アーカイブ - 2008年 - car

12月 16日

LC、動画・ラジオ番組へのジャンル/形式標目の付与を2009年1月から開始 ※訂正あり

米国議会図書館(LC)目録・収集部門が、2009年1月から、動画(映画フィルム、テレビ番組、ビデオ録画)およびラジオ番組について、統制されたジャンル/形式標目(genre/form heading)を付与すると発表しています。付与する標目の典拠レコードはすでに500を超えているとのことです。

また地図、法律、文学、音楽、宗教の5分野についても、同様にジャンル/形式標目を付与することを決定し、その実現のためのタイムライン・計画を発表しています。

Library of Congress to Implement Moving Image and Radio Program Genre/Form Headings in New Cataloging
http://www.loc.gov/catdir/cpso/genreimplement.html

丸善とTRC、共同持株会社を設立して経営統合へ

共に大日本印刷株式会社の子会社である丸善株式会社と株式会社図書館流通センター(TRC)とが、共同持株会社を設立して2009年8月3日(予定)に経営統合することで合意したと発表されています。

丸善株式会社及び株式会社図書館流通センターの共同持株会社設立による経営統合に関する基本合意についてのお知らせ - 丸善株式会社
http://www.maruzen.co.jp/ir/news/2008/release20081216_1.pdf

丸善、図書館流通センターの共同持株会社設立による経営統合に関する基本合意について - DNP 大日本印刷ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2008/081216_1.html

参考:
丸善、大日本印刷の子会社に - TRCとの提携も視野に

ARL研究図書館統計における「重複を排除した雑誌タイトル」の算出方法に関する資料、優良事例

北米研究図書館協会(ARL)は毎年、加盟する研究図書館を対象とした統計調査を行っています。2007/2008年度の統計調査にあたり、2006/2007年度分から新たに加わった調査項目「重複を排除した雑誌タイトル」の算出方法について、ARLがウェブキャストで行った解説の動画、プレゼンテーション資料、優良事例が公開されています。印刷版・電子版等の重複や、分館を有する大学図書館の場合の各館間での重複を排除する方法が紹介されています。

ARL Statistics Webcast on Counting Serial Titles
http://www.arl.org/arldocs/stats/statsevents/2008webcast/121008ARL.html

ハダーズフィールド大学図書館、蔵書の貸出履歴をクリエイティブコモンズライセンスで公開(英国)

ハダーズフィールド大学図書館のパターン氏(Dave Pattern)が、自館で約13年間にわたり蓄積した、8万タイトル分・300万件の貸出記録をクリエイティブ・コモンズライセンスで公開しています。
公開したデータは貸出記録のほか、OPACで表示したレコメンデーション(「この本を借りた人は、この本も借りています」)記録、およびFRBR風のISBNのインデクス(LibraryThingから抽出)などです。貸出やレコメンデーション記録は、統計的処理がほどこされています。

Free book usage data from the University of Huddersfield
(ブログ“Self-plagiarism is style”記事)
http://www.daveyp.com/blog/archives/528

NII、平成20年度学術ポータル担当者研修の講義資料・成果物を公開

国立情報学研究所(NII)が、平成20年度学術ポータル担当者研修の講義資料および受講者のグループ討議発表資料を公開しています。

「機関リポジトリの導入戦略」「機関リポジトリのコンテンツ形成」「機関リポジトリと著作権」といった研修内容になっています。

学術ポータル担当者研修 - 過去のカリキュラムおよび講義資料 - 平成20年度 - 国立情報学研究所
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/portal/h20/curritxt.html

学術ポータル担当者研修 - 平成20年度 成果物 - 国立情報学研究所
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/portal/h20/report.html

参考:
NII、平成19年度学術ポータル担当者研修の「成果物」を公開

慶應義塾、ベートーヴェンの自筆資料などを含む南葵音楽文庫所蔵資料をデジタル化

慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構が、ベートーヴェンの自筆資料をはじめ、希少性の高い音楽資料を含む南葵音楽文庫収蔵資料のうち貴重資料800点をデジタル化し、来年にも公開すると発表しています。

慶應義塾大学DMC機構・南葵音楽文庫貴重資料デジタル化報告会(12/9)
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/519

「南葵音楽文庫貴重資料デジタル化報告会」開催
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/521

ベートーベンの自筆楽譜をネットで公開へ…南葵音楽文庫 - 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20081203-OYT1T00138.htm

参考:

