米国議会図書館(LC)では2000年から、米国の退役軍人に生活史を語ってもらい、それ(オーラルヒストリー)を録音・録画したり書き取ったりして、写真等とともに資料として保存するプロジェクト“Veterans History Project”を行っています。このほど、2009年の戦没者追悼記念日(5月25日)を前に、このプロジェクトで公開しているデジタルコンテンツを編集したコレクションとして、新たに「癒えない傷(The Unhealed Wounds)」が加えたと発表されています。
高速インターネットの導入が進んでいない米国の公共図書館に、ブロードバンドを普及させようという“Fiber to the Library”(FTTL)が活動を始めているということです。FTTLがプレゼンテーションを行ったフォーラムに参加したGoogleの関係者が、ブログでFTTLへの高い関心を示しています。
導入について物議を醸し、現在のところ先送りになっているWorldCatレコード利用・再配布の新ポリシーですが、OCLC Members Council、OCLC Board of Trusteesは協同で、この新ポリシーを審査する委員会を立ち上げていました。このほど審査委員会から、新ポリシーを公式に撤回することを求める審査結果が発表されました。審査委員会は新ポリシーの必要性そのものは認めており、現在取り沙汰されている課題が解決されるまで、1987年策定のガイドラインを再容認するという対応を取ってはどうかと提案しています。
米国図書館協会(ALA)が、2009年の年次大会にあわせ、新しいウェブベースのツールキット“Get a Job!”の提供を開始すると発表しています。“Get a Job!”では、新規採用、転職者など、求職中の人に有用な各種情報を入手したり、共有したりできます。現在、新しく職を得た人の就職作戦エピソードを募集しています。