アーカイブ - 2008年 - car

12月 15日

英国RIN、英国における研究助成の仕組みに関するブリーフィング・ペーパーを刊行

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国における研究助成の仕組みをわかりやすく解説したブリーフィング・ペーパーを刊行しています。HEFCEなど高等教育助成団体からのものと、RCUKなど学術研究審議会からのものが大きな2本柱となっていること、その他にも慈善団体やEUなどからのものがあること、研究成果の評価の仕組みの変更(RAEからREFへ)、といった点について説明がなされています。

Making sense of research funding in UK higher education | RIN
http://www.rin.ac.uk/making-sense-funding

参考:
英国の高等教育機関向け研究助成における新しい研究評価フレームワークの影響は?-JISCが調査を計画
http://current.ndl.go.jp/node/9249

Library of the Year 2008の審査・投票結果

知的資源イニシアティブが、2008年11月26日に最終選考を行った“Library of the Year 2008”の審査・投票結果(1次選考通過機関・サービスの一覧、最終審査の投票の票数)が公開されています。

Library of the Year 2008 - IRI:知的資源イニシアティブ
http://www.iri-net.org/loy/loy2008.html

参考:
Library of the Year 2008大賞は千代田区立千代田図書館
http://current.ndl.go.jp/node/9510

Library of the Year 2008優秀賞の恵庭市立図書館の活動
http://current.ndl.go.jp/node/9732

UPKIシングルサインオン実証実験中間報告会の発表資料

国立情報学研究所(NII)が11月に開催した、シングルサインオン実証実験中間報告会の発表資料が公開されています。

「実証実験の状況とフェデレーション(UPKI-Fed)構築について」「図書館を対象としたSSOに関するアンケート調査結果について」「図書館におけるShibboleth利用の実現可能性~IP認証からID認証へのパラダイムシフト~」「海外の大学間認証連携とUPKI」のほか、参加各大学の状況が報告されています。

シングルサインオン実証実験中間報告会資料集
https://upki-portal.nii.ac.jp/item/idata/odatao/SSO_mid_session_ref/SSO_mid_session

参考:
NII、UPKIシングルサインオン実証実験中間報告会を開催
http://current.ndl.go.jp/node/9183

北海道大学附属図書館、HUSCAPのダウンロード数が200万回を超えたと発表

北海道大学附属図書館が、同大の機関リポジトリ"HUSCAP"の文献ダウンロード数が、2005年7月の試験公開から数え、200万回に達したと発表しています。

HUSCAPダウンロード数、200万回を超える - 北海道大学附属図書館
http://www.lib.hokudai.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=231

HUSCAP(北海道大学学術成果コレクション)
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/

参考:
CA1628 - 北海道大学の“果実”HUSCAP / 杉田茂樹
http://current.ndl.go.jp/ca1628
リポジトリ収録のマイルストーン(日本)

12月 12日

イスラエル国立図書館、80万件弱の書誌レコードをWorldCatに追加

イスラエル国立図書館とOCLCは、非ラテン文字のデータを含む書誌レコードをWorldCatに追加する際の課題を検証し、解決することを目指すパイロットプロジェクトに取り組んでいましたが、このほどこのプロジェクトが完了し、WorldCatにイスラエル国立図書館の書誌レコード80万件弱と所蔵情報110万件が新たに追加されたということです。新しいレコードのほとんどはヘブライ文字ですが、一部にアラビア文字とキリル文字のものも含まれています。

OCLCのニュースリリース
http://www.oclc.org/news/releases/200848.htm

広島工業大学附属図書館、バーチャル本棚を公開

広島工業大学附属図書館が、特定のテーマの図書を集めて視覚的に表現した「バーチャル本棚」を公開しています。特定の本の画像をクリックすると、OPACの書誌レコードに飛ぶようになっています。

バーチャル本棚 - 広島工業大学附属図書館
http://www.it-hiroshima.ac.jp/library/virtual_towa.html

JISC、OpenIDに関する報告書を公表

英国情報システム合同委員会(JISC)が、URLをIDとして利用する認証プロトコル“OpenID”について、普及の程度、セキュリティ脆弱性、今後の英国高等教育/継続教育コミュニティの関わり方について調査した報告書を刊行しています。