スイスで国立図書館と大学図書館のメタデータ・ハブを構築の動き

スイスで、国内の大学図書館と国立図書館のメタデータ・ハブ“SwissBib”を構築するプロジェクトが立ち上がっています。SwissBibにより、スイスの科学情報へのアクセスを容易にし、また包括的なものにすることが目的で、2008年から2011年にかけて取り組まれます。このプロジェクトは、スイスの全国規模の大学の協同プログラム“E-lib-ch”の枠組みのなかで実施され、スイス大学会議(Swiss University Conference)から資金援助を受けています。
また先日、このプロジェクトのソフトウェアの展開とホスティングをOCLCが行うことが発表されました。

SwissBib
http://www.swissbib.org/wiki/Main_Page

OCLCとの契約に関するプレスリリース

物理的/デジタル蔵書のセキュリティ管理-International Preservation News誌が特集

国際図書館連盟(IFLA)の保存・修復コア活動(IFLA-PAC)が刊行している“International Preservation News”誌第45号が、物理的な蔵書、デジタル蔵書のセキュリティ管理に関する特集を組んでいます。国際刑事警察機構(INTERPOL)の役割、米国議会図書館(LC)におけるセキュリティ管理の取り組み、フランス国立図書館(BnF)における手稿盗難事例、同じくBnFにおけるデジタルコレクション保存の取り組み、などについて紹介されています。

International Preservation News. (45), 2008
http://www.ifla.org/VI/4/news/ipnn45.pdf

SNSなどの双方向利用型サイトを子どもたちが安全に利用するために

子どもの心理・発達やメディアとの付き合い方を専門領域とする学識経験者、子どもの教育現場に深く関わっている実務者から成る「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長 坂本章・お茶の水女子大学教授)が第一期の活動内容を報告書にまとめ、公表しました。第一期研究会の調査研究のテーマは「双方向利用型サイトの運営実態と課題」で、SNS、ブログ、プロフ、掲示板などのコミュニケーション系のウェブサイトについて、その実態と子どもたちにとってのリスクを指摘するとともに、保護者がそのリスクをどのように評価すべきなのか、といったことが整理されています。

子どもたちのインターネット利用について考える研究会のプレスリリース
http://www.child-safenet.jp/activity/081215.html

そのSNSは子供にとって安全か? 保護者向けに判断基準を提示

ARLなど、WorldCat新ポリシーへの対応を検討するタスクフォースを設置

OCLCが10月に公表したWorldCatレコードの利用・再配布新ポリシーに対して、北米研究図書館協会(ARL)と米国南東部研究図書館協会(ASERL)が共同で、緊急タスクフォースを結成することになりました。このタスクフォースは、OCLCの新ポリシー導入により、実際の目録業務と運用方針に、どのような変更を迫られるかを明らかにすることを目的としているそうです。2009年1月16日までに最終リポートを公表するとしています。

ARL/ASERL Task Force to Investigate OCLC Policy Change
http://www.libraryjournal.com/article/CA6622391.html?nid=3281

参考:
E864 - WorldCatレコード利用・再配布の新ポリシーとブログ界の反応

12月 15日

オバマ次期大統領のCTOに望むこと、投票中(米国)

米国の投票サイト“UserVoice.com”で、オバマ次期大統領が設置するとしている最高技術責任者(CTO)に望むことの投票が行われています。2008年12月15日現在では、第1位が「インターネットの広範なアクセシビリティ、ネットワークの中立性の保障」、第2位が「プライバシーの保護と愛国者法の撤回」、第3位が「デジタル著作権管理法(DCMA)の撤回」となっています。このほか、政府が作成したデータのオープン化、米国のすべてのコミュニティへのブロードバンドの展開、公的助成研究のオープンアクセスの保障など、図書館界で注目のトピックも多くの票を集めています。

Customer Feedback for obamacto :: General forum
http://obamacto.uservoice.com/

Web 2.0技術を活用している世界の図書館を巡り、動画・写真・インタビュー記事で紹介するブログ(オランダ)

オランダのデルフト公共図書館のライブラリアン3名が、図書館のプロジェクトの一環として、世界各国の、Web 2.0技術を活用している図書館をキャンピングカーで巡り、担当者にインタビューを行い、動画・写真・記事で紹介するブログ“LBI Shanachie Tour”を運営しています。現在メンバーはオーストラリアを旅しながら、米国図書館協会(ALA)と国際図書館連盟(IFLA)の共同プロジェクト“@ your library”を推進する小さな図書館の事例などを紹介しています。

LBI Shanachie Tour
http://wordpress.shanachietour.com/

DOK - de wereld te leen
http://www.dok.info/
(※デルフト公共図書館のウェブサイト)

高等教育/継続教育機関における電子メール、データ保存のアウトソーシングのケーススタディ(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が、高等教育/継続教育機関における電子メール、データ保存のアウトソーシングのブリーフィングペーパーと、オックスフォード大学など3大学のケーススタディを紹介するレポートを刊行しています。

