アーカイブ - 2008年 8月 - car

8月 15日

欧州委員会、IT技術を活用した社会的包摂プログラムを表彰する賞を創設

欧州委員会(EC)が、IT技術を活用して、高い教育を受けられない人や収入の低い人、障害のある人、異なる文化的背景を持つ人、高齢者、地方に住んでいる人などの社会的包摂のためのプログラム(公・民問わず)を表彰する賞“e-Inclusion Awards”を創設しています。

e-Inclusion: Be part of it!
http://www.e-inclusionawards.eu/

欧州委員会、欧州の研究インフラのデータベースを公開

欧州委員会(EC)が、欧州各国で開発・提供されている研究インフラを検索できるデータベース“European Portal on Research Infrastructures”を公開しています。検索結果では、基本的な情報のほか、運用、スタッフ、財政、学術的影響、研究者向け調査サービスなどの状況までがわかるようになっています。

EUROPEAN PORTAL ON RESEARCH INFRASTRUCTURES' SERVICES
http://www.riportal.eu/public/index.cfm?fuseaction=ri.search

CD/DVDの「ケア」に関するリーフレットを、BLが刊行

「光ディスク」媒体の中で、最もポピュラーな存在となっているCD、DVD(CD-R、DVD-Rの記録型も含む)の物理的構造やリスク(温度、湿度、大気環境、光など)、保存、マイグレーションについて紹介したリーフレット“Caring for CDs and DVDs”を、英国図書館(BL)の国家資料保存オフィス(National Preservation Office)が刊行しています。

Caring for CDs and DVDs
http://www.bl.uk/services/npo/pdf/cd.pdf

参考:E732 - NDL,『電子情報の長期的な保存と利用』に関する情報提供を拡充
http://current.ndl.go.jp/e732

Thomson Reuter社、引用に基づく研究評価に関する情報源・議論のためのサイトをリニューアル

Thomson Reuter社が、2008年1月に開設した、インパクト・ファクターなど引用に基づく研究評価に関する情報源・議論のためのサイト“Citation Impact Forum”を“Citation Impact Center”として2008年8月にリニューアルしました。新しいコンテンツ・機能として、専門家へのインタビュー、登録制のディスカッション、専門家による論文・コメント等の投稿などが提供されています。同社はこのサイトを、研究評価手法の適切な使用と解釈に関する問題を明確化し解決する場として使っていきたい、としています。

Citation Impact Center
http://scientific.thomsonreuters.com/citationimpactcenter/

オレゴン州森林地帯の公共図書館、深刻な財政難の中で運営する方法を模索

米国オレゴン州の森林地帯にある各郡は、これまで連邦政府からの補償金や助成金を受けて公共事業を行ってきましたが、2008年6月をもってこのような資金提供がなくなったことから、公共事業の運営が困難になっています。図書館も例外ではなく、E649E716で紹介したジャクソン郡のほか、クラッカマス、ダグラス、ジョゼフィーヌの3郡が、深刻な財政難の中で、政府・自治体からの費用に頼らず運営を続けていく方法を模索しています。これを紹介する記事を、American Libraries誌が掲載しています。

図書館職員の給与調査2008(米国)

米国図書館協会(ALA)関連専門家協会(ALA-APA)が実施している給与調査の2008年版が公表されています。本文は有料ですが、ALAのプレスリリースで概要が紹介されいています。

概要によると、ALA認定修士号資格所持者の平均賃金は58,960ドル(約650万円)で、2007年より約2%の上昇。中央値は53,251ドル(約580万円)、最小は22,000ドル、最大は331,200ドルとなっています。

なお本年は、MLSを取得していない非司書の図書館職員に対する調査は実施していません。

Librarian Salary Survey Reports Mean Librarian Salary Up 2 Percent to $58,960 in 2008

2007年度にOCLCが行った研究事業のリスト

OCLCが、2007年度にRLG Partnership名義およびOCLC Program and Research名義で行った研究事業の一覧を公開しています。ワーキンググループの活動、ワークアジェンダ、OCLCの製品・サービスに関して発表した論文、プロトタイプサービス、他のコミュニティと協同して行った事業、ミーティングやイベントなどとともに、研究スタッフによるブログもリストに含まれています。

The RLG Partnership and OCLC Programs and Research
Annual Highlights
July 2007- June 2008
http://www.oclc.org/programs/about/updates/2007-08annual.pdf

