)、共有に至るまでの各過程を紹介する記事を掲載しています。

La numérisation à la BnF : de la sélection à la constitution et à l’identification d’un document numérique - Blog Lecteurs de la Bibliothèque nationale de France - BnF
http://blog.bnf.fr/lecteurs/index.php/2009/05/25/la-numerisation-a-la-bnf-selection-des-documents/

La numérisation à la BnF : donner accès, conserver et partager les données numérisées - Blog Lecteurs de la Bibliothèque nationale de France - BnF

ケンブリッジ大学図書館、arcadiaプロジェクトの報告書2点を公開

ケンブリッジ大学図書館が2008年から実施している、デジタル時代の学術図書館の役割を探る3年間のプロジェクト“arcadia@cambridge”の一環として行われた、(1)ケンブリッジ大学学部学生の情報探索・利用・評価行動とそのようなスキルの身に着け方、(2)ケンブリッジ大学・英国放送大学の学生の携帯向け図書館サービスに対するニーズ、に関する調査の報告書をウェブサイトで公開しています。

IRIS Project Report
Information Skills Provision: Mapping the information skills of Cambridge undergraduates and induction / training provision across the University
http://arcadiaproject.lib.cam.ac.uk/docs/Report_IRIS_final.pdf

M-Libraries: Information use on the move
http://arcadiaproject.lib.cam.ac.uk/docs/M-Libraries_report.pdf

June 23, 2009付けPeter Scott's Library Blogの記事

高等教育アカデミーとJISCとによる「オープン教育リソース」プログラム(英国)

英国の高等教育アカデミーとJISC(情報システム合同委員会)は、2010年4月までの期間で、「オープン教育リソース」プログラムを開始したと発表しています。教材やソフトウェア等の様々な教育用のリソースを、教育者・学習者がオンラインで無料で利用できるとのことです。

Open Educational Resources programme officially launches
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/06/oer.aspx

Open Educational Resources Programme
http://www.jisc.ac.uk/oer

オックスフォード大学研究所による、英国でのインターネット普及に関する報告書

オックスフォード大学のインターネット研究所(Oxford Internet Institute)が、英国でのインターネット利用の現状などを調査した“The Internet in Britain 2009”という報告書を刊行しています。インターネットを使用する人としない人の格差(digital divide)等に焦点をあてたものとなっています。

The Internet in Britain 2009(2009年6月24日付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/06/24/the-internet-in-britain-2009/

文化庁メディア芸術プラザのサイトがリニューアル

メディア芸術の創作活動等を支援する「文化庁メディア芸術プラザ」のサイトがリニューアルされています。検索機能を備えるなどアーカイブ機能を強化されたとのことです。また、一つのテーマでメディア芸術作品を紹介する「Media Arts File」も開始されています。あわせて、第13回文化庁メディア芸術祭の募集要項が公開されています。

アートサイト「文化庁メディア芸術プラザ」刷新、作品検索を強化 -- INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090625_296548.html

文化庁メディア芸術プラザ
http://plaza.bunka.go.jp/

BL、Financial Times紙のマーケティング部長を広報・マーケティング責任者として招聘

英国図書館(BL)が2009年6月24日、Financial Times紙のグローバル・マーケティング・ディレクターを務めていたブリンドル(Frances Brindle)氏を、6月から戦略マーケティング・コミュニケーション担当ディレクターに任命したと発表しました。ファンドレイジングなど各種キャンペーン、ブランディング、各種コミュニケーション、展示、マーケティングなどを担当するとのことです。

Frances Brindle appointed British Library Director of Strategic Marketing and Communications
http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20090624.html

米国オハイオ州知事、州内の公共図書館に提供する資金の半減を提案

米国オハイオ州のストリックランド(Ted Strickland)知事が2009年6月19日、財政難を受け、2010会計年度、2011会計年度の2年間、州の一般税収の2.22%を充当してきた公共図書館向け資金(Public Library Fund:PLF)をほぼ半減(2年で合計2.27億ドルを削減)する提案を行いました。同州の公共図書館は、PLFに依存する割合が高く、251の公共図書館のうち7割程度がPLFのみで運営されているとのことで、直ちに州図書館協議会などが「図書館を守れ!(Save Ohio Libraries!)」とキャンペーン活動を繰り広げています。

なお、まだ明示はされていないものの、州内のカレッジ・大学図書館のコンソーシアムであるオハイオリンクと、州立図書館への資金も削減されると報じられています。

Ohio Governor Proposes Halving State Support; Many Libraries Could Close - 6/22/2009 - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6666479.html

IFLA、著作権についての「カントリーレポート2008」を公表

IFLA(国際図書館連盟)のウェブサイトに、著作権についての「カントリーレポート2008」が掲載されています。対象は以下の17カ国です。

オーストラリア、カナダ、クロアチア、デンマーク、フィンランド、ドイツ、イスラエル、ジャマイカ、日本、リトアニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、スウェーデン、米国

2008 Country Reports now available -- IFLA
http://www.ifla.org/en/news/2008-country-reports-now-available

6月 24日

OCLC、ブックスキャナーのKirtas社とデータ連携で提携

OCLCがブックスキャナー大手のKirtas社と提携して、WorldCat.orgのレコードと、Kirtas社がデジタル化した書籍を販売しているKirtasbook.comのレコードとをリンクすると発表しています。またあわせて、Kirtasbook.comにWorldCat.orgのレコードを提供し、正確な書誌記述を利用者に提供するとしています。

