人文科学のテキストの符号化(encoding)・交換(interchange)のための標準を定めるイニシアチブ“Text Encoding Initiative(TEI)”が2007年11月に定めたテキストのマークアップ方法等のガイドライン“P5”を、図書館、特に大規模デジタル化プロジェクトなどでどのように使えばよいのかを勧告する“TEI Text Encoding in Libraries: Guidelines for Best Encoding Practices”のドラフト版が、TEI図書館・電子図書館連合特別関心グループから発表されています。
Open Content Alliance(OCA)がデジタル化した電子書籍や、オンデマンド出版の大手Lightning Source社の電子書籍をオンデマンドで印刷・製本・販売する、米国On Demand Books社の機器“Espresso Book Machine(EBM)”が英国に上陸し話題になっているようです。導入したBlackwell社が、プレスリリースのページで各紙・誌の報道を紹介しています。
National Journal誌(web版)に、オバマ政権となって以降のホワイトハウスのウェブサイトの評価についての記事が掲載されています。ホワイトハウスのサイト“whitehouse.gov” と政府の景気対策に関するサイト“recovery.gov”について、5人の専門家が評価を行っています。ホワイトハウスのサイトについては、前政権時代よりは改善されたものの一方通行なところがあり、コメントの受付などにより、もっとオープンなものにすることを提案する意見が多かったとしています。
PLoS(Public Library of Science)とWikimedia財団が協同で、PLoS読者を中心とする学術コミュニティに対し、Wikipediaへの評価などに関する意識調査を行った結果が発表されています。回答者の多くは、オープンアクセスコミュニティにかかわりのある研究者等となっていますが、以下のような結果が出ています。