長崎大学附属図書館、近代黎明期翻訳本全文画像データベースを公開

長崎大学附属図書館が、幕末から明治初期に刊行された和漢翻訳本50点を電子化した「近代黎明期翻訳本全文画像データベース」を公開しています。

近代黎明期翻訳本全文画像データベースを公開しました - 長崎大学附属図書館
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/news/detail.php?str1=1217556504

近代化黎明期翻訳本全文画像データベース
http://gallery.lb.nagasaki-u.ac.jp/dawnb/index.html

iCommons Summit '08 in Sapporo 開催される

7月29日から8月1日まで札幌市で開催された、"iCommons Summit'08"の概要・模様が公開されています。

Creative Commonsを中心に、デジタル時代のオープンな情報共有のあり方、著作権ルールについて議論されました。

アイコモンズ・サミット2008札幌実行委員会
http://www.city.sapporo.jp/isummit08/

iCommons Summit'08
http://www.creativecommons.jp/isummit08/

アジアで初開催の「アイコモンズ・サミット」 - Webシティさっぽろ
http://web.city.sapporo.jp/info/0807/isummit.html

American Libraries誌がIFLAケベック大会の様子を速報

米国図書館協会(ALA)の機関紙“American Libraries”が、2008年8月10~14日に開催された国際図書館連盟(IFLA)ケベック大会の様子を速報しています。

IFLA Conference Showcases Québecois Culture - American Libraries
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/august2008/ifla2008.cfm

World Library and Information Congress: 74th IFLA General Conference and Council
"Libraries without borders: Navigating towards global understanding"

ワシントンD.C.公共図書館、開館時間削減の危機は回避

財政難のため、毎週金曜日の閉館など開館時間の大幅削減が危惧されていたワシントンD.C.公共図書館(DCPL)ですが、特別区の債務返済額が予想より少額で済んだことから、開館時間の維持に必要な経費を確保でき、削減を免れることができたと報じられています。なお同館は、ウェブサイトに広告掲載スペースを設けるなど、資金調達方法を広げるともされています。

D.C. Mayor Finds Funding to Save Libraries - American Libraries
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/august2008/DCPLsavedagain.cfm

参考:
ワシントンD.C.公共図書館、新中央館建設は白紙に、開館時間も大幅減の危機に

中国国家図書館、学術的な「非正式出版物」の寄贈を呼びかける公告

中国国家図書館が、学術的な「非正式出版物」の寄贈を呼びかける旨の公告を行っています。ここで言う「非正式出版物」とは、内部資料であったり発行範囲が少なかったりして収集・保存・利用が困難なもののことで、その中でも学術性・資料性が高いものを寄贈によって収集するとしています。重点収集分野として、以下が挙げられています。

・学術会議の文献(会議論文集など会議に関する資料)
・研究報告
・オーラルヒストリー、非物質文化遺産等の文献
・未刊行の民間詩文集
・その他、保存と研究価値を有するもの

国家图书馆关于"非正式出版文献"的公告
http://www.nlc.gov.cn/GB/channel96/200807/15/6170.html

8月 14日

ProQuest社、英国の公刊外交文書をオンライン化

ProQuest者が英国外務省と共同で、第一次世界大戦から冷戦期までの公刊外交文書を、順次オンライン化して提供すると発表しました。
オンライン化の対象となる外交文書は次の通りです。

・British Documents on the Origins of War (1898~1914年)
・Documents on British Foreign Policy (1918~1939年)
・Documents on British Policy Overseas(ポツダム宣言以降)

ProQuest Partners with Britain's Foreign and Commonwealth Office to Offer Behind-the-Scenes Look at 20th-Century British Diplomacy

DAISYコンソーシアム会長・河村宏氏が、カナダの視覚障害者団体から表彰される

DAISYコンソーシアム会長・河村宏氏が、視覚障害者に公平な情報サービスをもたらしたとして、カナダの視覚障害者団体CNIBから“Dr. Dayton M. Forman”賞を贈られました。2008年8月11日に開催された、IFLAケベック大会のレセプションの席上で表彰されたとのことです。

Mr. Hiroshi Kawamura, President of DAISY Consortium, receives 2008 Dr. Dayton M. Forman Memorial Award
http://www.cnib.ca/en/news/archive/hiroshi_kawamura.aspx