Outsourcing Email and Data Storage briefing papers : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/bpoutsourcingv1.aspx

国際原子力情報システム(INIS)への無料アクセスパイロットプロジェクトに日本も参加

原子力に関する各国の文献情報300万件(2008年11月時点)を集めたデータベース「国際原子力情報システム(INIS)」について、インターネットを通じて無料でアクセスできるようにするパイロットプロジェクト“INIS Database on Internet: Open Access Pilot Project”が進展中ですが、このほど、日本もこのプロジェクトに参加することになったと発表されています。同プロジェクトのサイトからユーザ登録(無料)することで、誰でも利用できるようになりました。

なお、INISは2003年から今日まで、原子力科学技術に関連した研究を実施する大学とその付置研究所に対しては、日本原子力研究開発機構(JAEA)が窓口となって、無料で提供されています。

INIS Database on Internet: Open Access Pilot Project

HathiTrust、技術報告書2点を刊行-大規模デジタル化プロジェクトの電子書籍の視認性、Solrでの大規模インデクシングベンチマーク

Google Book Searchや各大学図書館等のリポジトリ類のコンテンツを協同でバックアップする試み“HathiTrust”が、技術報告書2点を刊行しています。1つは11月に刊行された、大規模デジタル化プロジェクトの電子書籍の視認性に関する報告書、もう1つは12月に刊行された、全文検索エンジンLuceneをベースとしたオープンソースの検索アプリケーション“Solr”での大規模インデクシングのベンチマークの報告書です。なお、後者は現在実施しているインデクシングプロジェクトの5段階中2段階までの成果をもとにしたものとなっており、今後、段階が進むにつれて、アップデートしていくとのことです。

Reports | www.hathitrust.org
http://www.hathitrust.org/reports

HathiTrust
http://www.hathitrust.org/

OCLC、xOCLCNUMサービスで対応するOCA、HathiTrustの電子書籍情報も取得可能に

OCLCが提供している会員向けのサービス“xOCLCNUM”(OCLC番号を引数として同じ(FRBRの)“Work(著作)”に属する書誌データを取得するウェブAPI。“xISBN”の類似サービス)で、Open Content Alliance(OCA)が提供している電子書籍129,239点、HathiTrustが提供している電子書籍189,723点の情報が取得できるようになったと発表されています。これにより、OCLC番号2,446,005点から、FRBRで同じWorkに属する電子書籍へのリンクが実現されたことになります。

Easy Access to Digitized Books - hangingtogether.org
http://hangingtogether.org/?p=576

経済不況下で図書館の利用が急増-書店・出版社は苦境に(米国)

深刻な経済不況に見舞われている米国で、資料・情報を無料で利用できる図書館の利用が急増しているという報道が増えてきています。米国の3大テレビネットワークの1つ・NBCのニュースでは、利用の急増の一方で自治体の財政難の影響で、図書館運営が厳しい状況になっていることもあわせて紹介されています。

NBC Nightly News Discusses Library Use in a Tough Economy | ALA TechSource
http://www.alatechsource.org/blog/2008/12/nbc-nightly-news-discusses-library-use-in-a-tough-economy.html
(※ニュース動画を見ることができます)

BISG、ONIXをベースとしたウェブでの電子書籍検索、配信プロトコル“BookDROP”を発表

書籍の製作、出版、流通、販売等に関わる各団体が参加している米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、書籍の電子商取引に用いられているメタデータ規格“ONIX”(ONline Information eXchange)をベースとした、電子書籍の検索、ブラウズ、配信のプロトコル“BookDROP(Book Digitized Reading Online Protocol)”を策定、公開しています。主に、出版社のデジタルアーカイブ内のデータを、ウェブサイトで配信している(書店等の)パートナー企業が利用する際のプロトコルとして位置付けられています。なお策定には、出版社、書店等のほか、Microsoft社やスキャナメーカーKirtas社も加わっています。

BookDROP Spec version 1.0

DNAバーコードのライブラリを構築して生物種の同定、解析へ-国際バーコードオブライフプロジェクト

動植物、菌類等のあらゆる生物種について「DNAバーコード」を抽出・収集し、それらを集積した大規模なライブラリを構築することで、標本の自動同定、解析の基盤とするという国際プロジェクト「国際バーコード オブ ライフ プロジェクト(International Barcode of Life project;iBOL)」が立ち上がっています。日本語の説明資料も作成されています。

国際バーコード オブ ライフ プロジェクト
http://www.dnabarcoding.org/pdf/iBOL_FactSheet_Japanese.pdf
(※日本語の説明資料)

International Barcode of Life
http://www.dnabarcoding.org/

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