英国コーンウォール地域の公共図書館が、「嫌われる本(Books That We Hate)」「眠りに誘う本(Books to Help You Fall Asleep)」「偉大なる古典、もしくは退屈な本(Great Classics or Boring Books)」といったコーナーを設置し、地元の注目を集めています。ジェイムズ・ジョイス、エミリー・ブロンテなどが並ぶこのコーナーを設置した理由は、これらの本の可視性を高め、利用者に自分が読んでいる本、自分の読書習慣を改めて意識する機会を設けるためとのことです。特に「偉大なる古典、もしくは退屈な本」については、読むのに根気が必要だが読み通すことで必ず得られるものがある本を読むような読書習慣を触発することが企図されています。
戦争や自然災害によって脅かされる文化遺産を保護するために活動している国際ブルーシールド委員会(International Committee of the Blue Shield)が2009年2月18日、2008年末から2009年にかけて勃発したガザ紛争に関し、多くの人命が奪われたこと、さらに世界有数の豊かな「文明の十字路」の文化遺産が危険にさらされていることに遺憾の意を表明し、「アイデンティティと統合を強化するために、ガザには文化遺産が必要だ」として、文化遺産の保護を訴えています。
Amazon.comの電子書籍リーダー“Kindle2”に新たに搭載された、テキストデータの音声読み上げ機能(Text to Speech(TTS))をめぐっては、米国の著作者団体“Authors Guild”が、オーディオブック市場への悪影響と、(視覚障害者以外も利用可能ということで)著作権侵害の可能性を警告しています。このAuthors Guildが、Amazon.com社のKindle2の音声読み上げ機能のプレゼンテーション動画と、およそ4年前の2005年にMac OS X (Ver. 10.4) に搭載された音声読み上げ機能“VoiceOver”でテキストを読み上げた動画を比較して、いかにKindle2の音声読み上げ機能の品質が高いかを示しています。
The Authors Guild - Kindle 2 Audio: How Does It Sound?