河村宏DAISYコンソーシアム会長、2008年デイトン・M・フォーマン博士記念賞受賞

2008年学習へのアクセス賞はメキシコのITトレーニング・バスに-IFLA大会でゲイツ氏の父が授賞(※訂正あり)

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団がコンピュータとインターネットを無料で提供し、人々と情報をつなぐ活動をしている図書館・団体等を表彰する「学習へのアクセス賞(Access to Learning Award)」の2008年受賞者が、2008年8月13日、国際図書館連盟(IFLA)ケベック大会で発表されました。

受賞したのは、メキシコ・ベラクルス州教育庁が運営するVasconcelosプログラムで、これは、州内全域に、ノートパソコン、サーバ、インターネットにアクセスするための衛星通信受信設備、プロジェクターなどを備えたバスを走らせ、特に貧困地域の人々にIT利用機会を提供するとともに、ITスキルの研修を行うというものです。同プログラムには賞金100万ドルが贈られます。

計量書誌学的指標の「利用と誤用」:雑誌が特集

科学や環境政治学、環境保護と経済学といった分野の倫理的問題について取り上げるオープンアクセス誌“Ethics in Science and Environmental Politics”の8巻1号で、「学術研究の評価における計量書誌学的指標の利用と誤用(The use and misuse of bibliometric indices in evaluating scholarly performance)」が特集として取り上げられています。

ESEP - Vol. 8, No. 1
(THEME SECTION:The use and misuse of bibliometric indices in evaluating scholarly performance)
http://www.int-res.com/abstracts/esep/v8/n1/

ARL等による第2回図書館評価会議の資料

2008年8月4日から7日にかけて、北米研究図書館協会(ARL)がワシントン大学図書館、ヴァージニア大学図書館と協同で、第2回の図書館評価に関する会議をシアトルのワシントン大学で開催しました。この発表資料がウェブサイトで公開されています。

なお、第1回の会議は2006年にヴァージニア州シャーロットビルU(ヴァージニア大学)で開催されています。今回のサブテーマは「効果的で、持続可能で、実践的な評価の構築」で、前回よりも70%も参加者が増加したとのことです。

Final Conference Schedule
http://libraryassessment.org/schedule/index.shtml
(スケジュール表から発表資料へのリンクが張られています。)

Library Assessment Conference:

情報システム・ソフトウェア取引高度化コンソーシアムが設立(日本)

経済産業省が2006、2007年度に策定した「情報システムの信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会~情報システム・モデル取引・契約書~」の普及等をはじめ、情報システムの取引の高度化を図ることを目的に、情報システム業界による自主的な取り組みとして「情報システム・ソフトウェア取引高度化コンソーシアム」が設立されたと、経済産業省が発表しています。

情報システム・ソフトウェア取引高度化コンソーシアム
http://www.softic.or.jp/consortium/index.htm

「情報システムの信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会」~情報システム・モデル取引・契約書~
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/softseibi/index.html#02

文部科学省、小学校の国語・算数を対象とした「教科書の改善・充実に関する研究事業」報告書を発表

文部科学省が2006、2007年度にかけて実施した委託調査「教科書の改善・充実に関する研究事業」の報告書をウェブサイトで公開しています。これは、小学校の国語・算数を対象に、満足度、工夫度合い、副教材使用の有無、教材の分量、視覚的効果等について教員・保護者へアンケート調査を行い、改善・充実が望まれる点や、その方向性・方策について専門家会議で検討したものです。国語の教科書に対する専門家会議による提言の中には、下記のように図書館、図書館情報学に関係するものも含まれています。

・メディア・リテラシー教育の教材を改善・充実させる
・読書量確保のための文章数・量を増やす(充実させる)
・調べ学習用教材・単元を充実させる

教科書の改善・充実に関する研究報告書(概要)-文部科学省委嘱事業「教科書の改善・充実に関する研究事業」-

オーストラリア国立大学、研究者のための研究データ管理マニュアルを公開

オーストラリア国立大学が、研究者に対しデジタル形態の研究データの管理・保存の重要性を説くとともに、その方法、ツール、留意点、再利用可能とする場合のライセンス(クリエイティブ・コモンズなど)について解説したマニュアルを作成、公開しています。

ANU Data Management Manual: Managing Digital Research Data at the Australian National University
http://ilp.anu.edu.au/dm/ANU_DM_Manual_v1.0.pdf

8 août 2008付けProsperの記事
http://prosper.inist.fr/article.php3?id_article=561

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