この報告書では、自サービスのIDをOpenID対応としているサービス提供者は増えてきているものの、他からOpenIDで利用できるようにしている提供者は依然として少ないこと、セキュリティ脆弱性を多く抱えていることから、今後も継続して様子を見ていくとともに、一定程度の普及後に対応を検討すべきと勧告されています。

Review of Open ID Final Report : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/openidfinalreport.aspx

デューイ十進分類法、スウェーデン国立図書館が導入

スウェーデン国立図書館が、これまでのスウェーデン図書分類法(Klassifikationssystem for svenska bibliotek)に代えて、デューイ十進分類法(DDC)を導入すると発表しています。国際標準の導入と分類の合理化を、DDC導入の理由として挙げています。具体的な導入時期は明らかにされていませんが、DDCをスウェーデン語に翻訳する作業を、まず開始するそうです。

Dewey in Swedish
http://www.kb.se/english/about/news/Dewey-in-Swedish/

Sweden Goes Dewey(025.431: The Dewey blog 2008年12月8日記事)
http://ddc.typepad.com/025431/2008/12/sweden-goes-dewey.html

参考:

LC、Flickrを利用した写真公開プロジェクトに関する報告書を公開

米国議会図書館(LC)では、2008年1月から、著作権保護期間が満了している同館所蔵の写真を、写真共有サイトFlickr上に公開するパイロットプロジェクトに取り組んでいました。このプロジェクトの目的は、

・LCのウェブサイトを訪れない人とも,LCの写真コレクションを共有すること
・ソーシャルタギングやコミュニティによる情報の入力が,どのような利益をもたらすのかについて理解を深めること
・LCの多様な資料に関心を持っているウェブコミュニティにLC自ら参加するという経験を得ること

英国IWF、Wikipediaの問題コンテンツへのアクセス制限は「逆効果でした」と措置を解除

英国のインターネット監視団体IWFが2008年12月9日、児童虐待に当たる可能性がある画像が掲載されているWikipedia内の記事への英国内からのアクセスを禁止した件について、「今回の禁止措置がもたらした影響と、当該の画像(商品)が広く出回っていることを鑑みて、アクセス禁止対象から外す」と発表しました。禁止措置を行った(とされる)12月6日から3日後のことです。

これは、

・Wikipediaの当該記事へのアクセスを禁止するために、英国内のプロバイダーがプロキシサーバを経由してWikipediaにアクセスさせるようにしたため、個々人のIPアドレスを認識して編集可能としているWikipedia側の規制(プロキシ経由のアクセスの場合はIPアドレスが皆同じとなってしまうことから、不正な編集が行われることを懸念してそのようなアクセスの場合は一律、編集不可能とする規制)に引っかかり、英国からWikipediaのすべての記事が編集できなくなってしまった。ちなみに、Wikipedia英語版の25%が、英国内からの編集であった。

・またこの規制により、Wikipediaへのアクセスも遅くなってしまった。

Google Book Searchに関する文献リスト(米国)

学術情報のデジタル出版に関するウェブサイトを運営しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、Google Book Searchに関する文献リストを作成、公開しています。

Google Book Search Bibliography
Charles W. Bailey, Jr.
Version 3: 12/9/2008
http://www.digital-scholarship.org/gbsb/gbsb.htm

「モテる」ための読書?-英国読書年の調査

英国では2008年が「読書年(National Year of Reading)」と位置付けられ、数多くのイベントが行われてきました。そんな中で、恋愛のパートナー(候補)に「モテる」ためにすることと読書に関する調査(成人1,543名を対象、うち864名がティーン)が行われ、その結果が発表されています。

・相手にいい印象を与えるために、「○○を読んだことがある」とウソをついたことがある・・・39%(男性46%、女性33%)。ティーンに限れば74%に跳ね上がるが、ティーンの回答の場合、「○○」にFacebookなどのSNSも含まれているのが特徴。
・デートの待ち合わせに早く着いたときに、相手にいい印象を与えるために読書をする・・・18%
・相手にいい印象を与えるために、会話中に読んだ本の話をする・・・ティーンの47%。

情報科学分野の学術文献収集・引用解析・検索エンジン“CiteSeerX”のベータ版、OSS版

コンピュータ・情報科学分野の学術文献を収集し全文検索を実現すると同時に、メタデータ・引用関係を抽出・解析して文献の相互リンクも実現している文献データベース兼検索エンジン“CiteSeerX”のベータ版が公開されています。また、Javaベースのオープンソース版“SeerSuite”も公開されており、これを用いて化学分野の学術文献検索エンジン“ChemxSeer”を開発するプロジェクトが立ち上がっています。

