アーカイブ - 2009年 2月 - car

2月 18日

高等教育機関に向け、17世紀後半から20世紀前半までの雑誌500タイトルをオンラインで無料開放(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の子会社JISC Collections社とProQuest社は、英国の大学や研究機関が、1680年代から1930年代に発行された雑誌500タイトルを、オンラインで無料利用できる新たな契約を交わしたことを発表しています。

Over two centuries of British Periodicals now online
(JISCのニュースリリース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2009/02/periodicals.aspx

参考:
17・18世紀のニュースコレクション、オンラインで高等教育機関に無料開放(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/11724

デジタルデータ永久保存のための基盤整備を目指す新プロジェクト“KEEP”

2009年2月1日、欧州連合(EU)から402万ユーロ(5億円弱)の資金提供を受け、デジタルデータの永久保存のための基盤整備を目指す新しいプロジェクト“KEEP(Keeping Emulation Enviroments Portable)”が始動しました。プロジェクトの期間は3年間となっています。KEEPは、様々なデジタルデータ(テキスト、音声、画像、マルチメディア、ウェブサイト、データベースなど)を適切にレンダリングできるような、普遍的な“エミュレーション・アクセス・プラットフォーム”を開発することを目指しているということです。

KEEPのホームページ
http://kotaku.com/tag/keeping-emulation-environments-portable/

KEEPのプロジェクト概要

「ブログの保存」に関するブリーフィングペーパー

DigitalPreservationEurope(DPE)が、「ブログの保存」に関するブリーフィングペーパーを発表しています。この報告書は、ブログは保存するべきか否か、という議論ではなく、ブログの保存を視野に入れている組織が考慮すべき課題を概観するものになっています。

Considerations for the Preservation of Blogs
http://www.digitalpreservationeurope.eu/publications/briefs/preservartion_blogs.pdf

Library Journal誌、米国の公共図書館の新しい格付けを策定

米国のLibrary Journal誌が、従来よく利用されてきた公共図書館格付け評価“Hennen's rating”の問題点を克服すべく、新たな格付け評価“America's Star Libraries”を策定し、発表しています。これは、(1)人口当たりの貸出数、(2)人口当たりの来館者数、(3)人口当たりの図書館プログラム参加者数、(4)人口当たりの(図書館での)インターネット端末利用数、および(5)これらを総合した点数、の5つでランク付けするというもので、図書館の支出額ごとにカテゴライズして発表されています。

今回発表された格付けランキングでは、各カテゴリーで、オハイオ州の図書館が上位にランクされているのが目立ちます。Library Journal誌はこれを、州政府からの資金提供の効果が大きいのではないか、と評しています。

2月 17日

地方自治体のインターネットを通じた手続きで最も利用されているのは図書館利用関連

財団法人経済広報センターが、「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」を実施し、その結果を公表しています。

同調査は、地方自治体の手続きの電子化に関する地域住民の認知度や利用方法などを調査したもの。インターネットを通じた諸手続きの利用者は26%と利用が進んでいないものの、その中でインターネットを通じた手続きで最も多く利用されているのは「図書館利用関連」(55%)であることが判明しています。

「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」調査結果
http://www.kkc.or.jp/society/survey/enq_090107.html

「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」調査結果発表 - 日本経団連タイムス

DPE、音楽・映像資料の識別子“UMID”のブリーフィングペーパーを刊行

音楽・映像資料(素材)の識別子として用いられている“Unique Material Identifier(UMID)”について、DigitalPreservationEurope(DPE)が簡潔なブリーフィングペーパーを作成し、解説しています。

UMID – Unique Material Identifier
http://www.digitalpreservationeurope.eu/publications/briefs/UMID_Unique%20Material%20Identifier.pdf

February 13th, 2009付けDigitalKoansの記事

ニューヨーク公共図書館、ユーザビリティ調査ツールをOSSで公開

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、独自で作成したユーザビリティ評価ツール“Infomaki”による評価サイトを公開しました。このInfomaki自体も、まもなくオープンソースで公開する予定、とのことです。

