米国図書館協会(ALA)およびその傘下の児童図書館サービス協会(ALSC)、ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が協同で毎年選定している、子ども向けメディアに関連する各種の賞“Youth Media Awards”の受賞者が、2009年1月26日、ALA冬季大会(コロラド州デンバーで開催)にて発表されました。この表彰式の模様は、Youth Media Awards担当者がTwitterでリポートしているほか、動画でも公開されています。
ユネスコは毎年4月23日(サン・ジョルディの日)を、“World Book and Copyright Day(世界図書・著作権の日)” としていますが、英国・アイルランドは毎年、これに先んじて3月に、出版社等が中心となって“World Book Day”を開催しています。この2009年は3月5日が“World Book Day”で、ウェブサイトでは、各地で開催されるイベント、スポンサーの支援により1ポンドで提供される子ども向けの本などが紹介されています。
カリフォルニア大学図書館とSpringer社が2009年1月23日、Springer社の雑誌に掲載された同大学所属者の論文について、2009年からSpringer社のオープンアクセスオプション“Springer Open Choice”とすることで合意したと発表しています。これにより、論文は直ちに、完全にオープンアクセス化され、クリエイティブ・コモンズのライセンスで提供されます。また同時に、出版社版が同大学図書館の機関リポジトリにも収録されます。このオープンアクセス化の費用は、全体のライセンス料に組み込まれており、記事単位の費用はかからない形になっているとのことです。
UC libraries and Springer sign pilot agreement for open access journal publishing
2009年の電子書籍の存在をアピールするイベント“Read an E-Book Week”は3月8日から14日となったそうです。Read an E-Book Weekのウェブサイトには、「電子書籍にの未来は明るい」として、その根拠を3つ(教育現場での浸透、米国の出版小売市場での電子書籍売り上げの成長、日本での電子書籍市場の成長)挙げています。