OCLC, Kirtas Technologies partner to provide streamlined access to digital content
http://www.oclc.org/news/briefs/brief291.htm

OCLC and Kirtas Technologies partner to provide members and customers with streamlined access to digitized content

LCのテーマ別ウェブアーカイブ

米国議会図書館(LC)は2000年から、テーマ別、イベント別のウェブアーカイブプロジェクトに取り組んでいます。現在取り組んでいるテーマの一つが、連邦最高裁判所判事の任命手続きで、テーマに関連する団体のウェブサイトだけでなく、関連するブログやTwitter上のつぶやき(Tweet)なども含めてアーカイブするということです。

Web Capture Projects
http://www.loc.gov/webcapture/projects.html

NII、生物学・生命科学のポータルサイト“Jabion”をリニューアル

国立情報学研究所(NII)は、2004年から公開されている、生物学や生命科学のポータルサイト“Jabion”をリニューアルしたと発表しました。ニーズの高いコンテンツにアクセスしやすくするためのレイアウトの変更、コンテンツの充実、ゲノムビューワの機能拡充などが実施されたとのことです。

プロとビギナーのための生命科学情報サイト「日本語バイオポータル」リニューアル!(2009年6月24日付けNIIのニュースとプレスリリース)
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=908
http://www.nii.ac.jp/userimg/newJabion%20press_kouhou.pdf

子どもの伝統的な遊びをデジタル化しゲームとして再現するプロジェクト(英国)

英国の芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council)の支援のもと、イーストロンドン大学等の3大学、英国図書館、任天堂が協同で、伝統的な子どもの遊びを、任天堂のゲーム機Wiiのような体を使うゲームとして再現しようとするプロジェクトを行っているそうです。英国図書館が所蔵している遊びや歌のコレクションをデジタル化し、ウェブサイトで楽しめるようにする予定とのことです。

子供達の伝統的な遊びをWiiで再現-英国でユニークなプロジェクト(2009年6月22日付けiNSIDEの記事)
http://www.inside-games.jp/news/359/35948.html

「骨太の方針2009」で読書活動の充実に言及

2009年6月23日に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2009」(骨太の方針) の教育関連の部分で、読書活動の充実が言及されています。

活字文化振興へ「読書活動の充実」も明記…骨太の方針 (2009年6月23日付けYOMIURI ONLINEの記事)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090623-OYT1T00967.htm

経済財政改革の基本方針 2009 ~安心・活力・責任~
(p.17の「教育の再生」の部分に「徳育や読書・体験活動の充実」との記述あり)
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2009/0623/item1.pdf

夏フェスの予習は図書館で!

東京都の港区立図書館のウェブサイトに、今年度第1回の「ロック講座」の案内が掲載されています。今回は「夏フェス直前 このアクトに注目!」と題して、今年の夏フェスに出演するアーティストの中から注目のアクトを紹介するという内容で、雑誌『ロッキング・オン』編集者による音楽解説を聞きながら、ロックミュージックの映像を楽しむ、とのことです。

ロック講座のお知らせ -- 港区立図書館
http://www.lib.city.minato.tokyo.jp/j/lib_news.cgi?id=193

国立公文書館、国有林野関係文書を公開

国立公文書館が、国有林野関係文書(17,561冊)の公開を発表しています。林野庁各森林管理局から移管されたもので、主な内容は、各地の森林の伐採・植林の状況、国有林経営計画、地質図や測量図等とのことです。明治期から昭和戦前期のものが中心で、江戸時代のものも含まれているそうです。国立公文書館のデジタルアーカイブシステムから目録の検索が可能とのことです。

国有林野関係文書(17,561冊)の公開 -- 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/090624_01.html

国立公文書館デジタルアーカイブ
http://www.digital.archives.go.jp/

デューク大学、図書館のデジタル画像を検索・閲覧できるiPhone用アプリケーションの提供を開始

デューク大学図書館がデジタル化した20コレクション、合計3万点のデジタル画像を、iPhone/iPod Touchで検索・閲覧できるアプリケーションが、Apple社のApp Storeからリリースされました。このアプリケーションは、同大学が開発した、学生向けに講義情報、ニュース、イベント、電話帳などを提供するiPhone/iPod Touch用アプリケーション“DukeMobile”のバージョンアップ版として作られています。大学図書館のデジタルコレクション担当チームのブログによると、図書館独自でアプリケーションを開発するのではなく、すでに好評を博し成功していた大学アプリケーションに機能を追加してもらうという形で、クールなサービスを開始することにしたとのことです。

Treasures Move From Library Shelves to the iPhone With New DukeMobile Applications - Duke Today
http://news.duke.edu/2009/06/iphone.html

DukeMobile
http://www.medu.com/duke/index/

レビュー論文:持続可能で、グリーンな大学図書館になるための課題は?

(1)大学図書館の持続可能性、とりわけ学術・蔵書の持続可能性、(2)環境にやさしい「グリーン」な大学図書館運営・施設、(3)これらの持続可能性の評価指標、に関する研究文献等をレビューし、持続可能で、グリーンな大学図書館になるための課題を抽出し、取るべき戦略を提案する論文(College and Research Libraries誌のプレプリント)が、同誌のウェブサイトで公開されています。

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