New York Public Library: Help us improve our web site!
http://usability.nypl.org/
(※評価サイト。1度に1つだけ質問が出て、回答すると、「もう1問やりますか?」と聞かれる形になっています。)

Introducing Infomaki: Bite-sized Usability Testing | NYPL Labs
http://labs.nypl.org/2009/02/16/introducing-infomaki-bite-sized-usability-testing/

「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表される

図書館の学校と日本児童教育振興財団が主催して実施した「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表されています。

第12回 受賞作品紹介
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/jushouitiran.htm

「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/index.html

「フィルタリング推進機関」の登録手続きに関する省令のパブコメ結果発表

総務省と経済産業省では、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律に基づくフィルタリング推進業務を行う者の登録等に関する省令案(以下「省令案」といいます。)」を作成し、2008年12月20日から2009年1月19日までの間、パブリックコメントを受け付けていましたが、このほどその結果が公表されました。

総務省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090217_9.html

参考:
E806(No.131)青少年の安全なネット利用環境整備などに関する法律が成立
http://current.ndl.go.jp/e806

NII、平成20年度大学図書館職員短期研修の講義資料を公開

国立情報学研究所(NII)が、平成20年度大学図書館職員短期研修の講義資料を公開しています。

大学図書館職員短期研修 - カリキュラム及びテキスト - 平成20年度
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/librarian/h20/index.html

YouTubeがダウンロード機能に関する実験を開始

動画共有サイトYouTubeが、動画のダウンロード機能に関する実験を開始しました。実験では、クリエイティブ・コモンズのライセンスを使った動画のダウンロード、Google Checkoutを用いた少額課金方式の動画ダウンロードなど、いくつかのパターンが試されるということです。この実験にはスタンフォード大学、デューク大学、カリフォルニア大学バークレー校など、YouTubeで講義を配信している大学が協力し、講義映像の無料ダウンロードが行われています。

YouTube Goes Offline(YouTubeのプレスリリース)
http://www.youtube.com/blog?entry=Mp1pWVLh3_Y

YouTube Tests Download and Creative Commons License Options(クリエイティブ・コモンズのプレスリリース)

2月 16日

「朝の読書」実施校が20年を経て26000校に

朝の読書推進協議会が、「朝の読書」の実施校が26000校に達し、20年間で960万人の児童・生徒の取り組みに広がったと発表しています。

「朝の読書」実施校26,000校を突破~20年を経て960万人の取り組みに~
http://www.tohan.jp/whatsnew/news/26000/

参考:
佐賀県は「朝の読書」実施率92%
http://current.ndl.go.jp/node/8900

茨城大学図書館、古地図と現在の街を重ねるプロジェクトを展開

茨城大学図書館が、財団法人水府明徳会とともに、江戸時代と現在の水戸城周辺を重ねた歴史遺産地図「古地図と歩こう!水戸の城下町マップ」を作成するプロジェクトを行っています。

また、水戸商工会議所とともに、試作版をもとに街を歩くタウンウォッチングを企画しています。

城下町マップ:古地図に現在重ね 茨城大図書館と水府明徳館が作成 /茨城 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090205ddlk08040144000c.html

当館のプロジェクトが新聞報道されました - 茨城大学図書館
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/2009/0210/shinbun090210.html

『古地図と歩こう!水戸の城下町マップ』タウンウォッチング開催のご案内 - 水戸商工会議所

NII、「リポジトリの利用統計に関するレビュー」を翻訳公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が2008年9月に刊行した、リポジトリの利用統計に関するレビューを、国立情報学研究所(NII)が翻訳・公開しています。

「最終報告書: JISC利用統計レビュー」 - 学術機関リポジトリ構築連携支援事業
http://www.nii.ac.jp/irp/2009/02/post_9.html