CiteSeerX
http://citeseerx.ist.psu.edu/

SourceForge.net: SeerSuite
http://sourceforge.net/projects/citeseerx

CiteSeerX and SeerSuite—Adding to the Semantic Web - NewsBreaks

Library of the Year 2008優秀賞の恵庭市立図書館の活動

“Library of the Year”2008年(NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)主催)の大賞は千代田区立千代田図書館でしたが、優秀賞に輝いた北海道の恵庭市立図書館の取り組みも報じられています。

恵庭市立図書館は、赤ちゃんに絵本を贈るブックスタート事業、読み聞かせの会の結成など子どもの読書活動を推進する事業に取り組んでいます。

恵庭市立図書館にライブラリー優秀賞 - 千歳民報
http://www.tomamin.co.jp/2008/cp081201.htm

先駆的図書館を表彰 ライブラリーオブザイヤー 恵庭市立が優秀賞 「読書のまちづくり」高く評価 - 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/132839.html

恵庭市の取り組み

SPARC Japan セミナー「IFを越えて- さらなる研究評価の在り方を考える」の講演資料

国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が11月25日に開催した、第6回SPARC Japanセミナー2008「IFを越えて- さらなる研究評価の在り方を考える」の講演資料が公開されています。

インパクトファクター(Impact Factor)、Usage Factor、EigenFactor、h-index、ビブリオメトリックス(計量書誌学)、引用統計、研究評価、雑誌評価、研究者評価、大学評価といったテーマが取り上げられています。

第6回 SPARC Japan セミナー2008
「IFを越えて- さらなる研究評価の在り方を考える」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20081125.html

12月 11日

情報科学技術協会、2008年度「情報検索能力試験」の問題を公開

情報科学技術協会が、2008年度「情報検索能力試験」の問題を公開しています。

情報検索能力試験 過去の問題 - 情報科学技術協会
http://www.infosta.or.jp/shiken/kakomon.html

JLA、『名簿等の利用規制について』を公表

日本図書館協会(JLA)が2008年12月付け文書『名簿等の利用規制について』を公表しています。

名簿等の利用規制について - (社)日本図書館協会
http://www.jla.or.jp/kenkai/200812b.pdf

Europeana、再開は2009年1月に延期

開始直後のアクセス集中によりサービスを停止している欧州デジタル図書館“Europeana”ですが、再開の予定が12月から2009年1月に延期されました。

Europeana
http://www.europeana.eu/

参考:
E862 - 欧州デジタル図書館“Europeana”,公開開始も直後にダウン
http://current.ndl.go.jp/e862

図書館・情報専門家の価値を伝えるキャンペーン、助けます(英国)

英国図書館・情報専門家協会(CILIP)はこのほど、図書館・情報専門家が自分の存在価値を雇用主やコミュニティにPRするのに効果的な草の根的行動計画を立てる際に役立つツールキット、“Campaigning Toolkit”を開発し、ウェブで公開しています。このツールキットには、キャンペーンを企画し、実行するまでのガイド、成功事例の共有スペース、CILIPのアドバイスのコーナーが含まれています。

Cilip Campaigning Toolkit
http://www.cilip.org.uk/policyadvocacy/campaign/default.htm

The Campaigning Toolkit from CILIP
- Peter Scott's Library Blog 2008/12/10付けの記事

PTAメンバーが働きかけ、学校図書館が“Librateria”になる「危機」を回避(米国)

米国ワシントン州に新たに設立されるある公立学校で、学校図書館をカフェテリアと共同利用のスペースに設ける建設計画が進んでいました。この事態に対し、PTAのメンバーが、「このような案では、学校図書館ではなく“Librateria”(LibraryとCafeteriaを足した造語)を作ることになる。子ども達には、1つの独立した施設として学校図書館が必要である」と主張し、教育委員会に働きかけを行いました。その結果、この主張が受け入れられ、計画は修正されることになったということです。関係者によると、このような“Librateria”計画は他にもあり、これを機会に、全米の学校図書館関係者は、図書館がそのうち時代遅れのものとなると信じている予算編成決定者を説得し、図書館が必須であることを理解してもらう必要がある、と語っています。

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