アーカイブ - 2008年 8月 - car

8月 26日

デジタル世界の図書館・博物館会議“WebWise”の発表資料(米国)

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)や全米人文基金(NEH)等の助成により、毎年開催されている「デジタル世界の図書館・博物館会議“WebWise”」の2008年会議(3月6、7日にフロリダ州マイアミで開催)の発表資料のうちいくつかが選定され、OA誌“First Monday”の2008年8月号に掲載されています。
また講演の様子を写した動画も別途公開されています。

First Monday, Volume 13 Number 8 - 4 August 2008
http://www.uic.edu/htbin/cgiwrap/bin/ojs/index.php/fm/issue/view/268

WebWise 2008: Miami Beach, Florida
http://webwise2008.fcla.edu/

OCLC、本の著作権情報を発見・共有するためのサービスを試行

書籍の著作権情報を把握するプロセスは時間がかかり、大きな労働力を必要とする作業ですが、協同で著作権情報のデータベースを作成・維持し、著作権情報を共有することにより、大幅な作業量の節約が期待できます。OCLCでは、WorldCat等の収録データを基に構築した著作権情報の総合データベース“WorldCat Copyright Evidence Registry”を試行しているということです。WorldCat Copyright Evidence Registryは6ヶ月の試行プロジェクトで、2008年7月1日に始動しました。利用者は、このデータベースを利用し、当該書籍の著作権について、他の人がどのような情報を寄せているのかを知り、情報を共有することができます。

ブックカートを飾り立てろ!

本や図書館をテーマにしたcomic strips(4コママンガみたいなもの)を配信しているサイト"Unshelved"が、ブックカートをどれだけオリジナリティあふれる飾りつけができるか競うコンテストを実施しています。

3年目を迎える今年は、学校・図書館向け家具を製作するSmith System社のスポンサードを受けています。10月末までエントリーを受け付けています。

優秀賞の賞品としてはもちろんブックカート(415ドル相当)が贈られます(ただし、配送は米国内のみ)。

Third Annual Pimp My Bookcart Contest
http://www.lisnews.org/third_annual_pimp_my_bookcart_contest

Pimp my Bookcart 2007

法政大学図書館が「「学生の情報リテラシー育成支援」に関するミッション」を発表

法政大学図書館が、「「学生の情報リテラシー育成支援」に関するミッション」を発表しています。

また、「法政大学図書館将来計画2004~2010」に基づいた取組みを総括し展望を示す「図書館サービスの向上を目指す活動について」も発表しています。

「学生の情報リテラシー育成支援」に関するミッション - 法政大学図書館
http://www.hosei.ac.jp/general/lib/3rd_news/mission_statement_IL.html

図書館サービスの向上を目指す活動について - 法政大学図書館
http://www.hosei.ac.jp/general/lib/3rd_news/toshokan_sa-bisu.html

8月 25日

図書館から宇宙ステーションの飛行士に質問!(米国)

米国アリゾナ州のピーマ郡公共図書館が2008年8月15日、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士に、図書館に来館した9歳から13歳までの子どもたちが通信回線を通じてテレビで質問できる催しを行いました。250名以上の子ども・保護者・教師が参加し、代表して16名の子どもが質問をしました。また開始前には、1週間の、宇宙に関するハンズ・オン(体験学習)プログラムも開催しました。この様子をSchool Library Journal誌が紹介しています。またNASAの運営する放送局のウェブサイトから、その動画も見ることができます。

これは米国航空宇宙局(NASA)のプログラムによるもので、同館の図書館司書が応募して、実現に至ったとのことです。2007年にはイリノイ州ゲイルボーデン公共図書館でも開催されたとのことです。

高等教育におけるデジタルへの移行がステークホルダーに与える影響は?

米国の電子ジャーナルアーカイビング事業であるPorticoを運営している非営利法人Ithakaが、高等教育におけるデジタルへの移行(電子ジャーナル、電子書籍、デジタルリポジトリなど)が大学教員と図書館員に与える影響について調査した結果をまとめ、発表しました。なお、これは2006年の調査結果となっています。

Faculty and Librarian Surveys
http://www.ithaka.org/research/faculty-and-librarian-surveys

Ithaka’s 2006 Studies of Key Stakeholders in the Digital Transformation in Higher Education

米の図書館員、図書館とITのテーマソングを製作、ミュージックビデオも

ブログでの情報発信のほか、各種図書館イベントでも積極的に発言を行っている米国の図書館員キング(David Lee King)氏とポーター氏(Michael Porter)氏が、ALA傘下の図書館情報技術協会(LITA)の年次総会の場で活用することを目的に、図書館のテーマソング“Hi-fi Sci-fi Library”を製作しました。図書館とITの関係が歌詞には盛り込まれており、図書館の未来を展望する内容になっています。歌だけでなく、2人が歌う様子やレコーディング風景を撮影したミュージックビデオも公開されています。