参考:
JISC、リポジトリの利用統計に関するレビューを刊行
http://current.ndl.go.jp/node/8919

「すべての公共機関の屋根をソーラーパネルに!」政府の環境庁委員長がスピーチ

英国の環境・食糧・農村地域省に属する独立公共法人・環境庁(Environment Agency)のスミス(Chris Smith)委員長(下院議員)が、政府の環境政策の一環として、すべての公共機関の屋根をソーラーパネルにし、風力発電機も備え付けるべき、とスピーチしたと報じられています。そして、子どもには読み書き・計算とともに気候の変化について教えるべき、だとも語っています。政府の環境政策の重要な位置を占める人物の発言だけに、マスメディアにも注目されているようです。英国アベリストウィス大学が運営する図書館建築に関するブログ“Designing Libraries”では、「グリーン」な図書館の先進事例を紹介するとともに、今後、このスピーチが政策に反映されると、図書館でも導入が進むだろうと展望しています。

5世紀に渡り秘密にされていたヘンリー8世のラブレターが公開(BL)

英国図書館(BL)が新たに開催する国王ヘンリー8世をテーマにした展示会で、これまで5世紀近くに渡りヴァチカンに隠されてきた、ヘンリー8世がアン・ブーリンとの結婚という「不変の意思」を示したラブレターが公開されることになりました。このラブレターは、ヘンリー8世とアン・ブーリンの離婚に反する証拠となるため、アンのもとから盗まれたものだとされています。ラブレターはこの展示会のために、ヴァチカンからの帰国を果たすことになります。

The Love Letter that Changed the Nation
(BLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20090213.html

政府情報の公開を求める団体による、公開して欲しい文書・データの「人気」投票が実施中(米国)

米国の政府情報の公開を求めている3団体、サンライト財団、OpenTheGovernment.org、デモクラシー・テクノロジーセンターが共同で、政府情報(立法・行政・司法)の中で「機密指定されておらず、人々がオンラインでたやすく入手できるようにすべき情報なのに、そうなっていない種類の文書類」を対象とした「人気」投票をウェブサイト“Show Us the Data”で行っています。このキャンペーンは、人々の関心を喚起し参加を促すとともに、政府に対しても公開を促すことが目的で、3月9日まで行われます。

なお2009年2月16日現在、米国議会図書館(LC)議会調査局(CRS)が作成する国政課題に関するレポート“CRS Reports”が、群を抜いて票を集めています。CRSレポートについてはこれまでも、公開を求める動きがたびたび起こっています。

Show Us the Data

Twitterなどのサービスを利用する米国成人の割合は?

Pew Internet & American Life Projectの調査結果によると、インターネットを利用している米国成人のうち、Twitterをはじめとする、自分の現在の状態をウェブ上で共有できるSNSを利用している人の割合が2008年12月時点で、11%になることが分かったということです。なお類似の調査の結果によると、2008年11月での利用率は9%、2008年5月は6%でした。また、Twitterなどのサービスを利用している人は圧倒的にヤングアダルト層(18歳から34歳)が多いこと、利用している人は利用していない人に比べ、コミュニケーションや情報収集において、携帯電話を利用する傾向があることなどが分かったということです。

Twitter and status updating

ウォールストリート・ジャーナル紙、研究図書館を閉鎖

米国のダウ・ジョーンズ社が刊行している日刊紙ウォールストリート・ジャーナルのニュース研究図書館が、2009年3月23日をもって閉鎖されることになったと報じられています。ニュース室の人員削減の一環として、図書館も閉鎖されることになったとのことです。各種のデータベース等を使って自ら情報を検索しなければならなくなった記者たちからは、当惑の声が上がっているとのことです。

ALA | American Libraries - Wall Street Journal to Close Its Research Library
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2009/February2009/wsjcloseslibrary.cfm

リンカーンの手書き原稿、図書館の増築に一役買う

米国ニューヨーク州のSouthworth図書館が所蔵していた、リンカーンのスピーチの手書き原稿がオークションに出品され、344万ドル(約3億15,75万円)で落札されたということです。報じられているところによると、これは米国の歴史的文書の落札額としては、最高額になります。この344万ドルは、Southworth図書館の増築費用として役立てられる予定だということです。

Small Upstate New York Library Earns $3 Million from Lincoln Manuscript Sale
- Library Journal 2009/2/13付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6637505.html

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