アーカイブ - 2009年 6月 16日 - car

ライフサイエンス分野の論文PDFを検索・表示する検索エンジン“Pubget”

ライフサイエンス分野の電子ジャーナルの論文について、全文PDFファイルへのリンクを含む画面を表示するのではなく、全文PDFファイルを直接表示することを売りとした検索エンジン“Pubget”が立ち上がっています。2009年6月10日時点で、Pubgetに登録されている50の大学図書館・病院等が、PDFを直接表示できるようになっているとのことです。また、一括ダウンロード機能を備えたプラグインや、ウェブサイトに埋め込んで最新の論文を表示するウィジェットの開発も行われているようです。なお、Pubgetに登録されていない機関や個人が、機関名を選ばずに利用すると、他の学術情報提供サービスのように、検索結果の一覧、選択した論文のアブストラクト、PubMedや電子ジャーナルサービスサイトへのリンクなどが表示されるようになっています。

Pubget: the search engine for life-science PDFs
http://pubget.com/

オランダ王立図書館の新しい情報検索サービス

オランダ王立図書館が2009年6月16日、新しい情報検索サービスを公開しました。蔵書目録・電子図書館コンテンツ・ウェブサイトを統合検索・表示するもので、検索結果からGoogle検索、(オランダ国内の図書館の蔵書に限定した)WorldCat検索、Amazonなどオンライン書店へのリンクができるようになっています。

Koninklijke Bibliotheek collectie
http://zoek.kb.nl/en/new
(検索のトップページ(英語版))

Website KB springplank voor zoektocht naar boeken
http://www.kb.nl/nieuws/2009/kbwebsite.html

10大学出版会がOAを支持する声明を発表

米国・カナダの10大学出版会が、学術論文のオープンアクセス化を支持する声明を発表しています。

Position statement from university press directors
https://mx2.arl.org/Lists/SPARC-OAForum/Message/4978.html

10 University-Press Directors Back Free Access to Scholarly Articles
http://chronicle.com/news/article/6582/10-university-press-directors-back-free-access-to-scholarly-articles

On the Same Page: Ten University Presses Support Open Access
http://www.libraryjournal.com/article/CA6664474.html

10 university presses endorse OA
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2009/06/10-university-presses-endorse-oa.html

参考:

OUPの休刊誌"Brief Treatment and Crisis Intervention"、CLOCKSSとPorticoからの提供へ

Oxford University Press (OUP)が2001年から2008年まで刊行し休刊した"Brief Treatment and Crisis Intervention"が、電子ジャーナルアーカイブ"CLOCKSS"および"Portico"からの提供に切り替わっています。

Online access to Brief Treatment & Crisis Intervention to be available through preservation services
http://www.oxfordjournals.org/news/2009/04/27/trigger.html

CLOCKSS Triggers Brief Treatment and Crisis Intervention
http://www.clockss.org/clockss/Brief_Treatment_and_Crisis_Intervention

CLOCKSS preserves access to discontinued OUP title
http://edina.ac.uk/cgi-bin/news.cgi?filename=2009-05-30-clockss.txt

ローライブラリアン研究会公開セミナー「法情報へのアクセス拠点としてのライブラリ」

ローライブラリアン研究会と「司法制度改革と先端テクノロジィ」研究会が主催する公開セミナー「法情報へのアクセス拠点としてのライブラリ」が2009年7月18日、東京で開催されます。早野貴文弁護士による基調講演「司法制度改革の心と図書館の心」、根本彰東京大学大学院教授による招待講演「図書館司書の専門化をめぐる現状と課題」のほか、法テラス東京地方事務所、鳥取県立図書館による法情報サービスの報告、パネルディスカッションなどが行われます。

公開セミナー 法情報へのアクセス拠点としてのライブラリ
http://www.legaltech.jp/koukaisemi/2009/090718chirasi.pdf

「司法制度改革と先端テクノロジィ」研究会
http://www.legaltech.jp/

スタンフォード大学図書館、予算削減の影響で32人を一時解雇(米国)

米国のスタンフォード大学図書館は、2010年度の予算削減の影響で、職員32人を一時解雇(lay off)したと発表しています。物理学図書館(Physics Library) の閉鎖も予定されているとのことです。

Budget cutbacks announced in Libraries, Center for Professional Development -- Stanford Report, June 10, 2009
http://news.stanford.edu/news/2009/june17/layoffs-061709.html

Stanford University Libraries Have Laid Off 32 Employees, Will Close Physics Library(DigitalKoans 2009年6月15日付けの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/06/15/stanford-university-libraries-have-laid-off-32-employees-will-close-physics-library/

参考:
E926 - 経済危機の影響により予算削減を迫られる大学図書館(米国)

韓国NaverのQ&Aサービス「知識iN」、医師・弁護士による無料回答を開始

韓国のインターネットポータルサイト“Naver”が2009年5月27日、同サイトで提供しているQ&Aサービス「知識iN」で、法律関連の質問に対し、230名あまりのソウル地方弁護士会所属弁護士による無料回答を開始したと発表しています。「信頼性の高い情報の提供」(Naver)と「公共の利益のための新しい社会還元活動」(弁護士会)ということで、両者が協約を結んで行われるものです。弁護士は実名・写真(あれば)つきで回答するようです。

なお、Naverは2009年1月から同様に、医療関連の質問(医療相談、東洋医学関連の質問、症状・疾病に関する質問)に対する医師による無料回答も実施しています。こちらも大韓医師協会などと協約を結んで行われているもので、2009年6月時点では1,477名の医師が回答しています。平均して1日600件の質問があるとのことです。

Naverは今後、このような専門家による回答を、労務関連の質問にも拡大する予定だとしています。

네이버 ‘지식iN’에 질문하면, 변호사가 답변합니다!
http://www.nhncorp.com/nhn200512/pr/p_sRead.html?board_cd=01&board_no=4644
(弁護士による回答を開始した旨のプレスリリース)
네이버 지식iN에 질문하면 의사가 직접 답변해드립니다!

わざと投稿された無意味な論文を受理してしまったOA誌の編集長辞任

Bentham Science社の発行するオープンアクセス誌The Open Information Science Journalに、研究者のPhilip Davis氏がソフトウェアで作成した無意味な論文をわざと投稿したところ受理されてしまったという事件に関して、同誌の編集長が辞任したと報じられています。また、オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)は、倫理面での呼びかけを行っています。(なお、Bentham Science社はOASPAのメンバーではないとのことです。)

Fallout from the Hoax Article: Editor Resigns, OA Publishers Respond -- Library Journal, 6/15/2009
http://www.libraryjournal.com/article/CA6665489.html

Hoax Article Accepted by “Peer-Reviewed” OA Bentham Journal -- Library Journal, 6/11/2009
http://www.libraryjournal.com/article/CA6664637.html

(OASPAの声明)

質問に答えていくと解決案が提示される意思決定支援サービス“Hunch”が公開

ユーザーの関心のあるテーマについて、ユーザー自身の好み等が選択肢方式で質問されていき、それらにどう答えたかにより、そのユーザーにお勧めの回答をするというサービス“Hunch”が公開されています。多数のユーザーが質問を追加していくことで結論の精度を上げていくというシステムになっているとのことです。

hunch(英語版)
http://www.hunch.com/

“質問に質問で答える”意思決定エンジン「Hunch」公開 -- IT Media News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/16/news015.html