Don't Watch The Hi-fi Sci-fi Library Music Video
- LISNews 2008/8/24付けの記事

NDL、近代デジタルライブラリーに画像を追加

国立国会図書館(NDL)は2008年8月26日(火)、近代デジタルライブラリーで提供している画像データに、明治時代と大正時代に刊行された図書約4,600タイトル(約5,700冊)の画像を追加する予定です。これにより、近代デジタルライブラリーで提供する図書が10万タイトルを超えることになりました。

近代デジタルライブラリーに画像を追加します。
http://www.ndl.go.jp/jp/information/news.html#080822_01

プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/information/pdf/pr_080822.pdf

プリンスの曲に合わせて踊る子どもの動画、裁判でフェアユースに認定される(米国)

2007年、米国のある母親が、歌手プリンスの曲“Let's Go Crazy”に合わせて踊る子どもの様子をビデオ撮影し、29秒間の動画としてYouTubeにアップロードしました。この動画に対し、音楽会社Universal Music Publishing Groupから著作権侵害の申し出があり、YouTubeはこれに基づいて動画を削除し、母親に通知しました。これに対し母親と電子フロンティア財団は、このUniversal社の対応はフェアユースの侵害であるとして訴えを起こしていましたが、このほど地方裁判所で、動画は短時間のものであり、非営利であることからフェアユースと認められるという判決が下りました。「著作権者は削除申請を動画サイトに送る前に、当該の動画がフェアユースに当たるかどうかを判断しなければならない」とされました。

なお当該の動画は、現在YouTubeで見られます。

Googleは機関リポジトリのコンテンツを半分しかクロールしていない?

Googleの検索エンジンがOAIsterに収録されている機関リポジトリの論文レコードをどの程度インデックスしているかを調査・分析した論文がD-Lib Magazine Volume 14 Number 7/8 (July/August 2008)に発表されています。

その結果によると、サンプル全体で44%のレコードしかインデックスされていないことが判明したとのことです。

Google Still Not Indexing Hidden Web URLs
http://www.dlib.org/dlib/july08/hagedorn/07hagedorn.html

Google and the academic Deep Web
http://wowter.net/2008/07/28/google-and-the-academic-deep-web/

大谷大学、オリジナルブックカバーを作成・公開

大谷大学図書館が、オリジナルブックカバーを作成しています。人文情報学科のゼミ学生がデザインした優秀作品も公開されています。

大谷大学オリジナルブックカバー
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/library/b-cover.html

大谷大学オリジナルブックカバー 人文情報学科 松川ゼミの学生による作品
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/library/b-cover3.html

オリジナルのブックカバーいかが? 大谷大の学生らがデザイン - 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008071000077&genre=G1&area=K00

参考:
私立大学図書館協会東地区部会企画広報研究分科会、図書館広報グッズを販売

8月 22日

「情報リテラシーのロゴ」コンテスト受賞者が決定

ユネスコと国際図書館連盟(IFLA)が募集していた「情報リテラシーのロゴ」コンテストの受賞者に、キューバ在住のペレ(Edgar Luy Pérez)氏の作品が選ばれました。

Information Literacy International Logo
http://www.infolitglobal.info/logo/

International InfoLit Logo(Library Juice 2008年8月21日記事)
http://libraryjuicepress.com/blog/?p=609

参考:ユネスコとIFLA、「情報リテラシーのロゴ」コンテストを実施
http://current.ndl.go.jp/node/7285

イラク武力行使下での図書館員の奮闘が演劇に

2003年のイラク武力行使の中、3万冊におよぶ図書館の蔵書を自宅や友人宅に避難させて消滅の危機から救った図書館員アリア・ムハマド・ベーカー(Alia Muhammad Baker)のエピソードを描いた絵本“The Librarian of Basra: A True Story from Iraq”が、オーストラリア・西オーストラリア州南部の劇団“Denmark Arts Council”により舞台化されています。
最初は2007年の夏の子ども読書週間の行事として、オーストラリア南部のアルバニー 公共図書館(Albany Public library)の要請により、800人の子どもたちの前で上演されたとのことですが、2008年春にはパース近郊の音楽祭で上演され、2008年夏は北オーストラリア・ダーウィンの公共図書館で上演されているそうです。

