米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、ALA傘下の大学・研究図書館協会(ACRL)の3者による、Google Book Search合意に関するディスカッション・ミーティングが2009年2月12日開催されました。このミーティングでは、アクセス、プライバシー、知的自由、(合意に参加する図書館とそれ以外との)公平な取り扱い、利用条件などについて、合意が図書館に与え得る影響が論じられたとのことです。
北米研究図書館協会(ARL)戦略計画レビュータスクフォースによる、研究図書館が置かれている環境のトレンド分析“Transformational Times: An Environmental Scan Prepared for the ARL Strategic Plan Review Task Force”が刊行されています。これは、2009年中に戦略計画の見直しを行うARLが、優先度・今後数年の活動計画等を組織するのに先立って、(1) 学術コミュニケーションのトレンド、(2) 米国、カナダ両国における、研究図書館に影響がある公共政策(財政、法、評価等)のトレンド、(3) 研究・教育・学習における図書館の役割のトレンドの3分野について、現在の課題・機会を精緻に分析し、ARLがなすべきことを提言しています。
フランス国立図書館(BnF)が、ライブラリアンの選んだレファレンス用ウェブ情報源集“Les Signets de la Bibliothèque nationale de France ”を公開しました。7,000以上のサイト、延べ16,000以上のリンクが張られているとのことで、デューイ十進分類法(DDC)に倣った形で、1,000以上のエントリーに分類されています。
英国情報システム合同委員会(JISC)、米国の全米人文基金(NEH)、全米科学財団(NSF)、カナダの社会科学・人文科学研究評議会(SSHRC)の4機関がこのほど合同で、大規模データ解析を利用した人文・社会科学の国際共同研究を促進するプロジェクト“Digging into Data Challenge”を立ち上げ、助成対象の研究の公募を開始しました。
英国のデジタル保存連盟(DPC)とオーストラリア国立図書館のデジタル情報保存・アクセス部門(PADI)による、欧米等におけるデジタル保存の最新情報(ニュース、レポート、論文等)を紹介するニューズレター“DPC/PADI What's new in digital preservation”の第19号(2008年9~12月)が刊行されています。
英国情報システム合同委員会(JISC)がこのほど、静止画・動画・音声等のデジタルメディア活用方法を高等教育・継続教育機関向けに紹介するサイト“JISC Digital Media”を立ち上げました。従来、TASIの名称で実施していた画像の活用方法に関するアドバイザリー・サービスを改称・発展させたものです。