独マックスプランク協会、PLoSのOA化経費を協会負担に

独マックスプランク協会(Max Planck Society)は、所属する各研究所所属の研究者が、PLoSの刊行するオープンアクセス誌に原稿が掲載される際、OA化経費をマックスプランク協会が一括して負担することに、PLoSとの間で合意したと発表しました。2008年7月1日以降に受理された論文が、対象となるそうです。

Max Planck Society covers publication fees for PLoS journals
(PLoSのプレスリリース)
http://www.plos.org/cms/node/393

Open Access contract with Public Library of Science: MPS and PLoS agree upon central funding of publication fees

IT戦略本部、「重点計画-2008」を公表

内閣に設置されている「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」が、8月20日付けで「重点計画-2008」を公表しています

「重点計画-2008」本文
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/080820honbun.pdf

首相官邸・高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/index.html

参考:IT戦略本部、「重点計画-2008(案)」のパブリック・コメントを募集
http://current.ndl.go.jp/node/8026

これからの図書館の在り方検討協力者会議(第1回)の配布資料

2008年7月に設置された「これからの図書館の在り方検討協力者会議」第1回配布資料(2008年7月17日実施)が公開されています。

この検討協力者会議では、前期までは「図書館職員の研修の在り方」を中心に議論を重ね、研修体系やキャリアパス形成について議論してきた。

今期は、「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方」や「図書館に関する望ましい基準」の改定について検討する予定。

「これからの図書館の在り方検討協力者会議」(第1回)配付資料
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/shiryo/08080610.htm

「これからの図書館の在り方検討協力者会議」設置要綱

IFLA、2009年1月にウェブサイトのデザインを変更

IFLAは2009年1月を目処に、ウェブサイトの再構築を計画しており、2008年ケベック大会でその概要が明らかにされています。コンテンツ・マネジメント・ウェアを導入し、アクセシビリティ標準に準拠したり、各セクションや関連するコンテンツをリンクで結ぶ、タクソノミーやタグの導入により同じトピック同士の連携を図る、wikiやブログ、ファイル共有ツール、フォーラムの導入などを検討しているとのことです。

Design unveiled in Quebec
http://www.ifla.org/I/whatsnew/new-website_2008-08-19.htm

電子リソースへの全国的なシングルサインオン環境整備進む(英国)

英国では、英国情報システム合同委員会(JISC)や英国教育工学通信協会(Becta)、JANET(the UK's education and research network)が中心となり、Shibolethなどの技術を使って、電子ジャーナル、データベースなど電子リソースの全国的なアクセス管理、シングルサインオン環境を提供する"UK Access Management Federation"が結成されています。

JISCは大学など高等教育機関に対してこのFederationへの参加を呼びかけていましたが、2008年7月末現在で、参加機関が500を超えたと発表しています。これは高等教育機関の90%以上、継続教育機関の50%以上が参加していることを意味し、およそ800万人の研究者・学生に対して電子リソースへのシングルサインオンの環境を提供していることになります。

「図書館新時代」--雑誌『月刊言語』が特集

雑誌『月刊言語』が2008年9月号で、「図書館新時代:知のインフラの活用法と可能性を探る」と題する特集を組んでいます。掲載記事は以下の通りです。

知的立国の基盤としての図書館とその可能性 / 片山善博

市民生活の活性化を支援する図書館サービス / 小林隆志

コミュニティにおける公共図書館の位置づけ / 吉田右子

ネット時代の大学図書館活動の新機軸 / 杉田茂樹

検索という迷宮――バロック的知の序列からハイパー検索へ / 原 克

記憶術とトポス――図書館という「知のアーキテクチャ」 / 桂 英史

図書館は宝の山――有田焼万華鏡の開発を支えた図書館 / 石川慶藏

ビジネス支援から生まれたシャッターガード / 沢田克也

多文化社会図書館サービスとは――デンマークの例 / 吉田右子

ヴンダーカンマーとしての図書館 / 小宮正安

8月 21日

鳥取県立図書館、県内高校図書館との連携事業の成果を収めた報告書を発行

鳥取県立図書館が、2006年度、2007年度の2年間にわたって、文部科学省委託事業により実施した「図書館を活用した起業家教育推進事業」の報告書を公表しています。
同事業では、鳥取県立図書館が開発した「店舗経営シミュレーションプログラム」を利用して、学校図書館と県立図書館が連携を図りながら、高校における起業家教育の推進と生徒の情報活用能力の育成を目指しており、2007年度に鳥取県内の県立高校2校において、研究授業が実施されています。

図書館を活用した起業家教育推進事業実施報告書
http://www.library.pref.tottori.jp/event/high_school_kigyou.pdf

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